珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

2022年、オーディオ振り返り

2022-12-31 16:17:48 | オーディオ
早いもので2022年も本日で終わりです。毎年1年間の長さがどんどん短くなってきていますが、最近は益々そのことを実感しています。特にコロナ禍以降のこの3年間はあっという間に過ぎた感があります。よくライフワークバランスと言われますが、今後は、少しずつライフのウェイトが上がっていくだろうと思います。オーディオも、ライフの一部を担う貴重な時間です。この3年間でシステムの方の整備がかなり進んだので、オーディオ寄りから音楽寄りに移行できたら、とも思います。ブログの表題のような時間を過ごしたいものです。

コロナ禍の3年を振り返ると、初年度はMFPC、次年度はDAC、DDCの導入がメインの投資となりました。今年は機器への投資はありませんでしたが、WELLDELTAの導入が一気に進みました。昨年末から今年にかけてDAC、フォノイコ、センターのラック、更にはアナログプレイヤーへの導入まで進みました。システムの上流の整備が進んだ分、下流での取りこぼしを抑えることが課題だったとも言えます。その一つの答えが振動対策であったように思います。シルバー系統が多い拙宅のシステムとデザイン面での相性も良かったです。


HarubaruさんからWELLDELTAの回転系機器への効果を伺っていたので、アナログプレイヤーへの導入を検討していました。デジタル系からアルミブロック付きのWELLDELTAを一時的に外し、Delphi Mk6の足元に敷いて効果を予習しました。音の粒立ち、スピード感、低音の沈みこみが改善が期待できたので、 導入に踏み切りました。実際に導入したのは初夏の頃でした。Before-AfterをHarubaruさん、Lotus Rootsさんにも聴いていただきました。デジタル偏重であったマイオーディオですが、風向きが変わった年だったと思います。


ラックの下のWELLDELTAが効くことを、オフ会やPhilewebの記事で知ることとなりました。機器の下の振動対策は機器のポテンシャルを引き出すわけですが、ラックの振動を抑えてくれるわけではありません。ラックにはアナログプレイヤー、プリアンプが導入されおり、影響範囲も広いと判断し導入してしまいました。こちらもアルミブロックは付けずに、ラックのスパイクをWELLDELTAの受け(穴)に直刺し、しています。音の取りこぼしが減り、全体的に細かい音まで見通せるようになったように感じています。


オフ会を通じて、いくつか改善の余地に気付くこともできました。まず分かったのパワーアンプの足元です。現状のQuadRingからバベルに切り替えた時の変化に驚きました。あらためて下流の振動対策の必要性を感じた次第です。バベルそのものは高額なので、すぐには手が出ませんが、ボトルネックを自覚できたことは良かったと思います。あと、これまであまりケアしてこなかった電源回り、ケーブル回りもあれやこれやと試す価値がありそうです。音の変化を以前より捉え易くなった(システム&耳)と感じており、敢えて基礎に戻るのも面白いと考えています。

コロナが3年目となりwithコロナへ移行しました。一時期控えていたオフ会は、今年あたりから従前の状態に戻ったと言えます。これ自体は嬉しいことです。Philewebコミュニティの終了等、変化点もありますが、一度つながったネットワークは形を変えて残ります。来年も月1回程度のオフ会を持たせていただければ、ありがたいです。あらたな出会いもあるかも知れません。今年も拙ブログへの訪問ありがとうございました。来年も皆様にとって良い年であることを願って、本年最後の記事とします。
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チューバホーンさん、Oさんを迎えて

2022-12-25 09:28:46 | オフ会
1週間前の18日、今年最後のオフ会を拙宅にて行いました。お越しいただいたのは、チューバホーンさんとOさんです。前回はOさん製作のDAC導入のタイミングでしたので、その後の定点観測となります。1年3ヶ月ぶりのお越しとなりました。2週続けての拙宅オフでしたので、準備は比較的楽でした。午前中はSP調整、掃除等をやり、午後2時からのご来訪を待ちました。DACの製作者、同じDACのユーザさん、何より耳の肥えたお二人を招くのは、楽しみでもありますが、ちょっとした緊張感を伴います。


こちらがOさん製作のDACです。すっかり拙宅のシステムに馴染みました。MFPCの整備、そしてディスクリートDAC導入、I2S出力のDDコンバータ導入と、コロナ禍で拙宅のデジタル系統は大きく変わりました。DACの方は、導入当初にゲインの設定をした程度で、その後は設定は何も変えていません。大きな問題も無く使わせていただいています。DACの足元には、昨年の年末段階より、WELLDELTAを敷いています。当面の間、デジタルの上流は不動のラインナップでいいのではないかと考えています。


