珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

10月前半、サウンド交流

2016-10-30 08:50:55 | オフ会
10月に入って毎週のようにオフ会やオーディオ仲間と飲み会が入っています。どうやら今年はこのペースで師走まで行きそうな感じです。仕事が忙しいときこそサウンド交流を密に楽しめ!妙なルールを作って乗り切りたいと思います。10月前半のサウンド交流を振り返ります。

過去記事でも何度か金木犀の香りに秋を感じる・・・といったことを書いていますが、今年の金木犀の挙動はどこか変です。横浜方面では10月に入って一斉に咲き、その芳香を嗅ぎました。やがて花は散り、香りも収まったのですが、22日の赤羽オフ会に向かう途中、金木犀の香りがするではありませんか。よく見ると控えめではありますが花が咲いています。ネットで調べると、金木犀は二度咲きがあり得るようです。その前日は兵庫方面で満開の金木犀を見かけました。東西でタイムラグがあるとは言え、随分と遅いです。これは二度咲きではなく、この夏の西日本の猛暑の影響と思われます。


最近はオーディオショウに行くモチベーションが上がらず、短時間で駆け足で回るパターンが続いています。楽しみにしていたピーターバラカンさんと和田さんの音楽談義は平日に組まれたようです。結局、ファイルウェブミーティングのあった10月1日の夕方、2時間ほどで回ってきました。ナスペックのブースに行ったら丁度スピーカーがウィーンアコースティックのThe Musicでした。The Kissと共にクリムトシリーズが出て早7年になります。そろそろシリーズのマイナーチェンジがあってもいい頃だとは思います。ユキムは、エラックのハイエンドSPを紹介していました。デザインの変貌には賛否あるかも。


ファイルウェブミーティングは昨年同様、有楽町の「陳家私菜」でした。このところのコミュニティの活発化もあり、遠くロンドン、九州、関西、遠州、北関東から総勢26名の参加となりました。過去4回で最大です。仕切れるか不安でしたが、皆様の活気にそのまま乗じて・・・結局、3次会までお付き合いさせていただきました。年齢、職業、好きな音楽、装置も様々ですが、音楽とオーディオ好きである点は共通しています。オーディオの終着駅は人ぞれぞれ、といった話も出ました。皆さんの終着駅に、こうした交流がいい影響を与えることを願っています。また来年お会いしましょう。


10月8日は、ファイルウェブつながりでtakapalpalさんとの交流でした。takapalpalさんとは以前に清水の居酒屋でmerryさんの電話を介して話したことがありますが、今回が初対面です。各方面のオーディオファイルと個別にコンタクトをとり、ご自身の音の追求に活かされています。拙宅ではヴォーカルとクラシックの両立をイメージして調整していますが、どう聴こえたでしょうか。左右への張り出し、明瞭 そんなキーワードが出ました。持ち込まれた音源は静から動への変化を含むメリハリのある曲が多かったです。takapalpalさんは音の立ち上がり、瞬発力を大事にしているとのことでした。いい勉強になりました。


翌週の15日は横浜でGerman Physiks友の会に参加してきました。この日は見事な秋晴れで山下公園もご覧の感じです。会場は、GRFさんのブログにも時々登場する横浜のMさんが開いているワインスクール「ル・サロン」です。場所が場所だけに、やや緊張気味に会場入りしました。それでも知った面々を見つけると、ホッとします。taoさんとK&Kさんが以前交流されていたのを知っていましたが、お二人の再会に接して、あらためてこの世界の狭さも感じました。私自身はGerman Physiksのユーザーではありませんが、美味しいワイン、中華料理、そして極まったサウンドと共に、秋の横浜の1日を楽しませていただきました。


会場にセットされたトロバドール80+TW3です。昨年末にGRFさん宅を訪問した際は、まだ試作段階でしたが、漸く完成品の音を聴くことができました。この日はemmの最新DACとSD05の組み合わせでした。あまりに広大な空間、石の床、限られたセッティング時間とハンデも多かったと思いますが、広い音場表現と緻密な音を聴いて、GRFさんの目指してこられた頂を(下からですが)眺めさせていただきました。スパークリングワインでの乾杯後、会長さんよりGerman Physiks導入のいきさつのお話がありました。何事も想いが出発点であることを再認識しました。


