珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

チューバホーンさん宅訪問

2020-08-30 22:24:45 | オフ会
依然、暑い横浜方面ですが、8月前半のような猛烈な暑さではなくなりました。23日、久々のオフ会で、チューバホーンさんのお宅を訪問してきました。2月にHarubaruさんと訪問して以来、半年ぶりです。2月はちょうどコロナの走りで、日本がザワザワしていた頃です。半年間コロナであっという間に過ぎてしまいましたね。お昼過ぎから体の定期メンテナンスをしていただき、その後、オフ会となりました。同じく横浜からハンコックさんが合流し、オフ会がスタートしました。事前にSACDを1枚持ってきて、と言われていたのですが、その意味はオフ会で判明しました。


上流~中流の機器です。2月からの変化点はSACDプレイヤーの導入です。チューバホーンさんにはCD再生オンリーのイメージがありましたので、これは大きな変化点と言えます。プリアンプは全曲マランツ7で通しました。このところ私が参加する会では、マランツ7の登板機会が多いです。


この日の主役デノンのSACDプレイヤー、DCD-CX3 です。デノンの現在主流の機器からすると筐体がコンパクトです。2006年発売の製品で、私はこの日まで知りませんでした。当時の新品価格が12万円程度ですから、いわゆるエントリー機です。それでも使いこなすのがチューバホーンさんです。


2月にも聴かせていただいたファーストワットのパワーアンプF6です。2月ですら筐体の温度を気にされていましたが、対策として静音タイプのファンが二つ付けられていました。対策しないと途中で音が悪くなるそうですから、必須のアイテムと言えるでしょう。静音ファンの音も極めて静かでした。


こちらは温度のモニターです。決められた温度になるとファンが回り、F6の温度上昇を防ぎます。知り合いの方に回路を組んでもらったそうです。真夏のオフ会でも3時間、全く問題が生じませんでした。これで通年楽しめるので良かったですね。


さて、音楽鑑賞です。私が持ち込んだCD音源以外、ほぼSACD縛りでした。SACDは音源が限られるのが難点ですが、意外にもどんどん音源が出てきて驚きました。冒頭はベートーヴェンの「熱情」を新旧の録音です。河村さんの再生中、一部で船を漕いでしまったのは不覚でした。リヒテルの強烈な演奏が印象に残ったのですが、河村さんも同傾向の演奏とのことです。ハンコックさんは河村さんの盤を押されていました。いずれもハイブリッド盤ですので、拙宅でも再生可能です。秋の夜長のパートナーにさせていただきます。


モーツァルトのヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲、存在は知っていたのですが、実際に聴いてもいい曲ですね。他にアンネ・ゾフィー・フォン・オッターのオルガンをバックにした歌、フリッッチャイのベートーヴェン交響曲等、前半はクラシック中心となりました。ヒラリーハーンはハンコックさんの持ち込みです。


「LOVE SCENES」は90年代に私が最初に買ったCDです。SACDが出ていたのですね。ベースの力感、声の柔らかさを聴いて、久しく家で聴いていないことを反省しました。ダイアナクラールは比較的新しい「Wallflower 」のSACD盤も聴きましたが、「LOVE SCENES」の自然な音がSACDと合っている印象を持ちました。


私への配慮、毎度ありがとうございまうす。寺尾聡もSACDも意外ですね。自身のヒットアルバムを採録したようです。シングルのA面B面の曲を並べた太田裕美のSACDもレア過ぎます。他に森山良子、今井美樹を聴かせていただきました。最近はステサンも昭和歌謡SACDを出すようになりました。


最近タワーレコードから発売された吉田美奈子の「トワイライトゾーン」です。山下達郎とのコラボレーションです。腕利きのメンバーによる一発録音で、緊張感のある音でした。リスナーを鷲掴みする力がありますね。3時間ほどのサウンド交流の締めとなりました。


さて、SACDのサウンドです。①音がスムーズで聴きやすい、②細かい音まで訴求力を持つ、③ベースの重心が下がる、等良いことが多い印象です。グレースマーヤの定番のライブをSACDとCDで聴き比べましたが、鮮度が全然違いました。特にギターが顕著でした。2月にハンコックさんの持ち込んだLuminの印象が良かったことが、SACDプレイヤー導入のきっかけになったと聞きました。方向性を察知したら、その後はトライ&エラーで音を追い求める・・・チューバホーンさんらしい、導入経緯だと思いました。

