珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

連休初日

2012-04-29 08:38:53 | オーディオ
いよいよゴールデンウィークが始まりました。悪戦苦闘してVoyage MPDを導入したのが昨年の連休ですから、月日の経つホント早いですね。Voyage はその後トラブルもなく使えています。さて、天気にも恵まれた連休初日、アナログ一式の支払いを無事済ませました。新緑が眩しかったです。今年のGWのテーマは勿論アナログです。例年に輪にかけて早く過ぎ去る9連休となりそうです。


出荷を待つ機器群です。今回はフォノイコライザー、カートリッジ、ラック他を併せて購入しています。家にセットしたところでいずれ紹介します。見る方が見れば判りますね。


その後は例によって神保町散策です。神保町やお茶の水界隈は私にとって本棚もしくはCD/レコード棚のような街です。フラフラと中古のCDやレコード、そして古書を探す時間は、ある意味贅沢な時間といえるでしょう。丁度発売日だったPCオーディオfanも購入しました。NetAudio誌はオーディオ系の棚に置いてあるのに、PCオーディオfanはPC系に置かれていたので探すの苦労しました。三省堂ではPCオーディオfan見つけられませんでしたし。世間からすればニッチな世界なのでしょう。

家に帰ると、日本ハムの稲葉選手の2000本安打の嬉しいニュース。宮本選手も2000本目前ですし、往年のヤクルトファンとしては励みになります。2000本はあくまで結果で、到達するまでのプロセスが大事なことは言うまでもありません。オーディオも後で振り返った時に2000本だったと思えればいいですね。
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ハードバップから・・・

2012-04-22 10:44:30 | ジャズ
このところ購入するCDは、ジャズとクラシックが中心となっています。そしてジャズのほどんどが、いわゆるハードバップと称される1950年代後半から60年代にかけてのジャズです。全般にメロディラインが分かりやすく、入門者の私でも入りやすかったです。この時代は個性的なアーティストが多く、それらアーティストの組み合わせの妙も楽しんでいます。今ではネットでも情報が得られますが、一度、全体観を掴んでおきたかったので書籍も参考にしています。

前回のジャズの記事ではピアノのWynton Kellyを取り上げましたが、ハードバップの華はやはりホーンセクションです。トランペット、サックス、トロンボーン、それぞれの音色を皆さんはどう捉えますか?私の場合、トランペットに翳りを、サックスには洗練を、トロンボーンには素朴さを感じます。勿論、これにプレイヤーの個性が加わりますから、単純ではありませんが。


ハードバップの中では後発ですがFreddie Hubbardは好きなトランペッターの一人です。写真の『Open Sesame』は初のリーダー作品ですとは思えない堂々の吹きっぷりです。フロントを組むTina Brooksから提供された「Open Sesame」「Gypsy Blue」は、メロディよしクールな演奏よしで気にいっています。私の場合、熱いハードバップより、やや控えめのそれを好むようです。


Freddie Hubbardを聴くきっかけになったのは、Tina Brooksのリーダー作品『True Blue』です。ハンコックさんのブログで存在を知り、東芝EMI盤ですが中古CDを入手しました。フロント2人は『Open Sesame』と同じで、録音日も近いです。6曲中5曲がTina Brooks作曲で、渋さ・深みを求めるならこちらです。2管がハモる場面は、オーディオ的快感がグッと増します。


50年代後半から60年代と言えば、巨匠と呼ばれるMiles Davis、John Coltrane、Bill Evansが活躍した時代とも重なります。前者2人にはハードバップの名盤がありますし、かすりもしないと思ったBill EvansにもFreddie Hubbardらと組んだ5人編成の『Interplay』があります。私は勝手にハードバップをジャズの臍だと捉えていて、まずはどっぷり浸かろうと思っています。そこから時代を遡るのもよし、下るのもよしです。この先、ハードバップ像がどう変わるのか、変わらないのかも楽しみたいと思っています。
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決めました

2012-04-14 08:36:47 | オーディオ
アナログ導入を意識して1年半、長かった相棒探しもようやくピリオドとなりました。このところ思い入れが強くなってきたOracle Delphi Mk6に決めました。年末の記事で高校以来のアナログと書きました。CDプレイヤー(ただしミニコンポ)を買ったのが大学2年の終わりですから、正確には大学2年以来となります。ただ、大学当時はレコードを買っても即ダビングしてテープで聴いていたので、やはり印象としては高校以来です。Oracleに決めた経緯は、改めて報告します。

最終試聴の日は休暇をいただき、朝から出かけました。アナログの懐かしさに便乗して、昔懐かしい場所を散歩することにしました。コースは高田馬場から新大久保経由で市ヶ谷まです。BIG BOXは健在でしたが、いつから青バックになったのでしょうか?さかえ通りの居酒屋や雀荘も昔のままでした。アナログは生き残りましたが、こちらも学生がいる限り安泰でしょうね。


