珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

日向地区、彼岸花

2022-09-29 07:22:33 | その他
シルバーウィークの横浜方面は冴えない天候が続いていましたが、最終の25日は見事な晴天となりました。以前より気になっていた日向地区の彼岸花を、家内と鑑賞してきました。日向地区は伊勢原市の一部で、大山の麓に当たります。拙宅から電車、バスで2時間かかりません。訪れるのは、真夏のトレーニングで登った日向山以来、となります。前回は炎天下でしたが、さすがに9月下旬になると過ごしやすくなります。蝉の声はかろうじて聞こえていましたが、彼岸花の群生に、秋の入口を感じた1日でした。散策のスタートはバスの終点、日向薬師です。

彼岸花と言えば、まず赤色となりますが、一部、白い彼岸花も見られました。彼岸花は何と言っても田園風景、特に田んぼとの相性がいいです。台風の影響もなく、無事収穫となった様子でした。


付近を流れる日向川です。この上流には日向渓谷があります。大山の麓なので水には恵まれています。川沿いの日陰道は、増水で閉鎖されていました。


集落、その奥には日向山でしょうか。2ヶ月前の炎天下登山が、早くも懐かしく感じられます。


奥の三角の山が大山、標高1252mです。日本の秋、を感じます。写真奥の田んぼから、段々と下ってここまで来ました。ここから更に下ります。


藤野というバス停近辺も、群生地となっていました。下れば下るほど、大山の姿が大きく見えてきます。農家の方々のご協力なしに、ここでの彼岸花鑑賞は成立しません。ほぼ私道を歩かせていただきました。


彼岸花の赤と秋の青空のコントラストが見事です。目に沁みます。


ポツリと咲く彼岸花もよいですが、まとまって咲くと鮮やかさが出ます。


最後に寄った、諏訪坂下バス停付近の群生地です。水面に彼岸花が映っています。


久しぶりの晴天でしたので、皆さん、この日を狙って訪れていたようです。結構な人で賑わってましたが、年齢層は、我々よりずっと上の方が目立ちました。万人受けする桜や紅葉とは違うのかも知れません。昨日、拙宅の周りの金木犀が香りはじめました。確実に季節は移っているようです。
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ハンコックさん宅、訪問

2022-09-25 20:38:30 | オフ会
昨日、台風崩れの熱帯性低気圧が関東を横切る中、ハンコックさんのお宅を訪問してきました。心配された風雨はさほどでもありませんでした。本来なら、オフ会の記事を書く流れなのですが、今回は、想定外のトラブルで、オフ会自体は途中で終了、仕切り直しとなりました。プリアンプのボリューム操作中に2度、大きい異音が発生、大事をとることとなりました。当方のことは気になさらず、まずはシステムの復旧に、お時間をかけて下さい。落ち着いたところで、改めて聴かせていただければと思います。

オフ会の前にハンコックさんとお昼をご一緒させていただきました。向かった先は、前回、当方の都合で行けなかった中華そば「高野」です。長い行列が予想されましたが、何とか30分程度の待ちで済みました。中華そばとつけ麺、具は鶏と豚の選択肢がありました。元々、鶏でスタートしたと伺い「特製鶏の中華そば」を選びました。醬油ベースのスープと、丁寧で完成度の高い具に大満足しました。年齢的なこともあり、ラーメンを外で食べる機会はすっかり減ってしまいましたが、豚の中華そばやつけ麺も食べたくなりました。


仕切り直しとなる前、短い時間でしたが、アナログ、デジタルの流れで聴かせていただきました。ハンコックさんのブログにもあるように、アナログは調整過程で、懐かしいEP盤を数枚聴いた後、デジタルに移行しました。ハンコックさんの叔父様がOさんDACを導入されることを伺っていました。そのDACに組み合わせる上流は、LUMIN(ネットワークプレイヤー)→SU-6(DDC)です。前回はラズパイが上流でした。SU-6は拙宅で使用しているSU-2の電源をAC入力からDC入力に変更した後継機です。これはこれで気になる製品です(汗)。


