珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

オーディオショウ&ファイルウェブ・コミュニティ・ミーティング

2014-09-28 11:02:27 | オーディオ
4連休の最終日となった23日(22日は有給休暇)は、インターナショナルオーディオショウとPhilewebコミュニティ・ミーティングinTokyoでした。直前の登山で実は体はパンパンに張っていて、特に階段の上り降りが結構辛かったです。表向きは涼しい顔してました。今年のオーディショウは例年より早く、9月開催でした。さらに変則的な日程で、休日を含んでいるとはいえウィークデー開催です。秋分の日に人が集中するのは容易に想像できました。ミーティングでも皆さんから、ブースに入っても黒山の人だかり、といった話を聞きました。オーディオ熱による混雑だったらいいのですが。


静岡方面から矢切亭主人さんとカイさんが東京に出てこられました。ご主人さんは先週オーディオ交流に続いての箱根超えです。カイさんとは今回が初顔合わせです。時間をとってオフ会をという話もありましたが、横浜北部と有楽町を絡めると時間的に厳しくなります。オフ会も中途半端になることから別途設定とさせていただきました。ショウに向かう前に、お二人とフォーラム内のレストラン「宝」にて昼食です。過去のオーディオショウでも、ここか隣のイタリアンで、集めたカタログ眺めながらお昼をとりました。この日は主人さんと同じく、鯖の桜干し膳を選びました。


数年前まではプログラム片手に、忙しくブースを回っていましたが、17:00の再集合までゆるりと回ってきました。毎年足を運んでいるのがユキムのブースです。自然光溢れる部屋での、和田さんとバラカンさんの音楽談義を楽しみにしています。開始30分前には席は埋まっていましたが、例年立ち見ですので想定内です。和田さんは直前の講演が終わってから合流するので、バラカンさんはそれを見越して勝手に音楽をかけ始めます。これもいつものパターンです。今回聴いた中では、和歌山の遅咲きギタリスト、濱口祐自さんのアコースティックギターに浸ってしまいました。


ウィーンアコースティックスのLISZTは、今年リリースされたこともあって出番は多かったようです。角田さんの講演に合わせて、やはり30分前からブース入りしてセンターを確保です。1時間枠全て、LISZTで聴けたのはよかったのですが、部屋の音響は今一つでした。4月の試聴の印象があるので評価は変わりません。価格もそうですが、SP導入の前にやるべきことが、複数浮かんでおり直ぐに触手は動きません。同社は商品の息が長いので、その点助かります。郡山のヒデさん経由で紹介いただいたナスペックの水次さんに挨拶してブースを後にしました。


その他気になった製品から。Octave はプリで定評のあったHP500SEの後継として、HP700を投入してきました。個人的にはプリよりはプリメインの進展が気になるところです。V80はリリース後かなりの年数が経過しました。


NAGRAのUSB DACです。値段はともかく音は聴きたかった1台です。


アキュフェーズの新製品DC-37です。USB入力についてはこれまでオプションのボードで対応してきたアキュフェーズでしたが、遂に単体DACを出してきました。AIT DACでも使われているDACチップES9018を使用している点でも着目しています。オーディオメーカーとガレージメーカーの音の違い、とても気になります。


心配された台風の動きは遅く、23日は晴天となりました。移ろう日差しを横目に回るべき個所は回りました。人聞きですがアナログは多くのブースで取り上げられていたようです。若い方がアナログに関心あるなんて話題もありましたが、一過性でなければいいですね。受付のフロアではオーディオ系出版社の展示もありました。この写真では奥のステレオサウンドのブースが込んでいます。リマスタリングされた松田聖子のSACDが呼び水になったのかも知れません。矢切亭主人さんは東京土産?に『風立ちぬ』をゲットしていました。


17:00に再び矢切亭主人さん、カイさんと合流し、ミーティング会場の日比谷Barへ向かいました。少し早く着いたのですが、お店の好意で先に入れていただきました。そのうち三々五々、皆さん登場です。交通事情で遅れたミュルさんを除いて、1次会は12名参加となりました。私は半分ほどの方と初対面でした。オーディオや音楽、それにショウの話題でつながるので、そのような感覚は直ぐになくなります。自己紹介タイムも適度に突っ込みが入り盛り上がってよかったです。来年のショウは金曜日‐日曜日開催だそうです。ミーティングの設定もしやすくなりますね。


