珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

2016年振り返り

2016-12-31 18:31:03 | オーディオ
ここに来て1年が経過するのがとても早くなっているように感じます。今年もあっという間に終わってしまいました。8日間の年末年始の休みも間もなく折り返しです。年単位であれ週単位であれ、どうも針の動きが早くなってしまったようです。以前より時間が貴重になったとも言えます。その一方で、オーディオや音楽鑑賞のように、ある意味、時間を積極的に使う趣味を続けてきたことになります。結果、オーディオや音楽の奥深さ、幅広さを知ることとなり、時間は益々足らなくなりました(汗)。それでも趣味の時間を確保することの大切さもよく実感しています。時間のいい浪費ができたらと思います。

30日の早朝、日の出前にいつもの散歩コースに出ました。するとタイミングよく陽が昇ってくれました。シルエットになっているのはランドマークタワーなど、みなとみらい方面です。偶々居合わせた方によると、元旦は50人くらい人が集まるスポットとのことでした。


そのまま、見晴らしのいい広場へ出ると、今度は朝日を浴びた南アルプス、北岳の出迎えです。早朝、山の頂が朝日に照らされる状況は、モルゲンロートと呼ばれます。もう少し時間帯を早めれば手前の町田市街も夜明け前、といった写真が撮れたはず。


家に戻る途中、梅の花が早くも咲いているのを見つけました。年明けはともかく、年末の開花は記憶がありません。先の金木犀の二度咲きといい、何か変です。ここの梅は散り終わるのも遅いので、しばし早春の散歩の愉しみとなります。


同じ日の昼間、目黒の香港園で腹ごしらえして、いざ神田へ。中古CD、レコード探しでしばし時間を過ごしました。こういう傍から見れば無駄な時間はやっぱり失くせません(笑)。行きたかったジャズ喫茶は冬休みだったため、来年へ持ち越しです。


戦利品です。CDは室内楽で攻めてみました。モーツァルト/ハーゲンカルテット、シューベルト・シューマン/ラサールカルテットの組み合わせです。まだ流し聴きですが、シューマンのピアノ五重奏曲がいい感じです。ピアノが有名な指揮者レヴァインだったと後で知りました。


アナログは昭和歌謡です。キャンディーズも森山良子も熱烈に聴いていたわけではありませんが・・・。「年下の男の子」は意外にオーディオで聴けます。6月のアナログフェアで森山良子の『日付けのないカレンダー』が印象に残りました。高額なガラスCDは見送り、アナログ盤との遭遇を待ちます。


さて、2016年のオーディオの振り返りです。今年も大型の投資はなく、いわゆるチューニング中心のオーディオでした。変化点を列挙すると、
(1)出水電器アイソレーショントランスHarubaru仕様導入
(2)球ころがし:Seimens製E88CC(金足)へ入れ替え
(3)アンプのラック上段への移行
(4)ヤマハの調音パネルの向の変更
(5)SPの足元からボード撤去→3点受けへ
順番は投資金額順で(3)より下は投資ゼロ。まあ、健全化したオーディオライフと言えるでしょうか。

一方で、サウンド交流の方が例年以上に活発化しました。こっちにお金かかっている?という話もありますが、東は福島から西は九州まで、多くの方と交流させていただきました。今年に入って初めて対面する方、定点観測される方、数年ぶりに相互訪問する方など様々でしたが、それこそ貴重な時間を共に過ごさせていただきました。一つとして同じ音はありませんが、音源を知れて、オーナーさんの想いに触れることができれば十分ではないでしょうか。来年は西日本方面へ出る機会が減りそうですが、気持ち的には今まで以上に交流を大事にしたいですね。


2017年は久しぶりにPCオーディオに注力したいと思っています。JPLAYを中心に動きが活発化していますが、長らく取り組んできたLinuxベースのMPD系も進展がある模様です。前回のマイブームが震災の年でしたから早6年。当時構築した方向性は、微修正こそあれ、現在も変わっていません。廃れることなく研究が進んでいるのは頼もしい限りです。私自身ハンダを使うことはできませんが、ファイル再生の最上流を弄るPCオーディオには、ある種、自作派の愉しみを感じます。材料は揃えました。途中で躓いたらhimaさんに相談しましょう(笑)。

来年はブログ開設8年目に突入します。引き続きよろしくお願いします。
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正丸峠~伊豆ヶ岳

2016-12-29 20:15:12 | その他
3連休の中日、クリスマスイブの日は、メンバーー5名で奥武蔵の伊豆ヶ岳に登ってきました。年内登り納め、の忘年登山でもあります。今年は石鎚山、筑波山と、二つの百名山に登りましたが、いずれも晴天に恵まれました。他の山も全般に天気がよく、満足の1年ではなかったかと思います。この日も冬晴れの下、いい締めくくりとなりました。西部池袋線の某駅で集合後、車で正丸駅へ向かいました。途中、見事な富士山が見えました。埼玉方面は、丹沢や奥多摩が邪魔しない分、富士山の眺めが素晴らしいです。眺めの良さがそのまま地名となった、富士見市があるくらいです。

正丸駅から一気に伊豆ヶ岳に向かうコースもありますが、我々はまず旧正丸峠を経由し、尾根伝いに伊豆ヶ岳を目指すこととしました。


旧正丸峠からいくつかの山をアップダウンしながら進むと、開けた車道に出ました。現在の正丸峠です。といってもほとんどの車はトンネルを使うため、通行は少ないです。


正丸峠にある一軒のお店の向かいに正丸峠の標識がありました。ここから再び登山道に入り、本日のメイン、伊豆ケ岳を目指します。


奥武蔵の山々です。有名な山は少ないですが、こういった地味な風景にも冬らしさが感じられます。


しばらくは穏やかなルートが続いていましたが、伊豆ケ岳のピークの前に岩壁が待っていました。岩壁が男坂、迂回コースが女坂と呼ばれています。メンバーには女性1名いましたが、皆で男坂挑戦です。


男坂はあっさりクリアできました。しばらく岩稜を上り下りして、伊豆ケ岳のピークに着きました。残念ながら富士山は雲の中に隠れてしまいましたが・・・


東京方面は見事な眺望でした。スカイツリーが見えます。北風を岩陰でよけつつ、こんな景色をみながら昼食にしました。たとえカップ麺でも山で食べればとても美味しい!これは昔から変わらぬ法則です。


昼食後は一気に正丸駅へ下りました。いいペースだったようで、当初の予定より2時間ほど早く到着しました。拍子抜けの感もあり、打ち上げでも・・・と持ち掛けたら皆さんの賛同が得られ、蒲田方面へ繰り出すこととなりました。というわけで、クリスマスイブにも関わらず中華に餃子という組み合わせです。勿論、生ビールと紹興酒で。無事一年、登って下りて来られたことに感謝しつつ、これから登る山の話の花を咲かせるのは楽しいひと時です。リーズナブルながら十分お腹と肝臓が満足したところで散会となりました。2017年は丹沢、そして奥多摩の新春登山からスタートする予定です。
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丹沢遠望

2016-12-28 12:51:44 | その他
早いもので昨日仕事納めで、冬休みに入りました。レコード探したり、PCオーディオに再トライしたりと、冬休み中の構想はあります。さて、西高東低の冬型の気圧配置が続くと、横浜方面は晴れ続けることとなります。先日お越しいただいたakahanamizukiさんからすると、何とも羨ましい青空、とのことでした。この時期の上越方面は雪か曇りが続くそうですから、日差しがさぞ眩しかったことでしょう。17日はとりわけ天気が良く、朝夕、散歩がてら丹沢を遠望してきました。横浜市と町田市の境に位置する尾根道がいつもの散歩コースです。その尾根道をしばらく進むと、展望の効く広場に出ます。

町田市街と丹沢山塊です。例によって富士山は丹沢にブロックされてしまいます。


ズームで見るとよく分かります。羽田空港辺りから見る富士山ですと、丹沢がぐっと低くなり富士山が映えるのですが、致し方ありません。


大山、別名、雨降山です。この山のピークに雲がかかるかどうかで、麓の天気が占えると言われてます。普段、私も知らず知らずピークの見え方を気にしているようです。


この時期は日が短いです。昼間、南町田に行って買い物した後、夕方、再び同じ場所へ。今度は夕景です。町田の夜景と空のコバルトブルーの対比が見事です。


写真中央の三角形のピークが日本第2位の高峰、南アルプスの北岳です。午前中は雲に隠れていましたが、ばっちり見えました。三脚が欲しいところです。


大山の左上方には金星が見えます。しばらくは日の入り後、西の空に見えますが、4月になれば日の出前、東の空に見えるようになります。


実は今朝も同じコースを散歩しました。昨日の低気圧通過と寒気の影響で、丹沢にもすっかり雪が積もっていました。登るにしてもアイゼンは必須でしょうね。
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師走のサウンド交流

2016-12-25 11:11:03 | オフ会
早いもので師走も終盤、あっという間にクリスマスです。仕事も2日間を残すのみとなりました。忘年会ラッシュもようやく一段落、こちらも仕事納めの夜の1件だけとなりました。この3連休で何となく冬休みの気分も出できましたが、来週少しだけネジを回すこととしましょう。今回は、師走に入ってのオフ会2件、オーディオ忘年会1件のレポートです。12月に入ってから、ご近所のpat_mthny7205さんの来訪、遠く上越方面からのakahanamizukiさんの来訪と続きました。この間、赤羽の忘年会にも参加し、慌ただしくも充実した時間を過ごさせていただきました。

12月3日は、pat_mthny7205さんにお越しいただきました。最初の相互訪問が12年の9月ですから早くも4年の年月が過ぎました。数えると4度目のご来訪ですが、都度セッティングが変わっているため音の印象も毎回変わったことでしょう(汗)。特にSP間隔は広→狭→現状(中間)と変わりましたから、音への影響も大きかったと思われます。当初、オフ会は短めにして一緒にお茶の水で音源探しでもと話していたのですが、結局夕方までたっぷり音楽を聴いていただくことに。デジタルはジャズ、クラシックを中心に、アナログは懐かしい邦楽路線で、なるべく以前かけていない音源を選びました。

ウォーミングアップでBGM的に流していたイザベルファウストのヴァイオリンソナタ(バッハ)、好印象だったようです。pat_mthny7205さんのブログに訪問記がアップされています。pat_mthny7205さんが感じられた変化は、私自身の感覚とも重なり、少しホッとしました。記事の最後に引用されていた枕草紙の一節「ただ過ぎに過ぐるもの・・・」は、この年齢になると実感できます。4年前の相互訪問以来、pat_mthny7205さんのサウンドはご無沙汰しています。最近はアナログの再構築をされているようですね。年月の経過も感じながら、ホーンSPで聴く音楽に浸れたら幸いです。


12月10日は赤羽忘年会に参加してきました。メンバーはいたちょうさん、KYLYN(キリン)さん、キタサンさん、ニッキーさん、ベルウッドさん、にらさん、私の7名でした。忘年会前にオフ会参加された方が多かったようですね。ベルウッドさん、にらさんは厚木のHarubaruさん宅でのオフ会後、トンボ返りでの参戦でした。昼間、音楽を聴いたり、忘年会のクリスマスプレゼントを買ったりと、こちらはゆったり時を過ごして、深酒?に備えました。始まってしまえば、いつもと変わらぬ雰囲気です。ニッキーさんの新しいアナログプレイヤー(テクニクス)で盛り上がりました。いつの間にか余は更けて・・・。


2次会は香港系の中華料理だったのですが、少し記憶が曖昧です。餃子が美味しかったこと、新宿でKYLYN(キリン)さんとお別れしたことは憶えているのですが。いきさつが不明確ですが、KYLYN(キリン)さん、にらさんから、それぞれCDを1枚ずつお借りしていました。


