珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

南木曽、伊那の秋山

2023-10-28 17:17:46 | その他
10月14日と15日、長野県の南木曽岳、経ヶ岳に登ってきました。メンバーは男女合わせて7名でした。天候は今一つでしたが、山頂付近では紅葉が見頃で、秋山を楽しんできました。二つの山は、中央アルプスの山域に属し、南木曽岳が南端、経ヶ岳が北端に位置します。初日の午前中は晴れていて、中央道からの南アルプス、八ヶ岳の展望が見事でした。午後は、段々と雲が出てきましたが、初日の南木曽岳は何とか降らずにすみました。翌実の経ヶ岳は小雨の中でしたが、しっとりとした秋山風情を満喫することができました。

伊那市のサービスエリアから見た南アルプス北部です。伊那からは、仙丈ケ岳が大きく見えます。左奥に甲斐駒ヶ岳も見えます。こちらか南アルプスを見る機会が少ないので新鮮でした。この後、飯田を経由して、登山口のある南木曽町(なぎそまち)へ向かいました。


登山口付近の駐車場に車を置いて、早速、歩き出しました。登山口付近は、まだ紅葉には早いようでした。歩き出しが遅い時間なので、先を急ぎます。



しばらく歩くと、分岐が現われました。南木曽岳は周回ルートになっていて、途中で登りルート、下りルートに分かれます。ここは指示通りに登りルートに入ります。


高度を上げると、急こう配が待っていました。所々で、岩場、鎖場もありました。少しずつですが、紅葉も目立つようになってきました。山頂までひと踏ん張りです。


標高1677mの南木曽岳、到着です。山頂は樹林に囲われていて、展望はありませんでした。短めの休憩の後、下山を始めました。


山頂からしばらく歩くと笹が広がる斜面となりました。遠く、乗鞍岳、穂高連峰も確認できました。


笹の海原に、紅葉です。このような光景に出合えると、登ってきた甲斐があったと思えます。この日は、下山後伊那方面へ移動し、翌日の経ヶ岳に備えました。宿泊したルートインホテル近くの中華料理店が、リーズナブルでした。


15日は雨天が予想されましたが、思ったより降りが弱く、経ヶ岳に登ることとしました。土砂降りでなければ、雨は雨で風情があります。経ヶ岳の山頂で昼食としました。


登山口に戻る直前、ようやく視界が晴れました。ルート上にある見晴台から伊那谷を一望することができました。しかも虹付きです。終わりよければよし、としました。


メンバーの皆さん、ありがとうございました。
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CENYAさん宅、訪問

2023-10-27 20:47:32 | オフ会
チューバホーンさんの定点観測の翌日、CENYAさんのお宅を訪問してきました。2018年の前回訪問から、お住まいが越谷方面から川越方面へ変わっています。昨年のgenmiさん宅でのオフ会でご一緒した際、引っ越しの可能性を伺ってました。実際に引っ越し先が決まったこと、システム構築してオフ会を始められたことなど、オーディオ仲間づてに聞いていました。直接のやりとりをする中で、オフ会へのお誘いをいただき、短時間でしたが、お邪魔してきました。Philewebにも参加されていたtaketoさんともご一緒できました。

早速、システムのあるお部屋に通していただきました。私は途中からの参加となり、既に来られていたtaketoさんと初対面の挨拶しました。以前のオーディオ部屋は横長で、SPは長辺配置でした。今回のお部屋は正方形の近づいたようで、広さも増した印象です。SPは後ろの壁から距離を取り、内振りでセットされています。リスポジはSPに近く、いわゆるニアフィールドリスニングですが、音は部屋全体を包むように広がります。一聴で、目指されている音の方向性は変わらず、ブラッシュアップされている印象を持ちました。


CENYAさんのH.N.の由来は、フィンランドのペナウディオ製のブックシェルフ「CENYA」にあります。これにご自作の「DODAI」を組み合わせています。2018年当時と比べて、かなり様相が変わっています。DODAIの横幅が広がり、側面には大口径のウーファーが加わっています。この事と関連するのか、当時使われていたサブウーファー×2台は見当たりません。上段のCENYAは上向きにセットされています。かないまるさんとの交流を通じて、理想の音を求めるヒントを得られたと伺いました。


前回訪問時はパイオニアのネットワークプレーヤーN-70A を使われていましたが、PCオーディオを導入されています。窒化ガリウムATX電源搭載の、ファンレス大型PCも自作です。SP、チューニング材、PC、DACとここまで広く自作されている方は、そうそういません。