オフ会終了後は、井荻の串焼処「まとい」で感想戦でした。私自身は2度目の訪問です。それにしても外でお酒を飲むのはいつ以来でしょうか?4時間近く、串焼きとビールと焼酎で談義を続けました。チューバホーンさん、ハンコックさん、楽しいオフ会ありがとうございました。


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niraさんより

2020-08-22 22:09:50 | その他
ここ数週間、猛暑続きの横浜でしたが、来週あたりから暑さも和らぐのではないかと期待しています。家のクロス張替えは無事、3日間で終了しました。クロス張替え時は、クーラーを壁から外す必要があります。したがって張替え作業時はクーラーが使えません。職人さんは、流行りの携帯扇風機を使って、丁寧に作業されていました。ありがとうございました。さて、オーディオ機器を戻すにも、エネルギーと気合が要ります。書籍やモノの断捨離をしつつ、ゆっくり復旧します。来週半ばくらいには音出しできれば上出来です。

コロナ禍でオフ会が激減しているわけですが、niraさんから嬉しいプレゼントをいただきました。テレビ東京の「モヤモヤさまぁ~ず2」の特集先が、拙宅の地元だった旨、LINEで連絡がありました。私は見ていなかったのですが、録画をDVDで送っていただくことになりました。横浜らしからぬが、番組のテーマでした。拙宅にお越しの方はご存じかと思いますが、未だ田園風景が残る地域です。私自身はこの田舎感が好きで、コロナ禍の散歩で余計にその気持ちが強くなりました。年中ワーケーション気分、とも言えなくないです。

番組のスタートは田奈駅でした。ずいぶんとマニアックな場所を選びますね。その後、長津田、緑山、こどもの国、寺家、桂台、鴨志田、藤が丘と、ほぼ私の馴染みの場所をブラブラと歩きます。まともに歩いたらかなりの距離なので、おそらく移動には車を使ったはず。普段、テレビ東京はほぼ見ないのですが、緩い感じがいいですね。女子アナを従えての街歩きは、ブラタモリに通じますが、こちらの方が笑えます。アシスタントの田中アナも穏やかな雰囲気で好印象です。途中寄ったお店の半分は知っていましたが、新たな情報も多かったです。

ふるさと村にあるシェアスペースです。ふるさと村は拙ブログでも田んぼの風景を何度か載せています。レストラン、工房、カフェ、コーヒー豆家が点在し、週末は地元の人だけでなく、圏外からも人が来ます。写真の方はフランスから来られて、寺家を気に入り住みついたそうです。


日田の焼きそばやさん「想夫恋」です。オフ会でもよく使う店です。ソースにトマトを使っていること、焼きそばを焼かれるご主人が70歳であること、等今まで知らなかった情報もありました。今日「想夫恋」の前を通ったら通常より車が多くて驚きました。番組の宣伝効果は大きいです。焼きそばを食べたのは(番組上)三村さんだけで、その後、一行は鴨志田のハンバーグ店「にんにく屋嘉六」へ。スピードスケートの高木美帆選手が、学生時代に通ったそうです。近所の日体大、三菱ケミカルの皆さんも、この番組を楽しんだことでしょう。


鴨志田にある「中古レコードのタチバナ」にも寄りました。シングル盤からかかったのは、フィンガー5の「個人授業」、ツイスト「銃爪 」でした。田中アナはレコードの針を落とすのは、今回が初めてとか。それにしても、さまぁ~ずの二人は、いかなる状況でも笑いに持っていきますね。



TVを経由すると、地元を客観的に見れます。自分では気づいていない良さがまだまだありそうです。今回知った立ち寄りスポット、近々訪ねてみます。niraさん、ありがとうございました。
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オーディオ機器、撤収

2020-08-16 18:57:37 | オーディオ
横浜は依然、猛暑が続いています。これまで夜間の冷房は使わないままだったのですが、最低気温が25℃を上回るようになり、断続的に使うようになりました。先週からお盆休みです。遠出の予定はありませんが、オーディオ部屋の壁クロスを張り替えることとしました。作業は明日からです。事前にオーディオ機器を外に持ち出す必要がありました。この土日、空き部屋となっている子供部屋を借りて、オーディオ機器、書籍等を移動しました。断捨離のいい機会にもなります。不要な本はまとめてブックオフの買取に出す予定です。

