珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

いたちょうさん、ニッキーさんを迎えて

2024-06-02 07:30:43 | オフ会
6月25日の土曜日、いたちょうさんとニッキーさんにお越しいただき、オフ会を行いました。いたちょうさんは、昨年2月以来1年3ヶ月ぶり、ニッキーさんはコロナ禍前の2017年以来ですので、実に7年ぶりのご来訪です。ニッキーさんがお越しになられた際は、プリアンプ導入前でした。その後、PCとDACが変わっていますし、バベルやウェルデルタによる振動対策、python player導入がありました。SPの配置やルームチューニングはほとんど変わってませんが、出音は随分変わったのではないかと想像します。


ゲストが2名の際は、私は左SPの前方に座ります。そこからシステムを眺めるとこんな感じになります。右奥のタチカワブラインドのアコウォールは、導入して12年が経過しました。音楽を聴く際には、若干隙間を残して閉めます。SP後方のヤマハの音調パネルも、すっかり定着しました。こちらも同じ時期に導入しています。いずれも干支が一回りしたわけでうすが、音調パネルの向きを調整したくらいで、使い方は変わっていません。普段は存在を忘れるくらいです。それだけ満足しているのかも知れません。


長津田駅でお二人をピックアップして、早速、オーディオ部屋に入っていただきました。まず最大の関心事項と思われるバベルを紹介しました。パワーアンプの揺れ方、設置の様子等を見ていただきました。イメージより高くない(薄い)という話もでました。前回、いたちょうさんが来られた時はN100は導入されていませんでしたので、MFPCの最新の状況も説明しました。GWオフで仮導入したATX電源(PCおよび外付けHDDへ電源供給)、外付けHDDは、正式にラインナップに加わりました。ノイズレベルが一段下がった印象があります。

デジタルを中心に聴いていただき、アナログで締める流れとしました。いたちょうさんとニッキーさんの世代は異なるので、選曲は考えどころでした。昭和歌謡に振るとニッキーさんに申し訳ないので、今回は敢えて洋楽から入ってみました。皆さん、オフ会も多数こなされていますし、ジャンルを問わず様々な音楽を耳にされています。こちらの杞憂だったようです。どんな選曲しても、音楽とサウンドを楽しんでいただけたようでした。もっとも「神田川」だけは、別世界だと、ニッキーさんより線引きされてしまいました(汗)。


サウンド面は、大きな変化があったようです。特に、昨年お越しのいたちょうさんがそのように感じられたので、バベルとMFPCの最新版が効いていたのではないかと思います。ニッキーさんは7年前との比較というより、純粋に今の音を聴く感覚だったかも知れません。この日、よく出たキーワードがありました。「音離れ」と「音の伸び」です。いずれも音楽をより楽しくする要素だと思います。何度かKYLIN(キリン)さんの音、という話が出ました。実は先日のkanataさんからも同様のコメントをいただいており、光栄です。

リンダ・ロンシュタット「What's New?」、ユーミンの「Corvett 1954 」は、デジタルとアナログで聴き比べました。差は少なかったようですが、アナログには何かホッできる部分があったそうです。カートリッジの「しっとり感」にも話が及びました。拙宅の場合、カートリッジはフェーズメーションPP-300一択です。こちらも使い始めて一回りが過ぎました。普段、他のカートリッジと比較する機会がないのですが、PP-300には「しっとり感」があるとのことでした。昭和歌謡の再生には向いているといそうですね。

オフ会終了後、青葉台の中華料理店「一品香」にて感想戦を持ちました。昼の振り返り、Philewebメンバーのその後、7月末のオーディオショウとその夜、といった話題で、楽しかったです。いたちょうさん、ニッキーさん、ありがとうぎざいました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅雨前の台湾より

2024-05-27 07:41:45 | その他
先週、週末を跨いで出張で台湾に行ってきました。前回は2013年ですから、11年ぶりの台湾入りです。台湾は梅雨入りが早いので雨が心配されましたが、一度も傘の出番はありませんでした。気温も意外に高くなく、湿度も低め。むしろ東京、横浜の方が暑いのではと思わせる状況でした。羽田から台北(松山)へ飛び、地下鉄、高速鉄道と乗り継いで滞在先の台中に向かいました。至る所、雰囲気が日本に似ていて、何だか、長期の国内出張をしているような感覚になりました。

