電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

リビングでLPレコードを再生してみると

2016年07月03日 06時01分04秒 | クラシック音楽
購入した簡便なレコードプレーヤーDENON:DP-29Fを、リビングのデスクコーナーの棚にセットし、テストしてみました。



箱から出して説明書を読み、いったんフォノイコライザーのスイッチをオフにしました。これは、プリメインアンプPioneer:A-UK3にフォノ端子がありますので、これに接続してアンプのイコライザーを使うことを考えたためです。次にターンテーブルを中央のスピンドルにセットします。昔の印象では、工作精度がきわめて高かったのか、一度はめ込むとなかなか抜けなかったという記憶がありますが、これはそんなことはなく、軽くスポッと抜けます。実際、かみ合うギア部分は白いプラスチックで、昔の金属加工の部品を見慣れた目には、なんとも頼りない印象です(^o^;)>poripori
アンプのフォノ端子にケーブルを接続し、カートリッジのカバーを上げてLPレコードを載せ、回転数を33回転に、レコードサイズはLPを選んで電源を入れ、スタートボタンを押してみると、フルオート型プレーヤーの名に恥じないスムーズな動作です。



ところが! 期待した「ABBA」の音楽が、猛烈にハイ上がりのキャンキャンした音で、まるで「ケメ子」の音楽に聞こえます(^o^;)>
あちゃ~、「安物買いの銭失い」になっちまったか! と一瞬だけ思いましたが、一応念のために、プレーヤー側のフォノイコライザースイッチをオンにして、アンプのテープ再生端子につなぎ替え、再生してみました。「おお~、ABBAだ!」
よく響く部屋に、空中に固定(^o^)したフルレンジ・スピーカという条件も加わり、なかなか良い音です。

そうか、原因は古いプリメインアンプの Phonoイコライザだったのか!
思わず感動の瞬間でした。たぶん、アンプに組み込まれたイコライザはコンデンサと抵抗とを組み合わせたタイプで、原因はコンデンサの劣化によるものなのでは。



あとは、CDを買い直す機会もなく死蔵されていたLPレコードを次々に取り出しては再生する、お定まりのパターンでした。

  • 妻のLPで「ABBA」
  • ラベック姉妹のピアノ・デュオでガーシュイン「ラプソディ・イン・ブルー」
  • J.S.バッハ「ブランデンブルグ協奏曲」全集、グスタフ・レオンハルト
  • R.シューマン「幻想小曲集」、ルービンシュタイン(Pf)

なにかと用事の入ることが多いリビングでのレコード再生には、オートリターンという機能が手間いらずでありがたいものです。オーディオ的には物足りない面もありますが、小音量で雰囲気を楽しむには充分なものでしょう。これは楽しみになりました。DENON DP-29F、まずは合格です(^o^)/

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