珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

井上堯之バンド

2010-06-29 21:14:53 | フュージョン/Instrumental
拙ホームページでも書きましたが、井上堯之バンドの”太陽にほえろ!”の楽曲が好きで小学生当時から聴いていました。ドラマのオープニングは有名な曲ですが、個別の刑事や場面に応じたテーマ曲にいい曲があります。私はこのバンドからInstrumentalの面白さを学んだと言ってもいいでしょう。関連のCDは都合5枚所有しています。そのうち3枚はベスト盤で、残りは太陽にほえろ!'76と太陽にほえろ!'78です。3枚のベスト盤の上にあるカセットテープは、当時クリスマスプレゼントでもらった太陽にほえろ!'76です。


バンドのリーダーは、もちろん井上堯之(この写真では中央でサングラスをかけている)。キーボードを担当していた大野克夫(左上でヘッドフォンをかけている)は、沢田研二の「時の過ぎゆくままに」「勝手にしやがれ」の作曲でも知られています。二人のザ・スパイダース時代の活躍を私は知りませんが、80年代以降も日本の音楽シーンに多くの影響を与えてくれました。二人以外のメンバーも侍の感じがして、小学生から中学生にかけての私からすると、大人を感じさせるバンドでした。


こちらは太陽にほえろ!'76のCD盤です。カセット盤はすっかり聴かなくなりましたが、CDのお陰でいつでも聴けるようになりました。新盤での購入はあきらめ、アマゾンの中古盤を入手しました。ヤフオク、中古CDショップ、そしてアマゾンと中古CDを購入するルートが複数あることは大変ありがたいことです。このアルバムは組曲になっていて地味な曲が多いですが古さを感じさせません。特に気に入っている曲が3曲あります。"スコッチ刑事のテーマ"は夜の都会を捜査するシーン、"あの日のコーヒーショップで"は、コーヒーショップでタバコを燻らせながら会話するシーンを連想させます。"華麗なる情熱"はギターとサックスのソロがそれぞれ絶妙です。


最後に太陽にほえろ!'78を紹介します。これは中学時代に友人から借りたレコードをダビングして聴き込んでいたアルバムです。そのテープもいつしか失念して、しばらく遠ざかっていました。その後、このアルバムの代表曲(個別刑事のメインテーマ)が入ったベスト盤を買ったので良しとしていたのですが、1曲だけ気になる曲がありました。それがロッキー刑事のテーマⅡです。ベスト盤にはロッキー刑事の別のテーマ(おそらくIということでしょう)が入っているのですが、私は断然Ⅱが好きです。結局、入手欲には勝てずやはり中古盤を購入しました。他の刑事のテーマでは、ゴリさん、山さん、長さんのテーマが、マイナー調ながらアップテンポで気に入っています。
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壁コンセントを変える

2010-06-20 09:59:45 | オーディオ
オーディオアクセサリーにどこまで拘るかは、オーディオファンの間でも議論が分かれるところかと思います。ネットでも書物でも効果については様々(全く効果なし含めて)言われており、結局のところ自分の耳で確認して取捨していくしかないと思います。所有のシステムの音を良くしたいという気持ちがベースにあり、アクセサリーが望ましい変化をもたらすのであればウエルカムです。

アクセサリーに振り回されるのは避けたいので、まずは基本となる電源まわりから取り組むことにしました。壁コンセントの交換は、単に抜けにくくなるだけ?といった立ち話を某ショップでしたことがあります。それでもOctaveの Black Box や自宅試聴する機会のあった Wadia 170 iTransport で電源の有効性は実感しているので、ここは庭の土壌改良のつもりで始めようと思います。

こちらは今回導入したフルテックのコンセントFT-D20Aとコンセントカバー102-Dです。他にオヤイデが有名ですが、さすがにコンセントは試聴して決めることもできないので、USBケーブルやバナナプラグで使用しているフルテックにしました。


