電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

リビングで再生する音楽~妻の領域・夫の趣味

2016年07月16日 06時04分22秒 | クラシック音楽
台所と居間と客間が一続きの部屋になり、リビングでLP再生が可能になりましたが、ではどんな音楽でも聴けるようになったかといえばそうではありません。例えば妻がキッチンで調理中にマーラーの交響曲第五番は不向き(*1)ですし、窓を開け放つ夏場には、ご近所の手前、岩崎宏美チャンの若い頃のLP(*2)なんぞをかけると、「ヤメテ~」とストップがかかります。それにしては、リチャード・クレイダーマンやABBAあたりは良いようです。要するに、リビングで再生する音楽は、妻の領域を侵害しない配慮が求められるということになるのでしょうか(^o^)/

まあ、夫の趣味もどちらかといえば人畜無害なほうですので良いのですが、これがかたや「ワーグナーの大音量再生」を生きがいとし、かたや「箏曲の静けさ重視」といった相反する趣味では、リビングで音楽を共存させることは困難でしょう。やはり、書斎で個人的に楽しむべき音楽と、リビングで再生する音楽とは別物のようです。

不思議なことに、いや、むしろ当然と言うべきか、ハイドンの室内楽やヴィヴァルディの作品、あるいはテレマンの音楽などは、リビングでの再生にも似合っているようです。私たちはエステルハージ侯夫妻とは似ても似つかぬ田舎暮らしの夫婦なのですけれど(^o^)/

(*1):料理を作る意欲を失うのでしょうか。それは一大事です(^o^)/
(*2):若い岩崎宏美チャンが日本フィルハーモニーと共演した「シンフォニー」など。

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マルマン「ノートdeノート」の使用感

2016年07月15日 06時03分02秒 | 手帳文具書斎
リビングのデスクコーナーに、ノートを常備しておくことにしました。今まで使い道のなかった文具のストックの中から、コクヨの三つ折りタイプのSystemicカバーノート(A5)に、普通のキャンパスノートとマルマンのダブルリング・ノート「ノートdeノート」(7mm罫26行30枚)の2冊をセットしたものです。



baby colorと表示されたパステルカラー風の表紙がきれいなので、何冊か購入していたものです。例によって、目次の部分を4枚(8ページ)ほど取り、残りを筆記用にします。いくつかの万年筆とインクで試してみましたが、あまりよろしくない結果でした。



  • モンブラン、マイスターシュテュック149、同社:ロイヤルブルー  裏面に部分的に裏抜けあり。
  • パイロット、カクノ(M)、同社:色彩雫「紺碧」  裏面に裏抜けあり。
  • パイロット、カクノ(M)、プラチナ:古典ブルーブラック  裏抜けなし。



まあ、プラチナ社の古典ブルーブラックの優秀性を再確認する結果となりましたが、それよりも、リング径が小さいのか、次のページを開くときに、すっと開くのがうまくいきません。いったん閉じて、それから新しいページを開くようにすると、引っかからずにうまく開けるようです。



「しゃれたデザインの製品は、意外に実用性に難点がある」という経験則を、あらためて裏付けるような結果となりましたが、ボールペンでの書き味は悪くありません。もう少し使ってみましょう。

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桃「あかつき」がボッキリ折れた

2016年07月14日 06時00分13秒 | 週末農業・定年農業
亡父が植えた桃のうち、「あかつき」の樹はすでに二本が枯れてしまい、最後の一本だけが辛うじて残っていました。先日、妻が見たところ、ボッキリ折れていたそうな。さっそく確認にいきました。



