珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

Diana Krall ライブ

2016-02-28 11:14:10 | ライブ
2月24日、昭和女子大学内の人見記念講堂で行われたDiana Krallのライブに行ってきました。日本でのライブは11年ぶりになるそうです。人見記念講堂も30年ほど間が空いてしまいました。フレンチポップスのイザベル・アンテナのライブに学生時分に行って以来になります。あまりに年月が経ち過ぎて、記憶はすっかり失せていました。定時に職場を抜け出し、品川、渋谷経由で三軒茶屋へ向かいました。小雨がパラつく中、開演まで時間がありましたが、ご覧の人だかりです。聴衆の年齢層もちょうどDiana Krallと同世代、50前後が多かったように思います。私同様、仕事中もソワソワしていたのでしょうね。


Diana Krallの手持ちのアルバムは案外少ないです。オーディオイベントやオフ会で取り上げられる機会が多く、音や曲の良さで少しずつ増やしてきました。知っている曲は半分ほどだったでしょうか。最新アルバム『wallflower』に偏ることなく、ノリのいい曲、聴かせる曲で構成されていました。アンコールの「Desperado」にハートを掴まれたオジサンは多かったはず。オーディオに比べるとライブでは演奏に注意が向かいます。Diana Krallはピアノだけでも聴かせませすね。音がカッコいい!バックの演奏陣もおそらく超一級ではないかと思われます。特にドラム、ギター、ストリングスの掛け合いが素晴らしかったです。


2階の端の席だったため表情を捉えるには遠すぎましたが、オーラは十分に伝わってきました。次の来日はいつになるのか分かりませんが、その頃には手元のアルバムも増えているでしょう。来週は長谷川陽子さんのチェロリサイタルです。その後はオフ会遠征もあります。何となく音楽熱、オーディオ熱が春の暖かさとシンクロしてきました。
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京都、大文字山

2016-02-16 21:24:00 | その他
先の週末は関西滞在だったのですが、土日の天気予報が芳しくなく、両日停滞も覚悟していました。ところが日曜日の予報が外れ、朝方から晴れ模様。急遽、京都方面へ繰り出すことにしました。京都を囲む山々から京を見下ろすのを、一度やってみたかったのですが、漸く実現できました。嵐山の先にある愛宕山が本命でしたが、急に決めたこともあり手軽な大文字山にしました。大文字山は五山の送り火で有名ですね。昨夏の家族旅行で初めて送り火を見ました。丁度半年振りの訪問となりますが、今度は眺めるのではなく懐に飛び込もうというわけです。カメラの準備がなく、写真は全てスマホです。

京都1周トレイルなるコースが設定されているとは知りませんでした。地下鉄東西線の蹴上駅近くの日向大神宮の脇から登山ルートが始まります。ルートの要所要所でこのような案内板が出ていました。


しばらく進むと、山科と南禅寺を結ぶルートと交差しました。大文字山は銀閣寺の上方ですから、ちょうど南禅寺と銀閣寺を結ぶ線に平行に山上を歩くことになります。


山科の街並みが見えてきました。新幹線で京都に入る前に開ける地域です。


さらに高度を上げていくと、今度は左手に京の街並みが見えてきます。これは先が楽しみです。


大文字山の頂上に着きました。素晴らしい眺めを堪能しながら、京都駅で調達したカツサンド他を頬張ります。地元の小学生グループもちょうど昼食時でした。


大文字山から大の字までは目と鼻の先です。街並みが近づくこともあり、むしろ山頂よりも迫力ある光景でした。この日は春一番だったのか、とても風が強かったです。


正面が愛宕山です。同じ京都でも標高や位置関係の違いで難易度が上がります。この時期だと例年はアイゼンが必要だそうです。


道のように続いているのが、大の字の右下の部分です。それを大の字の頭から見ていることになります。


こちらは点火台です。これらが連なって、一つの字を形成します。実際に見るとなるほど、と思います。


大の字の、左半分に沿って下山ルートを進み、そのまま銀閣寺方面へ下ります。


終点の銀閣寺です。ここも半年振りです。登山ルートは人が少なかったですが、表通りに出ると一転、観光客で溢れます。昨年も感じましたが依然、外国人が多いですね。欧米だけでなく中国、韓国、東南アジアからの観光客が目立ちました。春節と関係あるかも知れません。


河原町に出てしばしアウトドア用品などを物色し、三条のイノダコーヒーにて一服です。「アラビアの真珠」(コーヒーの名称)を頼みました。その酸味と甘みのブレンドに、京都に来ていることを実感します。こういった時間、私にはどうしても必要です。


四条通りのジュンク堂に行く前に、錦市場にて、いなりずし、えび芋の和え物を調達しました。ジュンク堂では文系、理系を併せて3冊を購入、日曜日の午後のちょっとした羽伸ばしを楽しみました。時間に余裕があれば北野天満宮に寄って梅を見る手もありましたが、またの機会にとっておきます。
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OCTAVE試聴会

