珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

Earl Klugh

2013-05-26 11:23:16 | フュージョン/Instrumental
久々に音楽の記事です。自転車を始めたこともあり、この時期の風の気持ち良さを例年になく感じています。やがて鬱陶しい梅雨と、うだるような夏が来ますから、今のうちに満喫しようと思います。さて、音楽で風を感じるとしたら、まずはフュージョン系のアコースティックギターでしょうか?ただし私の場合、80年あたりから英国ロックそれも風とは180度異なる、へヴィな方に関心が移っていました。従って、Lee RitenourとかLarry Carltonといった大御所との接点はほぼゼロでした。今回は、それでも相対的につながりのあったEarl Klughを取り上げてみます。

と言っても、私が最近まで持っていたEarl Klughの唯一のアルバムは、本道のフュージョンではなくJazzの作品『TRIO Vol.1』でした。買ったのは初めてコンポーネントを導入した時期ですから、もう20年以上前になります。その頃は既にラテン音楽にも嵌っていました。Jazzのスタンダードに混ざって、ジョビンの「How Insensitive」「One Note Samba」が入っていて、購入したのでしょう。この作品は、今でも聴いています。アコギは大抵のシステムでもいい音に錯覚しがちですが、現在のシステムで聴くと、昔はうわべだけを聴いていたんだなあと思います。流石にこれは風ではなく、お酒が合う作品です。


昨今のCDの廉価ぶりは、クラシックのBOXものに限らないようです。Earl Klughのフュージョン全盛時のCDが3枚組みで買えることを知り、2セット6アルバムを購入しました。当時は通りすがりでしかなかった楽曲でも、作品には時代の空気感が含まれていますから妙に懐かしい感覚があります。まだじっくり聴いているわけではありませんが、軽快なアコギの音にはやはり風を感じますね。ざっと聴いた中では、『Dream Come True』が粒が揃っています。2曲目に「Doc」という曲があるのですが、これなんかは晴れた休日の午前中がピッタリきます。書いている今がそうで、シンクロすると2重に心地よいです。


ちなみにEarl Klughはまだ健在で、今年の1月にもブルーノート東京他でライブがありました。まだ何度かチャンスはあるでしょうから、往年の作品を聴きこんでおくことにします。そう言えば、pat_mthny7205さんやKYKIN(キリン)さんは、フュージョン系ギタリストに絡むHNでしたね。学生時代にフュージョンに傾倒し、その後ジャズに行かれた方も多かったでしょう。私は完全な周回遅れですが、これもオーディオがもたらした愉しみと思うようにしています。

全く話題は飛びますが、今朝、サッカーのチャンピョンリーグ決勝があり、ドイツ勢対決を制したのはバイエルン・ミュンヘンでした。決勝ゴールを決めたのはオランダ代表のロッベン選手です。切り裂くようなドリブルが売りの選手で、彼も風を感じさせるサッカー選手の一人です。オランダファンとしても嬉しい優勝となりました。早いものでブラジルW杯まであと1年、オランダは予選好調です。ロッベン選手をブラジルで見ることはできるのでしょうか。
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自転車はじめました

2013-05-19 08:16:23 | その他
昨年の鶴見川のウォーキング以来、自転車のことがずっと気になっていました。その後、山と渓谷社から出ている季刊誌「自転車人」や県内のコースガイドを購入しました。自転車用のリュックを買ったことも、昨年末の記事で書きました。テレビではBSプレミアムでやっている火野正平さんの、「日本縦断こころ旅」を楽しんでいます。オーディオに割いていたお金と時間の一部は確実に自転車に回っています。それでも冬に始めるのは躊躇してしまい、風が薫るこの季節にようやくスタートとなりました。まだ慣らし運転中ですが、まずは鶴見川や境川からですね。川はアップダウンが少ないですから。

購入に当たり、自転車のことを調べました。日本、アジア、欧州、北米といろいろなメーカーがあります。オーディオと同じではありませんか。値段はもちろん自転車の方がリーズナブル、というかオーディオの高額ぶりが異常です。それでも相応の性能の自転車を求めると、20~30万になるようです。こちらは初めの一歩ですので、手頃なクロスバイクを選ぶことにしました。ブリジストンのAnchorシリーズUF9です。クロスバイクの中では上位車種ですから、オーディオで言えばデノン、マランツ、パイオニア辺りのエントリークラスのコンポといった感じでしょうか?初心者がレビンソンとかマジコ、買ってはいけません。