うーむ、どうやら、半ば枯れかけていた幹が、果実の重みに耐えられなかったようです。

実りをもたらした老樹の、実りがもたらした最期。

いやいや、そんな感傷よりも、来年の花粉のことを心配しなければいけません。異なる品種の花粉がないと桃は実らない。花粉樹がなくなると、川中島白桃が困ります。



こうなると、この春に植えた「美晴白桃」の役割は大きいです。あるいは、桃の成育の早さを当てにして、もう少し「あかつき」の若木を植えるのも良いかもしれません。

それはさておき、遅れがちな川中島白桃の摘果を進めなければ。





というわけで、自宅裏の数本は、なんとか終了。週末に、少し離れたところにある、もう一つの園地の桃を摘果しておかなければ。

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電話線の引込口を変更し、家庭内LANの配置を整理する

2016年07月13日 06時03分43秒 | コンピュータ
昨日の朝、NTT東日本から工事車両が到着し、電話線の引込口を変更してもらいました。電柱から引き込んだ光ファイバーが、新しい配管を通って情報コンセントに接続され、情報を伝えます。このたびリフォームして新しくなったリビングの中央に、電話(光)とテレビと電源を複合したコンセントを設置してもらっていましたが、当面はテレビは不要とのことで、電話回線のみを引き込みました。ここから、家庭内LANがスタートします。

ルータから南と北と二系統に分け、南はリビングのデスクトップPC(Iiyamaの64bit-Windows10,4GB-MEM)を接続。こちらは、ご近所関連の仕事が中心になりますので、皆様の環境(Windows)に合わせました。
北側には、無線LANのルータをハブ代わりに使い、ルータ機能は停止しています。ここから1階(書斎のLinux-PC)と2階(妻のノートPC)に既存の配線がありますし、無線LANに子供のノートPCが接続される、という結果になります。

やれやれ、掃除機で長年の綿ぼこりを吸い込み、ぞうきんで汚れを拭き取って、見違えるようにキレイになる…予定(^o^)/
今のところは、まだ順番待ちの状態で、家族のPCが先で、メインのLinux-PCは、その後になりそうです(^o^)/

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ドラマ「作家・藤沢周平・父の一言~ふつうが一番」を観る

2016年07月12日 06時05分56秒 | -藤沢周平
新聞の番組欄を見ることは少ないのですが、たまたま予告紹介記事で目についたドラマ「作家・藤沢周平・父の一言~ふつうが一番」を観ました。
赤ん坊の娘を置いて妻が早逝した後、父・小菅留治が娘の展子チャンを育てる奮闘が「幼稚園の手提げ袋事件」で描かれます。小菅留治役は、映画「山桜」(*1)で寡黙な武士・手塚弥一郎役を演じた東山紀之、同居するしっかり者の母親役に草笛光子。小菅留治氏の求婚のエピソードは、なんだかユーモラスです。妻となる和子さん役は、「良家の子女のたしなみ」で空を飛んだりする(*2)松たか子さん。結婚生活も、子どもとバアちゃんまで一緒なのですから、なかなか一筋縄ではいきません。子役がとても上手なので、学芸会風にはならなくて良かった(^o^)/

その子役が急に大きくなって、しかも急に反抗期になったのにはビックリしましたが、バアちゃんの諭し方が実にうまいのに感心しました。これは、たぶんあのバアちゃんの年代の人が脚本を書いたか、あるいは演出をしているのではなかろうか(^o^)/
酔っ払って山師の親戚を自宅に連れ帰って来たりするあたりはお笑いの要素ですが、酔っ払って若い女房に逃げられたと泣く松チャンを「ふつうが一番」と説教するあたりは、脚本家が考えた人情ドラマの設定でしょう。
奥さんの和子さんが倒れたときは、おそらく「また妻を病気で失うことになるのか」と恐れたためでしょうか、背負って担ぎ込んだ医院で看病を受け、助かります。こういう夫婦の助け合いを描くばかりではウソっぽくなると思ったのでしょうか、その後は直木賞の候補作にノミネートされ、『暗殺の年輪』で受賞するあたりのハラハラドキドキが、夫婦喧嘩の真っ最中に電話が来る設定で描かれます。で、夫婦喧嘩はおしまい。そりゃそうですね~(^o^)/



たしか、作者は『暗殺の年輪』で直木賞を受賞することをあまり喜ばなかった(*3)のではなかったか。それを編集者にたしなめられた経験を、何かのエッセイで書き残していたように記憶していますが、このドラマの中では、単純化のためにいさぎよくカットされています。このあたりの塩梅が、よくできています。現代風に笑いのツボをおさえた、でもしっとりした味のある、いいドラマでした。小道具や家の中の様子等、昭和のテイストが感じられて懐かしく思いました。直木賞の選考結果が黒電話で知らされるまでのやきもき等、これが現代の携帯電話なら、ドラマになりにくいですからね~(^o^)/