初めて台湾高速鉄道(日本で言う新幹線)に乗ることができました。台北から台中までは1時間です。車両が、昔の日本の新幹線とそっくりでした。台湾の新幹線には、日本の新幹線の技術が取り入れられています。2013年のブログでも吉田修一さんの、新幹線プロジェクトを舞台にした物語「路」を取り上げました。波留さん主演でNHKでもドラマ化されていました。チケットは日本から予約、支払できます。領収書は後日、日本に戻ってから予約番号を手掛かりにダウンロードできました。便利になったものです。


台中のホテルから。台湾の面積は九州と同程度ですが、3000mを超える山が200以上もあります。富士山より高い、玉山(昔は新高山)や雪山が有名です。ホテルから山並みを望みましたが、とても富士山より高い山には見えなかったです。市内から雪山が見えるかどうは、よく分かりませんでした。


現地に行ったら現地のお酒をいただきます。ビールは、決まって緑の瓶ビールでした。アルコールは5%でしたが、味はすっきり、酔いの回り方も弱かったです。度数をちょっと疑ってしまいました。他に、紹興酒、金門高粱酒(度数は58度)も出ました。


台湾の料理は、基本、口に合います。中国本土より、安心感があります。19日の夜、小籠包の美味しいお店を、予約していただきました。刺身、海老マヨネーズ、焼飯、スープどれも美味しかったです。唯一苦手だったのでは臭豆腐です。台湾と言えばフルーツも魅力ですね。ドリアン(インドネシアが有名。こちらも苦手)も並んでました。


夕食後、ホテルまで戻る途中、台中駅(台湾鉄道)に寄ってみました。新旧の駅舎が並んでいます。日本の統治時代の名残が、台中には残っています。この駅舎もそうです。昔は病院だった「宮原眼科」は、現在はアイス、お菓子のショップになって賑わっています。


全ての仕事を終えて、日本に帰るのみ、となる海外出張の最終日は気が楽になります。既に蝉も鳴いていて、南国を実感。夏を先取りしてきました。最終の滞在先は雲林県でした。雲林から台中、台中~台北と高速鉄道を乗り継いで北上します。新幹線のプラットホームは「北上月台」「南下月台」と呼ばれています。


新幹線の車窓から。この時期にお米の収穫?一瞬、目を疑いましたが、こちらでは二期作が主流のようです。日本との気候の違いを、こういったところにも感じます。雲林では青空が爽やかでしたが、北上するにつれ、どんよりとなりました。沖縄が21日に梅雨入りしたので、おそらく台湾も同様と思われます。


22日、無事に日本に戻ってきました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

kanataさんを迎えて

2024-05-16 08:05:15 | オフ会
連休明け最初の週末の11日、kanataさんにお越しいただきました。kanataさんとは昨年末のHarubaruさんの宅でのオフ会の帰りに、相互訪問を、という話をしました。その後、3月に訪問させていただき、今回が拙宅オフとなった次第です。kanataさんは私より一回り若い世代でありますが、真摯にオーディオに取り組まれています。ブログ、Xでも発信されていますし、若い方同士の交流もされていると伺いました。音の捉え方がしっかりされているkanataさんをお招きすることを、当方も楽しみにしていました。


オフ会が続くと、掃除をはじめとして準備が楽になります。オフ会が午後2時からでしたので、かなり余裕を持って午前中を過ごしました。逆光で見づらいですが、拙宅のシステムを横から見た様子です。SPの配置は長らく変わっていません。もう9年近くほぼ同じポジションです。壁から随分と離していますが、リスポジに座った感じでは、SPが予想より近くないというのが、kanataさんの弁でした。ブログに掲載している写真の印象と、実際に拙宅来られての印象は、総じて、差があるように思います。


kanataさんもMFPCのユーザーで、Fomula PCをリニア電源を駆使されています。拙宅も、MFPC回りの改善を、漸く始めつつあります。GWオフ会でHarubaruさんが持ち込まれたATX電源を今回は使用しました。HDDはPCのバスパワーで動かすより、外部から電源を供給した方がいい、という話もあります。そのタイプのHDDを紹介いただきました。HDDそのものが振動源なので、N100と一緒にウェルフロートボードに載せるを止めました。HDDを接続するUSBケーブルは、引き出しで眠っていた英国CHORD社のUSBケーブルです。