いくつか乗って気づいたことです。まず自転車の軽さにビックリです。スピード感も違います。逆に路面からの振動は結構受けます。関係しますがお尻の痛さも何とかしないといけません。会社のベテランによれば、一つはサドルの高さ、もう一つはパンツで軽減できるとのこと。あとは慣れもあるかも知れません。車道を走っての感想ですが、これはもう自動車を運転する感覚に近いですね。途中路上駐車している車もありますから、結構怖いです。交通ルール順守とヘルメットの重要性がよく分ります。できればあまり厳つくない、すっきりしたデザインのヘルメットを選ぼうと思っています。

昨日も、軽く走ってみました。鶴見川の支流である恩田川に沿ってしばらく行くと、やがて鶴見川との合流地点に到達します。右側が恩田川、左側が鶴見川です。こうして川幅が広くなっていくわけですね。ちなみに遠くに映っているのは鴨居方面で、ケンウッド関係会社のビルディングも見えます。走るコースは頭にインプットしているのですが、川沿いといっても必ずしも舗装されているわけではありません。地図には無い情報も覚えていくことが必要です。時間があれば、さらに新横浜、綱島方面を目指したいところですが、ここで鶴見川上流へ方向転換しました。


鶴見川を遡上して家に近づいたところで、ちょっと寄り道です。先日訪問したiさんのお宅や、私がよく寄るタチバナレコードの近くに、「ふるさと村」があります。何のことはない単なる山間の田んぼなのですが、都会の中のプチ田舎として、週末はそれなりに人が訪れるようです。この風景の中で違和感があるとすれば、やたらと多い車でしょうか。皆さん路駐して思い思いに散策しています。


まだ始まったばかりの自転車生活ですが、ブログと同じように3年程度は続くことを当面の目標としようと思います。今度の冬が正念場でしょうか。行き先としては鶴見川、境川を下ってまずは海を目指し、余裕があれば鎌倉辺りまで行ければなあと、青写真を描いています。体にいいのは間違いないですし、汗を流したあとの音楽はより気持ちいいはずです。
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キタサンさん、KYLYN(キリン)さんを招いて

2013-05-15 20:34:36 | オフ会
晴天となった12日、Philewebつながりのキタサンさん、KYLYN(キリン)さんにお越しいただき、オフ会を開きました。少し前の予報では週末は両日とも雨だったのですが、なんとか土曜日だけですみ、日曜日はまさに5月晴れという感じでした。KYLYN(キリン)さんからは「天気が良ければLPレコードを持って行きます」と伺ってましたので、これはラッキーな予報外れです。さすがに気温も上がって、今年最初の半袖となりました。連休中に咲き始めたエゴノキも、ちょうど満開です。年によって花数にばらつきがありますが、今年は当たり年で、こぼれんばかりの状態となっています。


オフ会は午後でしたので、午前中は例によってウォーミングアップです。当日かけるプレイリストの他、クラシックのアルバムを再生リストに加え、鳴らしている間に掃除と買い物を済ませました。オフ会をやると部屋がきれいなる・・・おそらく皆さん実感されていることと思います。こちらはデジタルで掛ける予定のCD群と、適当に用意したアナログです。すっかりリッピング派になり、現物を探すのが一苦労です。せめてジャンル別に格納する等しないと駄目ですね。アナログはその場の流れで選曲することにして、適当に棚からピックアップしました。こちらは枚数も少ないのでまだ楽です。


メインシステムのある部屋は、オーディオに拘っている方の平均からすれば狭い方だと思います。ステレオが成立するセンターラインに2人並んで聴いていただくことができません。したがって他の方には申し訳ないのですが、左右の音量の崩れた場所で聴いていただくことになります。部屋内に3名、つまりお客様は2名が最大といった感じです。これはステレオという観点でもそうですが、プログラムという観点でもそうです。できればその方のお好みのジャンルで、かつオーディオ的にも楽しめる音源をと、思っています。比較的3人とも年齢が近いこともあり、POPS・ROCK系は気楽に選ばせていただきました。

こちらは持ってきていただいた音源です。上2枚がCD、下3枚がLPレコードでした。70年代の洋楽、特に女性ヴォーカルは癒し系の宝庫です。Lovin' youは持っていそうでいなかった一曲です。小鳥の囀りがこんなに入っていたんですね。ENGLESKYTSは全く知りませんでした。オルガンとソプラノの組み合わせです。ソプラノの高さ方向の定位は出ていたようです。音に拘ったアナログプロダクションズのレコード、Norah Joues/Art Pepperは共に欲しくなりました。Norahの再内周のThe Nearness of You は調整に使えそうです。ユーミンのノーサイド、懐かしいです!大学生当時のスキー/ラグビー人気を思い出しました。


