夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

オハイオ滞在記〈その6〉

2005年09月12日 | ほぼ非映画(旅行)
まったくの余談ですが、今回の旅の間、
阪神のことは努めて考えないようにしていたのに、
ダンスタイムで藤本が打席に向かうときの曲が流れ、
なんで思い出させるのよと涙が出そうになりました。
しかし、帰国してから、ちょうどその日に藤本が札幌で決勝打を放ったと知り
(藤本の曲が流れたのが日本時間のまさにその試合の日の朝)、
あれは良い前触れだったにちがいないと解釈しています。

翌日は朝から車で1時間ほどのアウトレット・モールへ。
日本で馴染みのブランドもたくさん入っているけれど、
如何せん、どれもこれもビッグサイズ。
フードコートにはファストフード店の数々。
ド迫力のシナボンのキャッチコピーは“Are you hungry yet?”。
これって、「小腹がすいたらこのシナボンをどうぞ」という意味?
それとも「このシナボンを食べてもまだお腹がすいてるか?アンタ?」という意味なんですか?
いずれにしても、これではまだまだお腹がいっぱいになりそうもないほど、
デカい人ばかりがうろうろしています。

モールを出て、デイトンの隣の市、コロンバスへ向かいます。
ここではシルク・ドゥ・ソレイユのショーを観るのが目的。
20年前、カナダの大道芸人たち60余名が集まって結成したこの集団は、
現在では世界中のパフォーマーとスタッフ、
3,000名以上を抱える巨大集団となりました。
そもそも大阪公演を観た友人から「絶対観たほうがいい」と薦められ、
9月の末に観にいく予定にしていたところ、
コロンバスでもちがう演目のショーがあると聞き、それは絶対観なくちゃと。

そして、観終わって、ただひとこと、素晴らしい!
たかがサーカスと思っていたら大間違い。凄いです。
素晴らしいパフォーマンスにスタンディング・オベーション。
それに団員たちが応えること、5回。

大阪公演をまだ観ていないので比べられませんが、
おそらく観客のノリはアメリカとちがうのでは。
団員が座席まで客を誘導することがあるんですが、
客のポップコーンを取りあげてリズミカルに巻きちらしながら走ったり、
ハゲ頭の客をつかまえて、霧吹きで水をかけ、布で拭いたり。
しかもイジられる客が誇らしげで嬉しそう。
こんなことは日本ではあり得ないような気が。
世界中で公演を繰り広げるシルク・ドゥ・ソレイユ、
すべての演目を観てみたくなりました。

さて、オハイオ最後の晩ご飯は
私の長年の夢だったお店へ。うひょっひょっ。

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