珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

秋の甲斐路

2012-10-28 07:06:41 | その他
このところオーディオの方は落ち着いていて、ほとんど弄ることはなく聴く方ばかりです。先週に続きオーディオから離れた話題です。22日、お休みをいただいて家内と清里方面へ行ってきました。二人で遠出するのはいつ以来でしょうか。もう20年近くの久しぶりのことかも知れません。とはいえ、子供が独立しているわけではないので、夜には戻らねばなりません。サクっと行くなら秋の甲斐路だなと、少し前から計画をしていました。幸い天気にも恵まれ、紅葉と山なみを楽しむことができました。

向かったのはソフトクリームで有名な清泉寮です。大学当時の夏休みに訪れた清里は、まるで原宿の竹下通りが引っ越してきた感じで賑やかだったのを憶えています。さすがに平日でしたので、全体的に年配のご夫婦が多く、私などは若い方でした。紅葉は1カ月ほど横浜より進んでいるようです。お昼も清泉寮のレストランで取りました。


さすがに麓だけあって、八ヶ岳(写真は権現岳)が目前に迫っています。全体的に八ヶ岳の岩肌は赤っぽく紅葉ともマッチしていました。積雪はまだ確認できませんでした。


この日は南アルプスの山々、富士山の眺めを満喫しました。逆光で見にくいですが、中央の茅ヶ岳の右上に、富士山が見えます。山梨側は北斜面ですので、雪の積もり具合も早いようです。山梨側から見る富士は、例えば新幹線からのそれのように裾野まで一気に見えるわけではありません。山々の背後に何気なく顔を出し、それでいながら格の違いを見せている感じです。


南アルプスの北端、甲斐駒ヶ岳です。この山は2度登ったことがあり、個人的に思い入れの強い山です。仮に田舎暮らしをするなら、毎日この山を見れる場所がいい、とは思います。何と言っても北杜市は日照時間日本一、甲斐駒の雄姿を拝める頻度も高そうです。


できれば信玄の隠し湯でも浸ってゆっくり帰りたかったのですが、早めの戻りとしました。写真は笹子トンネル直前の釈迦堂パーキングからの勝沼の様子です。何故かパーキングの裏門が開いていて、ブドウ畑の方に近づいてみました。勝沼や甲府は桃の花の季節も素晴らしいです。今度は春の甲斐路を訪れることにしましょう。


さて、田舎暮らしですが、まだまだ都会で働かねばなりませんし、都会の刺激も失いたくないです。週末のセカンドハウス案も、家事から解放されない点で家内から却下です。その資金があればリフォームしてオーディオ部屋を何とかしたくなります。結局、地の利(横浜から2時間です)を活かして、思いついたら訪れる・・・甲斐の国とはそんな付き合いになりそうです。

いよいよ来週は有楽町でのインターナショナルオーディオショウです。今のところ土曜日に行く予定です。これも都会の刺激の一つですね。
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鶴見川、ウォーキング

2012-10-21 06:42:45 | その他
せっかくブログをやっているので、たまには横浜らしい写真も・・・とは思うのですが、みなとみらい、元町、中華街、山下公園といった有名な場所に行く機会は意外と少ないです。今回は、個人的にはなじみの深い、鶴見川を紹介します。鶴見川と聞いてピンと来られる方は横浜、それも北部に住んでいる方でしょう。でも、多摩川や相模川と並んで一級河川なのです。天候に恵まれた昨日、河口から市ヶ尾(東名のインター付近)まで歩きました。図の赤い丸の間です。


スタート地点です。現在の職場も、ここから目と鼻の先です。河口から0.0kmの道標はこのやや上流にありました。諸々あってスタートはお昼前でした。もう少し早くスタートしたかったところです。理由は後で出てきます。


少し上流へ行った東海道線、森永工場付近です。この辺りはもう10年以上前になりますが、数年ほど住んだことがあります。数年とはいえ、昔住んだ場所を訪れると、独特の懐かしさを感じるものです。森永工場のすぐ左に映っているタワーが、俗称「三ツ池タワー」TVKの送信所です。タワーの足元には桜で有名な県立三ツ池公園があります。このタワーと曹洞宗の大本山である総持寺は遠くからでも確認できる鶴見のシンボルです。