N-70Aは改造され、現在DACとなっています。オフ会のラストで、天板を外していただきました。PCからの信号をDiretta Lucia基板で受け、DACチップAK-4495(L、R別)へ送ります。CENYAさんは数少ない、Diretta仲間となります。


DAC以降は、L、R分離してそれぞれアンプへ送られます。ソニーのAVアンプTA-DA5800ESは健在でした。ボリュームはそれぞれ調整する必要があります。ツィーター、ウーファーの数が以前よりも増えていますが、このアンプで細かくコントールされています。


配線が細やかですね。筒の中にけSPケーブルを格納し、干渉を防いでいます。このような空中配線は見たことがありません。ルームチューニング材など、DIY熱に溢れたオーディオ部屋でした。伺い忘れましたが、右下の三角帽子も音に効いていそうです。


SPの背面にもユニットが着いていますね。


滞在時間は2時間程度だったでしょうか。後から参加したこともあり、まずリスポジに座らせていただき、ダイアナクラール、石川さゆり等他、CENYAさんのリファレンス曲を聴かせていただきました。例によってSPの存在が消え、ヴォーカルが正面に浮かびます。整理された力みのないサウンドも特徴でしょうか。5年前に示していただいたサウンドが、より洗練された印象です。オーディオの引っ越しは、ゼロからの再構築だったでしょうから、追い込むのは大変だったかと思います。流石だなと思いました。

その後、私やtaketoさんの持ち込み音源を聴かせていただきました。最近、持ち出しているジュディオング、青い三角定規、松田聖子をお願いしました。声好きの方のシステムで聴く声、耳にいいですね。脇で聴いている際、以前より低域が抑えられている印象を持ちました。それでも和太鼓の音源を聴かせていただくと、確かに引き締まった低音がしっかり出ていました。杞憂だったようです。低音の厚みは、膨らみとは違いますね。CENYAさん曰く、盛らなくても十分な低音だそうです。

オフ会後は近所の居酒屋でした。CENYAさんが作ったタイ風のもんじゃ焼き、おでんをつついて感想戦を持ちました。引っ越し先でもお気に入りのお店をお持ちのようです。散会後、帰りの電車でtaketoさんとも話をさせていただきました。taketoさんもSPを自作される方です。非自作派の私ですが、これを機によろしくお願いします。CENYAさん、taketoさん、楽しい時間をありがとうございました。
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チューバホーンさん宅、定点オフ会

2023-10-22 23:10:48 | オフ会
先の3連休の中日の8日、チューバホーンさんのお宅にお邪魔してきました。3月、4月と続けて訪問して以来となります。今回もハンコックさんが、ご一緒でした。今年に入って、チューバホーンさんは、CECのCDトランスポートの最上位機種TL0 3.0 を導入されています。当時は、まだ導入後間もない頃で、慣らし運転的な状況でしたが、切れの良いサウンドに驚いた記憶が残っています。その後もフローティングボードのDAC導入、マランツ♯7の筐体変更等、音の追求が続いています。

チューバホーンさんがコーナー型のタンノイ、ランカスターを導入されてから、早8年になります。私にとっても、すっかりお馴染みの光景となりました。38cmウーファーに憧れを抱いていたチューバホーンさんが選ばれたのはJBLではなく、タンノイでした。主戦場がJAZZでないことにも依るようです。ともあれ、念願のSPでオーディオシステムを組んで、理想の音を求められるわけですから、幸せなオーディオライフと言えるのではないでしょうか。もっとも着地点が無いのもオーディオです。今回も変化が楽しみでもありました。


上流機器のラインナップも、ほぼ固定化されきました。右下が新たに加わったTL0 3.0です。その下方にあるDAC(Oさん製作)経由で、マランツ#7、ファーストワットのパワーアンプへと続きます。前回訪問からの重要な変化点が、DAC下へのフローティングボード導入です。GRFさんを始め、多くの方が導入されているボードです。機器設置後、ボードの水平を出すことが、機能を発揮させるために必要とのことです。DAC以外にもプリ、パワーでの効果を調べられたようですが、DACに落ち着いたとのことです。