調べて見たら、プロデューサーが石井ふく子、脚本は「蝉しぐれ」をドラマ化(*4)し映画化(*5)した黒土三男、演出は清弘誠、制作はTBS。これは、たぶんそのうちに再放送があるのではないかと思います。

(*1):映画「山桜」を観る~「電網郊外散歩道」2008年5月
(*2):お正月に映画「K-20 怪人二十面相・伝」を観る~「電網郊外散歩道」2009年1月
(*3):『暗殺の年輪』と『蝉しぐれ』~両親の造型などから~「電網郊外散歩道」2009年10月
(*4):NHKの金曜時代劇「蝉しぐれ」の脚本はやはりすぐれていた~「電網郊外散歩道」2014年2月
(*5):『蝉しぐれ』、あらためて原作の厚みを思う~「電網郊外散歩道」2005年10月

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リビングのデスクコーナーの整備状況

2016年07月11日 06時01分33秒 | 手帳文具書斎
リビングの一角に、すぐに来客対応ができるよう日中はここで過ごし、日常的に使えるデスクコーナーを作りました。実際に、書斎からこちらに移動して過ごす時間が増えておりますが、まだまだ整備は完了しておりません。課題としては、

  • 有線LANが使えない 電話線の引込口の変更とルータの移設が未了。7/12の予定。
  • デスクトップPCが使えない 17"ディスプレイは設置しましたが、有線LANが使えないので、デスクトップPCを移動しておりません。
  • 文具類など最低限必要な細かなものがそろっていません。
  • 書棚がない 作り付けの棚は用意しましたが、オーディオ機器に占拠されてしまっており、もっとコンパクト化を考える必要がありそうです。

具体的には、ノート、何種類かのボールペン、万年筆(プレッピー、細字)と古典ブルーブラックのインクカートリッジ、ハサミ、固形のり、赤青鉛筆、修正ペン、くずかごとティッシュボックスなどはすでに用意しました。のし袋と筆ペン、便箋と封筒、領収証、印肉、付箋や定規、ホチキスと針、テープカッター等がまだです。書斎の机の引き出しを整理しながら、余っている物を二箇所に分け、不足のものは買い求めて整備していくのが楽しみでもあります。

考え方としては、ご近所付き合いに必要な、すぐに取り出せる必要のあるものはリビングに置く、という考え方でしょうか。

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雨中の用水路草刈り作業の後、梅雨空に昼寝もまた良し

2016年07月10日 06時05分09秒 | 週末農業・定年農業
各地で激しい雨のニュースが聞かれますが、当地でもまた朝から激しい雨降りでした。当日は、農事実行組合の用水路の草刈り作業が予定されており、雨合羽を着込んで朝六時に集合。班毎に受け持ち区域が指定され、広い田んぼにくまなく張り巡らされた農業用水路の法面を、それぞれ動力刈払機で草刈りをしていきます。足元はぬかるみ、長靴も滑りますので、参加した数十名の男たちが、互いに声をかけ合いながら慎重に作業を進めます。

梅雨期の豪雨は、いったん田んぼで受けとめられた後に、あふれた分だけが用水路に流れ込みます。つまり水田は、集中豪雨による洪水を防ぐ緩衝地帯の役目を果たしているわけです。このとき水路の法面に草が伸び放題だと、水流をせき止め排水を阻害します。この時期にきれいに草刈りをしておく理由の一つです。長年の習慣で、誰も文句を言わずに雨中の作業に従事しています。作業はおよそ一時間ほどで終了。欠席者は二千円を取られますので、出席率は毎回ほぼ百パーセントに近いです。



作業終了後、ペットボトルのお茶をもらって家に戻りました。雨合羽を着ているとはいうものの、外はずぶ濡れ、中は汗でビショビショです。頭からシャワーを浴びて、着替えてさっぱりしました。朝食後に定例のネット巡回をしましたが、どうも眠くて仕方がありません。梅雨空にお昼寝タイムとなりました。