一聴、非常に整理された、透明感のあるサウンドです。DACが前回同様だとすると、上流の違いでしょうか?八代亜紀、五輪真弓、尾崎亜美、高橋真梨子 、小田和正、福山雅治と、JPOPS中心でしたが、その後用意されていたジャズにも期待が持てる音でした。八代亜紀の「You'd be so nice to come home to 」いいですね。北村英治のクラリネットが沁みます。音色の良さはDACの力でしょうか。バッグの中に用意していた、シューベルトの歌曲(シュライアー)を聴いてみたかったです。


ハンコックさん、お招きいただき、ありがとうございます。仕切り直しの際は、よろしくお願いします。久しぶりにtaoさんともお会いできれば幸いです。
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尾崎亜美、初期作品

2022-09-19 16:08:13 | POPS(邦)
ここに来て蝉の声の勢い弱くなったのと、散歩道でポツポツと開花した彼岸花を見かけるようになりました。今回の台風が過ぎると一段と、季節が進むものと思われます。それでも台風による南風の影響か、まだまだ蒸し暑い横浜方面です。昨晩もそうでしたが、夜はまだまだ夏の寝具で過ごすことが多いです。先週まで仕事が結構忙しく、なかなか音楽を聴く機会もありませんでしたが、漸く一段落しました。3連休×2回のシルバーウィークをのんびりと過ごしています。久々に音楽の話題です。

尾崎亜美のアルバムは初期の5作品他、数枚をCDで所有しています。東芝EMI時代にリリースされた初期の5部作は、CD、レコードそれぞれで揃えたいと思っています。先日、ようやく5作目の『LITTLE FANTSY』をヤフオクで入手し、ラストピースを得たところです。CDは他に『SHADY』『MIND DROPS』『STOP MOTION』があります。私が歌謡曲以外の邦楽を聴くようになったのは1978年ですので、実際は後追いなのですが、バックの演奏やコーラスも充実、シティポップスど真ん中の世界を楽しんでいます。



CD未入手の4作目の『PRISMIY』はアナログ盤で聴いています。CDはアマゾンですと1万円超え、ヤフオクでもそこそこの値がついています。早めに手を打つのが得策かも知れません。CDで所有している4枚のアナログ盤入手については、あまり心配していません。


初期5作品のリリース時期は1976年~1979年です。「マイ・ピュア・レディ」がヒットしたのが1977年です。初期アルバムのジャケットは、垢抜けない雰囲気が漂っていますが、一気にブレイクしました。『LITTLE FANTASY』が出た頃は超多忙で、体を酷使していたことがライナーノーツから窺えます。以後、6作目からはキャニオンレコードに移籍します。曲がり角だったのでしょうね。5作品の中では、ダントツで『MIND DROPS』が好きで、オフ会でも「太陽のひとりごと」「初恋の通り雨」あたりを時々かけます。

尾崎亜美は、楽曲提供者としてのイメージも強いです。有名なところでは杏里「オリビアを聴きながら」、松田聖子「天使のウインク」「ボーイの季節」、南沙織「春の予感 - I've been mellow-」があります。楽曲提供の最初が、南沙織でした。オリジナル作品含めて、編曲の方も初だったようです。以前、赤羽のオフ会でも盛り上がった金井夕子への提供も多いです。中でも「パステルラヴ」を押す昭和歌謡ファンが多いのではないでしょうか。オリジナル作品、他者への提供作品、全般を通じて引き出しの多さを感じます。

レッド・ツェッペリンの「Rock and Roll 」やサディスティック・ミカ・バンドの「タイムマシンにおねがい」をノリノリで歌う映像がYouTubeで見れます。『POINT』等、複数のセルフカバーアルバムを出していますが、他人の作品のカバーも実に楽しいです。引き出しの多さは、歌と演奏にも当てはまります。
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akahanamizukiさんを訪ねて 後編