ミュルさんとも21:00に有楽町駅で合流できました。2次会メンバーは何故かはぐれて、2グループに別れてしまったようです。線路脇の海賊という居酒屋で、KYLYN(キリン)さん、いたちょうさんと、私で、ずっとお若いミュルさんを囲んで音楽、オーディオの話を続けました。この趣味、年齢が上の方と接する機会が多くなりがちですが、若い方との接点も大事にしたいですね。おじさん3人が酔っぱらってお薦めの音楽を紹介しましたが、すみません、お二人の推薦の曲の記憶が・・・。
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越後、荒沢岳

2014-09-25 06:38:28 | その他
19日、20日にメンバー4名で越後の名峰、荒沢岳に登ってきました。なかなかハードでしたが、天候に恵まれ、初秋の山行を楽しんできました。越後の山では上越国境の魔の山、谷川岳が有名ですが、麓からの姿であれば越後三山(駒ヶ岳、中岳、八海山)が素晴らしいです。百名山の駒ヶ岳には学生時代に登りました。八海山は日本酒で有名ですね。荒沢岳は越後三山のさらに奥にあり、私は企画があるまで存在を忘れておりました。登山の前日は、奥只見の銀山平に入り、いくつかの民宿が共同で運営するログハウスに泊まりました。奥只見は8月に行った桧枝岐と、比較的近い位置にあります。


夏と秋の境目のような空です。明日も晴れることを願って・・・。天気予報は晴れです。


翌日です。登り出しは朝霧に包まれていましたが、高度を上げると晴天でした。越後駒ヶ岳も全容を見せています。元気なうちは、出だしのこの様なシーンに胸が高まります。胸突八丁だと景色どころではなくなりますが。


本日目指す、荒沢岳です。名が体を表す通り、いくつもの荒々しい沢が頂上に向かって伸びています。


奥只見湖が見えてきました。時折、遊覧船の姿も確認できました。


荒沢岳の頂上です。急登あり、鎖場あり、ハシゴありでしたが、頂上で苦労が報われます。


360度のパノラマを楽しみました。尾瀬の燧ケ岳が見えます。横に奥白根山、武尊山の姿も。残念ながら至仏山は平ヶ岳に重なって見えませんでした。


荒沢岳からの越後三山です。左が中岳、右が駒ヶ岳です。八海山は中央の稜線の向こう側です。ザギザしたピークが部分的に見えました。


頂上付近はもう紅葉が始まっています。ナナカマドやカエデが赤く染まっていました。さらに1ヶ月もすると足元まで紅く染まることでしょう。秋の山の魅力ですね。


荒沢岳は途中、長丁場の岩場があります。ルート上にヘルメットを被った登山者が写っているのが分かりますでしょうか?我々もこの壁を登って降りてきました。あまり鎖には頼らず、3点確保(手足4本のうち、必ず3本は地面につける)を意識しました。その方が余計な体力は使わないで済みます。


この地域は名うての豪雪地帯です。9月でも沢に雪が残っていました。間もなく新しい雪がこの上に積もることになります。


登山後の汗は前日と同じく、ログハウス脇の白銀の湯にて流しました。お風呂は2階にあり、露天風呂では駒ヶ岳の眺めも楽しめました。


久しぶりの越後の山を堪能しました。今年の山は、かなりの好天率で、私自身も驚いています。当初の予報は今一つだったのですが、日に日に予報がいい方向に変わりました。これも皆さんの日頃の行いのせいでしょうか?冗談はさておき、途中の岩場を思うと、晴れで本当によかったと思います。越後蕎麦を夕食に摂り、お腹と心を満たして、東京方面へ向かいました。
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矢切亭主人さん、ベルウッドさんを迎えて