東横線の綱島を越えた、早渕川との合流地点です。少しずつですが川幅が狭くなっていることが分かります。早渕川はさらに北部の港北ニュータウンを横切っています。


予想はされましたが、河川敷はススキとセイタカアワダチソウの陣取り合戦となっていました。写真ではススキ優勢ですが全体的には五分五分でした。セイタカアワダチソウを知ったのは五木寛之のエッセイです。70年代に急に繁殖したようで、八神純子のデビューアルバムにも、「せいたかあわだち草」という曲があります。最近はススキも巻き返しているようです。ここまで来ると新横浜は目前で、奥にはワールドカップ決勝が行われた日産スタジアムが見えています。


新横浜で水分と食料を補給して、再び歩き続けます。この辺りからは沈みかける太陽との競走?競歩?になりました。小机~鴨居間を走る横浜線です。この電車は私の通勤電車でもあります。電車からはいつも鶴見川を眺めていますが、今回ばかりは逆のショットとなったわけです。


中山駅付近の、恩田川との合流地点です。自宅は恩田川方面にあるのですが、今日のテーマはあくまでも鶴見川です。このまま市ヶ尾方面を目指します。もう太陽は沈んでいます。


横浜市営地下鉄の川和町駅付近です。すっかり夕暮れとなりました。


東名の横浜青葉インターは目前なのですが、家々の部屋が灯り始めました。この時期、日暮れが案外早いのです。スタートを早めたかったのはこの事です。最初は自宅までと楽観していましたが、田園都市線の市ヶ尾駅をゴールに切り替えました。登山ならこんなことはできませんので、気楽と言えば気楽ですが。結局、5時半過ぎに市ヶ尾駅に到着となりました。


今回歩いた個々の土地はそれなりに知っている場所ばかりですが、それらが地続きであることを実感しました。それ以上に感心したのは、男女問わず国籍問わず、多くの皆さんが、様々な形態で川を生活に取り入れていることです。犬の散歩、自転車、ランニング、ウォーキング、スポーツ、バーベキュー・・・週末の鶴見川がこんなに賑わっているのは予想外でした。ちなみに走っている方は音楽を聴きながらという方が多かったです。男女比はランニング・散歩が同等に対して、自転車はオーディオ並みでした(苦笑)。やはりメカが絡むと敬遠されるんでしょうか?

鶴見川はサイクリングコースが整備されていています。川沿いですからアップダウンが少なく、個人的には自転車が面白そうだと思った次第です。それと源流までのウォーキングも宿題として残りました。まずは宿題ですね。
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The Beatles との距離感

2012-10-14 06:53:24 | POPS(洋)
異様に遅いですが、ようやく金木犀も香り始めました。昨日13日はちょっと慌ただしい日になりました。早朝からサッカーのフランス戦(11年前の雪辱なりました!)を観戦、午前中はフットサルで汗を流して、午後は秋葉原の試聴会へ。昨年のオーディオショウで存在を知ったMAGICOのQ3がメインの試聴会でしたが、個人的にはOCTAVEのJubileeシリーズのプリ、パワーがセットで聴けたので良かったです。クールなQ3に血が通ったような音を聴けて満足だったのですが、非現実的な価格に苦笑いです。

今年がThe Beatles生誕50年であることは知っていましたが、10月5日がその日であることは知りませんでした。The Beatlesで育った世代として、団塊の方々が挙げられますが、20年近くも後輩である我々の世代だと熱狂ぶりにもばらつきがあります。兄貴・姉貴の影響を受けてThe Beatlesを聴いていた友人もいましたが、長男だった私にはThe Beatlesは過去のバンドだったわけです。リアルな体験となると80年末の悲しい事件であり、ロック/ポップス路線におけるPaul McCartneyやGeorge Harrisonのソロ活動など、その後のThe Beatlesとなります。


長らくThe Beatlesの音源をLPは勿論、CDでも買うことはありませんでしたが、2009年のリマスタリングCDの発売で、少し風向きが変わってきました。私自身のオーディオ熱がぐっと上がってきた時期の再発でしたし、BOXセットや44.4kHz/24bit音源のUSBメディアでの提供など、購入を煽られたのは確かです。ただ一気に全曲を買うまでの余裕はなかったので、時間をかけてバラで買うこととしました。現在持っているのは下記の3枚です。いずれも高校当時、FM放送でエアチェックした曲が入っているから、という単純な理由で、この辺りにも私とThe Beatlesの距離感が表れています。