明治通りから大久保通りに入り、飯田橋方面へ・・・。目的は牛込のカレーの店、カフェドモモです。原宿にあったカレーの名店GHEEの味が、閑静な住宅街で復活しています。GHEEへは一度だけ学生時代に行った記憶があります。野菜カレーを注文し、試聴まで時間があったので白ワインも。BGMにはNorah Jonesが流れて、都心とは思えない緩い時間を過ごしました。


市ヶ谷からオーディオ店のある秋葉原へは靖国通りで行けるのですが、ここで一旦電車で馬場まで戻りました。試聴用のLPレコードをコインロッカーに預けていたためです。紙袋に詰まったレコードの重さに、改めてiPodのコンセプトの良さを感じます。東西線で九段下に出た後、再びウォーキングです。市ヶ谷から九段下は目と鼻の先ですから、馬場と秋葉原の意外な近さを実感することにもなりました。


試聴兼商談の後は再び神保町へ戻りました。最初に向かったJazz喫茶オリンパスは夕食タイムの準備中でした。次に向かった喫茶店プリマベーラでしばし休憩です。コーヒーの値は張りますが、つけ合わせのバナナとセットで私は気に入っています。ここに来るのはV40SEの購入を決めて決済した時以来です。大きな買い物をした後のちょっとした興奮を冷ますのにぴったりな落ち着いた雰囲気です。


アナログの試聴に際して何度かスカイツリーの写真を紹介しました。自宅へのアナログ導入は連休中になりそうです。スカイツリーのオープンに先を越されるかなとも思いましたが、何とか間に合いそうです。
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QA550 VS Voyage MPD

2012-04-07 14:53:22 | オーディオ
2月頭にSDカードを使ったトランスポートQA-550を購入したことを書きました。メインシステムはVoyage MPDですが、同じデジタルファイル再生のQA-550との差は気になります。普段、良くリファレンスに使っている曲で比較をしてみました。

QA-550は勿論、買ったままでも使えるのですが、あちこち手を入れて音質改善を図る方が多いようです。私もネット上の情報を参考に、いくつかの改善を試みました。まず電源ですが、付属のACアダプターをやめて、Panasonic(もうSANYOではありませんね)のMusic Boosterというeneloopベースの電源にしています。電池でも長持ちするので重宝します。また光出力を強制的にカットし、正面中央の液晶ディスプレイを外しました。使い勝手はさらに悪くなりましたが、リファレンス機と割り切っています。やってることは、
1)電源からのノイズ混入を防ぐ
2)余計な仕事をさせない
ですから、PCオーディオにおける音質改善と共通しています。


一方、対するVoyage MPDのトランスポート部です。写真下部から延びる黒いUSBケーブルの先に、ALIX 3D(Voyage MPD用のPC)があります。USB-DDCにはUDIF7を使い、その電源にはコーセルのリニア電源(黒い箱)、さらに念押しで中村制作所のアイソレーショントランスNSIT-70をあてています。エソテリックD-07のUSB入力はアシンクロナス転送ではないので、一旦UDIF7を経由してSPDIFでD-07にデジタル信号を入力します。


QA-550をメインシステムに組み込むとこんな感じです。実にシンプルな構成です。QA-550から直接SPDIFを取り出しD-07へ直結します。ルーターやPCのノイズは無関係の世界です。下流の条件を同じにするため、比較においては共通のデジタルケーブルSIGNATURE Digitalを使い、D-07の入力ポートも統一しています。


比較に使った曲は、
1)Breaking The Law:Judas Priest
2)二つのヴァイオリンのための協奏曲:Julia Fischer
3)Lamento:Gianni Basso
4)イパネマの娘:Getz/Gilberto
5)瑠璃色の地球:松田聖子
6)ロッキー刑事のテーマ2:井上堯之バンド
です。


さて、比較の結果です。曲によっては互角とも思えましたが、低音の躍動感、解像度でQA-550が一歩リード、QA-550≧Voyage MPDといったところでしょうか。因みに差を感じた曲は1)2)6)でした。2)はゴチャゴチャするきらいがありますが、QA-550にすると個々の楽器が分離され、通奏低音もしっかりします。1)6)はベースが弾んで、QA-550の方が押し出し感が増します。とは言え、これには敢えて聴き比べをすれば・・・との注釈がつきます。普段聴きにはVoyage MPDで不満はありませんし、むしろVoyage MPDが健闘していたとも言えます。

Voyage MPDによる音源管理の一元化は譲れないところがありますので、今回のような課題を見つけたことは楽しみが増えたのだと思いたいです。比較する聴き方は音楽を聴くというより音を聴くことになりがちです。定点観測に留めておきましょう。
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