2014-09-22 19:35:38 | オフ会
赤羽訪問の翌日は拙宅に、矢切亭主人さん、ベルウッドさんを招いてのサウンド交流第2弾でした。拙宅のある横浜市北部は、中華街、山下公園やみなとみらい地区といった観光地ではなく、いわゆる郊外の住宅地です。なかなか関東に来る機会のない矢切亭主人さんに横浜らしいところを紹介できればよかったのですが・・・。一方、ベルウッドさんは、青葉台のフィリアホールや町田のアートスペースオーにも足を運んでいて、それなりに馴染みはある様子です。お昼前に某駅に集合し、8月に開店したばかりの近所のイタリアンレストランで食事後、交流の後半スタートです。

2日目も好天に恵まれました。天候によってオーディオ部屋の雰囲気は随分と変わります。午前中の南東からの日差しのある時間帯が気に入っています。ただし日差しに、真空管アンプ、さらに男3人となると、部屋の温度は上がりがちです。この日の午後はアンプだけでなくエアコンのリモコンが手放せませんでした。


ベルウッドさんにはクラシック一筋の印象を持っていましたが、前日、システムのウォーミングアップはビルエバンスでした。耳のウォーミングアップには想定外のリンダロンシュタット。であればカジュアルな路線はOKです。一方、愛知の矢切亭訪問時に主人さんのお好みは確認済です。70、80年代の邦楽、フュージョン、クラシックはストライクゾーンであるはずです。八神純子はリストからは外せません。デジタル、アナログ全体を通して見ると、クラシック50、その他50といった比率です。浜松の方に鰻を出すように恐る恐る、パッハベルのカノン(オルフェウス室内管弦楽団)も入れてみました。


何度か記事にしていますが、私自身、訪問先の出音に慣れるのに時間がかかる場合があります。この慣れの時間には長短がありますが、普段聴いている音場、音像表現とのギャップが大きいと、長くなる傾向にあります。矢切亭主人さんにしても、ベルウッドさんにしても、多方面のオーディオ訪問を重ねられています。多様な音を耳にされているお二人でも、SP間隔よりリスニングポジションをSPに近づける配置には戸惑われたことでしょう。ベルウッドさんは同じ平行法とは言え、広大なリビングルームを使われています。リスニングポジションからSPまでの距離は拙宅の数倍はあります。

会話を通じて部屋がライブであることは実感されてましたが、音楽には煩ささは出ていなかった様です。ヴォーカルの定位や質感、楽器の音色も違和感が無かったようで、いわゆる調音はできていると思いました。これが偶然ではなく、DEQ2496あるいはヤマハのパネルの効果であって欲しいものです。パッハベルのカノンや、CD選書の松田聖子「夏の扉」では、ファイル再生ならでは音数の多さがを感じられたと聞きました。生粋のアナログ派が目を向きそうなADコンバータを介したアナログ?は、実はオフ会デビューだったのですが、デジタルらしさが耳につくことは無く一安心です。

耳の痛い、しかし重要なご指摘もありました。ベルウッドさんからすると、SP間隔はフローリングの板一枚分広過ぎるようです。(スタジオ録音の)ヴォーカルものを聴く分には中央奥にしっかりで定位するので問題が無いのですが、オーケストラの再生では左右が手前、中央が奥の関係が強調されて違和感があるとのことでした。現状のSP間隔は202.5㎝で、板一枚の幅は6cmです。仮に板一枚分、左右を詰めるとSP間隔は190cmになります。平行法に取り組んでもう4年になりますが、最初に決めた奇数分割法による配置を弄っていないことは事実です。クラシックが鳴るシステムは他も鳴る・・・再考させられました。

SP下のボードの話もありましたが、まずはお金のかからないカットアンドトライですね。これから平行法にトライされる方のたたき台になりますので、進展した時点で記事にしたいと思います。2日続けての交流の最後は、居酒屋での感想戦です。矢切亭主人さんの帰りを気にしながらも、ビールと日本酒で気軽に過ごしました。皆さんそれぞれに経緯は異なりますが、太田裕美つながりで一致しました。他にジョディフォスター、箱鳴り、スーパーカー、陽水など。殆ど感想戦になってませんが、話の脱線を楽しみました。横浜線循環説?は後日談ですが、ご主人さん、何とか無事に遠州へ戻られたそうです。
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ベルウッドさん宅訪問