第一部の途中、入れ替え制で横浜のMさんのお部屋へ。初めて入る気がしないのは、GRFさんのブログのお蔭です。こちらはトロバドール80+TW2の組み合わせになります。46cmウーハーの迫力もさることながら、本体の造形美、部屋やパラゴンとのマッチングに溜息がでます。GRFさんの目指す方向から一転、お部屋がジャズクラブへワープしたような熱いサウンドです。SPが部屋の前方に置かれているという点では共通ですが、音が前に出て部屋を満たします。演奏家の魂が感じられる音・・・Mさんの目標だそうです。この日、二つのめの頂をやはり下から眺めることになりました。


第2部は中華街の重慶飯店、別館でした。ル・サロンからの移動は、酔いも加わって、いい気分での散歩となりました。氷川丸のライトアップも奇麗です。2部は円卓を囲んでの中華スタイルでした。お隣の大山さんとT3製作話、デジタルコンパクトカセット(GRFさんとのきっかけ)などの話をさせていただきました。


正式には第2部まででしたが、再びル・サロンに戻ってワインをいただきました。であれば、紹興酒を控えておけばよかったです(笑)。トロバドール80+TW3、夜のよりエレガントな雰囲気にもマッチしています。小1時間ほど歓談して、BOさんと一緒にお暇しました。


オーディオの秋、今年は例年以上に濃くなりそうですが、まずは10月前半分をまとめてみました。
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九州~中国オフ、秋の音会in岡山(スイートサウンドさん宅編)

2016-10-23 10:32:42 | オフ会
秋の音会in岡山、続編、スイートサウンドさん宅編です。スイートサウンドさんのお宅を訪問するのは、これで4度目になります。こちらもすっかり常連になってしまいました。数曲ほど聴き始めたところでhelicatさんも合流です。EDさん含めて岡山の3メンバーは年齢もお互いに近い上に、皆さん自作派でもあります。普段から密に情報交換されているようですね。同じ自作派でも拘りのポイントが3者違います。EDさんは真空管アンプ、スイートサウンドさんはSP、helicatさんはDAC。面白いものです。オフ会はそもそもがアットホームな場のわけですが、岡山の皆さんに会うと、余計にそう感じます。

4月訪問時とシステムは変わっていないように思いましたが、写真を見るとパイオニアのネットワークプレイヤーN-30がありませんね。どうやら2Fへ移動した模様です。N-30の代わりにラックに収まっているのはヤマハのネットワーク兼CDプレイヤーCD-N500です。持ち込みのCDだけでなく、USBメモリのファイルも受け付けます。ベルウッドさんのファイル音源や私のCD音源はこちらで再生いただきました。DAC~プリ~パワーはAITで統一されています。


PARCオーディオやスキャンスピークのユニットを使った自作SPです。SPの構成は4月から変わっていないようですが、チャンネルデバイダーの設定はいろいろと試行錯誤があった模様です。あとウーハーの足元がキャスターから砂箱に変わっています。これは大きな変化と言えます。EDさん宅でもそうですが、半年というのはオーディオファンにとっては十分長い時間のようです。


4月に比べると気になる点が二つありました。一つはスイートな度合いが薄れてやや粗さが感じられたこと、もう一つはSPへの音の張り付きです。前回より2名人数が増えていること、リスニングポジションの位置の違い、チャンネルデバイダーの設定などが、理由として考えられますが、以前の音はスイートサウンドさんが一番よく分かっているはずです。訪問はもう1か月以上も前になります。スイートサウンドさんのブログ訪問を毎度楽しみにしていますが、早速手を入れられているご様子。次のDAC(ES9038PRO/AK4497)の選択も気になるところです。再訪の折には一段と進化したスイートサウンド、聴かせて下さい。

一方の2Fのシステムですが、こちらは約1年3か月ぶりのリスニングとなりました。前回、2FではフルレンジSPの聴き比べがありましたが、2FのSPも3WAY化されていました。SPの配置は1F同様、内振りです。セカンドシステムを持つ場合、メインと切磋琢磨させるか、あるいは思い切ってメインとは異なるサウンドを求めるか、は考えどころです。そしてまた愉しみでもあります。スイートサウンドさんは前者を選んだようですね。後者で思い出すのは遠州のバズケロさんでしょうか。その点、拙宅のセカンドは、ながら聴きに使うことが殆どで、ちょっと反省です。


