クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

クーたんのお窓

2009-08-05 05:53:31 | ネコ
我家のニャンズは早起きで、今朝も5時前に居間に揃って「ゴァーン」と。ご飯を数口食べたクーは台所の奥に行き、物置になっているテーブルに登り、振り返ってタバコを吸っている僕の顔に視線を合わせた。クーが言わなくとも、何をして欲しいのか直ぐに分かった。「お窓開けて頂戴よ」と言っているのである。
約6年前の9月23日未明、仔猫の泣き声で目を覚ました僕がこの窓を開けると、防犯用の桟の間から、仔猫は僕の胸に飛びついて来た。1瞬理解出来ぬ事が理解出来なかった。僕の車の屋根に仔猫を戻したが、また大声で泣き始め、今度は隣も雨戸を開けた。もう一度窓を開けると、また仔猫は僕の胸に。「静かにしてくれないかな。朝になったらお家にお帰り」と話して、車の屋根に戻したのである。無論、仔猫が泣きながら「お腹空いたのよ。安心して寝んこしたいの」と言う事は理解出来たが、今のようにネコの可愛さを知っていたら「チビちゃんお出で、今日からここがお家だよ」と抱き入れただろうが。しかし、その数時間後仔猫は我家の家族となり、クーという名前を貰ったのだ。
クーはオチビの頃からこの窓が大好きで、朝車を出す時、帰宅して車を入れる時、その様子を見ている事が多くなり、この窓は“クーたんのお窓”と呼ぶようになったのである。クーは今でも1日数回この窓を開けさせ、外を見ている。ココもこの窓から外を眺めるのが好きなようで、時々僕に開けさせては、10分以上見ている事もある。