ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2018.4.7-8 家事もお愉しみもあれもこれも、の2日間

2018-04-08 21:31:07 | 日記
 土曜日。
 久しぶりに朝の連続テレビ小説をベッドの中で鑑賞してから、のんびり起床。朝食を済ませた後は、ニットや厚物でおうちクリーニングが出来るものをどんどん洗濯機に放り込んで、洗濯機を2回廻す。一方夫はスーツやジャケットをクリーニング店に持ち込む。あまりに大量で自転車に積み込めるのか、重さでよろけてしまうのでは、という状況。
 しかもスーツのポケットから出るわ出るわ、ハンカチを洗濯すること実に30枚、これでは小学校時代の息子と同じではないか・・・。いくらハンカチを買っても追いつかない筈である。
 洗濯の後は掃除を済ませ、とにかく週末の家事は今日で終わらせてしまうことに成功。夕食のポトフも圧力鍋でパパっと仕上げて、サラダもお米のセットも準備完了。
 簡単なランチを済ませ、午後からは久しぶりに地元のヨガスタジオでリラックスヨガのクラスを受講。そこそこの参加者でのんびりストレッチをしてスッキリする。

 その間、夫は先日急遽閉館になって回数券が沢山残ったため、どうしたものかと思っていたスーパー銭湯のHPに返金開始のお知らせが出たので、マイ電動自転車で返金に出向いてくれた。この後営業再開があるかどうか不明だけれど、地域の人たちはとても残念がっている様子。返金窓口で怒っている年配の方もいたそうだけれど。

 寒暖の差が激しかった先週来、なんとなく風邪をひいたようで喉の痛みと咳、鼻水の症状があり、相変わらず葛根湯を飲み続けている。さらには爪囲炎の化膿止めとして飲んでいる抗生剤フロモックスも底をついてきた。まだ足先に布団が当たってもびっくりするほど痛む時があるので、ヨガクラスの帰りに皮膚科クリニックへ。3月最初から数えて5回目の受診となった。来週の土日はお休みということで、2週間分のお薬を所望する。

 「うーん、もう少しだと思いますが、やっぱり2週間は薬を飲んだ方がいいでしょうね」とのこと。最初に1週間で止めたことが結局長引かせることになってしまったのかと反省する。幸いにも待ち人がいなくてすんなり診察して頂き、クリニックを後に出来た。ところが階下の薬局に出向くと、こちらはあちこちのクリニックの処方箋を携えた人たちで混んでいる。20分から30分は待つということだったので、夫と観ることにしていた映画のチケットをまず購入してから、薬局に戻る。時間通りに薬を頂くことが出来、夫と合流して映画館そばのカフェでお茶して一休み。

 メリル・ストリープとトム・ハンクスの「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」を観た。これぞジャーナリストの在り方よと思う佳作だった。
 帰宅後は母にご機嫌伺いの電話をしてから用意していた夕飯を済ませ、まったり過ごす。今日はあれこれ出来た有意義な土曜日だったね、と夫と二人ご満悦。

 日曜日。
 先週プライベートレッスンを受けた都心のヨガスタジオへ、三度(みたび)向かった。今日で体験チケット3回分を無駄にせず使い切ったことになる。今日参加するのはA先生のクラスで「やさしいヨガ」。前回と同じ朝一番のスタートだったので、ウイークデーと同じ時間に起床し、今日も残っていたニット等を洗濯してから家を出た。
 空気はかなりひんやりしているが、青空の広がるいいお天気。先週は桜吹雪に見送られながら、と綴っているが、気づけば街路樹は緑に染まっている。緑が眩しい風薫る5月も目前という様相だ。今年は季節の進むのが早いと思うのは私だけだろうか。今日は私鉄で席が確保出来て、読書しつつ移動。

 スタジオに到着すると、今日も一番乗りだ。受付と着替えを済ませ、マットの上で身体を解す。まさか今日は一人でないだろうと思っていると、お一人が到着。結果、今日も2人という少人数の贅沢なセミプライベートレッスンになった。やさしいヨガとはeasyではなくgentleという意味で、実際はやさしい、楽というよりも自分にとって今必要とされている動きが出来るようになるクラスですと説明がある。アクロバティックな動きはしないので出来ないような難しい動きはしないけれど、終わった時に結構きつかったという声も聴きます、とのこと。

 「何か気になっていること、出来るようになりたいというポーズはありますか。」と質問され、もう一人の受講生のMさん(ファーストネームが私と一文字しか違わず、愛称が同じだったので私は名前を呼んで頂くことにした)は「長座前屈が苦手で骨盤を立たせ辛い」と仰り、私は「開脚前屈が苦手で・・・」とお応えすると、では今日は股関節から下を中心に動かしましょうとカスタマイズされたレッスンが始まった。

 前回のヒーリングヨガのクラスが終わった後、びっくりするほど歩きやすかったとお伝えするとA先生はとても喜んでくださった。ブロックやブランケット等を駆使して、ポーズが無理なく取れるようにしていく。「違和感等があれば、その時に言ってくれればその時にフィットしたアドバイスが出来ます。」とのこと。不思議なくらい股関節周りが解れて、身体が楽になってきた。最後のシャヴァーサナは今日もとても幸せで満ち足りた時間になった。

 次回は参加してみたいワークショップがあるので、その時に回数券を購入することにしてお礼を言って、Mさんとともにスタジオを後にした。2人で「贅沢でしたね。早起きは三文の得ですね。」と言い合ってお別れする。

 先週はクラスの後、夫が職場近辺を案内してくれてイタリアンでランチをご馳走してくれたのだけれど(給料日後だったから気前が良かったのか)、今日は「ご馳走してくれるならまた行ってもいいよ。」とのことで、それでは、と夫と合流。街路樹の緑が眩しい大通りを散策しながら、蔦の絡まる有名なアパートを再開発したショッピングモールで目の保養をしつつ、ドイツ料理のレストランでランチコースを頂いた。

 静かでゆったりと大人の贅沢な時間が過ごせてとても満足。食後はそのまま大通りを抜けて、JRの隣駅方面までだらだらと坂を下ってお散歩。途中、かつてパリの本店でお茶をした紅茶専門店を見つけて、懐かしくお気に入りだった紅茶を2種類購入。
 JRで私鉄乗換駅まで戻ると、百貨店で北海道展をしていたのにつられて、大混雑している中、列に加わって海鮮のお弁当をゲットして帰宅した。最後の30分のお弁当並びが熱気ムンムン、足を踏まれないようにと気を張っていたこともあり、ぐったり疲れて帰りの車内では2人で舟を漕いでしまった。

 そんなこんなのてんこ盛りの2日間が終わった。
 明日からはまた新しい1週間が始まる。週末は息子が1泊2日の弾丸帰省の予定だ。勤務する大学では金曜日から授業スタート、今日、私は出番ではなかったが、入学式も行われたところ。来週から本格的に新学期が始動する。
   
 さて、ゼローダ5クール目も4日を過ぎた。服用中は、「(抗がん剤を)飲んでいるのだから多少具合が悪いのは当然」とそれほど気にならない体調不良だが、かえって休薬時の方が「休薬しているのに全然副作用が収まらない」とより不調をナーバスに感じているように思う。病は気から、ということか。これからどのくらいこの薬とお付き合いすることになるか神のみぞ知るであるが、出来るだけ気楽に過ごしていかなければ、と思う。

コメント
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