前回訪問時、フルレンジSPで開放的な音を聴かせてくれたFOSTEXのユニットが、3WAYシステムの中核となっていました。ユニットの違いが音に与える影響が大きいことは、前回の実験でも実感済みです。これに帯域間の分担決めが加わりますから、自作SPの難しさも想像できます。まして3WAYです。


2Fの上流機器群です。ネットワークプレイヤーN-30で再生いただきました。音源は1F、2Fで共通です。手持ちのタブレット端末でスイートサウンドがリクエストに応える形で進行しました。個人的には2Fの方が聴きやすいように感じましたが、それこそ切磋琢磨の過程ということだと思います。


1Fから2Fへ向かう階段を上りきった位置にNASやHUBが置かれていました。奥に二つ見える筐体は、音のいいHUBとして評判のいいPLANEXのFX-08Miniです。段を重ねると音が澄み、すっきりする印象を持ちました。私にはwavファイルとflacファイルの違いより、判りやすかったです。


後半はやや駆け足になりましたが、EDさんの進行で無事、音会が終了しました。ちなみにこの日のお昼は吉備のへんこつうどんでした。EDさんのお宅ではぶどう、スイートサウンドさんのお宅では桃(を使ったスイーツ)もいただきました。さすがフルーツ王国、岡山です。その一端を舌で楽しみました。メバルの代わりではありませんが、感想戦ではカワハギを頼みました。


感想戦は岡山駅近くのアーケード街にある居酒屋「べんがら酒場」です。翌日、仕事があったため、私は一足先に横浜へ戻ることとなりました。先の九州行脚のお土産話などを交え、これから佳境という段階での退席は残念でした。残った岡山組の皆さんとベルウッドさんできっと盛り上がったことでしょう。九州~中国行脚のサウンド交流、あっという間の3日間でした。福岡、岡山それぞれにおけるローカルなコミュニティに直に接することができました。共に個性的な場でしたが、音楽好きと音好きに変わりありません。遠方の皆さんとの再会、楽しみにしています。
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九州~中国オフ、秋の音会in岡山(EDさん宅編)

2016-10-15 09:50:17 | オフ会
九州~中国オフ、最終日の19日は秋の音会in岡山でした。台風接近を感じつつも、早朝の新幹線で岡山入りしました。この日はちょうど関西方面のオーディオ行脚を終えられたベルウッドさんも西下し、岡山組のEDさん、スイートサウンドさん、helicatさん、総勢5名のオフ会となりました。メバル釣りを趣味とされているEDさんの収穫に肖る企画でもあったのですが、台風の煽りでメバルの会自体は流れました。それでも朝から晩までの音会~感想戦と充実の1日を過ごさせていただきました。今年の4月以来、半年ぶりの岡山入りです。音会の方も、すっかり常連入りしてしまいました。

移動の新幹線の中で朝食にしました。選んだのは勿論、東筑軒の「かしわめし」です。実はhimaさん宅でのオフ会のお昼も東筑軒のお弁当でした。先日の記事で帆柱山のことを書きましたが、こちらの鳥のそぼろご飯を口にすると、やはり九州に来たことを実感します。


関西から先は全くの自腹旅でしたので、節約のため、こだまを使いました。JTBが扱っているトク得!こだまだと格安で関西圏~小倉を往復できます。時間はやたらかかりますが、2列+2列で席の広さは利点です。読書やブログ徘徊など自由に時間を使うのも、ある意味贅沢です。


新倉敷駅でEDさん、ベルウッドさんと待ち合わせして、EDさんのお車でご自宅に向かいました。先に到着されていたスイートサウンドさんと合流し、音会in岡山スタートです。春からシステムの大きな変化はありませんが、SPの足元、ラックの見直しの結果、音はいい方向に変化した様子です。


EDさんは真空管アンプを自作されてますが、こちらの木製ラックも自作品です。構想して、それをご自身の腕で実現できるのは自作派ならではの愉しみでしょうね。音に効くのであれば尚更です。前回訪問時に比べると随分とガッシリとしました。SP以外の機器が全て新ラックに収まっています。


変化点のもう1つはSPの足元です。以前はATC純正のスパイクをオーディオボードで受けていましたが、現在は木材(材種は栗)による4点支持です。木材以外も試されたようですが、音楽が元来持つ元気さを失わない方向で試行されました。SPの足元大事ですね。


