珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

サブスク

2020-05-31 20:03:14 | オーディオ
横浜方面もやっと緊急事態宣言が解除され、少しずつですが日常が戻ってきています。床屋さんの前に行列ができたり、外食チェーン店の駐車場が満杯だったりと、多くの人が首を長くして、この日を待っていた様子が窺えます。昨日、久々に横浜駅に寄りました。確かに人出は増えています。それでも、3月の連休時の緩んだ雰囲気とは違い、どことなく緊張をキープしているように感じました。北九州の状況が心配ですが、2か月間、時間を稼いで進めた準備が活かされることを期待しています。

さてサブスク、つまりサブスクリプションというビジネスモデルが、あちらこちらで浸透していますね。ソフト、音楽、映画は勿論、洋服、自動車など、範囲がどんどん広がっています。モノはお金をためて買う、というイメージを持っている人には、抵抗感があるかも知れません。オーディオ目線だと、音質が気になるところですが、2月末に訪問したgenmiさんは、TIDALの音源をRoon+MFPCで再生されていました。私はまだ踏み切れずに、Apple MusicをiPhoneで聴くくらいで留まってますが、オーディオにつなぐことを考え始めています。

Apple Musicで山口百恵の曲が再生できてしまい驚いたのは、先週の金曜日(5月29日)でした。それまでは、オリジナル作品は出てこなかったので、遂にという感じです。翌朝のテレビ番組で、その日が、サブスク解禁日であったことを知りました。Apple Musicはロスありの音源なので、オーディオでは積極的に聴きたいと思わないのですが、一方で、ほぼ無限に音源を選べる魅力があります。購入前にピュアオーディオで事前チェックする構想は、以前から温めていました。事前演習兼、探索ツールというわけです。


サザンオールスターズも昨年12月に解禁されていたのですね(汗)。スマホ+イヤホンで音楽を聴くことが主流となれば、音楽の提供の仕方も変わろうというものです。


ジャズでは、最近はビル・エバンスを聴く頻度が上がっています。有名な盤はいくつか所有していますが、気に入った盤から増やしていこうと思っています。作品が多いので当然、当たり外れもあるでしょう。世間の評価と個人の評価が一致するとは限らないので、直接聴けるのは有難いです。


様々なジャンルを聴く私にとって、ジャンルの偏りが無いのもポイントです。ポップス、ジャズだけでなくクラシックも豊富です。ハスキル、スカルラッティで検索すると、直ぐにアルバムが出てきました。依然、大海原であるクラシックの道標となってくれることを期待しています。



7月の来日コンサート(N響)を楽しみにしていたソル・ガベッタです。アルゼンチンの美人チェリストです。残念ながら公演は中止となりました。世界中を回っているようなので、機会はまた在ることでしょう。まだ所有作品は少なく、お気に入りの作品を探してみます。



現状、iPhoneをピュアオーディオにつなげて音を出すところまで至っていません。ligjtning-カメラアダプタが手元にあるのですが、機械的にUSB-DAC(中華DAC)とつなげるだけでは駄目なようです。以前に、iPodをフォステクスのポータブルアンプHP-P1につないだことがあります。ただし、CD音源をわざわざiPod経由で聴くメリットは無く(それであればPCオーディオで聴けばいい)、結局HP-P1も手放してしまいました。当時から9年が経過しています。再び、アップル+ピュアオーディオ連携を模索し始めた次第です。

涼しかった5月も今日で最後です。定年退職後を先取りしたような日々は、流れるのが早いですね。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

原点ウォーキング

2020-05-24 22:18:05 | その他
未だ緊急事態宣言が続く横浜方面ですが、漸く、最初の出口が見えてきたようです。この間、在宅勤務の良さ、出勤の良さ、それぞれあることを実感できました。おそらく、完全にbeforeコロナに戻ることはなく、一気に進んだIT活用が、仕事/プライベート関わらず普及していくものと思います。打合せだけのために本社に行くことは、何だかバカバカしくなりました。オンライン飲み会は、未経験です。オーディオのオフ会は、実際に聴かないと話になりませんから、永遠にオフ会ですね(笑)。

以前より散歩の頻度が増えましたが、2か月も在宅勤務が続くと、正直ルートにも飽きが出てきます。そこで、土日は、やや遠出しています。この半世紀近く、私は横浜市で過ごしました。住んだ場所を数えると、6か所になります。通った幼稚園から高校は全て横浜市内にあり、会社の最初の勤務地もそうでした。馴染みのある街、通学路、通勤路を歩くことを、前々より計画していました。4月以降、山の企画は軒並み中止となりました。その代替でもあります。