コンセント工事には電気工事の資格が必要です。物はジョーシンで購入しましたが、作業自体はハウスメーカーに頼みました。この手の依頼は少ないらしく、少々時間がかかりましたが無事終了しました。これは作業前の V40SE のコンセントプラグの様子です。ドイツでは3Pが標準のため、2Pへの変換プラグを使っていました。この変換プラグはいかにも安直な感じで何とかしたいと思っていました。そして何より気になっていたのが、抜けやすさです。たまにコンセントを確認すると殆ど抜けかかっていたこともありました。


こちらが作業後になります。変換プラグ無に直接ケーブルをさせるようになりました。プラグをしっかり掴んでくれるので抜けは全く心配ありません(抜くときは少々力が必要です)。写真の2口のコンセントの他、合計8口のコンセントを変えましたので、メインシステム、サブシステムまとめて当面はまかなえます。


さて、肝心の音ですが、鮮度(特にピアノ)が上がったような、そしてヴォーカルが実在感を増したような・・・。激変という感じはありません。将来にわたっての肥やしになってくれればよしとしましょう。
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オーディオで歌謡曲

2010-06-18 05:59:29 | POPS(邦)
オーディオファンの聴く音楽ジャンルと言えば、まずはクラシックとジャズでしょう。私の場合、もちろん両ジャンルは聴きますが、他のジャンルもそれ以上に聴きます。その中にはいわゆる歌謡曲(もはや死語でしょうね)も含まれています。オーディオショップでの試聴では抵抗がありますが、自宅なら気兼ねなく聴くことができます。

ただし、歌謡曲であれば何でもいいわけではありません。年代もののコンピレーションアルバムや一部のベストアルバムを聴く以外は、ほぼ山口百恵、太田裕美、松田聖子、中森明菜の4人に限られてしまいます。有名どころばかりとお叱りを受けそうですが、この4人には
①多方面から優れた楽曲が提供されていること
②歌い手の個性、世界が確立されていること
が共通していて、聴く理由になっています。中高生当時、アイドルとしての彼女達に熱中していたわけでもなく、むしろ、ニューミュージック→洋楽→ハードロック/メタルと、歌謡曲とは離れる方向であったので不思議な感じもします。

”優れた楽曲を提供できる”=”コストをかけられる”と考えると、山口百恵、松田聖子、中森明菜はわかりやすいでしょう。それぞれ時代を代表する歌手で、売れることが約束されていました。当然、作詞作曲や演奏にお金をかけられたと推測します。フォークやニューミュージックのアーティストからの楽曲提供も様々とありました。太田裕美の場合は異色で、歌謡曲とフォーク(ニューミュージック)の中間的な存在をコンセプトとして売り出し、一定のファンを獲得しました。

写真は彼女らのベストアルバムの一例です。ただし、シングル曲を集めたベストアルバムを聴く機会は滅多にありません。個別のアルバムに収められた、佳作を聴く方を好みます。楽曲や演奏の良さに彼女らの個性が加わった作品は、シングルカットされていない曲でも十分楽しめます。


こちらは1986年の春頃に購入した松田聖子のCD BOXの裏面です。実はこれ、私が最初に購入したCDでもあります。さすがに四半世紀を経て盤面のキズも目立ちます。91年に購入したパイオニアのCDプレイヤー PD-T05 では上手く再生できない曲がありますが、2008年に購入したPD-D9では問題ありませんでした。いずれにしても早くリッピングしておく必要があります。


どうせ聴くならいい音で・・・オーディオファンなら皆さんそう考えますね。だからジャズやクラシックの合間に、歌謡曲を聴くオーディオファンは結構多いのではと勝手に思っています。CDやレコードから新たな音を引き出す楽しみは、ジャンルに関わりません。4人の個別の作品については、別途触れたいと思います。
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USBケーブル(5m)の導入

