珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

チューバホーンさん、Oさんを訪ねて

2018-05-31 05:26:50 | オフ会
GW明けの最初の日曜日、13日はチューバホーンさん宅、Oさん宅のハシゴ訪問となりました。朝から晩まで杉並/中野界隈で過ごす、濃い日曜日となりました。チューバホーンさん宅は今年1月以来、Oさん宅は昨年5月以来、約1年ぶりの訪問となります。午前中は、昭和歌謡をBGMにいつもの施術で心身ともスッキリしました。お昼は駅近くのトンカツ屋さんでした。そう言えば、GW当たりは、あちらこちらでトンカツが話題になっていましたね。昔からある素朴なお店でしたが、しっかりした味のトンカツには大満足でした。再びお宅へ戻り、オフ会スタートです。そうこうする内に、Oさんも到着しました。

すっかり見慣れた光景です。チューバホーンさんのサウンドを支えている要因の一つに、この広いフリースペースがあると思います。和室でこれだけの広さで、かつ何も置かないのは、ある意味、贅沢とも言えます。光景は同じでも、サウンドを毎度調整してくるのがチューバホーンさんの凄いところです。


本日の機器群です。1月の真空管プリから、今度はマランツ#7復活となりました。SONYのMS-1は、チューバホーンさん愛用のCDトランスポートですが、そろそろ代用を考えているようです。DACを独立させた場合、質の良いCDトランスポートの確保は長期的な課題となります。


QUADのステレオパワーアンプです。以前は、同じQUADでもモノラル2台でしたので、こちらは新顔でしょうか?


復活のマランツ#7です。昨年7月にも聴かせていただきましたが、代替機でした。今回はようやくチューバホーンさんの所有機での鑑賞となります。ちょうど1年前のハシゴ企画でも聴かせていただきましたが、その時は箱なしでした。一歩ずつ進まれていますね。


最初はカジュアルな路線から。毎度のことですが、リラックスして聴かせていただきました。しばじゅん、ステーシー・ケント、金子由香利、原田知世、陽水、ホリー・コール・・・。今日のテーマは声、でしょうか?私の持っている盤もありましたが、普段聴いていない曲をチョイスいただきました。


後半はクラシックでした。ピアノは、フジコ・ヘミングとアルゲリッチです。


さて、サウンドです。正直、参りました。一言、楽しい!音でした。音楽が活き活きしますね。1月に聴かせていただいた真空管プリの澄んだ音にも驚きましたが、マランツ#7は音ではなく音楽を聴かせるプリなのでしょうか。皆さんが惚れるのも分かる気がしました。適度な弾力感を持つ低域に、実在感のあるヴォーカルは私のストライクゾーンど真ん中です。プリ以外にも機器の足元なども調整して、私好みに振られたような話もありました。それを実現してしまうスキルも素晴らしいです。1月に訪問した際、マランツ#7には別の良さがある・・・と聞いていましたが、なるほど納得です。

続いてOさん宅に移動しての後半戦です。1年前は、PCオーディオの変遷デモ、Nagraのテープデッキのご披露がありました。その後、私自身も同様にlight MPDのデュアル使いに移行しました。テープで聴いた、テレサテンの「空港」、ロストロポーヴィチ/ブリテンの「アルペジオーネ・ソナタ」はよく憶えています。ちょっと反則技とも思える鮮烈なサウンドでした。この1年間、Oさんのシステムにも進展がありました。是枝さんのプリアンプ導入、ESSのES9038 Proを使ったDACの制作です。さすがに皆さん、定点には留まりませんね。横置きのユニコーンもすっかりお馴染みの光景となりました。


Oさん、チューバホーンさん、私に共通しているのは、ESSのチップを使ったDACを使用している点です。チューバホーンさんと私が、ES9018を使っていますが、Oさんは昨年時点でES9038 Proに既に移行していました。前回とはケースが違いますね。タカチからゴールドムンド?へグレードアップです。


一番の変化点は、2筐体からなる是枝さんのプリアンプの導入です。ヘヴィー級のプリアンプです。チューバホーンさんのお宅で、私は初対面となりました。澄みきったサウンドはユニコーンとの相性もよさそうです。奥のパワーアンプも是枝さん作です。これでアンプは完成形でしょうか。


