夜な夜なシネマ

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『不都合な真実2 放置された地球』

2017年11月30日 | 映画(は行)
『不都合な真実2 放置された地球』
監督:ボニー・コーエン,ジョン・シェンク

上映中に一旦退出してお手洗いにこもり、
なんとか復活して劇場内に戻ったこの日の1本目が前述の『泥棒役者』
復活を遂げるまでは、「今日はもうアカン、帰ろう、
おとなしく帰って寝とかんとまた倒れる」と思っていたのですけれど。

なんとなくまだ大丈夫そうだし、チケットはあと2本分すでに発券済みだし。
だけど、本作はTOHOシネマズ梅田のシアター5で上映。
真ん中の席を予約していたのです。
これだと、また気分が悪くなったときにほかのお客さんに迷惑がかかる。
TOHOシネマズはいろいろと融通を利かせてくれることがわかっていたから、
またまた尋ねてみました。
「真ん中の席を取ったんですけれど、体調がよくないので、
もしも気分が悪くなったときのために、出やすい席に変更してもらえませんか」。
はい、速攻で変更してくださいました。ありがたや。
シアター5には出入り口が前方と後方の2カ所にあります。
前方端っこは悲惨なので(笑)、後方端っこに。

前作の『不都合な真実』(2006)はDVDで観ました。
あれから10年、変わらず地球温暖化の危機を訴えつづける元アメリカ副大統領アル・ゴア。

体調最悪だったため、ところどころ眠気に襲われましたが、
ゴア氏のおっしゃることはちゃんと心に響きます。
各国の現状がわかりやすく伝えられ、地球がどうなっているのかを考える良い機会。

テキサス州のどこやらの知事が印象に残りました。
ばりばり保守的で絶対に共和党支持の知事だけど、ゴア氏には全面的に賛成。
環境汚染がよくないというのは常識。良いとか悪いとか考えるまでもないこと。
地球に良いことを率先してしなくちゃという知事に、
ゴア氏が「民主党っぽいよ」と言うところなど笑いました。

トランプ氏が大統領になって、パリ協定から離脱すると決めました。
青い地球がなくなってもいいんだろうか。
自分が生きている間に何も起こらなきゃいいんだろうか。

ゴア氏のスピーチは凄いですね。
個人的には原田マハ『本日は、お日柄もよく』の選挙スピーチよりずっと胸を打たれます。

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