この日は、声モノで・・・と言う連絡をいただいていました。冒頭のクラシックの歌曲から始まり、ジャンル跨いでヴォーカル作品を鑑賞しました。アメリングのシューベルト歌曲は、何度も聴かせていただいてますが、一聴で、サウンドステージが、広大になっていることが分かりました。他のお宅でもやはりDACにフローティングボードを施すことで、ステージが広がった例があるそうです。オーディオは振動との闘いとは、よく耳にしますが、何かしらのからくりがありそうです。

ピアノや声の実在感が半端ありませんね。ハンコックさんは人肌を感じられる声に感心されていました。クラシックの後は、チューバホーンさんのPOPSコレクションから選曲いただきました。noon、ライ・クーダー、フェアポート・コンベンション 、ホリ―・コールなどなど。


こちらはハンコックさん持ち込みのジャズヴォーカルのCDです。ヘレン・メリル、サラ・ヴォーンの名盤は、多数のバージョンがあり、音が異なることが知られています。ヘレン・メリルの「You'd Be So NIce To Come Home To 」は、ハンコックさんのレコード音源(デジタル化し、CD-ROMに記録)とも比較しました。過去に何度も聴いている曲ですが、声の柔らかさ、トランペットの鮮度に驚きました。CD恐るべしですね。何より、CDを持ち込まれていたハンコックさんが興奮気味でした。


締めは、JPOPSでした。チューバホーンさんの盤の後、私の持ち込み音源(ジュディ・オング、青い三角定規、松田聖子)をかけていただきました。ちなみに星泉は、女優の長澤まさみです。稲垣潤一の「ドラマチック・レイン」はてっきり本人のセルフカバーだと思い込んでいたのですが、中森明菜とのデュエットでした(大汗)。二人の声が見事に溶け合っていた、ということにしましょう。玉置浩二のライブは聴かせますね。あらため「メロディー」はいい曲だと思いました。


春より数段、登られた印象を持ちました。フローティングボードだけでなく、CDトランスポートのエイジングも効いているでは、と感じました。アプローチは違いますが、拙宅でもWELLDELTAによる振動対策、継続して参ります。感想戦はご近所の中華系の居酒屋でした。リーズナブルで美味しかったです。Oさんも合流され、楽しいオーディオ談義が続きました。今後のオーディオ構想など、語り合えたのがよかったです。チューバホーンさん、ハンコックさん、Oさん、ありがとうございました。
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秋の深まり

2023-10-21 16:55:41 | その他
長い夏が終わって、やっと横浜も秋らしくなってきました。9月から10月にかけてのスナップより、いくつか紹介します。今年は極端に暑く、また長い夏ででしたので、季節の節目が例年と比べて、かなりずれた感があります。私の中では金木犀の香りが秋のスイッチですが、今年は10月10日頃になって漸く香りました。例年ですと9月の半ばくらい、遅くとも9月中には開花していましたので、今年の夏の異常ぶりが分かります。熊の被害もそうですが、温暖化の影響はあらゆる動植物に及んでいるようです。

暑い夏で、前倒しになったのは稲でした。こちらは9月半ばのふるさと村の光景です。例年より1週間ほど早い感覚です。ともあれ、無事に収穫を迎えられたようで何よりです。


開花が遅くなったのが彼岸花でした。彼岸花の開花に合わせたイベントが1週間ほど後ろ倒しになったというニュースを聞きました。こちらの群生は、いつもの散歩コースで見つけました。


10月の3連休の初日、家内と厚木の白山に登ってきました。飯山観音を起点とする、短いハイキングコースです。K&Kさんの裏庭のようなゾーンです。展望台から横浜~東京方面を見渡しました。


白山から本厚木まで戻り、ランチは5月のオフ会(Harubaruさん宅)の感想戦で利用したフィーコディンディアにしました。体を動かした後だけに、白ワインが進みました。


10月14日、南木曽および伊那方面の登山に向かう途中での、近所の金木犀です。満開の金木犀ですが、香りのピークはやや過ぎた感もありました。


横浜は10月に入っても、いわゆる夏日(25℃以上)なることがありました。桜が時期を間違えて開花した、なんてニュースもありましたが、来週以降は、さらに気温が下がって季節が進みそうです。植物つながりですが、9月末までやっていた「らんまん」は久々に嵌った朝ドラでした。5月くらいまで見逃してたのですが、ちょっとしたきっかけで見続けてしまいました。植物学者、槙野万太郎(モデルは牧野富太郎 )が主人公ですが、半分は旦那を支える妻、寿恵子さんの物語でした。
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岡山音会、2日目(とりさん)

