チュエボーなチューボーのクラシック中ブログ

人生の半分を過去に生きることがクラシック音楽好きのサダメなんでしょうか?

日本人奏者を多数起用したオイゲン・ヨッフム来日公演(1982年)

2015-10-19 00:02:14 | 来日した演奏家

1982年、80歳のオイゲン・ヨッフム(Eugen Jochum, 1902- 1987)はバンベルク交響楽団を率いて何度目かの来日を果たしました。

自分はこのときのブルックナー交響曲第7番をNHKの映像で観たことがあるのですが、めっちゃ優しい音楽にジーンと涙しました。

↑ フォーカス誌1982年10月1日号から、1982年9月15日NHKホールにおける初日公演の画像。曲目はブルックナー8番。

終演後は興奮した若者たちが「ブラボー」を叫びながらステージに駆け上がり握手を求めるハプニング(いかんですなー)もあったそうですが、ヨッフムはいささかの疲れも見せず、十数回のカーテンコールに応えたそうです。元気でしたね!

ヨッフムの健康の秘訣は「よく食べ、よくしゃべり、よく眠る。そして私はいつも音楽を食べているんだ」。

ところでこの公演ではサービス(?)として日本人奏者が多数起用されたそうです。(敬称略。もともと日本人がバンベルク交響楽団にたくさん在籍していたということでしょうけど)

最古参のヴィオラ首席奏者・岡田伸夫が右サイドのトップ、
岡田夫人で元東京クヮルテットの名倉淑子が臨時の第2コンサート・ミストレス(画像右前方)、
その後ろに写っているのは藤田容子
その他、ホルンの水野信行
コントラバスの河内秀夫
第2ヴァイオリンにその夫人である河内喜久子

。。。という具合だったそうです。日本人大活躍だったんですね。

 

↑ そのときのライブCDを買ってしまいました。