珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

セッティング見直し

2010-11-29 23:39:12 | オーディオ
以前の記事少し触れましたが10月以降、セッティングを見直しています。V40SEも購入後9ヶ月になり、エージング期間は終わりました。プレイヤー、アンプ、スピーカーは当面は今のラインナップで進みますので、この辺りで配置を一度掘り下げてみようと思った次第です。他のブログや書籍の情報も大いに参考にさせていただきました。


ブログを徘徊しているなかで、TANNOYーGRFさんの「GRFのある部屋」の過去の記事(平行法)に刺激を受けました。TANNOYーGRFさんとは、何度かメールのやりとりもさせていただきました。ミリ単位のセッティングには至っていませんが、少しは前進したのではないかと、勝手に思っています。

セッティングで意識したことは、
1)スピーカーを壁から離す(特に後ろ壁)
2)スピーカーの間に何も置かない
3)内振りはしない
4)できるだけスピーカー間の距離を離す
です。2)と関連しますが、TAOC のオーディオボード2枚を購入し、それぞれにアンプとDACを載せています。

どうもオーディオ関係の書物に手を出す傾向があり、手元に指南書が5冊ほどあります。基本はそう変わらないので、5冊は明らかに過剰ですが・・・。スピーカーの配置方法として奇数分割法やカルダス配置が知られています。部屋の大きさからしてカルダス配置は明らかに無理。奇数分割法は原点回帰に詳しく記されています。およその位置はこれで決めて、あとは耳で追い込むこととしました。



以前に比べて、部屋全体に音楽が満ちるようになり、スピーカーの存在も無くなる方向となりました。具体的な配置については、次回に報告します。
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スニーカーダンサー、臨月

2010-11-22 21:40:02 | POPS(邦)
秋のオーディオショウも一段落です。この間、メインシステムのセッティング調整、リビング向けのUSB-DAC導入、電源ケーブルの輸入などそれなりの変化がありました。それらは改めて紹介します。今回は久しぶりに音楽の話題です。

井上陽水、中島みゆきが80年前後にリリースしたアルバム『スニーカーダンサー』『臨月』を紹介します。これらのアルバムにそれぞれ入っている、「なぜか上海」と「あした天気になれ」は当時、NHK-FMでエアチェックして、何度もカセットで聴きました。

70年代の二人の楽曲のイメージは、どうしても”暗”や”激”となります。ただし、改めて二つのアルバムを聴くと、意外に明るい印象を受けます。まだバブルは先のことですが、時代の変化が作風にも影響していたように思います。二人がその後スタイルを変えながらも現在まで活躍している事はご存知の通りです。

当時は日中国交正常化からまだ10年もたっていません。中学生~高校生だった私にとって、中国は近くて遠い国のイメージがありました。そんな時期に、海を越えたら上海~♪ですから、大変インパクトがありました。確かに陽水の出身地福岡と上海は直線距離は短いんですけどね。「スニーカーダンサー」「Mellow touch 」「フェミニスト」の歌声は実に爽やかです。


中島みゆきが当時リリースしたシングル「悪女」を聴いた時、イメージの変化に多少戸惑ったの覚えています。このアルバムの代表曲「ひとり上手」にも似たような雰囲気を感じます。もちろん「雪」や「友情」など、いかにもみゆき節といった曲もありますが、アルバム全体としては不思議と重くありません。ラストの「夜曲」での締め方も上手いなあと思います。因みにプロデュースは松任谷正隆です。


両アルバムはオーディオ的にも楽しめます。高中正義、松原正樹、後藤次利ら一流のミュージシャンの演奏を聴けるからです。「なぜか上海」のギターが高中だと知ったのは随分後のことでした。
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東京インターナショナルオーディオショウ(アナログ以外)

2010-11-14 09:50:44 | その他
引き続きインターナショナルオーディオショウからの話題です。今回はアナログプレイヤー以外で気になったものをピックアップしました。

まずはエソテリックの新しいCD/SACDプレイヤーK-01です。PCオーディオに舵を切ったので、ディスク再生装置に投資する予定はありませんが、やはり同社の動向は気になります。現在所有している単体DAC D-07と異なって、USB入力にはジッターを抑制するアンシンクロナス転送を採用しています。少々やられた感がありますが、他社のUSB-DACの動向も無視できなかったのでしょう。


PCオーディオ化によりディスク再生装置への投資が不要となれば、その分、単体DACのグレードアップに回せます。つまり同じ投資で得られる音に差が出てくるわけで、単体DACはやはり注目の存在です。dCSの Debussy DAC(写真)や、プレイバックデザインのMPD-5あたりがハイエンドになります。勿論、まだ価格が高いのと、単体DAC自体が日進月歩で進化していることを考えると、しばらくは様子見です。


エラックのスピーカー、特に小型スピーカーは、デザインが洗練されていて以前から気になっています。写真は310シリーズの新モデル310 IB です。組み込むとしたらサブシステムになります。デスクまわりの近距離に置いて、スピーカーの存在を敢えて感じながら聴くのもいいかなと思っています。どうもスピーカーは不思議とゲルマン系に訴求されてしまいます。