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ラベック姉妹のピアノ・デュオでガーシュイン「ラプソディ・イン・ブルー」を聴く

2016年07月09日 06時02分55秒 | クラシック音楽
リビングに設置したレコードプレーヤー(DENON:DP-29F)で、昔のLPをとっかえひっかえかけています。その中でとりわけ懐かしく思い出したのが、ラベック姉妹のピアノ・デュオでガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」と「ピアノ協奏曲ヘ調」を収録したレコードです。型番はPhilips:20PC-2032、1980年5月にパリで録音されたもののようです。

オーケストラの響きを聴くことができない代わりに、ピアノ・デュオによる自在なテイストを楽しむことができます。この曲では、生き生きとしたリズムとノリがポイントなんだなと感じるとともに、他の演奏・録音に聴くオーケストレーションによる魅力も大きいのだなあと痛感することしきり。

ただし、鴨居に設置した小型フルレンジスピーカで再生するグランドピアノの音は、決して充分にその魅力を伝えるものではありません。もっと迫力ある低音を、などと望んでしまいますが、それは書斎のメイン・ステレオ装置で再現すべきものでしょう。

このレコードは、記録によれば1984年の7月に鶴岡で購入(2,000円)しております。当時、アパートにはLPレコードを再生する機器はありませんでしたので、たぶん夏休みに実家に帰り、聴こうとして購入したものでしょう。そんな不便を辛抱しながら音楽を渇望していた若い時代を思い出しつつ聴くとき、再生する音がどうだとかいう話はどうでもよくなってしまいます(^o^;)>poripori

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今年も健診の季節に

2016年07月08日 06時04分33秒 | 健康
サクランボの農作業が一段落した頃、今年も健診の季節がやってきました。サクランボの収穫が忙しい時期は、繁盛している医院も閑古鳥が鳴く有様ですが、この時期になると医療機関もだいぶ混みあいます。健診についてはいろいろな意見がありましょうが、職場単位でまとめて健康診断を行い、一次スクリーニングとする意味はあるのかも。要するに、「健診を受けたから大丈夫」と考えるのではなく、どうもおかしいと思ったらかかりつけのお医者さんに行き、信頼度の高い医療機関を受診するのが大切で、健診のデータは日常値を把握するためのものと考えればよいのでしょう。

で、行ってきました。結果は後日通知されるようですが、身長は変わらず体重は△1kg、腹囲は△3cm、視力は裸眼で1.5/1.2、血圧は103-68、まずまずかな。血液や尿、便潜血等の検査結果が待たれます。内科のお医者さんからは、秋口に喘息の症状に注意、との指摘をいただきました。

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仙台往復の実燃費~無雪期の新型デミオXDディーゼルの燃料消費率

2016年07月07日 06時07分56秒 | 散歩外出ドライブ
過日、仕事の関係で仙台往復の出張がありました。この日の朝に、ちょうど軽油を満タンに入れたばかりでしたので、峠を越える一般道ドライブの実燃費を計測することができました。

高速を使わず、関山峠を越える国道48号線経由とし、コンビニで休憩を取りましたが、渋滞する時間帯を外したために、実所要時間は二時間を切ります。関山峠を越える往路は、山形側の勾配が急なためでしょうか、途中までは20km/Lに届かない燃料消費率でしたが、宮城県側の下りに入るとぐんぐん伸びて、最終的に28km/Lを超えました。
逆に復路の燃料消費率は、宮城県側の上りが21km/lで山形県側に入っての下りは28km/Lを超える値を示しました。写真は帰路の途中休憩時のものですが、到着時には平均しても28km/Lを超える値となり、素晴らしい結果でした。

新型デミオXDディーゼルは、峠越えドライブでも、そのトルクを生かして気持ちよくぐんぐん登ります。信号のない郊外路が続くならば、カタログ燃費を越えることは可能です。お天気は雨降り模様でしたが、実に気持ちの良い遠出となりました。