オフ会の関心事が人によって異なるのも面白いですね。床の振動を手で確認したり、頭の位置を前後に動かしたり、さらには部屋のコーナーに移動されたり・・・音が隅に籠ってる様子はなさそうでした。ルームチューニング材の林立は避けたいので、結果オーライとさせていただきましょう。キタサンさん、KYLYN(キリン)さん、遠いところ、ありがとうございました。それぞれのお宅への訪問、楽しみにしています。
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AIT LABOのDAC導入

2013-05-11 05:33:42 | オーディオ
GW明けの4日間の仕事を終えて、すっかりGWぼけは直ったようです。さて、AIT LABOのDACを導入して2週間になりました。ようやく音も落ち着いてきました。このDACを導入した動機は別途整理して記事にします。まずは導入状況を報告します。これまでDDCより上流で対策を重ねてきましたが、やはりDACの影響は大きいようです。いわゆる棚からCDを引っ張り出して聴き直す状態です・・・とは喩で、実際はNASから思いつきで選曲しています。こういった時はファイル再生は楽です。それぞれの音楽が新鮮に聴こえるのは嬉しいですね。これで約3年前から続いてきたPCオーディオの旅は、一段落と考えています。


AIT LABOのホームページの頒布価格にあるように、同社はDACの完成品というより基板と電源の販売がベースとなっています。腕に自信のある方であれば全てパーツで購入し組み立てることで導入コストを抑えることができます。勿論、一切を代表にお任せし、ケースに入った完成品として購入することもできます。ハンダ付がお話ならない私はその中間のパターンでの導入です。ハンダ済のパーツを購入し、あとはドライバーとペンチを使って組み立てました。タカチのケースの組み立て図がわかりにくく、また音楽を聴きながらの作業でしたので、3時間ほどかかりましたが、無事音が鳴ってホッとしました。


SPDIF信号の入力には光ケーブルを使っています。他のユーザーさんの間でも光ケーブルの評判が良いようです。これまで光ケーブルは同軸に比べるとジッターで不利というのが定説だったと思います。一方でPCで再生する立場からすると、光ケーブルはPC側のノイズを遮断できるという魅力を持っています。光入力であれ、ジッターに厳しいLowestモードで動作させることができるのであれば、光→電気変換のデメリットは無視できると踏みました。個人的な嗜好でケーブル類のメーカー混在を嫌って、光ケーブルはLANケーブルでも使用しているSAECのOPC-X1にしました。


音の印象は試聴時と基本的に変わりません。音源に入っている情報がそのまま正確に音になっている印象を受けます。特に感じるのは、
・音の立ち上がり、下がりのリアルさ
・空間配置の見通しの良さ、広がり
です。実在感の追求は私のテーマでもありますので、まずは狙い通りだったと言えるでしょう。皆さんDACに何を求めますか?私は味付けではなく、素直に音をアンプに伝えてくれればいいと思っています。(必要あれば)味付けはプリアンプ以降より下流で行うイメージです。仮にDACで女性ヴォーカルが艶めかしくなったら、それは元の音源にある艶めかしさを取り出せたと、考えたいのです。

なお、SPDIF入力の右にあるテープで塞いだ穴ですが、これは将来DSD信号をHDMIケーブル経由で入力するためのものです。ただ、所有のSACDは限られていますし、DSDファイルも今のところ購入意欲はわきません。しばらくは、この見かけの悪い状態が続きそうです。
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連休中の散歩道から

2013-05-06 21:00:35 | その他
長かった連休も本日で最終です。音楽、オーディオ的にはなかなか実の詰まったGWではなかったかと思います。連休中盤を除いて天気も良く、新緑も相まって気持ちよかったですね。こどもの日の早朝、県境の散歩道からのスナップです。


向かって右側が東京都、左側が神奈川県になります。尾根道は、おそらく東京都町田市の管轄です。


いつもの見晴らしのいい広場からの町田、丹沢方面です。雲と間違えてしまいそうですが、富士山もしっかり見えていました。頂が白いのもあとどれくらいでしょうか。


綿菓子のような花が満開のこの花木、名前がわかりません・・・。


連休初日に音出ししたAIT LABOのDACです。ようやく音もほぐれてきた感じです。何となしに素性も掴めてきました。もう少し聴きこんだところでレポートしたいと思います。


明日から、仕事スタートです。切り替えねばなりません。
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