EDさんと言えば真空管アンプです。例の球ころがしでもお世話になりました。OCTAVEユーザとしても気になる、KT-150を使ったパワーアンプです。球の導入は今年に入ってからです。漸くエージングも済んで、本領発揮ですね。春の段階では試運転感覚だったのかも知れません。


一方、こちらはレトロな雰囲気のVT-62を使ったパワーアンプです。滞在の最後に切り替えていただきました。手強いATC SCM150SLPTを制動するとなると、ちょっと厳しかった印象ですが、音源次第でしょうか。薬師丸ひろ子は適度な温かみも出てフィットしていました。


EDさんのサウンドは、半年間で随分と解像度が上がった印象です。音の分離が良くなり、かつ低音の弾力感も増してEDさんの目指される方向=ATCでクラシックを鳴らす、に進んでいるように思いました。ホリーコールのベースは4月より厚みが出ました。確認のため、ハッスルのテーマ(デンオン、45回転盤)をリクエストさせていただきました。あのタイト感は健在で、ATCとの相性の良さが全面に出ていました。前回は、オフ会直前で弄り過ぎたとのコメントがありましたが、今回は手ごたえを感じられている様子でした。同じシステムでも時間が経てば、当然のように音が変わることを再訪で実感しました。

途中、べルウッドさん指摘の、左右の入れ違いはありましたが、これはDACの配線の問題だったうようです。第2部はスイートサウンドさん宅訪問です。ED邸訪問を午後2時半頃に切り上げ、いかにも雨が降りそうな空の下、スイートサウンドさんの車で移動しました。
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九州~中国オフ、せんべいさん宅訪問

2016-10-09 10:19:53 | オフ会
himaさん訪問の翌18日は、八女にお住いのせんべいさん宅訪問でした。黒崎のホテルで再度himaさんに迎えに来ていただき、九州自動車道で久留米・八女方面を目指しました。台風が接近している影響で時折激しい雨が降る中、himaさん、運転お疲れ様でした。先に到着されていたSamizu AcousticsのTさんご夫妻と合流です。せんべい邸は前回の九州オフから1年半ぶりの再訪となります。前回は広大なお部屋を活かした音場表現が印象に残っていましたが、オーディオスペースは約半分に縮小し、かつPCオーディオ(JPLAY)へ移行、かつアンプも入れ替えと、大きな変更がありました。

せんべいさんと言えばJOGOスピーカーですね。左右のSPユニットが一体化されたスピーカーを、センターに配置します。ルーツは長岡さんのMXスピーカーであり、逆オルソン式とは異なると、前回訪問後教えていただきました。ユニットが受け持つ帯域に依ってリスナー側に向ける、向けないを変えています。今回は、高域のユニットがSP本体の足元に置かれるタイプでした。写真奥の壁は、実は衝立で、その奥には、オーディオスペース同様の空間があります。オーディオをやる上で部屋の広さは魅力ですが、広さ故の難しさもあるということでしょうか。


PCオーディオへの移行も大きな変化と言えます。吉田苑のオーディオ向けPCを導入されていました(写真がピント外れで恐縮です)。再生はJPLAYですが、設定に当たってはhimaさんのアシストがあったようです。せんべさいんも安心して任せている様子でした。


himaさん同様に、asyoyajiさん製作のDACを使われています。実は最奥の筐体もasoyajiさん製作のプリアンプです。ラック最上段はTさんが持ち込んだファインメットライントランスです。1年前はアキュフェーズのSCAD/CDプレイヤーDP-550、プリアンプC-2420の組み合わせでしたから、随分と様変わりしました。


プリメインアンプは吉田苑で扱っているNmodeの1bitアンプ、X-PM100です。シャープの技術者が退職された後、設立した会社です。HPを見ると拠点が福岡県糟屋郡とありますから、これは地オーディオですね。デジタルアンプですが、入力はアナログです。


ジャンルを超えていくつかの音源を聴かせていただきました。最初、音場があまり広がらず、センター方向に凝縮している印象を持ちました。1年半前に訪問した際の、広大な音場が印象に残っていたので、少し不思議な感じで聴いていました。続いてasoyajiさんのプリアンプを組み込み、さらにDACの足元を見直したところ、音場が広がり、個々の音の分離もよくなりました。プリアンプの通電が進むと、音の活力が増しました。2日間の九州滞在での感想ですが、JPLAYは何かを弄った際の変化が判りやすいように思います。カンターテ・ドミノに皆さん満足したところで、お昼としました。