今日は、以前に住んでいた相鉄沿線を歩いてみました。向かったのは泉区の弥生台です。ここに住んでいたのは、もう20年以上も前になります。それでも街の空気感は変わっていませんでした。ビデオテープを巻き戻すように、ウォーキング、スタートです。


お隣、緑園都市駅前です。近くにはフェリス女学院大学があります。駅を囲むように、高級住宅街、高級マンションが配置された、洗練された街並みです。二俣川駅を目指して先を急ぎます。


緑園都市の住宅地から、隣接するこども自然公園(通称、大池公園)に入りました。大池あり、動物園あり、梅林ありで、昔は家族でよく訪れていました。当時、フルートの練習していた人がいたこと、憶えています。


二俣川駅から一山越えて、鶴ヶ峰方面へ向かいます。途中、保土ヶ谷バイパスを横切ります。ここを下った所にある「旭ベーカリー」に行列ができていて、妙に嬉しくなりました。こじんまりとした昔ながらのパン屋です。


結婚後、最初に住んだ町が鶴ヶ峰でした。流石に、当時住んでいたアパートは無くなり、別のマンションが建っていました。水疱瘡で2週間ほど休んだことが思い出されました。


その鶴ヶ峰にあるケーキ屋さん「ポーズカフェ」は、当時から地元で評判でした。生菓子はウォーキングには向かないので、いくつか焼き菓子を調達しました。


鶴ヶ峰駅に向かう途中に、水道みちの看板が。水道みちの名前は知ってましたが、津久井まで繋がっていたとは、驚きました。明治20年にトロッコで機材を運んでいたそうです。


鶴ヶ峰の喧騒を離れて、帷子川に出ます。この川沿いを徒歩通勤したこともありました。阪神淡路大震災の当日に歩いたことは、はっきり記憶しています。


西谷駅です。最近の話題と言えば、相鉄線がJRとつながり、新宿方面へのアクセス良くなったことです。車両に「新宿」とあり、違和感満載です。もっとも、西谷駅の周辺は、相変わらず垢抜けない感じでした。


GW辺りから、この手の原点ウォーキングを何本か、こなしました。ささいな道の曲がり方一つでも、ワープのきっかけとなります。当時の、日常生活が酸いも甘いも含めて、戻ってきます。まあ、酸い方が、記憶には残りがちですが・・・。横浜市内では、後、鶴見方面を残すのみです。夏場の炎天下は避けたいので、6月に実施できればと思います。都内になりますが、学生時代~社会人編もやろうかと。原点ウォークは決して懐古目的はなく、あくまでも現在の私自身のリフレッシュ目的です。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

MFPCを導入して

2020-05-17 15:14:31 | オーディオ
4月にMFPCを導入して約1か月になります。在宅勤務にStay Home Weekともあってオーディオと向き合う時間も増えました。その多くの時間をMFPCで聴いてきたことになります。途中、システムのレイアウトを変えたり、話題の格安電源クリーナー入れたりとしましたが、MFPCのサウンドの特長は維持されています。PCオーディオの差し替えは、ディスク再生派にすればCDプレイヤーを買い替えるようなものです。インパクトあるイベントだと思いますので、あらためて導入後の感想や今後の展望等、整理したいと思います。

先のレイアウト変更の日記でも書きましたが、クアドラスパイアの小ぶりのラックを処分し、ほぼ床置きで配置しています。無線ルーター、バッテリー、Latte Panda、ハードディスク、ケーブル類含めて、これが新トランスポート一式となります。再生前にPCやハードディスクに電源を入れるという手間がかかりますが、一方でプリアンプのHS300SEのスタンバイも1分くらいかかるので、併せて前段取りしている感じです。システムの簡素化、そして音の向上に比べれば取るに足らないことです。


以前から「音楽の風景が変わる」といった感想を書いてますが、行きつくところは、この表現になってしまいます。今まで漠然と聴いていた(聞こえていた?)音に生気が戻ったような感覚です。バックの演奏、コーラスの存在感が上がります。ドラムやベースは引き締まり、小気味良さが出ます。肝心のヴォーカルも生っぽさが増します。結果、ステージ全体のサウンドが活気づくので、聴いていて楽しくなるのです。過去にLinuxのPCオーディオでもノイズフロアを下げる努力をしてきましたが、今回の変化は、その延長線上ではありません。