80年代の洋楽、邦楽から入りクラシックへ移行する流れで聴かせていただきました。ただ、この日は、ちょっとトラブルが続きで、Oさんもいろいろと苦心されていました。結果から申し上げると、CECのCDトランスポートに問題があり、デジタルの音に冴えがありませんでした。ES9038 ProのDACは同期にシビアな面があり、時々、警告音的な音も出ていました。オフ会後、トランスポートは直ぐにドッグ入りしたそうです。原因がわかって良かったです。やはりホストは、ベストな音を聴いて欲しいと思うものです。最後、テレサテンのテープでお開きとなりました。ナチュラルで屈託のない音がに、皆さん安堵した次第です。


締めは高円寺での感想戦です。2度目の「九州 みくに」となりました。Oさんキープの焼酎をいただきながら、オーディオ談義を続けました。店員さんもOさん、チューバホーンさんとは馴染の様子です。オーディオ経験では圧倒的に若輩の私がベテランお二人と相対する構図ですが、いつもながら楽しい飲み会となりました。CDトランスポートの維持管理は、お二人共通する話題です。私はすっかりディスク再生と分かれて久しいですが、お二人は拘られています。Oさんのトランスポートが復活したら、また聴かせていただきたいと思います。日曜日でしたので、長居はせず散会となりました。


拙宅も夏にシステムのリニューアルを予定しています。秋になったら横浜へお越しください。
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BOさん、Lotus Rootsさんを迎えて

2018-05-19 05:34:36 | オフ会
GWオフ会、第4弾は5月3日、拙宅にBOさん、Lotus Rootsさんを招いてのオフ会でした。お二人とも地元で神奈川オーディオクラブやHarubaruさん宅のマラソンオフ(2017年)でも同席されています。拙宅にも何度もお越しいただいてますので、定点観測的なオフ会でもありました。BOさんは1年ぶり、Lotus Rootsさんは1年半ぶりのご来訪です。システムに大きな変更ありませんが、QuadRing導入、light MPD/upnpgw導入と音に影響する変更はあります。定期的に来られている方だからこそのご意見、ご感想はとても参考になります。

いつも通り、午前中はオフ会の準備で時間が過ぎました。ウォーミングアップ兼ねて小音量で音楽を流します。前日の夜から天気が崩れていたのですが、お昼には回復して薄日も差してきました。長津田駅のロータリーでお二人をピックアップしてオフ会スタートです。


お二人ともジャンルを問わず何をかけてもOKな方々です。BOさんにはジャズ・クラシック重視、Lotus Rootsさんには女性ヴォーカル重視のイメージがありますが、まあ、きっちり決めなくて良い気楽さがこちらには、ありました。デジタルは70〜80年代の懐かしの洋楽、邦楽を選曲しました。写真中央のイザベル・アンテナは学生生活の終盤、ボサノバなどのラテン系に感心を持った時に買った一枚です。リピート訪問の方には、なるべく音源が被らないように、気をつけていますが、レアな方向になったかも知れません。


アナログは、久々のビバリー・ケニーの「Born to be blue」です。オーディオ熱が高まりつつあった2008年頃、CDでよく聴いていました。他、竹内まりや、小柳ルミ子、やまがたすみこ等、邦楽女性ヴォーカルをピックアップしました。


Lotus Rootsさんの持ち込み音源です。相変わらず渋いところを突いてきます。バロックヴァイオリンの奏者として知られるレイチェル・ポッジャーは、バッハのフルート作品を自ら編曲した作品を聴かせていただきました。Lotus Rootsさんと言えば、デンマークの歌姫、シーネ・エイは外せません。デンマーク、オランダ、アルゼンチン・・・Lotus Rootsさんの無国籍女性ヴォーカル愛好ぶりがわかります。交響曲はベートーヴェンの4番でした(指揮はアーノンクール)。ベートーヴェンの交響曲、実はあまり聴いておらず、果たして・・・。


センターポジションを自主的に交代していただきつつ、デジタル、アナログの順で進行しました。昨年BOさんがお越しの際は、実はSPの足元はQuad Ringのお試し中でした。その際は、解像度アップや音の広がりに効いているのでは、といった話になりました。Lotus Rootsさんが来られた2016年10月は、足元はオーディオテクニカの安価なインシュレータでした。変化を感じやすかったのはLotus Rootsさんですが、キーワードとしては中域が挙がりました。やはり声への好影響はある模様でした。特にアナログでかけた竹内まりやは、ご満足だったようです。