今回はデジタルに加えて、アナログも聴いていただきました。これまで何度かお二人にお越しいただいていますが、デジタルのみで終わることが多く、なかなかアナログを聴いていただく機会がありませんでした。もしかしたらチューバホーンさんは2014年以来、Oさんは初めてかも知れません。お二人ともに、既にアナログは手放され、現在はデジタル1本です。普段聴きとは異なるサウンドを楽しんでいただければ幸いです。Oracle Delphi Mk6 の足元にも、4月よりWELDELTAを敷いています。アナログはフォノイコ含めて10年間不動の構成です。


まずはデジタルから、JAZZ、クラシック、歌謡曲の流れで聴いていただきました。以前より、音が随分と細かくなった印象を持たれたようです。SPはほぼ合っていましたが、チューバホーンさんのご指摘で若干右のSPを後ろにずらして、よりマイルドな方向に調整しました。他、トランス有無、電源ケーブル等の音の比較をしましたが、随分変わります。最終的にはストレスの無い、ほぐれた音に落ち着きました。条件によってサウンドステージの高さが変わるのも興味深い現象でした。DACの順調ぶりにOさんも安心された様子でした。

休憩を挟んで、アナログタイムです。こちらは専らカジュアルな路線ですが、往年のニューミュージック、80's、歌謡曲、さらに前週のオフ会でも好評だったイ・ムジチのバスーン協奏曲、パコ・デ・ルシアの「コーヒー・ルンバ」をかけました。「レコードらしい音」とはチューバホーンさんのご感想でした。デジタル、アナログの音の違いを残しつつ、70~80年代の音源を味わい尽くす・・・が今後の目標ですので、正しい方向に行っているようです。アナログの締めは、イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」比較となりました。

比べたのは、
・アナログ:米国オリジナル盤(チューバホーンさん)
・アナログ:西ドイツ盤(先日メルカリで入手)
・デジタル:チューバホーンさんが10月に入手された盤
です。曲は長めですが、上記はフルで聴きました。アナログは、米国オリジナル盤の方が低音が深いように感じました。デジタルは、先日のチューバホーンさん宅での好印象が再現されました。押しの強さでアナログですが、細かい音はデジタルの方が聴こえてきました。ちなみに拙宅にあるリッピング済の音源をバスドラが入るところまで聴きました。音圧が高く、ボリュームを慌てて落としましたが、差は明確でした。ちなみにこの曲の音源は144種類もあるそうです。

終了後、先週に続いて近所の「壺中天」にて感想戦を行いました。車でお越しいただいたので、アルコール抜きでの感想戦となりました。寒波の影響で、夕方になって急に冷え込みました。暖かいお茶を台湾式でいただきつつ、オフ会談義を続けました。食事はヘルシーな内容でしたが、楽しんでいただけたようです。チューバホーンさん、Oさん、師走のお忙しい中、オフ会への参加ありがとうございました。また音を磨いて、お迎えしたいと思います。
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若見山(塩原)

2022-12-23 22:24:58 | その他
1ヶ月に及ぶW杯が終わって、祭りの後の淋しさを感じています。あっという間に年末年始となり、今までとは違った師走となりました。前半は日本の奮闘ぶり、後半は各国のしのぎを削った戦いに惹きつけれました。応援した国は8強で散りましたが、全体を通じて熱い大会ではなかったかと、思います。ベテラン、若手がバランス良く融合したアルゼンチンの奮闘ぶりに、何かを感じられた方も多いのではないでしょうか?36年前に同国が優勝した時は学生でした。随分と年月が経過したものです。

先週の17日の土曜日、男女合わせて5名のパーティで、塩原の若見山に登ってきました。さすがに関東北部ともなると、低山であっても、この時期は雪山となります。若見山の標高は1120mと決して高くありませんせんが、山頂付近にはしっかり雪が覆われていました。念のためアイゼンを持っていったのですが、出番はありませんでした。どんよりした曇り空で展望は今一つでしたが、この冬、最初の雪山を楽しむことができました。登山口から車で数分にある温泉施設で汗を流し、帰路に就きました。


今年の登り納めでもありました。年間を通じて、大きなトラブルもなく登れたことにまず感謝です。来年はどんな山に行けるのか、楽しみにしています。
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Harubaruさん、Lotus Rootさんご来訪