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リビングと玄関に再び絵を飾る

2016年07月06日 06時05分29秒 | 料理住居衣服
リフォーム前に母屋にかけていた絵を外した件は、この春に記事にしました(*1)が、先の週末に、保管していた絵を客間とリビングと玄関ホールに飾りました。客間には従来のものを従来どおり飾りましたが、リフォームしたリビングと玄関ホールには、ホームセンターからピクチャーレールを購入してきて、石膏ボードの下地となる木材部の有無を探る道具を使って数ヶ所をネジ止めを行い、なんとか絵を吊り下げて飾ることができました。



あるべきところにあるべきものがある、という存在感とともに、新たに場所を得た絵が、目を楽しませてくれます。やっぱり良いものです。




この箇所は、電話の引込口変更とルータ移設の作業が予定されており、これが終わってからロータイプの書棚を置く予定です。少々絵が大きすぎるかも(^o^;)>poripori

(*1):絵を飾ること~「電網郊外散歩道」2016年3月

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車内用のボールペンの候補は

2016年07月05日 06時03分24秒 | 手帳文具書斎
日々の通勤に、日常の買い物などのお出かけに、マツダ・デミオを便利に使っていますが、車内には現在ボールペンがありません。給油記録を記入したり、待ち時間にメモを取ったりする用途に、できれば車内に筆記具を常備したい。候補としては、三菱ユニの「パワータンクPowerTank」の0.7mmあたりかなと思います。



パワータンクは、本当は1.0mmのほうが書きやすいのですが、給油記録する野帳の統計罫を考えると0.7mmでしょうか。上向き筆記ができ水に濡れた紙やビニルにも書ける加圧式で、冬場の厳寒の中でも書き出せる耐久性は折り紙付きですが、夏場の暑い車内ではどうだろうか。このあたりの実験も、興味深いところです。

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老母の玉ネギの収穫~「口だけ息子・亭主」の巻

2016年07月04日 06時02分31秒 | 週末農業・定年農業
数日前の晴天の日に、老母が丹精した玉ネギを収穫したものを、妻が軽トラックで運んでくれたそうです。老母の息子であり妻の亭主であるワタクシめはいまだに勤め人でありますので、平日の日中は動きが取れず、役に立ちません。並べて乾かしている見事な出来のタマネギを前に、写真を撮影してその労を賞賛するのみです。いわゆる、その、「口だけ息子・口だけ亭主」(^o^;)>poripori



少し前のニュースで、九州地方ではタマネギに思わぬ病気が発生し、深刻な被害が出ていたのだとか。北海道産のタマネギが出回る前にタマネギの値段が高かったのは、そんな事情があったのでしょうか。被害のあったタマネギ農家には難儀なことと思いますが、幸いに我が家では病虫害にもあわず、この後しばらくは玉ネギに不自由はしないだろうと思われます。老母の努力に感謝です。

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リビングでLPレコードを再生してみると

2016年07月03日 06時01分04秒 | クラシック音楽
購入した簡便なレコードプレーヤーDENON:DP-29Fを、リビングのデスクコーナーの棚にセットし、テストしてみました。



箱から出して説明書を読み、いったんフォノイコライザーのスイッチをオフにしました。これは、プリメインアンプPioneer:A-UK3にフォノ端子がありますので、これに接続してアンプのイコライザーを使うことを考えたためです。次にターンテーブルを中央のスピンドルにセットします。昔の印象では、工作精度がきわめて高かったのか、一度はめ込むとなかなか抜けなかったという記憶がありますが、これはそんなことはなく、軽くスポッと抜けます。実際、かみ合うギア部分は白いプラスチックで、昔の金属加工の部品を見慣れた目には、なんとも頼りない印象です(^o^;)>poripori
アンプのフォノ端子にケーブルを接続し、カートリッジのカバーを上げてLPレコードを載せ、回転数を33回転に、レコードサイズはLPを選んで電源を入れ、スタートボタンを押してみると、フルオート型プレーヤーの名に恥じないスムーズな動作です。