向かったの八女市役所前にある、うどん店「つるや」です。うどんの発祥地には諸説あるようですが、福岡もその一つだそうです。九州はラーメン先行のイメージがありますが、確かに鹿児島本線の駅で食べるかしわうどん、私も昔から好きでした。


私が注文したのは、質量十分の野菜の天ぷらが載った冷たいうどんです。具が盛りだくさんで、うどんが見えませんね。うどんは細麺で、いわゆるコシで勝負する感じではなく、優しい食感でした。値段もリーズナブル。東京や横浜との差を感じますね。


八女といったら、何と言ってもお茶です。せんべいさんに相談したところ、散歩がてらにお茶屋さんを案内していただきました。お店で出していただいた熱いお茶、冷たいお茶の円やかな甘さに驚きました。お茶にも勿論ランクがありますが、お土産用のお勧めの商品を調達しました。


お茶屋さんの中に見憶えあるSPがありました。JOGOスピーカーです。地元の皆さんにも愛用されているわけです。このスペースはお茶を選別?する作業場にもなっていました。伝統ある建屋の味わいとオーディオのマッチングも素晴らしかったです。


せんべい邸を後にして、himaさんと二人で博多の吉田苑に寄り、黒崎へ戻ることとしました。吉田苑ではディナウディオの極めて背の高いSPを聴いて、himaさんも刺激を受けていた様子でした。中身の濃かった九州オフ会、2日間とも仕切っていただいたhimaさんに改めてお礼を申し上げます。噂のJPLAYのサウンド、更に九州メンバーのホットな交流ぶりに触れて充実の滞在となりました。さて、翌19日は秋の音会in岡山が待っています。夕方は少し余裕ができましたので、駅前の井筒屋(デパート)の本屋さんで旅の友を物色しました。結局買ったのは「福岡県の山」。再訪の口実を得ました(笑)。
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九州~中国オフ、himaさん宅訪問編

2016-10-01 11:47:10 | オフ会
9月17日からの3連休を利用して、九州・中国方面のオーディオファンを訪問してきました。九州オフは、約1年半ぶりです。週半ばの予報では台風直撃が心配されましたが、動きが遅く無事3日間の予定を終えました。関西での仕事を終えて九州入りしたのは16日の深夜でした。節約のためJTBが扱っている、こだま限定の往復切符を使ったことも一因ではありますが・・・。滞在した黒崎は個人的にもゆかりがある土地なので懐かしかったです。himaさんの車を待つ間、ホテル近くの交差点から見た帆柱山です。決して高い山ではありませんが、何よりこの山を見ると、九州に来たことを実感します。


himaさんとは今年に入ってからphilewebでメッセージのやりとりがありました。話題のJPLAYなどPCオーディオがきっかけですが、オーディオから離れた九州の話題もありました。3連休中の訪問を打診したところ快く受けていただきました。事前に福岡県内のメンバーにお声かけいただいたようです。朝9:00~夕方までの長丁場に加えて、参加者8名という大オフ会となりました。集まった方々はhimaさん、もりりんさん、せんべいさん、てつ@福岡さん、Gaudiさん、Jedaさん、さらに自作のオーディオ製品を販売しているSamizu AcousticsのTさんです。せんべいさん、てつ@福岡さんは再会となりました。

himaさんはリビングルームにシステムを組まれています。SP間の距離はコンパクトですが、いわゆる長辺配置となっています。スペクトラルのアンプに、ディナウディオ、MITのケーブル・・・とくれば、にらさんのシステムを思い出します。


今回の目玉は、Windows上で動く再生ソフトJPLAYです。この春以降、philewebでもかなり盛り上がりを見せていました。私は同じPCでも小型軽量のLinux上で動くmpdを使っています。5年ほど前にmpdを広めた方々が、こぞってJPLAYを評価していることも気になっていました。JPLAYは魔法の薬ではありません。PCやOSによっても音が変わります。この辺りは何らLinuxの世界と変わりません。Windows Server 2012 R2というサーバー向けOSが推奨されています。PC2台使いが望ましいとか。himaさんも検討を重ねたようですが、訪問時は吉田苑のオーディオ用PC1台使いでした。


