珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

オーディオシーズン開幕

2020-09-27 15:20:44 | オーディオ
暑さ寒さも彼岸までと言いますが、実際、横浜方面もここに来てぐっと涼しくなりました。近所のふるさと村も、お米の収穫が始まっていました。この時期は、真空管使いとしては、待ち遠しかったオーディオシーズンの開幕でもあります。クロスの張替え以降、暑さにかまけてシステム再構築はゆっくり行いました。音楽を本格的に聴き出したのは、実はつい一週間前になります。まだポン置きレベルですが、MFPCの音がしましたので、一安心です。オーディオマニアにとってシステムをばらす機会は、そうそうありません。


7月は雨、8月は猛暑と農作物には過酷な2020年の夏でした。それでも収穫の時期を迎えることができました。盛り上がったラグビーのワールドカップが開幕したのは、昨年の今頃でした。ラグビーの後は、想定外の新型コロナウイルス禍です。ホント、この1年は短く感じられました。


空を見上げると・・・。まだ夏と秋が入り混じっていますね。手前に夏の雲、遠くに秋の空が見えました。この散歩では、秋の入口を告げる金木犀の芳香もわずかながら捉えることができました。本格化するまであと少し待つ必要がありますが、確実に秋は迫っています。


クロス張替えで撤去したオーディオシステムですが、先週、ようやく復活しました。再生は一発で上手くいき、ホッとしました。再生して10分ほどして音が消えた時は焦りました。パワーアンプを移動した際に、いつの間にかエコモードのスイッチがオンになっていたようです(回路の都合上、V40SEをパワーアンプとして使う場合には、エコモードが使えません)。1か月近くブランクがあったので、再生音はとても新鮮に聴こえました。やはり音楽を聴く時間は毎日でも取りたいものです。リモートワークは、この点、追い風です。


少し間が開いたので、がっつりした曲を・・・。Earth, Wind & Fire の「宇宙のファンタジー」をかけました。MFPCで聴くのは初めてかも知れません。重いのに、どんよりしない低音、いいですね。その後、脈絡なく思いつきでかけましたが、以前より鮮度が上がったような気もします。クロスのおかげだったらラッキーです(笑)。


先日のMFさん宅訪問で、WANを外せるような話を聞き、試しています。写真の無線ルーターと家庭用ルータをつなぐLANケーブルを外すだけです。外部とのやりとりはできなくなりますが、再生自体は問題なく行えます。重心が下がりつつも柔らかみも出て、これはデフォルトで外したくなります。家庭用ルーターからのノイズ混入が無くなり、かつネットワーク内の通信負荷も減るので、悪い方向にはいかないはずです。もっともRoon側との接続も切れるので、常時というわけにはいきません。この辺り、もう少し運用形態を探ってみようと思います。


知り合いのブログや、ファイルウェブの日記を見ても、ボチボチとオフ会が再開されています。ウィズ&アフターコロナのオフ会のあり方を探りながら、また皆さんと交流できれば幸いです。マスクは耳を塞ぎません!後は、小まめな換気かと思います。
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天塩岳、ニセイカウシュッペ山

2020-09-20 15:09:12 | その他
9月12日から14日、北海道へ山登りに行ってきました。都内の友人の移動自粛が無くなり、ツアーが成立しました。北海道在住のサークル仲間も加わり、懐かしい登山となりました。向かったのは旭川の先の愛別町です。協和温泉という温泉宿を起点に天塩岳、ニセイカウシュッペ山に登りました。最高気温が20℃を下回り、連日の猛暑に慣れた体には少々応えましたが、山自体は素晴らしかったです。今年はコロナの影響でオフ会同様、山の企画も総崩れ。3月の笹子雁ヶ腹摺山以来、半年ぶりの登山となりました。北海道入りは7年ぶりです。

