電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

リビングで再生する音楽~妻の領域・夫の趣味

2016年07月16日 06時04分22秒 | クラシック音楽
台所と居間と客間が一続きの部屋になり、リビングでLP再生が可能になりましたが、ではどんな音楽でも聴けるようになったかといえばそうではありません。例えば妻がキッチンで調理中にマーラーの交響曲第五番は不向き(*1)ですし、窓を開け放つ夏場には、ご近所の手前、岩崎宏美チャンの若い頃のLP(*2)なんぞをかけると、「ヤメテ~」とストップがかかります。それにしては、リチャード・クレイダーマンやABBAあたりは良いようです。要するに、リビングで再生する音楽は、妻の領域を侵害しない配慮が求められるということになるのでしょうか(^o^)/

まあ、夫の趣味もどちらかといえば人畜無害なほうですので良いのですが、これがかたや「ワーグナーの大音量再生」を生きがいとし、かたや「箏曲の静けさ重視」といった相反する趣味では、リビングで音楽を共存させることは困難でしょう。やはり、書斎で個人的に楽しむべき音楽と、リビングで再生する音楽とは別物のようです。

不思議なことに、いや、むしろ当然と言うべきか、ハイドンの室内楽やヴィヴァルディの作品、あるいはテレマンの音楽などは、リビングでの再生にも似合っているようです。私たちはエステルハージ侯夫妻とは似ても似つかぬ田舎暮らしの夫婦なのですけれど(^o^)/

(*1):料理を作る意欲を失うのでしょうか。それは一大事です(^o^)/
(*2):若い岩崎宏美チャンが日本フィルハーモニーと共演した「シンフォニー」など。

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