デジタルメインで、ラスト30分ほどをアナログにしました。kanataさんは世代は異なりますが、聴かれる音楽の幅は広く、どのジャンルでもOKです。ポップス、ジャズ、クラシックの他、フュージョン、ラテン等、様々なジャンルを聴いていただきました。両者の落としどころになりそうな90年代の邦楽、個人的には好きです。今回は、オフ会で初めて「愛が生れた日」(藤谷美和子、大内義昭 )をかけて見ました。私は傍からでしたが、部屋いっぱいに音楽が広がって我ながら心地よく聴いていました。


声を中心に、美味しい所がしっかり出ていること、低音の量感があることなど、サウンドの特徴を挙げていただきました。デジタルとアナログの差は少なかったようですが、アナログには独特の溌溂さがあったようです。声を褒めていただけると、拘っているポイントだけにこちらとしても嬉しくなります。レファレンスでオフ会でも耳のすることの多いダイアナ・クラール「No Moon At All」が、新鮮な鳴りっぷりで気づきも多かったようです。ここは、新MFPCとバベルの連携の効果が出たものと思います。

先のkanata邸訪問では、澄んだ、味付けの少ないサウンドが印象に残りました。ウィーンアコースティックスのやや湿度感、艶を持ったサウンドは、少々脚色がかって聴こえたのかも知れません。中低音のボリューム感も、普段、お聴きの音からすると「盛られていた」のかも知れません。それでも、音楽1曲毎に感想をいただき、音楽の話をしながら進行できたのが、当方にとっては楽しい時間でした。音の出し方と音楽の両方を楽しむ、そんなオフ会になったのがよかったと思います。

終了後、青葉台方面の町中華「将龍」にて感想戦を持ちました。ビールと紹興酒と中華料理で、オフ会の続きや諸々の話をしました。昨年の計画から、予定通り相互オフを行うことができました。若いオーディオ仲間との交流は、私にとって貴重であり、刺激的でもあります。音を積み上げたところで、またサウンド交流させて下さい。kanataさん、ありがとうございました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Harubaruさん、ベルウッドさんを迎えて

2024-05-12 08:43:32 | オフ会
GWオフ第3弾では、Harubaruさんとベルウッドさんをお迎えしました。お二人ともPhileweb時代からの交流が長く、MFPCやウェルフロートを使っているお仲間でもあります。拙宅にも何度も来られていますが、今回はバベル導入とMFPCの最新版導入という、大きな変化を聴いていただく機会となりました。Harubaruさんは昨年12月以来、ベルウッドさんは昨年4月以来のご来訪となりました。長津田駅でお二人をピックアップし、早速、オーディオ部屋に入っていただきました。


当日の拙宅のMFPCのシステムです。OS(Widows11)は、4月半ばにWorkstation版に変更済です。システム更新は、いつもHarubaruさんにやっていただいてます。そのHarubaruさんが、小道具を持ち込み実験となりました。N100の振動対策や、窒化ガリウム搭載アダプターとATX電源の比較です。残念ながらN100のプラグの径がマッチせず、電源の実験の方は実施できませんでした。ATX電源の方はしばらく拙宅に置いておけることとなりました。追ってレポートしたいと思います。


もう一つの確認対象であるバベルです。ベルウッドさんが、拙宅で聴くのは初となります。Harubaruさんは2022年末の持ち込み企画、昨年の導入時のセッティングに立ち会われていますが、十分に馴染んだ後の状態で、長時間聴いていただくのは初めてとなります。先のBOさん宅オフ会では、上流機器と下流機器の振動対策の効果の違いを確認しました。アンプへの適用では、中低域の充実が共通しているように思います。重心が下がり、解像度やレスポンスが改善します。デジタルではMFPCとの相乗効果、アナログでは純粋にバベルの効果を聴いていただくことなりました。


デジタルを中心に聴いていただき、残り30分ほどをアナログとしました。お客様の世代も考慮してレコードを選定するのは楽しい時間です。デジタルの方は、再生ソフトをRoonからpython playerに切り替えたこともあり、画面上でアルバムジャケットを見る機会が無くなりました。普段聴きはともかく、オフ会で曲だけ聴いていただくのも、素っ気ない気もします。アナログと同様にCDの現物を見ていただきながらという、従来のスタイルに戻すことも検討しています。まずは現物を棚から探す時間の短縮化から始めたいと思います。