実は、まだよく分からないことも多いです。主な変化点は、①MFPCの導入、②Roonの導入、③Direttaの導入、④NASからHDへの変更、⑤電源のバッテリー化と、5つです。どれが、どう音に聴いているのか、まだ私には掴めていません。トランスポート一式を導入しており、また個別に分解するスキルも無く、ここはMFさんにお任せとなります。MFPC導入に際して、下流の入口であるUSB-DDC X-DDC plusは弄っていません。X-DDC plusにすれば、受け取った信号をSPDIFに変換するという仕事の中身は、MFPC導入前後で全く変わっていないのです!


X-DDC plusには、出水電器のアイソレーショントランス→FIDELIXのDC電源の順で電源を供給しています。ここもバッテリー化が考えられますが、上流の音源のハードディスクにつぎ込み、予算オーバーです(苦笑)。最近、Philewebでいたちょうさんが紹介されたFX AUDIOのDC電源ノイズクリーナーです。前段である程度ノイズ対策しているので激変という感じは無いですが、採用です。メインシステムでの使いどころは、ここしかありませんが、将来的にはセカンドシステム等、使う場面は多そうです。


MFPCの方は、さらにBuffer PCという選択肢があります。とは言え、今回の変化だけでも激変なので、一旦区切りにします。しばらくは、音源収集、アナログ含めた音楽鑑賞、つまり音楽の方に軸足を移したいと思います。この点が、MFPCの、別の意味での成果だったのかも知れません。オフ会の方は、少なくとも東京や神奈川の緊急事態宣言が解除されてからです。真空管派には辛い夏も来ます。本格再開は秋のオーディオシーズンを待つ必要がありそうです。この間、DirettaやRoonのことも勉強したいと思っています。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

機器の配置変更

2020-05-10 14:31:00 | オーディオ
GWならぬStayHomeWeekが終わり、7日より仕事が再開しました。神奈川県はまだ警戒地域ですので、当面、在宅勤務が続くことになります。休みを利用して部屋の掃除、片付けをやられた方も多いと思います。オーディオファンであれば、機器の整理、配置変えなどでしょうか。MFPC導入により最上部がシンプル化されましたが、これをきっかけに、下流の配置変えを行いました。思い切ってパワーアンプ(プリメインアンプV40SEをパワーアンプとして使用)を前に出し、アナログプレイヤーをセンターに据えることとしました。2018年の夏にプリアンプ導入後、使い勝手が悪い状況が続いており、何とかしたいと思っていました。


リスニングポジションからの眺めです。ポイントは、パワーアンプを前に出したことです。昨年末にHarubaruさん、K&Kさんがお越しになった際に、配置変えの話が出ていたのですが、実行するタイミングがありませんでした。パワーアンプを前方に置かれているハンコックさんの例も参考にさせていただきました。V40SEの両サイドにはプリアンプの電源、V40SEの強化電源であるBlack Boxを配置しています。配線も問題なく行えて、配置転換はあっさりと終了しました。アナログプレイヤーは、かつてのポジションに返り咲きました。


側面から見ると、こんな様子です。全体的に配線がすっきりしたのは、棚から牡丹餅でした。配線の三密回避?、音に効いて欲しいものです(笑)。システム奥の掃除もし易くなりました。前方スペースを活かすことで、ラックの積み増しも不要です。支出ゼロの配置変え、というわけです。


配置替えにより、何と言ってもアナログプレイヤーの操作性が改善されました。従来は左ラックの前でかがんで、レコード針を落としていました。視覚的にもセンターがしっくりきます。目でも楽しめるのがオーディオですね。デジタルが一段落したので、今後はアナログにも時間を割きます。



真空管アンプを前に出したことで、注意点が一つ増えました。ここは人の動線に接しているため、真空管むき出しは危険です。オクターブには付属のガードがあります。面倒ですが、聴くときは外しています。MFPCの立ち上げ含め、聴く前の作業が増えましたが、一連の儀式と割り切っています。


最後に、MFPC回りです。長らくクアドラスパイアのQ4 midiという小ぶりなラックを使っていましたが、MFPC導入で筐体が減り、思い切って断捨離しました。フルテックの青いUSBケーブルはセカンドシステム用です。嘗て同シリーズのこれより長いケーブルを使っていましたが、放出していたため、再度購入しました。MFPCの導入は、システムの共有化、シンプル化、さらには配置変えと、音以外の面でのモチベーションアップにつながりました。