2014-09-18 00:34:19 | オフ会
13日と14日、矢切亭主人さんが発起人となったサウンド交流がありました。現在は静岡にお住いの矢切亭主人さんが、箱根を越えてベルウッドさん宅と拙宅を訪問する企画です。ベルウッドさんと私の相互交流も兼ねていて、初日がベルウッドさん宅、2日目が拙宅での開催となりました。矢切亭主人さんとは名古屋の矢切亭訪問以来ですから約1年ぶりです。一方、ベルウッドさんとは今年に入ってイベントで3度ほど(上州、フィリアホール、那須)ご一緒させていただきました。両日とも天候に恵まれ、概ね過ごしやすい気候でした。夏への逆戻り感が出たのは、真空管アンプ使いの拙宅だったかもしれません。

集合してまずは腹ごしらえです。赤羽駅近くの台湾系の中華料理店に向かいました。リーズナブルな値段ながら、しっかりとした味の、食べ甲斐のある台湾風の焼きそばでした。お腹も満足したところで、赤羽の閑静な高台にあるお宅へ向かいました。


ベルウッドさんと言えばB&W805のイメージがありますが、昨年Premium Sound DesignのT4Limited Specialを導入されています。20台しか無い貴重な個体の20台目だそうです(ちなみに1台目はGRFさんです)。私もGRFさん宅で何度かT4を実聴する機会がありましたが、まるで後方のタンノイGRFが鳴っているような空間表現力が印象的でした。ただし、そのまま導入するのではなく、拘りの手を入れるのはベルウッドさん流です。SPのネットワークは使わず、チャンネルデバイダ経由で高域、低域を別々のパワーアンプでコントロールしています。このアプローチは805時代と共通です。


SPの支持は拘りのサイドプレスです。これも805当時から継続です。


下流のアンプ群です。チャンネルデバイダー、パワーアンプ(高域、低域)、プロテクターの4躯体です。私は名前くらいしか知りませんが、金田式と呼ばれるアンプだそうです。確か岡山のスイートサウンドさんも使われていました。更に左奥に映っている小型のボックス群はバッテリーです。ほとんどの装置をバッテリーで駆動しています。持ち時間は8、9時間ほど。それでも、普通オフ会では午前中からウォーミングアップしますから、夕方までとなるとギリギリとなります。実際、この日も、ベルウッドさんの「そろそろ電池が・・・」のお言葉でお開きとなりました。


上流の機器です。昨年ソニーから発売されたハードディスクプレイヤーHAP-Z1ESを導入されています。ハイレゾ音源を中心に使われています。ファイル再生への本格移行はまだのようです。従ってデジタル系はデノンのDCD-SA11が主役の座をキープです。DCD-SA11の電源は出川式の電源を充てています。アナログプレイヤーは以前からお使いのヤマハの銘記GT2000Xです。これらソース機器をやはり金田式のプリアンプで受ける構成です。CD再生時はディスクの消磁、アナログ再生時は針の掃除(アルカリ水?)という念の入れようでした。


ベルウッドさんの聴かれるジャンルは勿論クラシックですが、ウォーミングアップとして女性ヴォーカル系を3曲ほどかけていただきました。Phileweb等で話題になった盤はクラシックに限らずチェックされているご様子。音が澄んでいて聴きやすいヴォーカルでした。私が気に入ったのはリンダロンシュタットのデュエット集です。ベルウッドさんの意外なお好みを受けて、翌日のプログラムにリンダロンシュタットを急遽入れることにしました。


ヴォーカル以降はほぼクラシックでした。勿論、これは想定内です。パッハベルのカノン、ブルッフのバイオリン協奏曲など、私もよく聴く曲も取り上げていただきましたが、ここはクラシックの幅を広げるチャンスです。それもベルウッドさんの解説つきですから尚更です。プロコフィエフにしても、


シベリウスにしても馴染みが無かったのですが、何か惹かれるものを感じました。リクエストしたベートーヴェンは、ピアノ・ソナタ第32番を1、2楽章通しで聴かせていただきました。1月のツィメルマンの公演を思い出しながら浸ってしまいました。