Quad Ringの効果については私も皆さんと同様に捉えておりますが、Lotus Rootsさんから交響曲の沈み込みは後退するのではないか、とのご指摘がありました。歌謡曲とクラシックの両立はここ3~4年のテーマですが、細かいところでは、あちらを立てればこちらが立たず、といった状況は出てきてしまいます。一口にクラシックといっても楽曲は様々です。スケールの大きい方では協奏曲どまりで交響曲を積極的に聴かないことも、落としどころにつながっているのかも知れません。オーディオの難しさであり、楽しさでありますね。

最後は長津田へ繰り出し、いつもの居酒屋で感想戦です。オーディオや音楽の話が続きました。普段と違って2階の和室でしたので、よりくつろげました。締めのお寿司は個人的にはヒットでした。これでGWオフ会シリーズは終了です。大いに刺激を受けたGWとなりました。一方で、何事もパーフェクトとはない・・・BOさんからご紹介いただいた城シェフのお言葉も思い出されました。音を探す旅はまだまだ続く、ということかと思います。BOさん、Lotus Rootsさん、楽しく、かつ有益なサウンド交流となりました。ありがとうございました。
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Harubaruさん宅、マラソンオフ会

2018-05-12 21:42:07 | オフ会
GWオフ会、第3弾はこの時期の名物イベント、Harubaruさん宅でのマラソンオフ会でした。私は4年連続での参加となりました。今年は4日間で総勢30名の来訪を受けたと聞きました。Phileweb関係は午後の部~懇親会に組まれていましたが、午前は午前で別のお客様(やはりオーディオ)を迎えたそうです。Harubaruさんの交流の広さと同時にタフぶりが際立ちます。この日は全体の3日目で、ご一緒はGRFさん、K&Kさん、そねさん、Lotus Rootsさんとお馴染みのメンバーです。神奈川組でGRFさんを迎える構図でもありました。本厚木でGRFさんと中華料理でお昼をとり、駅近くの高層マンションへ向かいました。

昨年は、3つのビッグなサプライズ①B&W800D3導入、②PCオーディオへの舵切り、③マランツ#7の導入があり、話題を呼びました。システムの骨格は基本、昨年と同様でしたが、PCオーディオ周りは多々進展がありました。Harubaruさんは多方面にオーディオ仲間がいて、その方々の力をご自身の音づくりに活かされています。マランツ#7や真空管アンプ、ウェルフロート等々。ファイル再生に関しては、philewebつながりのMFさん、asoyajiさんのお力が大きかったですね。昨年の目玉、B&W800D3はずいぶん前からここに存在していたが如く、リビングルームに馴染んでいました。


この日の主役、ファイル再生の上流群です。PCは大きく2系統でした。奥のラックに収まっているトリプルPCと、床(の上のボード)に置かれたmini PCです。それぞれにasoyaji DACが使用されました。手前のディスプレイ、キーボードは音源の格納時に使い、タブレットからの指示で再生します。


床置きのPC群を詳細に。一部ブラインドテストではCHORD社のHugo2(左上)を使いましたが、その後はmini PC(右上)とasoyaji DAC(手前)をそれぞれバッテリー駆動する方式での再生となりました。機器構成が複雑化する傾向のあったPC再生において、このシンプルさは驚きです。MFさんの熱意が伝わってきます。


プリンアンプの往年の銘機、マランツ#7です。もちろん、当時のままではなく手が入れられています。チューバホーンさんや横浜のMさんがお使いのマランツ#7も同じ方の手によるチューニングと聞いています。いかに銘機とは言え、易々とは鳴らないのでしょう。箱に値打ちがあるなんて話もありました。


弩級の真空管パワーアンプも健在でした。昼の部はプッシュップル、夜の部はシングルでの再生となりました。3年前に初めて見たときは豪華なアンプに驚きましたが、こちらの目もすっかり慣れました(笑)。当時ラック下段にあったプッシュプルアンプは最上段に来ています。


冒頭のブラインドテストは、①トリプルPC+asoyaji DAC、②mini PC+Hugo2、③エソテリックK-01(CD再生)での同一音源の比較です。曲はエヴァ・キャシディのライブ盤から「枯葉」でした。以下、あくまでも個人の感想です。③は全体の中では固い印象でした。ノイズフロアの少なさで②が良いと感じました。①はテープヒスが②より多めに感じて次点にしました。GRFさんから天井の高さの違いが指摘され、聴きどころを抑えていないなぁと反省しました。K-01は2014年に生産終了となっていますが、当時のフラッグシップ機です。PCオーディオの進展ぶりを実感した次第です。