翌11日は上越方面にお住いの、akahanamizukiさんをお招きしてのオフ会でした。お仕事の関係で、週末横浜に滞在することとなったようです。ご自身はphilewebでの日記アップに区切りをつけ、ビンテージオーディオへ舵を切られました。以後、日数が経過していますが、こうしてつながりを持てることには感謝せねばなりません。オーディオの嗜好は変わっても、音楽を中心に置けばいくらでもつながれます。akahanamizukiさんの過去の日記で感じていたのが、一貫した音楽愛です。実際にお会いして、想像以上の愛の強さに、こちらは押されることなったわけですが(笑)・・・。

お帰りの新幹線から逆算して時間はたっぷりありました。デジタル音源もいつより厚めにしました。


アナログはその場の流れで、寛いでいただきましょう。


akahanamizukiさんが持ち込まれた唯一の音源、ギーゼキングの皇帝です。現存する最古のステレオ録音だそうです。なんと第二次世界大戦中のドイツでの録音です。


akahanamizukiさんはとは同じ世代ですから、聴いてきた音楽が重なります。音楽をかける度に話題が広がるので、こちらもかけ甲斐がありました。70年代から80年代の楽曲は、音楽と同時に時代を聴いている感じでしたね。一方でクラシックやジャズでは音場の出方やボーカルのボディ感など、結構きめ細かく聴き分けられていました。その辺がアバウトになりがちな私との違いも感じました。これらはボリュームによっても変わるので難しいテーマだと思います。聴く側の経験値が足りていないことも実感しました。アナログが持つ音の柔らかさ、しなやかさに話題が及びました。裏を返すとデジタルの課題でもあります。

akahanamizukiさんのお住いの上越は、名山の宝庫です。流石に豪雪期は無理ですが、初夏にでも百名山登山とのカップリング企画を実現できればと願っています。
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久しぶりの島根

2016-12-17 23:02:09 | その他
関西旅行の直後の週末、出張先の慰安旅行で久しぶりに島根県に行ってきました。島根県とはなかなか接点がなく、新婚旅行で津和野に行って以来となります。ちょうど25年ぶりの島根入りです。米子自動車道経由で山陰方面へ移動、写真は途中の蒜山高原SAからの大山です。大山は2008年の秋に登りましたが、所在は鳥取県になります。大山は既に中腹くらいまで白かったです。伯耆富士と呼ばれるのも頷けます。昨年は異様に雪が少なかったですが、今年は例年並みか、早めでしょうか。いずれにしても日本海側ですから、一足先の冬となります。


25年前は萩・津和野訪問まででした。従って、宍道湖や出雲大社は今回で初訪問となります。宍道湖は浜名湖同様に、淡水と海水が混ざった湖です。しじみが有名ですね。何とも穏やかな晩秋の宍道湖です。


出雲大社の参道を進むと、大きな銅像が登場です。「ムスビの御神像」だそうです。同じポーズをとると、パワーをいただけるとか。


出雲大社は縁結びで有名ですね。全般に若い女性観光客が多かったような気がします。拝殿の大しめなわが見えてきました。


三つ下がっている、しめの子は、後付けのようです。最初、一体もののように見えて、どんな構造してるんだろうと思いました。一通り参拝した後は、近くの県立の歴史博物館に寄り、神門通りで出雲そば、羊羹、しめじの佃煮などを買いました。


安来市のお寺に一泊し、翌朝は人気スポット、足立美術館にて絵画と庭園の鑑賞です。生憎の雨となりましたが、却って晩秋~初冬の風情が出ていました。


庭木の手入れがよく紅葉も楽しめました。屋内では横山大観、北大路魯山人らの作品をじっくり時間をかけて鑑賞しました。美術鑑賞後は出雲そばをいただきました。


翌日は横浜で仕事でした。姫路まで戻る途中、蒜山SAにてお土産用を物色。チーズケーキを考えましたが、保冷時間が気になり、蒜山焼きそばに切り替えました。このところ焼きそばづいていますが、それに乗った次第です。次に島根を訪れるなら松江城や宍道湖、さらには隠岐にも足を運ぶことでしょう。今年の11月は公私共に忙しかったですが、その分充実していました。
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