スタートは天塩岳ヒュッテです。駐車場の車を見ると北海道のナンバーばかりでした。我々レンター組が最も遅いスタートだったようです。


しばらくは沢沿いを進みます。傾斜も緩やかだったのですが、沢を離れてからの登りは一直線の急登となりました。後半は息が速くなり、半年間のブランクを実感しました。



それでも森林限界を超えるとこの景色です。登りのキツさを忘れさせてくれる瞬間です。北海道は緯度が高いので、森林限界となる標高が低いのが嬉しいです。


北方に独立峰が見えます。利尻島にある利尻岳です。2011年の6月に登りました。まさか利尻岳が見えるとは思ってはいなかったので、望外の喜びとなりました。北海道滞在中、北方の天候はずっと安定していました。


急登一直線は、結局、最初のピークである前天塩岳まで続きました。しばし休憩して大展望を楽しみます。


前天塩岳を一旦下り、本日のメイン天塩岳を目指します。頂上はもうすぐそこです。


天塩岳に到着しました。最初に登った前天塩岳を振り返ります。なかなか登り応えのある山でした。頂上は風が強かったため、少し下って風の弱いところで昼食としました。


昼食もそこそこにして、あとは下るのみです。笹やハイマツの群生の中をこれから通る下山道が続いています。アルペンムード溢れるこのような光景は、私のツボです。


再び森林限界を跨ぎます。間もなく見えなくなってしまう天塩岳を振り返ります。この山は見る位置によって随分と表情が変化します。この後、天塩岳ヒュッテに一気に下りました。


翌日、今度はニセイカウシュッペ山を目指しました。北海道在住の友人は仕事のため、前日中に札幌へ戻りました。残り2名での登山です。愛別町から一旦高速道路を使って上川町に行き、更に奥深い登山口まで進みました。ニセイカウシュッペとはアイヌ語です。「断崖絶壁の上にある山」 という意味だそうです。


コース自体はしっかり整備されていて危険な個所はありませんでした。全体的に傾斜が緩やかで登り易かったです。前日同様に森林限界を超えると、素晴らしい光景が待っていました。大雪山の全貌が見えました。


さらに歩を進めてニセイカウシュッペ山頂に到着です。標高は1883mで、これより北にはニセイカウシュッペ山より高い山はありません。


昨日登った天塩岳方面です。天塩岳が1558mですから、ニセイカウシュッペ山からは見下ろす形となります。昨日歩いているので山の同定は楽にできました。


再び、大雪山です。左奥にはトムラウシ岳も見れます。これらの山にはいつか登らねばと思いました。北海道の友人曰く、まもなく紅葉の季節が始まるそうです。初冠雪の声もさほど遠くない時期に届きそうです。前日同様に風の強い山頂を避けて、昼食をとりました。体感温度では10℃未満と思えるくらいの寒さでした。


この3日間、北海道は一気に気温が下がったようです。とても半袖ではいられませんでした。最終日の車の中では暖房をつけさせていただきました。秋を感じるどころか、冬を感じた次第です。千歳空港で一通りお土産を物色した後、ジンギスカンで締めました。癖の無いラム肉にビールがよく合いました。この半年間、自宅周りで長めの散歩を続けてきましたが、アップダウンを伴う登山とは使う筋肉が異なります。トレーニング不足を感じました。15分程度の足腰の強化を、再開することにしました。
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浜なし

2020-09-12 10:03:23 | その他
9月に入って、朝晩はかなり涼しく感じられるようになってきました。蝉の声もかなり弱まってきました。ツクツクボウシがまだ頑張っているくらいです。毎年、この時期になると地元産の梨、いわゆる「浜なし」を調達します。横浜市で採れる梨で、ちゃんとしたブランドになっています。スーパーには出回らず、果樹園で直接購入するので、もぎたてを食べられるというわけです。拙宅の近くでも販売しているのですが、時間帯を外すと、大抵は売り切れです。販売開始時刻を狙ってようやく調達できました。

梨の種類は豊水です。私自身は、一番好きなのは二十世紀梨なのですが、スーパーではあまり見かけません。勿論、この豊水もみずみずしさでは負けていません。美味しくいただきました。