続いてはmini PC、asoyaji DACの組み合わせで(いずれもバッテリー駆動)、皆さんの持ち込み音源の鑑賞です。GRFさんは、杉並公会堂で録音したジャズのDSD音源を持ち込まれました。昨年末のGerman Physiks友の会におけるデモンストレーションは記憶に新しいです。800D3の間近で聴く、DSD5.6MHz音源は説得力ある音で、皆さん唸っていました。Lotus Rootsさん、そねさんの音源をHarubaruさんがリッピングしている間、私の音源(といっても由紀さおり、小柳ルミ子、ユーミンですが)をかけて場をつなぎました。

そねさんの音源です。ハイスピードのジャズ音源に、Bloom(女性ヴォーカル)と、そねさんワールドが醸し出されています。


しばじゅん、手島葵とオフ会でおなじみの音源です。こちらもそねさん持ち込みです。デジタルボリュームの設定のせいか、あるいはリッピングの調子のせいか、この時の手島葵は、らしくありませんでした。GRFさんはどうも巻き舌がお苦手なようでした。


アルゼンチンの歌姫リヒア・ピロです。相変わらずLotus Rootsさんの女性ヴォーカル選曲は渋いです。透明感の高いヴォーカルが気になって後日調べたら、日本でも普通に買えますね。この盤ではありませんが、ジャズのスタンダード集を早速、ポチりました。


常連?のK&Kさんの音源は既にHarubaruさんのストレージに格納済です(笑)。今回の選曲は淡路島ではなく、ヴァイオリンとピアノによる「春よ来い」でした。K&Kさん、ヴァイオリンの音色に注目されていました。システムによっては高額なヴァイオリンにも聴こえるそうです。実際、安いヴァイオリンが使われていたそうですが、Harubaruさんのシステム見事に正解でした。モニターSPの面目躍如でしょうか。同じ音源が拙宅にもあります。確認してみましたが、さほど安くは感じられなかったです。ウィーンアコースティックは音を盛っているのかも知れません。

1年ぶりのHarubaruサウンド、十分に楽しませていただきました。800D3を1年鳴らしこんだ成果なのか、全体的に昨年より音が落ち着いた印象です。それでいて、元来の音の解像度は高いままです。細かくも自然な音だったように思います。「海を見ていた午後」は細部まで丁寧に描写されていました。音の進化には上流であるPCオーディオの進化も一役買ったものと思います。午後6時以降の懇親会ではBGM的な鳴らし方となりました。途中、ご配慮で話題のピリスをかけていただきました。小音量ながらハッさせられる場面が度々でした。

懇親会は打ち解けた雰囲気で進行しました。皆さんが持ち込んだおつまみ、お惣菜、そしてHarubaruさんの手によるポトフ等を、ビールと共にいただきました。Harubaruさんもマラソンオフ会も残り1日となり、少々安堵感が出ている様子でした。途中、GRFさんが2枚のお皿を使ってSP調整のポイントを披露されました。忘れかけていたことを思い出すことができ感謝です。遠方のGRFさんは早めの退席となりました。残った神奈川組で午後9時半くらいまで長居してしまいました。毎年のことですが、大変なオフ会を敢行されるHarubaruさんに感謝しつつ散会となりました。

Harubaruさん、ご一緒した皆さん、GWの楽しい半日をありがとうございました。
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にらさんを迎えて

2018-05-05 08:32:28 | オフ会
GWオフ会の第2弾は、高崎からにらさんを招いての拙宅オフ会でした。にらさんとの交流は、2013年のファイルウェブミーティングの初回まで遡ります。この時はオーディオショウとのカップリングではなく、有楽町の居酒屋でのいわゆる飲み会でした。ガード下の2次会で、いたちょうさん、KYLYN(キリン)さん、そしてにらさんと飲んだことは、大変懐かしい思い出です。その後、にらさんとは何度もお会いしてますが、オフ会というより飲み会の場面が多かったです。2014年2月の大雪直後、2016年の春、と2度ほど高崎のお宅へお邪魔させていただきましたが、拙宅にお越しいただくのは今回が初めてとなります。