ベルウッドさんの音は、とても澄んでいますね。透明感、ノイズフロアの低さ、聴感上のSNの良さ、水の如し。私の頭に浮かんだのはこんなキーワードです。バッテリー駆動、金田式アンプ、機器の支持方法など余計な音を載せない工夫の蓄積だと思います。一方でクラシックの醍醐味である低音の重厚感にも驚きました。ロミオとジュリエットの原曲で特に感じましたが、T4導入の狙いは見事に成ったということでしょうか。セッティング(平行法)にも興味がありました。広大なリビングルームを使われています。箱庭感が否めない拙宅に比べて、音場を俯瞰できる余裕を感じました。

予定の17:00はあっという間に過ぎてしまいました。途中から、ワインが2本ほど入りましたが、クラシック、聴き込みモードを最後まで維持できました。矢切亭主人さんの持ち込んだ惑星のSACD盤で消磁の有無の比較がありました。これは皆さん一致で消磁の効果に驚きました。ベールが剥がれ、音の粒立ちが見えるような変化です。再生の再現性という点で、ファイル再生がディスク再生に対してメリットがあるようにも思いましたが。

これで前半戦終了です。赤羽駅で矢切亭主人さんと別れて渋谷経由で家に戻りました。翌日もあるので、感想戦は無しとしました。渋谷の夕景です。日が短くなってきたことを実感します。
SP
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9月に入って

2014-09-07 10:44:56 | その他
8月の下旬、横浜方面ははっきりしない天候が続き、一気に涼しくなりました。週末にかけて日差しと共に暑さが戻りましたが、残暑と表現するには和らいだ暑さでした。このまま進むと、金木犀が薫るタイミングも早まるかもしれません。このところ、真空管アンプV40SEに灯を入れる頻度が上がってきました。オーディオを通じた交流も、来週以降予定がポツポツと入っています。オーディオショウも以前ほど気合を入れてといった感じではなくなりましたが、関心のあるメーカーに絞ってブースを回りたいと思っています。果たしてどんな音に出会えるのか、まずはオーディオシーズンの到来を喜びたいです。

一時期に比べるとオーディオ誌の購入数はぐっと減ってきました。定期的に購入してるのは、ステレオサウンド誌、アナログ誌で、他は内容次第といった感じです。SS誌秋号は、姫路のジュンク堂書店で買って、帰りの新幹線でパラパラと目を通しました。和田さんと山本さんの誌面論争が面白かったです。録音エンジニアの櫻井さんが加わり、論争が立体的になっていました。論争は結局平行線でしたが、サウンドそのものも対照的な様子です。音が広く展開される和田さんの音は誌面から想像しにくい、ともありました。7畳程度、リスニングポジションは1点、音を俯瞰する方向、という点では拙宅も共通しているのですが・・・。


昨日の土曜日は久しぶりに家族で中華街へ出かけました。今年に入って子供が遠方で暮らすようになり、家族全員が集まれるのは休暇の期間のみ、といった状況になりました。中華街の案を出したのは子供側の方で、これはこれで嬉しかったです。ずっと小さい頃に、中華街で食事をしたことを憶えていたようです。お店は老舗の名店で、中華街通の方であれば写真からお分かりでしょう。食事中には、二胡と琴による演奏も行われていました。「花」や「ふるさと」等、二胡の音色に合う、ゆったりとした曲が雰囲気を作っていました。ライチの香りがするアルザスのワインも美味しかったです。


お店を出てから酔い覚ましに中華街を散策しました。家族連れ、カップルで賑わっていました。途中、土産やに寄って各人の好みの中華菓子を選びました。私は昔から椰子の月餅が好みです。


香港路、関帝廟通りを歩いて石川町駅まで出ました。昔からある店、新しい店の比率は2:1くらいでしょうか。次は老舗ではなく路地裏の小さいお店、でもいいかなと思いました。


家族が普段別々で生活していると、こういった時間は特に大切になりますね。つい半年前までは殆ど意識しなかったことです。これも年月をかけた自然な変化の一つだと感じています。
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