2022-09-11 18:52:52 | オフ会
akahanamizukiさん訪問記、後編となります。この日聴かせていただいた曲の3分の2くらいは、クラシックでした。英国系、ドイツ系の2系統で組まれているので、普段はクラシックを聴く割合が多いのではないかと想像します。クラシックの皮切りはグレン―グールドの新旧のバッハ「ゴルドベルグ変奏曲」でした。1955年のモノラル盤、1981年のステレオ盤を聴かせていただきました。モノラルであっても、音楽が浮かび上がるのがいいですね。全般にレコードの状態が良く、レコード、CDどちらを聴いているか、気にせずに聴いていました。


バッハが続きます。ケンプの『ケンプ、バッハを弾く』より「主よ、人の望みの喜びよ 」をかけていただきました。優しい旋律のお馴染みの曲です。ケンプ自ら編曲しています。ケンプはかつてオルガンを弾いていたようで、言われてみるとピアノでありつつもオルガンであるような・・・。一音一音に癒されます。録音は1975年でアナログ最盛期です。時代に合わせてシステムを選択するakahanamizukiさんのような聴き方はできませんが、こちらはCDで揃えたくなりました。このアルバムでは「シチリアーノ」も好きです。


ケンプつながりで、ベートーヴェンのピアノソナタです。『Complete Beethoven Edition 』というBOX CDを紹介いただきました。前回訪問時はアナログ重視の印象を受けましたが、今回はCDもよくかかりました。聴かせていただいたのは、第32番の第二楽章です。ベートーヴェンの後期三大ソナタは、以前、ツィメルマンのリサイタルで生を聴いたことがあります。当時からもう8年以上経過しましたが、依然、オーディオで聴くには敷居が高くなりがちです。機が熟するのを待ちたいと思います。


ベートーヴェンつながりで「ピアノ協奏曲第3番」(ジュリー二/ウィーンフィル/ミケランジェリ)、「交響曲第9番」(フリッチャイ/ベルリンフィル/フィッシャーディースカウ)と続きます。ピアノソナタ第3番は私もよく聴きますが、第2楽章を是非聴いて欲しいと諭されました(汗)。第九はベルリンフィルの気合の入り方が半端ないとakahanamizukiさんの解説が熱かったです。そしてフィッシャー=ディースカウ に熱唱に目と耳が開きました。フルレンジ一発でも十分に重厚感が出ていましたね。ベートーヴェン=ロック説、納得です(笑)。


前回もお邪魔したご近所の蕎麦屋さん「にのみや」での昼食を挟み、最後は歌曲を取り混ぜていただきました。カラス、フィッシャーディースカウといった大御所、前回も紹介いただいたクリスタ・ルートヴィヒ、英国のソプラノ歌手、マジーテイト 等です。男性歌手で聴く「音楽に寄せて」は新鮮でした。横浜に戻ってから、シューベルトの歌曲をネット検索しています。ベタですがシュライアーの「セレナーデ」が気に入って、早速、DECCA盤の『白鳥の歌/歌曲集』を購入しました。


最後の最後は例によって電蓄で締めとなりました。akahanamizukiさん、みずからゼンマイを回してモーツァルトのヴァイオリンソナタ(確か)聴かせていただきました。聴いているうちに装置が温まり、私の耳も馴染みました。この装置で聴ける音源は当然、限られます。当時、家庭で聴かれていた音をそのまま再現する、akahanamizukiさんのオーディオスタイルですが、これもその典型となっています。帰りの新幹線の時間、お土産購入の時間から逆算して、お開きとなりました。


akahanamizukiさん、2日間、夏の終わりのオーディオ交流ありがとうございました。あらためて振り返ると、音楽の選曲、進行がしっかりとプログラムされていて感心した次第です。好きな曲をかけ過ぎたことを懸念されていたようですが、私には計画的で練られていたように思います。聴かせていただいた音楽のいくつかは手持ちもあります。眠っていた音源に陽を当てるいい機会にもなりました。焼山には登れませんでしたが、瞬間的にピークを拝むこともできました。また登るチャンスはあります。引き続きよろしくお願いします。
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akahanamizukiさんを訪ねて 前編