2023-10-17 22:04:35 | オフ会
2日目の午後は、とりさんのお宅です。児島湖に近いHelictas邸から旭川沿いを北上しました。途中、中洲にある酒工房「独歩館」にてお昼にしました。酒蔵に併設されたレストランで、車でなければ一杯いただきたかったところです。私は限定食の「独歩カレー」にしました。サラダ、フルーツ付きのセットです。岡山はやはりフルーツが美味しいですね。前日のPeach Farmer's Village然り、スイートサウンドさんのお宅でいただいた桃やマスカット然りです。気候の良さが効いているのでしょうね。


とりさんは2019年の音会で、ご一緒させていただきました。その際は訪問のチャンスが無く、漸く初訪問となりました。自作派の多い岡山音会のメンバーですが、とりさんは工作はされず、専らメーカー品を愛用されています。お部屋は8~10畳くらいでしょうか?密閉型の2WAY SP、MAGICO miniを短辺に置き、周囲にルームチューニング材を配置しています。密閉型のMAGICOと言えば2Hさんが思い出されます。岡山の音会にも何度か参加されているようですが、今回はご都合つかずとのことでした。


上流はハイエンド機器が並びます。最上流はエソテリックのセパレート機で、トランスポートがP03 Universal、DACがディスクリートのN-01XDとなっています。同社のDAC、D-03もありましたが、主役の座を明け渡した様子でした。ちなみにとりさんはディスク再生派で、ファイル再生の優先度は低いとのことでした。プリアンプはマーク・レビンソンのNo38SLです。以上が、リスポジに近いラックに収められています。パワーアンプはアコースティックアーツと伺いました。ラックの向こうの床上に設置されています。


とりさんの主戦場は、女性ヴォーカルです。この日は全ての再生が女性ヴォーカルでした。2019年の音会で、ポプコン入賞の相曽春日を紹介いただいたことは記憶に新しいです。とりさんが前日のスイートサウンド邸に持ち込んだ、麗美も懐かしいです。松任谷正隆 プロデュースから離れた後の「My Sanctuary」を学生時分、よく聴いてました。拙宅でも女性ヴォーカルをよく聴きますが、時代を上るか、下るかで、とりさんとの違いがありそうです。麗美以降、時代を下って、様々な女性ヴォーカリストをかけていただきました。

一口に女性ヴォーカルと言っても様々ですが、誰もが知るメジャーな歌手はほとんどかかりませんでした。所謂シンガーソングライターが多かったですね。野本直美 、久野かおり、SACRA、篠原美也子・・・と続きます。とりさんの求める世界観が朧げに見えてきました。


小谷美紗子、KOKIA 。その後、映像モードに移行しました。前述の篠原美也子は弾き語りのライブで。


この日かかった最もメジャーなアーティスト(余興の薬師丸ひろ子除く)は、Coccoだったでしょうか?とりさんの一番の推しであると伺いました。90年代にヒットした「強く儚い者たち」を思い出しました。映像作品ならではの、会場へワープする感覚が続きます。


映像の締めは女性3人組のヴォーカルユニットKalafina (カラフィナ)でした。NHKの「歴史秘話ヒストリア」のオープニング曲に聴き憶えのある方が多いのではと思います。武道館や国際フォーラムでのライブ実績があり、広く支持を得てていたことが分かります。残念ながら諸事情により解散したとのことです。


部屋の響きを抑えて、ヴォーカルと対峙する・・・そんなシステムのように感じました。パワーアンプやSPの足元のWELLDELTAが効いているのか、一音一音がしっかりと提示されていました。出だしの「My Sanctuary」において、音がセンターに寄る傾向を感じましたが、当方の耳の問題だったかも知れません。聴き進むにつれて解放感が出てきました。MAGIKO mini後方にあるソナスのSP(エレクタアマトール?)は置いてあるだけ、とのことでした。敢えて外すとどんな音になるか、少し気になりました。

とりさん、自宅訪問の機会をいただきありがとうございました。プログラムも練られていたようで、あっと言う間の2時間でした。想像した通り、女性ヴォーカルを楽しむシステムを構築されていましたね。2日間ご一緒したスイートサウンドさん、Helicatsさん、ベルウッドさん、充実の週末@岡山を、ありがとうございました。また、折を見て集いましょう。
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