2022-12-18 11:39:23 | オフ会
先週の土曜日(10日)、Harubaruさん、Lotus Rootsさんを招いて拙宅オフ会を行いました。お二人とのオフ会は、10月のLotus Rootsさんのお宅訪問以来、約2か月ぶりとなります。前回、お越しいただいたのはGWオフ会でしたので、約7ヶ月ぶりのご来訪となります。前回からの変化点はアナログプレーヤーへのWelldelta導入となります。ラックの脚を受けるWelldeltaは導入直後でしたので、その後の時間経過もあります。後半は怖いもの見たさのバベルの持ち込み企画でした。自宅で聴くのが何よりの参考になるので、お願いした次第です。



いつものようにまずデジタルから始めました。なるべく半年前のオフ会と音源が重ならないように選曲しました。こちらは先日のGRFさん宅訪問で聴かせていただいた「恋すれど廃盤」シリーズです。勢いあまって1~3まで一気に揃えてしまいました。ちあきなおみのデビュー曲「雨に濡れた慕情」いいですねー。しばらくメロディーが頭の中を巡ってます(笑)。ゲストのお二人はジャンル不問で聴いていただけるので、Roonの画面をみつつ、進行中に私が思いついた曲を聴いていただきました。ジャズ、歌謡曲を多めに、クラシック少々の構成でした。


一通りデジタルを聴いていただいた後、バベルの持ち込みをやることとなりました。置く場所はいろいろ考えられましたが、ボトルネックと思われるパワーアンプ下に敷くこととしました。まず聴いたのはサン・サーンス「交響曲第3番オルガン付き」の第2楽章です。バベル入れる前(ウェルリング)との直接対決となります。出だしでLotus Rootsさんと共に驚いてしまいました。弦は柔らかく、低音の深みが増すなど、とても豊かなサウンドになったと感じました。上流機器のみならず下流機器も振動対策は効きますね。



本来であれば都度バベルの有無を比較したいところですが、時間の関係もあり、アナログはそのままバベルありで聴いていただきました。というわけで、文字通り、下駄を履いた状態での進行となりました。『ホテル・カリフォルニア』からは、「ニュー・キッド・イン・タウン 」、金井夕子のファーストアルバムからは「パステルラブ」を選びました。他、洋楽ではシャーデー、リンダ・ロンシュタット、クラシックではイ・ムジチ演奏の「バスーン協奏曲」(ヴィヴァルディ)等を聴いていただきました。


邦楽は70年代後半の作品が中心となりました。中島みゆきは、こちらの盤ではなく『みんな去ってしまった』より「夜風の中から」にしました。他、相曽春日、豊島たづみ、松田聖子、山口百恵など。私自身はユーミンの「青いエアメイル」がとりわけよく聴こえました。情報が増えても煩くなりません。声の柔らかさ、細かい音、低音の深みがバランスとれて、確かにずっと聴いていたくなる音だなと感じました。皆さんのご感想も同様ではなかったかと思います。GWよりアナログの音が前に出るようなったとのご意見もありました。


その後、アナログプレイヤーにもバベルを施して試聴しました(フォノイコは底面の突起の関係で実施できず)。レコードを何枚かかけるうちに馴染みが出てきたようです。やはり情報量が増す方向ですが、効果としてはパワーアンプの方が大きいように感じました。一連の試聴を通じて、システムのウイークポイントが見えてきたように思います。危険な持ち込み企画と言われますが、取り組むべきポイントが明確になったのはよかったと思います。アナログを一通り聴いたところでお開きとなりました。

終了後、近所の中華料理店「壺中天」にて感想戦を行いました。オーディオ近況他、楽しくお話させていただきました。Harubaruさん、Lotus Rootsさん、この度はありがとうございました。
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新しいウィーンアコースティックのお仲間

2022-12-15 21:42:49 | オーディオ
先日、岡山よりお越しのスイートサウンドさんが、ウィーンアコースティックのSPを導入されたことを、ブログにて知りました。導入されたのは、Beethoven Baby Grand Symphony Editionです。拙宅と同じサイズのSPですが、Symphony Editionがついている分、改良版となっています。同社のSPはあまり中古で見かけませんが、ちょうどいい品に巡り合われたようです。スイートサウンドさんはリビング横の広い空間でシステムを組まれています。8畳ちょっとの拙宅とはまた違ったウィーンアコースティックの音を聴けるのを楽しみにしています。

Philewebコミュニティは終わりましたが、希少な?ウィーンアコースティックのユーザーさんとつながるきっかけになりました。その点でも、よかったのではないかと思います。
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