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神戸市最古の石水寺石仏(阿弥陀如来)in 神戸市垂水区 on 2012-6-2

2015年06月03日 06時03分41秒 | 神戸情報
2012年6月2日に撮った神戸市最古の石水寺石仏(阿弥陀如来)の写真を
紹介します。





上の2枚の写真が石水寺の石仏です。

昭和46年(1971)6月15日付けの神戸新聞にこの石仏の紹介がされています
以下に要約引用させていただきます。

「神戸市教委嘱託の赤松啓介氏が西神地区の文化財を調査した時に石水寺の境内で
発見したのがこの石仏です。長さ1m、幅50cm、厚さ3.5cm印相がはっきり
しないが阿弥陀如来であると推定さらに年代は鎌倉時代中期と鑑定された。
14歳の若さで散った平師盛の霊を慰めるために造立されたもので石工の技術は
すばらしく兵庫県加西市周辺に散在する石棺仏の像容に酷似しておりつながりが
あるかもと知れないと赤松氏が述べられています。」



上の写真は2015-2-22撮影の加西市玉野の石仏(鎌倉時代の作)


平成7年(1995)の震災でこの最古の石板仏は倒壊し、現在は2代目の石板仏として
お祀りされています。(下の2枚の写真)






石水寺の基本情報
住所:神戸市垂水区名谷町3115  TEL:078-791-4834
宗派:臨済宗南禅寺派 山号:円通山 ご本尊:千年観音
創建:天授元年(1375) 悦捜宗怡(えつそうそうい)禅師
寺宝:地蔵尊木像、達磨大師木像、大般若経600巻、古月和尚の書
   法華経の微細字十六羅漢四双幅の軸


平師盛(たいらのもろもり)について簡単に説明させていただきます。

平師盛は平重盛の五男で平清盛の孫にあたります。
  神戸市生活文化観光局作成の説明書きより要約引用

京都の南禅寺の末寺で天授元年(1375年)に悦捜宗怡(えつそうそうい)禅師に
より開山された禅寺です。平師盛は 寿栄3年(1184)2月5日の丹波、三草山の
戦いで源義経に破れ、2月7日須磨一の谷の西城戸に落ち延びました。
この一の谷の合戦のときに従者とともに小舟で逃げようとしますが、舟は転覆し
追っての畠山重忠の郎党により討たれてしまいます。平師盛の塚は当初、
奥畑村の龍華山小松谷にありましたがその後石水寺に移されました。
当時の戦死者を弔う石塔が名谷に500基以上残っています。










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