サウンドの方は、ベルウッドさん曰く「様変わり」でした。昨年のオフ会では、アナログ>デジタルの関係でしたが、MFPCの進化と下流の振動対策により、デジタルはかなり巻き返したようです。空間が広がり、鮮度やリアル感が増す等、良い意味での「様変わり」で安心しました。オーナーは毎日のように聴いているので耳がシステムに慣れてしまいますが、第3者の捉え方は貴重です。声のみならず、アート・ペッパーやブルー・ミッチェルが生々しく鳴ったのは、想定外のグッド・ポイントでした。

MFPC回やDDコンバーターの振動対策も興味深かったです。元来、N100と外付けHDDをまとめてウェルフロートに載せていましたが、2弾重ねのウェルデルタ(アルミブロックはタモ材に変更)を挟んで実験しました。カーペンターズの「Top of the world」では、ノイズフロアが下がり、子音の聴き易さが改善されて、まだ弄る余地があことが判りました。HDD本体の振動、HDDへの外部電源供給、さらにはPCへ供給される電源の種類等、ほぼ無頓着だった部分に目を向けるきっかけとなりました。

途中休憩後、お二人の音源を聴かせていただきました。Harubaruさんが持ち込まれたポプコンのCDはメジャーな中島みゆき、八神純子以外にも、下成佐登子 、高木麻早 、柴田まゆみ等の作品が入っています。石川優子もポプコンだったのですね。知りませんでした。発見要素が満載ですし、音もフレッシュで楽しめそうです。ベルウッドさんの用意されたハイレゾ音源は課題もあったようです。9割9分、CD規格の音を聴いているので、あまり気にはしていませんが、こちらは宿題ということで。

最後に30分ほどアナログを聴いていただき、お開きとしました。終了後、青葉台のカジュアルなイタリアンで感想戦を持ちました。こちらも話題が広がり、楽しく過ごせました。厳しい耳をお持ちのベテランお二人に、昨年からの変化を聴いていただき、方向性の確認ができました。一連のGWオフの良い締めとなりました。Harubaruさん、ベルウッドさん、ありがとうございました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

矢倉岳(南足柄)

2024-05-09 22:49:16 | その他
GW後半、神奈川方面は天候に恵まれました。オフ会の狭間の4日、南足柄市の矢倉岳に登ってきました。以前から登りたいと思っていた山だったのですが、なかなか機会に恵まれませんでした。晴天が約束されたこの日、地元の山であれば散歩感覚で登れます。新松田から箱根登山バスで地蔵堂へ入り、そこから矢倉岳を越して矢倉沢に出るコースです。天候は完璧で、見事な富士山を見ることができました。そしてこの時期の山と言えば新緑と風です。午前中に下山する短時間コースしたが、良いリフレッシュとなりました。


新緑の中でも、目を引くのがモミジです。いい具合に撮れました。


新緑のトンネルを抜けて、頂上を目指します。山頂が近づいている様子が、空の見え方から判ります。標高差450mはあっという間でした。


山頂の手前で見事な富士山を望めました。かなり雪は減っています。この方面から見る富士山、左右の勾配が随分と異なりますね。富士山付近に少々雲がありますが、それ以外は真っ青な空でした。


矢倉岳の山頂です。標高870mの山頂はちょっとした広場になってました。この日は短時間コースでしたが、足柄峠、更には金時山に足を延ばすのもありかなと、思いました。真冬でもよさそうです。


富士山の南に位置する愛鷹山です。新幹線ですと三島付近で、富士山を隠すように見える山です。いつか登って大迫力の富士山を拝みたいものです。


箱根の山々です。右から金時山、神山、明神ヶ岳です。神山の下方には大涌谷も確認できます。


富士山の見納めです。


矢倉岳の南方、小田原方面です。こちらも雲無しでした。遠く海岸線、太平洋も確認できます。ここから下山口の矢倉沢まで一気に下りました。


矢倉沢でのバス待ちが1時間だったのが、余計でした。それでも待つしか選択肢がありません。直通バスは無く、バス2本をつないで新松田駅まで出て、帰宅しました。矢倉山は想像通り、良い山でした。折を見て、今度は矢倉沢から登り、足柄峠、金時山を目指すのがよさそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする