珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

Ana Vidovic ギターコンサート

2010-10-31 11:51:04 | ライブ
27日、上野の東京文化会館で開かれた Ana Vidovic のコンサートに行ってきました。彼女は1980年生まれのクロアチアのギタリストで、存在を知ったのは偶然見たNHKのBS放送でした。演奏はもちろんですが、その清楚な雰囲気にも魅力を感じていました。ちなみに彼女のホームページは、こちらになります。コンサートの予定が見れる他、試聴もできます。興味ある方は覗いてみて下さい。


クラシックのギターコンサートに行くのはいつ以来でしょう。記憶があいまいですが、親と荘村清志のコンサートに行ったことは覚えています。ギターソロの場合、観客の視線が弾き手に1点集中します。その雰囲気が聴き手にもフィードバックされ多少の緊張を強いられるのですが、そんな感覚含めて楽しみました。

前半は Bach のパルティータ第3番ホ長調、アルハンブラの思い出、スペイン組曲、武満徹によるビートルズ編曲などポピュラーな構成。一方、後半はパラグアイやベネズエラの作家の作品を取り上げていました。Ponce(メキシコ)もそうですが、南米の作曲家によるギター作品は、私にとって未開拓ゾーンで奥が深そうな印象あります。

ギターを抱える Ana Vidovic はとても颯爽としていて、まるでギターと本人が一体化したような印象です。演奏自体は派手さはありませんが、音と音のつながりが滑らかで、それこそ容姿と同じくキレイという表現を使いたくなります。

写真は NAXOS から出ている1999年録音のアルバムです。27日にも演奏したパルティータや Ponce の作品が楽しめます。ジャケットはまだ少女の表情ですが、流麗な演奏を楽しむことができます。
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Blasiliance! タンバトリオ

2010-10-21 23:27:53 | ボサノバ/ラテン
ブラジル音楽の魅力の一つに、その多様性が挙げられます。多様過ぎて全貌がわからない、何から聴いたらいいのか分からない、といった声も聞こえてきそうですが、コンピレーション作品から始めて好みのアーティストを見つける、のも一つの手だと思います。ジャズやクラシックとなると、どうしてもオリジナルアルバムに拘りたくなりますが、ラテンの場合、私は少々閾値を緩めています。

写真の2枚のコンピレーションアルバム BRASILIANCE! は15年ほど前に購入しました。ジャズとブラジル音楽の融合をテーマにしたアルバムで、アーティストは Elis Regina、Jorge Ben、Joan Gilberto など錚々たる面々となっています。ライナーを見ますと日本での発売は1993年で、かつてPHILIPS Records からリリースされた楽曲を集めたようです 。以前、当ブログで紹介した Jorge Ben を知ったのも、このアルバムがきっかけです。ボサノバ一辺倒だった私にとって、Jorge Ben のどこか牧歌的なサウンドは録音は古くても新鮮でした。


Tamba Trio の存在を知ったのも、やはりBRASILIANCE!でした。ジャズとブラジル音楽の融合という点ではこのトリオがぴったりだと思います。こちらの写真はデビューアルバムで、タイトルもそのまま Tamba Trio です。2曲目のBATIDA DIFERENTE や9曲目の Samba Novo に代表されるように、フルートが全面に出てくる曲が好きです。軽快なメロディにフルートの音色がマッチしています。Tamba Trio はその後、4人編成になり Tamba 4 としてアメリカに進出します。まだこのアルバムしか所有していませんが、これから両時代のアルバムを集めようと思っています。


まだ私が生まれる前の時代の、それも地球の裏側で演奏された楽曲を、日常生活で愉しむ・・・。時空間を超えたかのような感覚に浸れるのもオーディオの魅力です。音にリアリティがあると、その感覚はより高まります。そして、このような愉しみのきっかけとなったコンピレーションアルバムは、決して捨てたものではないと思うのです。
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ハインエドショウトウキョウ

2010-10-11 13:53:16 | その他
まもなく1週間になりますが先週の土曜日、有楽町で開かれていたハイエンドショウに行ってきました。目的の一つはヴィエナアコースティックです。昨年まではインターナショナルオーディオショウでも聴けたのですが、代理店の変更で今年はハイエンドショウのみとなりました。写真は展示されていた The Music、The Kiss他です。同社の試聴会には何回か参加していたので、今回特に新しい発見はなかったです。部屋の問題なのか、過去の試聴会に比べると音は今一つでした。去年、同じハイエンドショウで逸品館が The Music をデモした時は痺れたんですが。やはりプレゼンは逸品館が抜けている感じがします。


フルテックのデモは分かりやすかったです。コンセント→タップ→ケーブル→ノイズカットフィルターと順番に加えていき音の変化をデモしていました。確かにSN感の向上を実感できました。逸品館のデモで気になったのは、PCオーディオのデモです。エソテリックのD-07の逸品館仕様を使って、クロック注入をやっていたからです。私はてっきりクロック注入は、DACとソース(例えばトランスポート)に同時に注入するものと認識していましたが、単体DACのみに注入して効果があるとのことでした。この辺りは、インターナショナルオーディオショウで、TEACの方にも確認してみようと思います。

DDコンバータ diverter が音元出版の部屋で展示されていました。想像以上に大きくがっちりした印象で、加えて妖しい雰囲気が漂っていました。音は聴けませんでしたが、気になる製品です。


今回聴いた音楽で一番音が良かったのは、実はアナログでした。トライオードのデモに参加していたのですが、持ち時間の半分をゾノトーンの前園氏が担当していました。同氏はほとんどしゃべり続け、結局かけた曲は1曲だけ。菅野氏の録音盤で山水電気向けのジャズのアルバム?でした。本音はあと数曲聴きたかったのですが、氏の話はそれはそれで面白かったので、まあ良しとしましょう。
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RCAケーブル、スピーカーケーブル購入

2010-10-06 05:47:14 | オーディオ
大型の投資はしばらくできないので、セッティングやアクセサリーで音を追い込むことが当面の課題です。順序としてはまずセッティングが先で、その上でアクセサリーを吟味する方針です。正しいセッティングの下でこそ、アクセサリーの適切な評価ができるのでは、と考えるからです。というわけで、現在、メインシステム、サブシステム共にセッティングを見直しているところです。ただし、今回の話題は新たに購入したケーブルです。

10月に入ったらケーブルを更新しようと計画していました。ケーブルにも千差万別様々ありますが、期待したいのは、ソースの音を着実にアンプ、スピーカーに伝えること、その上でヴォーカルの存在感、実在感を高めてくれることです。ただし、これはあくまでも期待です。ケーブルの効果に懐疑的な意見もあります。最後は自分の耳で判断してケーブルに対するスタンスを固めていこうと思っています。従ってケーブルへの投資は半分勉強代です。

まずはRCAケーブルから紹介します。こちらは英国 CHORD 社の RCA ケーブル CHAMELEON Silver Plus です。同じ英国のDAC で有名な CHORD とは別会社です。書評、ブログでの情報に加えて、何となくブランドの持っている雰囲気、デザインで決めました。アンプやスピーカーもそうですが、私の場合、ややマイナーなメーカーを好む傾向にあります。


次にスピーカーケーブルですが、これは米国 KIMBER KABLE 社の 8TC にしました。+側、-側それぞれ8本の線が編みこまれています。切り売りで買ったので端末処理が大変でした。8つの端末で合計128本、カッターで樹脂を取り除きました・・・。RCA ケーブルとは異なるメーカーにしたかったこと、同社の光ケーブルを使っていて不満がなかったこと、から選びました。デザインは想像以上に派手でした。


今のところエージング優先で、CHAMELEON Silver Plus と 8TC を同時につないでいます。さらにセッティングまで変更しているので、何がどう効いているかは、混在していて良く分かりません。しばらく音が落ち着いたところで、それこそ20年近く使っている PD-T05 の付属のRCAケーブルとの比較からやってみうと思います。差がないとショックですが。
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