家は築18年を過ぎました。まだ大きな問題は生じていませんが、気になるところは手を打っています。給湯器系は数年前に東京ガスのエネファームを導入しました。今年はリビングの収納扉の不具合を直し、更にお風呂の扉も交換しました。オーディオ部屋のクロスは他の部屋よりも傷みが目立つため、思い切って張り替えることにしました。


オーディオ機器が無くなると部屋が広々します(汗)。ウィーンアコースティックのSPを買ったのが2009年の4月です。以降、機器が増え、それなりのスペースを取ってきました。この部屋はベランダに直結しているので、家内の動線の確保が必須です。何かと犠牲を強いてオーディオをやっていたことを、ガランとした部屋を見て実感します。クロスの張替えは、メインシステムだけでなくサブシステムのある書斎も同様です。書斎の方はテレワークの主戦場ともなります。できるだけシンプルで居心地の良い空間にしたいところです。


SPは耳で合わせればいい!のですが、一応、前のポジションに目印だけ入れておきました。クロスの素材違いで音が変わるかも知れません。出たところで勝負するしかありません。一週間ほどオーディオ無しの生活となりますが、広さを味わえる、つかの間を楽しもうと思います。


というわけで、20年に1度の機器移動が終わりました。家でのオーディオライフをトータル40年程度と考えると、現時点はハーフタイムになります。新築時には、現在のオーディオライフを想像できませんでした。おそらく次の20年も想定外のオーディオライフとなると思いますが、それもまた楽し!ですね。
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70年代前半、音楽の風景

2020-08-09 18:53:09 | POPS(邦)
梅雨が明けてから、横浜は夏日が続いています。幸い、横浜は海が近いせいか、35度を超えることがありません。それでも真昼の屋外は応えますので、散歩は朝か夕方にしています。今朝、散歩コースでは、稲の花を確認することができました。田の色は斑模様でありますが、少しずつ季節が進んでいることを実感しました。8月が終わると、今年も2/3が終了です。全体としては短い1年だったと感じることでしょう。オフ会、登山、旅行といったイベントは少なくなりましたが、その分、自分の時間の使い方を意識するようになりました。


さて、表題です。70年代前半の写真を紹介するわけではありません。TVを通して私が感じた昭和歌謡の原風景の話です。最近読んでいる本の記事でも触れましたが、私の中では60年代はモノクロのイメージです。記憶のシーンに色がつくのは70年以降となります。当時、歌謡曲に触れるメインルートはTVでした。年末のレコード大賞や紅白歌合戦は、そのハイライトでした。新三人娘、花の中3トリオ、新御三家、フィンガーファイブ、アグネス・チャンなどアイドルの活躍は知っていましたが、子供ながら何故か大人路線が気になっていました。


メロディーで強い印象を刻んだのが、欧陽菲菲の「雨の御堂筋」でした。時期的には幼稚園から1年生にかけての頃です。ベンチャーズが誰であるか、御堂筋が何処にあるかも知らずに聞いていました。「小ぬか雨」が雨の種類を表していることも後で知りました(苦笑)。小学校2年生の頃、布団に入って寝ようとする際、この曲のメロディーが頭を巡り、妙に切ない感覚となったことを憶えています。80年代に入って「ラヴ・イズ・オーヴァー」が大ヒットしましたが、ブランクが長かったため、すぐに「雨の御堂筋」とつながりませんでした。


由紀さおりの存在も気になっていました。清楚な雰囲気は、明らかにアイドルと一線を画していました。「手紙」はリアルタイムでは聴いていません。高校に入って偶然ですが、FM放送でエアチェックの機会がありました。当時の私のカセットテープには、80年代の洋楽、邦楽に混ざってレトロな「手紙」が入っていたわけです。この頃から既に雑食志向は形成されていたのかも知れません(笑)。少し前、ピンク・マルティーニとのコラボが話題になりましたが、聴くのは殆ど70年代前半の紙ジャケCDです。