九州直撃した台風が去った影響なのか、8日の夕景が綺麗でした。日没時間がどんどん短くなっているのが分かります。お彼岸までは暑さのぶり返しもあることでしょう。


今日から3日間、久々の山登りで、北海道へ行って参ります。現在、羽田から書いています。
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MFさん訪問

2020-09-06 12:10:30 | オフ会
8月最終週の30日、MFさんのお宅を訪問しました。前回の訪問は、昨年10月で台風19号の直後でした。あれから11ヶ月近くが経過しましたが、コロナ禍をはじめ想定外のことが多すぎた1年でした。この間、私のオーディオの方は、すっかりMFPCへ移行となったわけですが、最新の情報収集も兼ねてお邪魔してきました。普段オフ会は午後に行われることが多いのですが、今回はMFさんのご都合もあり、10時スタートとなりました。いつものように、舎人公園で待ち合わせです。猛暑のピークは過ぎたとは言え、まだまだ残暑がきつい1日でした。


昨年10月の訪問時と同様、核となるHELICON 400 MK2、L-509X、そしてHugo2 は変わっていません。今回の目的は、バッファーPCの有無、外部ネットワークからの遮断、ノートPCのMFPC化等の確認です。送り出しは勿論Direttaです、拙宅の将来構想を考えるためのデモという位置づけでした。


元々の予定では、ChordのフラッグシップDAC、DAVEや、アップサンプリング機能を有するHugo M Scalerを聴くことになっていました。ところが返却が前倒しになり、今回はHugo2のみでの比較となりました。お話によると、想定外の結果だったとか。PCオーディオは謎が多いですね。


こちらがMFPCの上流部分となります。拙宅ではバッファーPCは入れていませんので、有無比較となります。使い方は簡単でバッファーPCをHUBに刺すだけです。バッファーPCはCPUの処理能力が効くようで、Latte PandaではなくCore i9 を使用します。


アナログ回りでは変化点がありました。あちらこちらで取り組まれている、「たわしアース」です。スピーカーとアンプに適用されていました。音が澄むものの、やり過ぎるとエネルギー感が削がれるそうです。コンパクトで部屋の隅におけば目立ちません。


HPのノートPCをMFPC化して、Direttaと組み合わせるデモをやっていただきました。日常使いのOSとMFPCを切り替えて使います。これはとてもシンプルなシステムですね。音源も内蔵できますし、HUBも要りません。まだテスト段階とのことですが、可能性を感じました。


昨年10月に持ち込んだ音源がMFさんのハードディスクに残っていました。それらからユーミン、由紀さおり、ポゴレリッチ、デュメイ&ピリスを中心に繰り返し聴きました。最近、聴く頻度の多いピリスのモーツァルトピアノ協奏曲17番の第3楽章は、その場でリッピングしていただきました。



出だしは拙宅と同じ設定で、現時点での最高峰の組み合わせまで聴かせていただきました。バッファーPCを入れると音に余裕がでて、音が正確に配置されるような印象を持ちました。声にもいい変化があらわれました。実在感、暖かみが増します。PCが増えることでノイズ源は確実に増えるのですが、トータルとしては安定します。先日コントロールPCの導入をしたばかりなので、直ぐには手が出ませんが、方向性を確認できました。あと、外部ネットワークとの遮断は、拙宅でもすぐにできる策です。Roonの監視頻度が下がった?恩恵を受けられそうです。

CPUの処理能力の向上は、オーディオとは無関係にどんどん上がっていきますね。デジタル化社会では、この流れは止まりません。一方で音楽再生の方はどうでしょう。音源のハイレゾ化、DSD化といった情報増加はありますが、再生の負荷は頭打ち感があります。特にCD音源が殆どの拙宅ではそうです。①ノイズ発生を抑える工夫をする、②処理能力のあるPCで余裕持って再生するが、今後のポイントになるのかな、と思いました。MFさん、予定より1時間以上も延長しての試聴、ありがとうございました。

さて、横浜に戻ってきたら、見事な、かなとこ雲が広がっていました。猛暑に始まり猛暑で終わった8月となりました。オーディオシーズン開幕まで、もう少しです。


コメント (2)
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