2009年の再発後、まず買ったのは『Rubber Soul』でした。この曲に入っているバラード「Michelle」は高校2年の頃、ラジカセでよく聴いてました。メロディーも綺麗ですし、出だしのアコギや間奏のエレキギター、そして部分的に出てくるフランス語も独特の雰囲気があります。部屋の電気を消してこの曲に浸っていたことを憶えています。アルバム全体としても馴染みの曲(ラジオを通じてですが)が多く、最初の1枚としては良い選択だったと思います。


残りの2枚は『4人はアイドル』『with the beatles』ですから、結局、私が持っているの前期の作品ばかりです。当時エアチェックしたのは、「Help!」と「ALL MY LOVING」でした。追い込んだオーディオで聴く「Yesterday」は味がありますよ。



さて、ここまでが前置きです?The Beatlesファンであればこの秋、アナログのBOXセットが発売されることをご存じでしょう。2009年は触手が動きませんでしたが、アナログで気持が揺れてしまい、重い腰を上げることにしました。今日の記事から、私がThe Beatlesマニアでないことはおわかりかと思います。音が聴ければ十分ですので、私が目を付けたのは国内盤の半額のUS盤です。Amazonで予約を入れていたのですが、昨日、路傍の石さんのブログでキャンセルの話題を知り、確認したところやはり私もキャンセルされていました。全く納得感がありませんが、HMVにてZEPのベスト盤(勿論、LPです)と抱き合わせで買うことにしました。それでも国内盤より1.5万円も安いので。

最後の最後まで慌ただしい日でした。LPは11月半ばに届きます。これでThe Beatlesとの距離感はさらに縮まるでしょう。後はトラブルが起きないことを願っています。
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ハイエンドショウ他

2012-10-07 05:55:02 | その他
今年は遅くまで暑かったせいか、まだ金木犀の香りがしません。千里まで香ると言われる金木犀ですから、咲けばすぐ香るはずです。もう少しでしょうか。3連休の初日、ハイエンドショウ参加を兼ねて東京までブラっと出かけてきました。

ヴィエナアコースティックは以前はCECの扱いでした。インターナショナルショウでまとめて聴けたのですが、アルファメガに変わってからはハイエンドショウに引っ越しです。私が普段使っているVB-3BGのバージョンアップSYMPHONY EDITIONが新商品として披露されていました(写真左)。デモ後、VB-3BGへ関心を持った方と担当者の話を、後ろで頷きながら聞いてました。当方の関心は、その隣のフラグシップThe Musicだったのですが、相変わらず大きいです。


ハイエンドショウは1時間ほどの滞在でした。例によって和歌山県のアンテナショップでお土産を買って、神保町まで散歩することにしました。国際フォーラム脇の木々も紅くなり始めています。インターナショナルショウの頃にはすっかり紅葉も進んでいることでしょう。


この日は日差しもそれなりに強く、夏に戻ったような雲も湧いていました。そんな中、秋を見つける瞬間は楽しいものです。皇居の大手門から北詰橋門へは無料開放されていたので、入ることしました。この時期はあちこちでススキとセイタカアワダチソウの陣取り合戦が見られるのですが、さすがに皇居、ススキだけでした。


彼岸花とお濠と大手町のビジネスビル群です。400年の時間が詰まったようなシーンです。彼岸花(別名、曼珠沙華)は、有毒なんですね。知りませんでした。


皇居を出るともう九段下が近いです。少し遠回りしましたが神保町の富士レコードによって、2枚ほど購入しました。この日の収穫はこちらです。なんだかレコードは70年代後半の邦楽、女性ヴォーカルの密度が濃くなっているような・・・。


夏と秋の境目のような、1日となりました。
※ここ数日、gooのブログのレスポンスが悪く、記事をアップするのにも一苦労しました。原因がgooにあるのか、自分のプロバイダーにあるのか不明ですが、早く直ってもらいたいところです。
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