DACはPCで音楽のブログ主、asoyajiさんの自作DACです。asoyajiさんも先のmpdフロンティアのお一人で、私も何度もブログの記事に助けられました。ファインメットトランス、XMOS(DDC部)と氏の拘りが詰まったDACです。よかれと思えばすぐに行動に移す、himaさんのバイタリティ、探求心に脱帽です。


Samizu Acousticsの名前は以前から知っていました。この日は、拠点の新潟から車で運んだ機器類の試聴も兼ねました。黒い筐体はあまり馴染みのない、ファインメットライントランスです。DACとプリの間に入れて使います。接点が増えるのが気になりますが、Tさん曰く音を整える機能があるとか。一種の高級ケーブルでしょうか。下段はスペクトラルのプリアンプDMC-30SS series2です。この春、パワーアンプと共に導入されました。その後、MITのケーブル導入、JPLAYへの移行と続くわけですから、himaさんのオーディオ熱が伝わってきますね。急展開過ぎるかなぁと、も思いましたが。


ディナウディオのブックシェルフ、Contour S 1.4 LE です。端正な佇まい同様、精緻な音が出ていました。SP間距離は短いですが、平行配置でかつリビングの横長配置です。想像より音場が広がっていたのが印象に残りました。


同じ楽曲を、デジタルとアナログで比較する面白い進行でした。レコードはもりりんさんが沢山所有するオリジナル盤です。それをJPLAYと聴き比べるという企画でした。プレイヤーは旧トリオのKP-7700、カートリッジはDS Aidioの光カートリッジDS001です。


ご同席のもりりんさんは、実は同級生であることが判明。これまでロックをこよなく聴かれてきたそうです。話が合います。拙ブログの過去記事を読んでいただき、盤を持ち込んでいただきました。これ皆、オリジナルです!次回は、Judus Priestの「Hell Bent for Leather」お願いしますね。


さて初めて聴いたJPLAYの印象です。全般に厚み、躍動感があり、特にロックやジャズとの相性がいい印象です。稠密な音ですね。透明度もあり、これは癖になるかもと思いました。クラシックにはちょっと熱すぎるかも知れません。スペクトラルの個性も入っていると思いますが、JPLAYの傾向を掴むことができました。フォーマット違いのデジタル音源の差が判りやすかったです。それだけ素をさらけだす再生ソフトと言えるでしょう。一度に送る情報の細かさで音が変わると、Jedaさんが言われていました。JPLAYに限らずPCオーディオ全般に、音をよくするヒントのような気もしました。、

わずか半年の間に、随分と追い込まれたhimaさんもお見事です。熱しやすく冷めやすい?とhimaさん自己分析されていましたが、情熱はキープでいてくださいね。午後はTさん自作の真空管間管アンプ+SPに切り替えました。こちらは何か温かい音になりましが、アナログ、デジタル共に音楽に浸れるような印象。オーディオは一筋縄では行かないとも思いました。Samizu Acousticsとは画面を通じてのみの接点でしたが、実際にオーナーの音を聴いたわけですから、これもご縁です。himaさん、一期一会の場を作っていただきありがとうございました。

夕方に散会した後、小倉にあるhimaさん行きつけの和食のお店で感想戦です。九州はやっぱり魚が美味しいですね。特に白身の魚は九州の楽しみの一つです。珍しい鯨の刺身、一足早い松茸の土瓶蒸し、野菜の天ぷらと共にいただだきました。


himaさんが車だったこともあり、お酒は控えめに。九州と言えば焼酎です。芋をロックでいただきました。


もう一軒、himaさんのお知合いの方が経営?しているジャズ喫茶へ。コーヒー/チーズケーキで酔い覚ましです。手持ちのCDからロストロポーヴィッチのアルペジオーネソナタ(シューベルト)をかけていただきました。浸透力と温かみ同居した音です。お酒を割り引いてもいい音でした。旅先で聴くオーディオは格別です。


himaさん、朝から夜まで濃い1日となりました。噂のJPLAYの音だけでなく、もりりんさんのアナログ盤、Tさんの長いオーディオのご経験と、まさに濃い1日となりました。himaさんも、奥様もご負担だったと思います。重ねて感謝する次第です。更なる音の進展を期待しています。拙宅の音の方向性は異なりますが、お仕事で横浜にお越しの際は、ご一報下さい。
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