オフ会の長さはケースバイケースです。最も多いのが午後いっぱいを使う4時間ほどで、続いて3時間、2時間といった感じでしょうか?にらさんは短期集中型を希望されていたので、遅めの午後2時始まりとしました。その分、ゆったりと掃除したり、選曲したりして午前中を過ごしました。


にらさんも私と同様、何れのジャンルもOKの方です。一通り洋邦のポップス、ジャズ、クラシックを準備しました。予め多めに音源を用意し、会話や聴かれているご様子で選曲するスタイルに、私自身も慣れました。必ずしも表に出ているものがかかるとは限りません。


拙宅に初めて来られる方には、聴いていただく音源が概ね決まっています。アナログ独特の柔らかさ、しなやかさが伝わるような曲です。『ワインの匂い』は先日のhimaさん宅でのハイレゾが好印象で、ここでもピックアップです。他、中島みゆき、パコ・デ・ルシア、青江美奈などなど。


にらさんのリファレンス曲から。アン・サリーには癒し系のイメージがあったのですが、ご紹介いただいたのはニューオリンズがテーマのジャズ作品です。現役のお医者さんとは、驚きも2倍です。アン・バートンのダイレクトカッティング『He's Funny That Way』は、2in1のお得なCDですが、入手困難のようです。録音がよく、声が沁みます。以前、べルウッドさんも、この盤をphilewebの日記で取り上げていました。山下達郎のライブ『Joy2』は難関の一枚です。イントロ含めて「ふたり」を通しで聴きました。音量の上がる後半部はシステムのキャパシティーが問われますね。


デジタルでポピュラー、ジャズ、クラシックの順で聴いていただき、休憩後、お持ちの音源、アナログ音源の流れとなりました。短期集中ではありましたが、楽しんでいただけたのではないかと思います。中低域が好印象だったと伺い、ウィーンアコースティックの特長を伝えることはできたかも知れません。にらさんは、私より5つほどお若いですが、感覚的には同世代のイメージがあります。若いころからアンテナが高かったのでしょうね。勿論、オーディオにもご熱心ですが、オーディオというよりは音楽の話が楽しい方です。あっという間に3時間が経過してしまいました。

にらさんのお得意なジャンルに、ジャズ/ブルース/カントリーが混ざったような音楽(あるいはそのルーツ)があります。私は全くの門外漢ですが、イメージの近いヴィレッジ・ストンパーズの「ワシントン広場の夜は更けて」をかけてみました。幼少期、自宅にあったドーナツ盤で聴いていた曲です。哀愁あるメロディもそうですが、ソロのギターから始まり、後半、複数の楽器が重なり盛り上がる構成が好きで、思い出してはオーディオでも聴いてます。にらさんが、スマホのアプリに出音を憶えさせると、曲名が瞬時に検索されました。いやはや、便利な時代になったものですね。

拙宅からは新横浜に出て新幹線で高崎へ戻るという飛び道具が使えます。長津田界隈のお店開拓がなかなか進んでませんが、よく行く居酒屋で感想戦をしました。例によって話が飛びました。音楽やオーディオ、各地のオーディオファン、群馬の高校野球、トンカツ、新潟遠征・・・そんな流れだったかと。2年前の記事を見ると、高校野球の話題は既出でした(笑)。上州の名山、赤城山は実は未だ登っておりません。新潟遠征の話題も出ましたので、併せて秋にでもお邪魔できればと思います。フローリング化したお部屋の成果、いえ、音楽を楽しみにしています。

にらさん、5年越しのご来訪、ありがとうございました。

※にらさんからも、philewebに日記を挙げていただきました。
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BOさん宅、定点観測オフ

2018-05-02 10:04:38 | オフ会
今年のGW、横浜方面は好天に恵まれています。汗ばむ陽気で、GWを境に衣替えとったところです。今晩、天気が崩れるものの後半はまた持ち直すようです。GWは3日連続のオフ会で幕を開けました。28日はこの時期に相互訪問させていただいているBOさんのお宅訪問でした。ご一緒は大田区のYさんで、1月末のYさん宅訪問時の3名が再び集いました。1月からそれなりに時間が経過しましたが、花粉が収まる時期を所望されたYさんの意向を踏まえ、GW開催となりました。花粉と言えば、私も今年は苦戦しました。耐性がついてきたものと思っていましたが、想像を超えて難敵だったようです。