2010-06-11 05:37:10 | オーディオ
PCをメインシステムに組み込む頻度が上がってくると、PCのファンの音が気になりだします。曲を聴いてる時はあまり問題ありませんが、曲間では興ざめします。静かなクラシックでも駄目です。現在使っているSONYのVAIOは、結構熱くなって、四六時中ファンが稼働しています。CDプレイヤーの回転音にも言えるのですが、余計な音は極力排除したいものです。

オーディオ誌で5mのUSBケーブルの存在を知り、考えた末に導入しました。幸い、メインシステムは書斎とは隣り合わせの位置にあり、5mであれば繋ぐことができます。手元での操作はできなくなりますが、聴くことを優先しました。フルテックのGT2 USB-B(1.2m)を持っていましたが、敢えて同じシリーズの5m版にしました。同ケーブルに不満はありませんでしたし、長さの割に値段が抑えられているのも選択した理由の一つです。


こちらは書斎側の様子です。PCの左側のUSBポートにGT2 USB-B(5m)を差しています。因みにPCの右奥に映っているスピーカーはサブシステムの ALR/JORDAN の Classic 1 です。書斎とメインシステムのある部屋の間はカーテンで間仕切りしてあり、ファンの音はほぼ遮断できるようになりました。


PCを書斎からわざわざメインシステム近くに持っていく手間も無くなりました。PCはネット徘徊他、何かと立ち上げる機会が多いので、つい一息入れるときにPCオーディオを楽しんでいます。Foobar2000でプレイボタンを押した後、メインシステム側に私自身が動く必要がありますが、ファンレスPCやオーディオに特化したデスクトップPCを買うことに抵抗があったので、まずは満足いく改善だったと思います。1.2mのUSBケーブルは将来、別システムで活用することにします。
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Take It Easy My Brother Charles

2010-06-06 07:04:48 | ボサノバ/ラテン
ボサノバから入ったラテン音楽ですが、その後、いくつかのコンピレーションアルバムを買う中で Jorge Ben の存在を知りました。Jorge Ben をご存じない方でも代表曲の Mas Que Nada (Sérgio Santos Mendes が有名)を聴いたことがある方は多いでしょう。サンバがベースにありますが、軽快さと哀愁、そしてブラジルとアフリカがミックスされた独特な世界が展開されています。

Take It Easy My Brother Charles はタイトル通り、力の抜けた軽やかな曲です。1969年にリリースされたアルバム Jorge Ben に入っています。因みにジャケットのギターには、リオの人気サッカーチーム、フラメンゴのエンブレムが描かれています。Wikipedia によると、Jorge Ben はフラメンゴのジュニアチームに属していたようです。サッカー好きの私としては、思わぬつながりに、嬉しくなりました。熱狂的なサポーターにしてみれば、試合前は、とても気楽に行こうよ、とはならないと思いますが、敗戦後の慰めにはもしかしてピッタリかも知れません。

このアルバムでは8曲目の Bebet Vãobora も気に入っているナンバーです。バックのコーラス、ブラス、ギターとの一体感があり、それに少々のサウダージ感が混じっていて、個人的にはツボといった感じの曲です。


Astrud Gilberto もアルバム Now(1972年リリース)で Take It Easy My Brother Charles をカバーしています。こちらは、よりボサノバ色が出ています。曲の軽快さは変わらずで Astrud Gilberto のやや緩い歌声がマッチしていると思います。冒頭では語り口調も聴けます(オリジナルにはありません)。

このアルバムはAstrud Gilberto 自らがプロデュースしています。表題の曲以外にも ノリのいいZigy Zigy Za、しっとりと聴かせる Daybreak や Where have you been? などバランスとれた構成となっています。自身でも4曲を書いていて、彼女の別の才能を感じられる作品となっています。


2つのTake It Easy My Brother Charlesは、勿論 iPod にも入れてあります。忘れた頃に聴くと清涼剤のような感覚となります。
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