ところが! 期待した「ABBA」の音楽が、猛烈にハイ上がりのキャンキャンした音で、まるで「ケメ子」の音楽に聞こえます(^o^;)>
あちゃ~、「安物買いの銭失い」になっちまったか! と一瞬だけ思いましたが、一応念のために、プレーヤー側のフォノイコライザースイッチをオンにして、アンプのテープ再生端子につなぎ替え、再生してみました。「おお~、ABBAだ!」
よく響く部屋に、空中に固定(^o^)したフルレンジ・スピーカという条件も加わり、なかなか良い音です。

そうか、原因は古いプリメインアンプの Phonoイコライザだったのか!
思わず感動の瞬間でした。たぶん、アンプに組み込まれたイコライザはコンデンサと抵抗とを組み合わせたタイプで、原因はコンデンサの劣化によるものなのでは。



あとは、CDを買い直す機会もなく死蔵されていたLPレコードを次々に取り出しては再生する、お定まりのパターンでした。

  • 妻のLPで「ABBA」
  • ラベック姉妹のピアノ・デュオでガーシュイン「ラプソディ・イン・ブルー」
  • J.S.バッハ「ブランデンブルグ協奏曲」全集、グスタフ・レオンハルト
  • R.シューマン「幻想小曲集」、ルービンシュタイン(Pf)

なにかと用事の入ることが多いリビングでのレコード再生には、オートリターンという機能が手間いらずでありがたいものです。オーディオ的には物足りない面もありますが、小音量で雰囲気を楽しむには充分なものでしょう。これは楽しみになりました。DENON DP-29F、まずは合格です(^o^)/

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リビングのデスクコーナーに簡易型のレコードプレーヤーを設置する

2016年07月02日 06時02分15秒 | 料理住居衣服
リフォームした母屋のリビングに設けたデスクコーナーは、古いプリメインアンプとDVDプレーヤーと自作小型スピーカを組み合わせ、音楽CDを再生する環境が整いました。BGM風に静かに音楽が流れるようになると、昔のLPレコードが聴けないものかと、物好き心がうずきます(^o^;)>poripori

学生時代は、廉価盤が主体ではありましたが、LPレコードを中心に音楽を楽しんでおりました。結婚してからも、妻に「バロック音楽名曲集」とか「フリオ・イグレシアス」などのLPレコードをプレゼントしたりしておりましたから、山形県にUターンする1980年代の初頭までは、LPレコードが主体でありました(*1)。

山形県に戻って、子育て真っ最中のときには、くるくる回る黒い円盤は、好奇心の強い子供にはむしろ罪作りな代物です。LPレコードからダビングしたカセットテープが、音楽を楽しむ主たる媒体となりました(*2)。
この頃、子どものためもあり、ディズニー等のアニメが見られるレーザーディスク(LD)とコンパクトディスク(CD)の両方が再生できるコンパチブル・プレーヤーを購入し、徐々にCDが主体に移行していき、カーステレオもCD再生に変わっていきました(*3)。

1990年代には、LPレコードを取り出すこともまれになってしまい、2000年代に入ると、たまに再生するLPの音に違和感を感じ、あれ、こんなにヘンな音だっけ?カートリッジにも寿命が来たのかと観念して、PC-audio のほうが主体になり、カーステレオさえも USB メモリに保存した音楽ファイル主体で聴いている近年は、LPレコードからはすっかり離れてしまっておりました。



ところが新しいリビングでCDを再生してみると、よく響く部屋らしく、なかなか雰囲気がよろしい。そんなところに、こんなブログを読みました。
初めてのレコードプレーヤー PART.1~DENONオフィシャル・ブログ
そこで、再生に問題がある従来のレコードプレーヤーではなく、新しく安価なプレーヤーDP-29Fを導入し、懐かしいLPレコードを鳴らしてみたい、と思った次第。なにせ、某密林では、お値段が8,510円ですからね~、ダメ元と諦めもつきます(^o^)/

で、注文したプレーヤーが到着。続きはまた明日(^o^)/



(*1):レコード音楽の集め方がどう変わったか~「電網郊外散歩道」2005年5月
(*2):マーラー「交響曲第4番」を子守唄にした子が~「電網郊外散歩道」2005年6月
(*3):マーラー「交響曲第5番」、またはLPからCDへの転換~「電網郊外散歩道」2005年6月


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