ビジュアル的にインパクトを残したのが、金井克子の「他人の関係」でした。バックコーラスの男性陣を従えたイントロでの振りは強烈でしたね。TVの前に座ることに気恥ずかしさを感じていました。当然、歌詞の意味も知らずに聞いていたわけですが、画面から伝わる怪しい雰囲気をキャッチしていたのでしょう。このCD選書はヤフオクで仕入れました。後半の洋楽カヴァー集がなかなかです。「やさしく歌って」「アローン・アゲイン」「あまい囁き」辺りは、独特の気だるいヴォーカルとマッチしています。


75年のレコード大賞新人賞争いは、しっかりと記憶に残っています。最優秀新人賞は細川たかし「心のこり」でした。私バカよねー♪のフレーズが小学生ながらに受けて、応援していました。細川たかしと争い、新人賞を取ったのが、岩崎宏美、太田裕美、片平なぎさ、小川順子でした。とりわけ、勢いの宏美(ロマンス)×しっとりの裕美(雨だれ)のコントラストが思い出されます。曲はいずれも筒美京平作曲でした。当時の太田裕美の印象は、弾き語りするお姉さん程度でしたが、ずっと後に2度ほどマイブームが訪れました。


来週はお盆休みです。オーディオ部屋のクロス張替え工事を予定しています。オーディオ機器を、一旦、別の部屋に退避させる必要があります。その前に、しっかりと70年代歌謡を聴いて、お盆前の締めとすることにします。
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コントロールPC導入

2020-08-02 17:59:00 | オーディオ
8月に入って、ようやく横浜方面も梅雨が明けました。ここまで長雨だった7月は、ちょっと記憶にありません。一気に気温が上がり、ようやく夏の到来となりました。蝉の声も一気にボリュームが上がりました。昔は西日本でしか聞けなかったクマゼミの鳴き声が普通に横浜でき聞けるようになって、どれくらいが経つのでしょうか。今朝もしっかり聞こえていました。梅雨明けと引き換えに猛暑は想定内です。いくら暑くても、皆さん、青空には飢えていたことと思います。桜に時にも感じましたが、コロナ禍でも季節は進んでいます。

本来であれば、今頃は、立山の拠点、室堂に入っていたはずなのですが、その企画は流れました。本日、信州や北陸も梅雨明けしたようですね。まさに梅雨明け10日の絶好の夏山日和だったのですが、次の機会を待ちたいと思います。大山の山頂に雲がかかっていますが、しばらくは天気の心配は要りません。


さて、前週にも書いたように、コントロールPCが1台、正式にPCトランスポートに加わりました。音の変化は、貸出機としてのレポートに記載したように、かなり大きかったのですが、ようやく耳が慣れてきました。従来より起動時の儀式が増えましたが、勝手も分かってきたところです。


PCトランスポート一式です。LANケーブルを全てMFさん製作品に変えて、すっきりしました。右手前の黒いLatte PandaがコントロールPCとなります。テンキーは、RonnコアPCのシャットダウン用です。MFPCの床直置きは、いずれ何とかしたいと思いますが、これで一段落です。


システム構成です。従来は、iPhoneにせよ、家庭用ノートPCにせよ、エレコムのWiFiルータに接続して、再生指示をしていました。コントロールPCの導入により、その接続は不要となりました。ただし、MFさんによれば、WiFiルータへの接続有無よりも、プロセスカットされたPCでRoonをコントロールすることに意味があるそうです。


リスポジ側も少し改善を入れました。モニターの電源は家庭内コンセントをUSB変換して供給していましたが、バッテリー駆動にしました。FX-08MiniやWiFiルータにも使っているアンカーの小型バッテリーから供給しています。これでPCトランスポートの機器は全て、バッテリー駆動となりました。


コントロールPCの導入により、全域の鮮度が上がったことはその通りですが、音の座りが良くなった印象もあります。一音一音の配置がしっかりします。このことはクラシックの再生に好影響を齎すものと期待しています。先日、ポリーニのピアノ協奏曲(モーツァルト、17番&21番)を、Prest Music経由でダウンロードしました。ポリーニ/ウィーンフィルによるモーツァルトは、1976年にも録音があります(23番&19番)。若い頃と後年では、随分と演奏に違いがあるとも言われています。新PCトラポでしっかり聴き込むことにします。


今年のオーディオ投資は、これでほぼ終了です。真夏はオーディオは控えめになりますが、アナログの再調整含めて秋への準備期間としたいと思います。オフ会もなかなか難しい状況ですが、伺う場合には最大限の注意を払って臨みたいと思います。
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