チュエボーなチューボーのクラシック中ブログ

人生の半分を過去に生きることがクラシック音楽好きのサダメなんでしょうか?

欧米の作曲家たちをほめたショスタコーヴィチ(1953年)

2014-12-12 17:21:44 | メモ

『藝術新潮』昭和29年3月号の音楽ニュースにこんな記事が載っていました。

ショスタコヴィッチの西欧作家礼賛

ソ連楽界待望の第十シンフォニー演奏をモスクワでやった後、記者会見を行い、西欧作曲家達を礼賛、記者連を驚かした。

スターリン時代だったら、全く犯罪と見られる行為だからである。

「西欧の現代作曲家では、ジャン・カルロ・メノッティやベンジャミン・ブリテンに非常な興味を感じているんですが、矢張り一番尊敬するのはガーシュインですよ。」』



さすがスターリン死後の雪どけの時代、言いたいことが言えるようになったんですね。。でも本当にそう思っていたのか?



脱獄&亡命画家、セルゲイ・クロールコフによる粛清の図。コワっ

新交響楽団さんの曲目解説によると、弦楽四重奏曲第8番第4楽章冒頭の3つの音はKGBのノックの音らしいです。このことを知ってからはこの曲が本当に怖くなりました~