2016-02-13 12:10:37 | オーディオ
2月も早くも半ばになりました。例年、建国記念日のあたりで庭木に寒肥を施します。今年もきちんと堆肥、鶏ふん、ピートモスなどを充てておきました。ちょうど週末は雨なのでタイミングとしてもよかったと思います。さて、少し前になりますが、ダイナミックオーディオで開催されたOCTAVEの試聴会に行ってきました。ステレオサウンド誌の受賞の関係で来日した、社長のアンドレアス・ホフマンさんも同席です。お店のSさんからは、時折面白い企画を紹介いただいています。大抵は試聴というより音楽鑑賞のつもりで参加していますが、OCTAVEユーザーとしては音の方も気になります。

一番の目当てはOCTAVEのプリメインアンプ、OCTAVE V80SEです。トップエンドのV80のSEバージョンンが昨年秋のオーディショウでお披露目されていました。V40、V70のSE化から、ずいぶんと待たされましたが、満を持しての登場です。拙宅のOCTAVE V40SEは使い始めて丁度6年になります。まだまだ使い込むつもりでいますが、遠い将来、このアンプで投資の締めをする、なんて妄想もありでしょう。独特なフォルムが目を引くKT150は、その制動力に定評があるようです。この日はブラックボックスは不使用で、JBL4367との組み合わせでした。全貌はまだ掴めませんでしたが、最も注目しているアンプです。


プログラムは2時間ほどで、前半がV80SE、後半がセパレート(HP700、MRE220)の試聴となりました。後半はYGアコースティックのHailey、更にスーパープラックボックス2台という、全くの規格外の組み合わせでしたので、その分、気軽な音楽鑑賞モードに入りました。進行のSさん、Aさんの質問に、朴訥に答えるホフマンさんの真面目さも印象に残りました。


Sさん、Aさんが交互に選曲しながら、ジャズ、クラシックを聴く、楽しいプログラムでした。どれも楽しめましたが、特に気に入ったのがAさん選曲のブランデンブルグ協奏曲です。弦楽器の重厚感とフルートの浮遊感が見事でした。これはカール・リヒターの名盤で、Aさん自身、システムのチェックに使われているようです。いいときには、音が立つ・・・そんな表現をされていました。試聴はアナログ盤でしたが、家に戻って、早速、3枚組みCDを購入しました。この2月はバッハ三昧とするつもりです。3月5日には長谷川陽子さんのリサイタルがありますが、そちらもバッハの無伴奏チェロ組曲です。


話題が変わります。最近NHK BSで見ているドラマが「鴨川食堂」です。1話完結の8回シリーズで、折り返しを過ぎました。尋ね人の断片的な記憶をもとに思い出の一品を再現する物語です。京都での緩い時間の中に、複数のドラマが交錯します。そして、その料理人を演ずるのが久しぶりに画面で見るショーケンです。


ショーケンもう65歳なんですね。「太陽にほえろ!」マカロニ刑事の印象が強烈ですが、90年代初め、TBSの日曜ドラマ「課長さんの厄年」で見せた丸みのある役が私は好きでした。その後もトラブルはあったようで、登場まで間が空きましたが、円熟味溢れる演技は健在でした。元刑事の料理人という設定はドンピシャですし、探偵役の娘、忽那汐里さんも好演、最初の2回を見逃したのが残念でした。カットで挟まれる賀茂川と高野川の景色や、手の込んだ京料理を見ると、つい京都に寄りたくなります。できれば冬のうちにと、機を窺ってはいるのですが、ドラマが終わるのが先になってしまいそうです。


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西方寺の梅

2016-02-02 23:18:24 | その他
一時期の暖冬から、一転、横浜方面は寒い日が続いています。庭木の葉が落ちるのが遅かったり、ユキヤナギがフライングで咲いたりと、いつもと違う冬に心配もしていましたが、何とか例年並みになったようです。1月18日に横浜にも雪が降りました。以降、何度か雪の予報が出ましたが、大雪には至っていません。先週の日曜日は、例年通り新羽の西方寺に行って早咲きの梅、ろう梅を見てきました。季節ごとに定まったイベントを持つと、時間の早さを実感しますが、一方で気分が改まる気持ちよさもあります。鶴見川サイクリングコースを下って、日産スタジアムの近辺で小休止です。


同じ場所から新横浜方面の眺めです。寒さの中にも穏やかさがあります。


西方寺の風情ある山門です。


本堂とろう梅です。暖冬で既に散っているのではないかと心配しましたが、大丈夫でした。


よーく見ると、やはりピークは過ぎているようです。


境内からの山門です。茅葺のグラデーションが見事です。


まだ春は遠いですが木蓮の蕾です。


クリスマスローズが一輪、フライングです。


通常の梅は鉢植えです。丁度、見ごろでした。「梅一輪、一輪ほどの暖かさ」という句を習ったのはいつだったでしょうか。最初の一輪を詠んだとしたら、季節的には3週間ほど前になります。


西方時からは大倉山までも近いです。ここまで来たら、コーヒー豆を調達です。今回はマンデリンとタンザニアにしました。ポイントカードが全て埋まって、ラッキーにも片方はサービスとなりました。


来週は、庭に寒肥を施します。これも季節ごとのイベントの一つです。春までもうしばらく、寒さとの付き合いになりそうです。
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