ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2014.7.22 “しまじろう”情報流出はどこまで・・・

2014-07-22 20:41:08 | 日記
 大手通信教育会社の顧客情報大量流出事件。
 先日、我が家にもお詫びのお知らせが届いた。A4サイズ2枚の報告文書のようなもので、だからどうなの、という感じの内容。1993年生まれの子から20年間分、計1億件以上の情報というのだから、1996生まれの息子の情報もすっぽり含まれていたわけである。

 思えば、ゼロ歳児時代から長期間お世話になった会社である。入会記念として送られてきた虎のパペット人形・しましましまの“しまじろう”にはどれだけ面倒をみてもらったかしれない。どこへ行くのも“しまちゃん”と一緒。日々のお散歩は言うまでもなく、国内旅行はもとより、海を渡り、海外旅行に出かける時もいつも息子のお伴だった。しまちゃんのビデオを見てさえいれば、何かあっても静かにしていてくれた。
 
 最寄駅の2駅先には東京本部ビルがある。最上階にはプラネタリウムもあった。休日には着ぐるみを着たしまちゃんやそのお友達が出てきたり、しまちゃんのお話のプラネタリウム上映もあり、これまた随分とお世話になったものだ。

 さすがに、いつしか涙と涎と汗でドロドロのヨレヨレになり(苦楽を共にした匂いが染みついているのか、洗濯もさせてくれないので)、新しいパペットを追加購入したのだが、結局、初代の“しまちゃん”には敵わなかった。歯磨きもトイレトレーニングも、まあ、言ってみれば全てしまちゃんのおかげ、といっても過言ではない。
 何かあると、上目づかいにナヨッとして「し~ま~ちゃ~ん」と、ほっぺにしまちゃん人形をスリスリしていた息子が、今や大学生なのだから、時の流れを感じざるを得ない。

 0歳で入会し、「ぷち」とか「ぽけっと」とか、年齢がアップするにつれてコースの名称も変わったけれど、この統一キャラクターには保育園時代まるまる6年間お世話になった。
 その後小学校に上がり、名称も変わって本格的な通信教育に繋がっていく。ここでキャラクターは変わったけれど、やっぱり“しまちゃん”には敵わなかったなあと思う。
 中学受験を控えた5年生まで、殆ど惰性で契約していたので、結局10年以上のお付き合いであった。
 本当に最初の取り込みが肝心、青田刈りもいいところだけれど、一旦入会すると脱会するのには結構エネルギーがいる(子どもが気に入っていればなおさら)から、さもありなんだなあと思う。
 今でも、ベビーカーに乗って“しまちゃん”人形を振り回したり、一緒にお散歩している子どもたちを良く見かけるが、それこそ教育界の「妖怪」とまで呼ばれた圧倒的なドル箱的存在だったらしい。
 
 当の元SEは逮捕されたものの、今回の事件で、会社はお詫び補償に200億と言っている。けれど、決してそれだけでは済むまい。今後どれだけの影響を被るのか、知る由もない。
 そして、子どもたちの名簿は間違いなく転売されているのだろうな、と苦々しく思う。子どもの節目・節目に応じて色々なDMが届くのだから・・・。

 子どもたちに愛されたキャラクター“しまちゃん”の行方が、ちょっと気になるのである。

 “海の日”の三連休が終わり、世間では今日からが本格的に夏休みだ。ちょうどそのタイミングで関東地方も梅雨明け宣言。平年より1日、昨年より16日遅いという。
 昼休みに外に出たら、コンクリートの照り返しのキツさにいよいよ夏本番・・・を実感する。心なしかどこを見てもチビッコたちが元気一杯で闊歩している。体調管理をきちんとしながら、夏の暑さを乗り切りたいと思う。
コメント (2)
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