最寄駅で待ち合わせて、車でお宅へ移動後、早速オーディオ部屋へ。BOさんのシステムは半地下にあります。玄関のあるフロアから下って行くと、一気に室温が下がるのが分かります。この日、外は初夏の雰囲気満載でしたがが、丁度クーラーをかけたかのうようでした。


BOさんのシステム構成は、最初に訪問した4年前と基本変わっていません。送り出しはSDTrans384です。アクリルの天板が変化点でしょうか。手前のSDカードに各種音源が入っていて、都度差し替える方式です。スマホからの選曲に慣れた私には無理ですが、ここは譲れないものがあるわけですね。タスカムのレコーダーが再生機の候補に上がったようですが、定位置を奪うまでは至りませんでした。直近ではHarubaruさんとの交流でmini PCによる再生も耳にされたとか。日進月歩のファイル再生の世界です。利便性と音を両立した方式が、いつかはこちらに導入されると想像しますが・・・。


フルデジタルに拘るBOさん、パナソニックのAVデジタルアンプも不動です。映像も楽しまれているBOさんにとって、プリアンプ、DACと筐体が増えることは望ましいことではありません。シンプルで機能的であることは、ご愛用のB&Oの機器にも通じますね。


いつものように、クラシック、ジャズを中心に渋い選曲で沢山聴かせていただきました。3人共、いわゆるSPが消え、後方に展開する音場を求めています。その上で、ジャズやヴォーカルものなども楽しむという点も共通しています。ヴォーカル比率は高低あって、私、BOさん、Yさんの順番でしょうか。部屋やSPの個性は異なりますが志向が同じなので、話題も音場表現が多かったですね。BOさんのお宅に行くと、音源が増える傾向にあります。初っ端のゼルキン&アバド「モーツァルト、ピアノ協奏曲22番」から惹かれました。同じコンビの21番の方はよく聴いてますが、欧州盤を早速ポチりました。


ヴォーカルは大御所を聴かせていただきました。アナログ・プロダクションズから出たプレスリーのSACD、生々しいですね。録音し直しの声など、その場の空気感が伝わってくる1枚です。一発録りと言えば、美空ひばりですね。こちらの盤は4年前の訪問や、拙宅オフでも登場しました。愛聴されているのでしょう。北欧のOPUSは音場感を楽しめるジャズ作品を出しています。3年前に訪問した際、ワンポイントステレオ録音のヴィブラホンの音場表現に驚いたことは、よく憶えています。『ラウンドミッドナイト』はスタンダー集で、ピアノの音色の美しさも魅力です。音楽的にもオーディオ的にも楽しめます。


Yさんが持ち込まれた音源です。オルフェウス室内管弦楽団のバロック作品集は、すっかりオーディオチェック用として有名になった感があります。私もオーディオに熱が入る前から所有していますが、同じジャケットでも収録曲が異なります。Yさんの盤には、当方の盤には無い「水上の音楽」が入っています。マーキュリー・リヴィング・プレゼンスからの選曲も「水上の音楽」(指揮はドラティ)で、同一曲の音場違いを比較しました。Yさんは、ご自宅での印象との違いを語られていました。「水上の音楽」はオルフェウスの別アルバムがあることが判り、現在オーダー済です。


チェリビダッケのBOXから、「シェラザード」「ブルックナー、交響曲3番」と続けて聴いて、オーディオ鑑賞はお開きとなりました。EMIのBOXはYさんをかなり刺激したようです。熱心にメモを取られていました。ドイツ人はブルックナーをよく聴く、ブルックナーはドイツ人の琴線に触れる・・・なんて話もでましたが、マーラーと共に私には未知の領域のままです(苦笑)。


BOさんのシステムは、大きな変化こそありませんが、ストレートな送り出しによる音色表現、部屋の広さとSP配置を活かした音場表現は相変わらず魅力的でした。Yさんもきっと満足されたことと思います。その後、最上階のリビングで奥様お手製の美味しいお料理とお酒をご馳走になりました。楽しいオーディオ談義、音楽談義が続きました。仮想アース、音の焦点などマニアックな話題も交えて・・・。ダリの平面SPがきっかけで、BOさんとYさんをおつなぎでき、良かったです。それぞれに音場表現を追求しながら、適宜交流させていただければ幸いです。

番外編: 『カメルーンのオペラ』(長岡さんのファンであれば分かるかと思います)も、興味深くてポチってしまいました。BOさんの音源は要注意です(爆)。
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