夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

今年観た映画50音順〈か行〉

2003年12月28日 | 映画(か行)
《か》
『カタクリ家の幸福』
ずっと前にビデオ録画していてやっと観た作品。
脱サラでペンションをはじめた家族。
しかし、待てど暮らせど客は来ず。
はじめての客に狂喜したのも束の間、その客は翌朝自殺。
噂が広まればますます客足が遠のくと思った家族は死体を埋める。
そこから事態は悪化の一途をたどることに。
韓国映画の『クワイエット・ファミリー』(1998)をジュリー主演でリメイク。
忌野清志郎などクセのある人いっぱい。笑える。

《き》
『キープ・クール』(原題:有話好好説)
『初恋のきた道』(1999)や『HERO』(2002)ですっかり日本でもおなじみとなった
チャン・イーモウ監督の1997年の作品で、今年ビデオ化。
露店商のシャオは別れた女性に未練たらたら。
彼女につきまとううち、彼女の新しい恋人の手下に襲われる。
反撃に出たさいに、通りすがりのチャンのパソコンを壊してしまう。
弁償を主張するチャンとシャオの不思議な関係がはじまる。
ちょっと昔を舞台に選ぶイメージのある監督だけど、これは現代の北京の話です。

《く》
『狂っちゃいないぜ』(原題:Pushing Tin)
これは1999年の作品。
あまりに好きなので今年DVDを購入。
ニューヨークの空を預かる航空管制官。
仕事で常に緊張を強いられる彼らの日々をときには笑いも交えながら描きます。
しかし、このDVDのジャケットはあんまりや。
アンジェリーナ・ジョリーのすんごいラブシーンがあるように書いてあるけど、
実際はぜ~んぜん。胸がポロリと見える程度。
こんなもんで釣るなっちゅうねん。

《け》
『刑務所の中』
あかん、できるだけ既出でないものを思いだそうとしたけれど、
「け」って意外とないやん。
この作品の崔洋一監督の来年公開の作品は、
ラブラドール・レトリーバー主役のベストセラー『クイール』の映画化だそうな。
一筋縄ではいかない監督だけに、
どんな作品になるのかめっちゃ期待大。

《こ》
『恋はワンダフル!?』(原題:The Match Maker)
これも新しくないけれど、
以前住んでいた近所のTSUTAYAでは入荷リクエストをしたけれどあっさり断られ、
引っ越した先の別のビデオ屋で発見。
上院議員の秘書をつとめる女性が、
議員のイメージアップ戦略のために田舎町を訪れる。
そこで会った男性と最初は衝突してばかりの関係。
でもやがてお互いに惹かれはじめて……というお話。
原題は“The Matchmaker”で、男女の縁組みをするのが大好きなおっちゃんを指しています。
この邦題、なんとかならん?

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今年観た映画50音順〈あ行〉

2003年12月28日 | 映画(あ行)
ドタバタしてるうちに、気がつけば、嗚呼、今年はあと3日。
こうして50音順を書くのもおかげさまで2年目となりました。

今年も「あ、い、う、え、お」とやっていって、
良くも悪くも最初に思いだしたタイトルです。
できるだけ今年封切もしくはレンタル開始になったもので攻めましょう。
ネタバレ御免。

《あ》
『アンツ・イン・ザ・パンツ!』(原題:Harte Jungs)
ドイツ映画。
ある日、自分の男性器がしゃべりだしたら?
欲望のままに行動に出ようとする男性器のせいで
顔面蒼白になる主人公フロート。
下ネタ満載かと思いきやそうでもなくて、青春コメディとして楽しめます。

《い》
『イノセント・ボーイズ』(原題:The Dangerous Lives of Altar Boys)
ジョディ・フォスター、プロデュース。
ミッション・スクールに通う悪ガキ4人組の青春ドラマ。
『ホーム・アローン』のせいで子役のうちに成金になり、
その後堕落の人生を歩むマコーレー・カルキンの弟、キーラン・カルキンも出演。
兄は彼の反面教師となったのか、なかなか味のある作品に多く出ています。

《う》
『ウインドトーカーズ』(原題:Windtalkers)
第二次世界大戦中、先住民ナバホ族の言語を暗号として採用したアメリカ海軍。
その暗号通信兵と、彼の護衛を任せられた伍長の心の交流。
伍長を演じるのがニコラス・ケイジ。
あんなにいつでも泣きそうな顔をしてるのって、
彼のほかにはブルース・ウィリスぐらいとちゃいますか。
あっ、ハリソン・フォードも情けない顔が多いか。

《え》
『エニグマ』(原題:Enigma)
これまた第二次大戦中の暗号もの。
「エニグマ」とはドイツ軍の暗号機。
必死の解読を試みるイギリス軍は、天才数学者に協力を要請する。
同じように戦争と暗号を舞台にしても、
アメリカとイギリスではこんなにもちがう作品が。
『タイタニック』(1997)のケイト・ウィンスレットが主人公を助ける知的な女性役を好演。

《お》
『オーファンズ みなし子たちの夜』(原題:Orphans)
イギリス映画。
役者としても有名なピーター・ミュランの初監督作品。
男性3人+脳性麻痺の女性1人の4人兄妹。
彼らがこよなく愛していた母親の死からその葬儀までを綴る。
私にはどうしようもないマザコンたちの物語に思えました。
同監督の作品で今年公開された修道院の内情暴露もの、
『マグダレンの祈り』(2002)はビデオ化されたらぜひ観たいけど。

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