夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

オハイオ滞在記〈その11(完結編)〉

2005年09月17日 | ほぼ非映画(旅行)
チャック・ノリスの背中を見送ったら
あとはプロペラ機の無事の出発を祈るのみ。

座って待っていればじきに案内があるはずだけど、
アメリカは日本ほど丁寧にアナウンスしてくれないようです。
何でもいきなり始まっていきなり終わる。
ケリーの結婚式もそうでしたし、シルク・ドゥ・ソレイユもそうでした。
日本だったら普通は「これより15分間の休憩です」などと
アナウンスがあるところ、まったくなし。
そんな国ですから、アナウンスのたびに耳に神経を集中。

どうやら30分遅れるそうな。
デトロイトでの乗継の時間は2時間半見ているのでまだ大丈夫。
と、安心したのも束の間、いつしか次の出発便の案内表示から
私たちが乗る予定の便が消えている。
巨漢の女性係員に尋ねたら、「もうすぐ搭乗できるから大丈夫」とのこと。
結局それから10分後、普段は出口として使用されている、
階下の扉に向かうように指示されました。

日本人はほとんど見かけないこの空港に、
同じ便を待っている様子の、出張中とおぼしき
めちゃめちゃ関西弁のおっちゃんと若者がいました。
おっちゃんはまったく英語が話せないらしく、
若者を頼りにしているようなのに、その彼も頼りなげ。
おっちゃんが係のお姉ちゃんに「次の便?」と
思いっきり日本語で尋ねていたのですが、どこか英語口調になっていて、
「オッサン、それはどう言うても日本語やろ!」と心の中でツッコミ。
のちほどその係員に迷子のごとく連れられて、
ニコニコしながら搭乗口となった出口へやってきました。

こうしておっちゃん共々、無事デトロイトへ。
数少ない喫煙可ゾーンのうち、ダンナが往路で見つけていたのは
FOXチャンネルのスポーツ番組を流し続けるバー。

FOXは共和党寄りと言われていて、
民主党支持者であるジョージ・クルーニーが喧嘩を売った(売られた?)ことでも有名です。
ブッシュ支持者ばっかりのバーなのかしらと思いきや、単に煙草を吸いたい客でいっぱい。
何も注文せずに煙草だけ吸っていたおばちゃんは
出て行けとウェイトレスに罵倒されていたけれど。
俳優の共和党or民主党支持についてはこちらをご参照ください。

日本に襲来中の台風の影響もなく、関空へ到着。
機内で隣の人の読んでいる新聞を横目で見ると、
阪神、まだ首位におるやん。(T_T)
安心して爆睡しました。ただいまです。
滞在記読破、ありがとうございました。m(_ _)m

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