今井商事のブースでは、現在サブシステムで使っているALR/Jordan のClassic 1がデモに使われていました。決して新製品ではありませんが、デンセンの新しいCDプレイヤー B440 との組み合わせで、なかなかの鳴りっぷりでした。同ブースは評論家による講演もなく地味な雰囲気ではありましたが、自分が使っている製品が健在なのは嬉しいものです。


最後に、ステレオサウンドから出された傅信幸氏監修の Reference Record のPopular偏です。ご自身は勿論、三浦氏も講演で使っていたので、聴かれた方も多いでしょう。70~80年代のAOR、POPS好きの方なら満足されるラインナップだと思います。私も1枚購入し、傅氏に直にサインをいただきました。まだCD(リッピング)でしか聴いていませんが、音の良さにびっくりです。
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東京インターナショナルオーディオショウ(アナログ)

2010-11-10 18:56:41 | その他
ハイエンドショウ、PCオーディオ展と雨続きでしたが、今回ばかりは晴天となりました。建物がガラス張りなので余計に気持ち良かったです。土曜日は終日、日曜日は午後のみ参加してきました。なるべくアナログを聴こうとしましたが、デジタルはデジタルで気になり、結局時間切れ終了といった感じです。なお来年の開催も11月の初旬とのことです。


アナログのモチベーションが上がってきたこともあり、優先的にアナログプレーヤーを聴くようにしました。全ての音を聴いているわけではありませんが、アナログならではの腰の強さは共通しています。何か腹に響く感じです。アナログで聴いた曲ではフューレンでかけていたジョニ・ミッチェル、ナット・キング・コールが好印象でした。

こちらはユキムが取り扱いを始めたスイスのプレーヤー HOLBORNE で、シンプルなデザインは好みです。ユキムのブースは右半分がガラスで音響的には良くないのですが、自然光が入って雰囲気はベストです。ここで和田氏とピーターバラカン氏の音楽談義を聞くのも毎年の楽しみになりました。


アナログプレーヤーは様々な顔つきで、どれも魅力があります。部屋に置くことを考えると余り仰々しいのは避けたいです。スパイラルグルーブ(左上)、ブリンクマン(右上)は価格は張りますが、デザインはシンプルで却って惹きつけるものがあります。個人的には VPI(左下)や ORACLE(写真なし)の雰囲気もいいです。


もちろん外見だけで決めることはなく、これから来年にかけて音を聴く機会を作りたいと思っています。アナログプレイヤー以外で気になった製品は、次回紹介します。
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マラソン試聴会、PCオーディオ展

2010-11-03 07:59:01 | その他
先週の土曜日、ダイナミックオーディオのマラソン試聴会とPCオーディオ展行ってきました。大雨でしたが両方とも会場が外苑前だったので移動は助かりました。マラソン試聴会ではアナログが聴きたかったので東さんのデモに参加しました。値は張りますがブリンクマン、トーレンスを聴けました。会場があまりに広過ぎたので参考程度でしたが、最近アナログへの興味がぐっと上がっています。来週のインターナショナルオーディオショウでもできる限りアナログを聴けたらと思います。

続いてPCオーディオ展に参加しました。ヘッドフォン祭との共催ですが、内容的にはヘッドフォン祭が主でPCオーディオ展は副といった感じでした。明らかに年齢層や男女比がマラソン試聴会とは異なります。まあ、車それも高級車が買える価格のスピーカーを聴く方が世間的には稀有な存在なのでしょうが。私は iPod を愛用しているので、ヘッドフォンやポータブルアンプにも興味があるのですが、今回の目当てはハイレゾ音源のデモでした。

44.1kHz/16bitを聴いた後にハイレゾ音源を聴くと確かに空気感、実在感が高まります。ただ、面白かったのは、解説の角田さんが繰り返し44.1kHz/16bit音源の大切さを強調していたことでした。”44.1kHz/16bit音源で良さを感じさせる製品はハイレゾを聴いても満足できるが、逆は無い”と聞いて、なるほどと思った次第です。考えてみると多くのオーディオファンの愛聴盤は44.1kHz/16bitでしょうし、身に沁み込んだ曲だからこそ音の違いを評価できるというものです。


会場で、その日に発売された PCオーディオfan3 を購入しました。最近、同じような志向の雑誌が相次いで出版されたのは、ご存じの方も多いと思います。内容的に重複するので普通は3冊買うことはしませんが、創刊号ということもあり DigFi(ステレオサウンド)、Net Audio(音元出版) それぞれ購入しました。因みに PCオーディオfan3 には普段メインで使っている再生ソフト Wave File Player の最新版が付属しています。


3誌もあると正直、内容はオーバーラップして過食気味ですが韓国製の KMPlayer を知れたのは良かったです。ReClock というレンダラーと併用で WASWPI排他モードで使用しました。同じボリュームで聴いても Wave File Player より音圧が上がる感じがします。あと Net Audio の記事で、大貫妙子さんが”音に拘るあまり肝心なものが伝わらないのがこわい”旨のコメントされていました。先ほどの 44.1kHz/16bit重視もそうですが、袋小路に入ってはならないと自戒となった1週間でした。
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