2022-09-04 18:22:59 | オフ会
8月26日~27日に上越のakahanamizukiさんを訪ねて、オフ会をさせていただきました。本来は頚城三山の一つ、焼山に登る予定だったのですが、天候が今一つで登山の方は中止となりました。前回の訪問は雨飾山と巻機山を絡めた、新潟音楽紀行ですからもう4年も前のこととなります。4年間はオーディオファンにとっては十分長いスパンで、システムの変更が予想されました。ビンテージオーディオの路線は変わっていませんでしたが、実際、新しい(もっと年代の古い)SPが導入されておりました。

26日は午前中を在宅勤務とし、午後は有給休暇を取りました。北陸新幹線「はくたか」で向かった先は上越妙高駅です。これまで北陸新幹線に乗る機会は、あまりなく、おそらく片手でも足りるくらいです。高崎、長野とつないで2時間ちょっとで到着です。やはり便利ですね。18時に春日山でakahanamizukiさんと待ち合わせて、ご近所のお寿司屋さんへ。美味しい魚貝、おつまみ、お寿司とお味噌汁、そして日本酒「君の井」の純米酒をいただきました。例によって楽しい時間はあっという間に過ぎます。奥様には遅い時間に宿まで送っていただき、大変お世話になりました。


翌日は午前中からピックアップいただきました。前回訪問から大きく変わっていたのがSPです。それまでお使いのTANNOY Monitor Red(15インチ) に代わり、SP2系統が導入されていました。いずれもビンテージSPで、年代的にはMonitor Redより遡るそうです。akahanamizukiさんは、SPのみならず上流も2系統化されています。大きくは英国系、ドイツ系で、音源のレーベルに合わせて系統を選びます。当時のシステムで当時のレコードを聴くのがakahanamizukiさん流です。なかなか真似できるものではありません。


手前がドイツのZeiss製の(レンズメーカーのイメージがありますが、SP作っていたのですね)バッフルです。これにやはりドイツ製の励磁型SP、L2950GGを組み合わせています。フルレンジです。励磁型とは聴き慣れないですが、永久磁石ではなく電磁石を使用しているようです。奥のSPは英国WharfedaleのSFB/3で、ユニット含めてオリジナルだそうです。こちらは3WAYです。この日は登場しませんでしたが、Wharfedaleはモノラル用SPもお使いです。リビングルームが十分に広く、2系統のSPが同居しても空間的な余裕があります。


こちらはリビングルームの裏側になります。武骨なオーディオ機器をリビングルームに持ち込まない!家庭内での円滑なオーディオには必要なことですね。上流も主に英国系、ドイツ系の機器でラインナップされています。例えばアナログプレイヤーはGarrard とEMTといった具合です。レコードの溝幅は年代によっても異なるそうですが、時代に合わせてカートリッジを選択できます。写真は英国系の上流です。プリアンプ、CDプレイヤーはQUADです。もう1台のマランツ含めて、フィリップスのメカを搭載したCDプレイヤーを選ばれています。


出だしはジャズ、ポップス、ロックとカジュアルな選曲で進行しました。前回も登場した『Getz/Gilberto』。私の好きな「O Grande Amor」を憶えていてくれて嬉しかったです。有名なアルバムの場合、何を選ぶかで、その人の音楽の好みが分かります。オフ会でレッド・ツェッペリンを聴くのはいつ以来でしょう。『Waltz for Debby 』は「Porgy」を紹介いただきました。SACD(CD層)のボーナストラックなので盤により有無があります。ビリージョエルは「Just the Way You Are 」でした。


スティーリー・ダンのアルバムを2枚かけていただきました。私自身は中高時代にスティーリー・ダンを聴くことはほぼありませんでした。寧ろ、オーディオ交流で聴く機会が増えたと言ってよいです。音もメロディーも良いので、しっかりとしたシステムで聴くと心地よいですね。「Peg」「Hey Nineteen 」と続きました。『Ella and Louis』の選曲は迷いましたが、「Moonlight in Vermont 」をお願いしました。好きなアルバムをアナログ、CD両方揃えたくなる気持ち、よく分かります。


クラシック中心の後編へ続きます。
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