実は、もう1つ、かなり音に影響しそうな断捨離をやったのですが、こちらは暫く音を聴きこんでから、報告したいと思います。あまりに多くのことをやるとどうか、という気もしますが、断捨離系は、このご時勢の方がやりやすいとも言えます。MFPCの想定外の長期貸し出しで、ある程度MFPCの出音の傾向を掴めた、というのもあります。長い時間軸で見れば、オーディオ機器の入れ替えがあるでしょうが、機器の配置、構成としては概ね固まったのではないかと、考えているところです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マツコの知らない世界~平成生まれから評価される昭和ポップス~

2020-05-03 11:52:24 | POPS(邦)
ステイホームウィーク、我慢ウィークといろいろとネーミングされていますが、いかがお過ごしでしょうか?4月が丸々在宅勤務だったため、その延長戦のようなGWとなっています。緊急事態宣言が延び、どうやら5月末までは似たような生活が続きそうです。このところ横浜方面は、気温が上がっています。運動不足を解消するため、散歩コースを長めに設定しています。熱中症は要注意ですが、今のところ薫風の心地よさがモチベーションになっています。近所のふるさと村にも初夏の気配が広がっていました。


先日、「マツコの知らない世界」で昭和ポップスが取り上げられていました。プレゼンターは平成生まれの高橋昌太郎さんと、さにーさんです。平成生まれ×昭和ポップスとは意外な組み合わせでしたが、理由に納得しました。邦楽の多様化が進んだ分、平成育ちの方は、様々な曲を平等に聴いてきたようですね。昭和ポップスの丁寧な作品づくりが、彼らに逆に新鮮に映ったとか。70~80年代のシティポップが海外で評価されていることに通じるのかも知れません。昭和生まれの我々からすると嬉しい限りです。


昭和と平成では、アイドル像にも違いがあります。アイドル=アイドルグループとなって久しいですが、都度ヒットが約束されている状況に、私自身は違和感を覚えていました。人数が2~3人ならともかく、40人となると・・・。昔は、売れる売れないに関わらず、一人で勝負していましたよね。マツコさんが「覚悟」の差を指摘してましたが、私も画面の前で頷いていました。説明不要な3強(聖子・明菜・キョンキョン)の他にも、個性的な歌い手が犇めいていた時代でした。


この日、登場した女性マニアのさにーさん、勿論、初めて知りました。平成2年生まれの27歳だそうですが、「あなたの知らない昭和ポップスの世界」というサイトを立ち上げています。ちょっと覗いてみました。サイトを立ち上げた理由、昭和歌謡と昭和ポップスの違い・・・実にしっかりしたコンセプトで感心しました。上司とカラオケ盛り上がれる曲など、若い目線による情報もあります。好きな曲の一つが「チェリーブラッサム」だそうですが、イントロに当時の松田聖子の勢いを重ねる辺り、我々の肌感覚とも合致します。


昭和ポップスを陰で支えていたのが、アレンジャーです。曲と歌詞が素材なら、編曲は料理なので、むしろ重要という見方もできます。記憶に残っているのも、普段オーディオで聴くのも、アレンジの結果であるサウンドですからね。歌い手の力だけでなく、作詞・作曲・編曲・演奏・録音と、総合力で作品を創っていたことが分かります。3大編曲家という言い方は、知りませんでした。過去作品を調べると三者三様ですが、確かに有名な曲ばかり。今でもオーディオで聴く曲、結構多いです。


後半のイントロベスト10は、TBSらしく「ザ・ベストテン」のボードを使ったランキングでした。イントロや間奏曲も、作品を構成する大事なパーツです。当時は演奏者を気にしてませんでしたが、オーディオで聴くようになってからクレジットを確認するようになりました。1位となった「魅せられて」のイントロ、私も結構好きです。ストリングスの低音が右奥に広がる様は、ちょっとした快感になります。この辺り、男性マニアの高橋昌太郎さんが解説してました(ちなみにお父さんはバックミュージシャンだったそうです)。



オーディオ交流は、今のところ昭和生まれ同士です。近い将来、平成生まれのオーディオファンと、昭和ポップスを披露しあう、なんてことになるかも知れませんね。楽しみにしています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする