和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

小田嶋の文体論。

2013-12-31 | 短文紹介
小田嶋隆著「場末の文体論」(日経BP社)を
ぱらりとひらいてみると、
こんな箇所がありました。


「・・文章を書く人間は、
言葉を並べることはできても、
行間を書くことはできない。
そして、最も普遍的なメッセージは、
行にではなく、行間に現れることになっている。

ということはつまり、
文章を書く人間は
内心を隠すことができないのである。
・・・・ 
だからこそ、嫌いな人物について書く時は、
極力上品な書き方を心がけなければならない。
具体的には、感情的な物言いを避けて、
つとめて理性的に、抑制をきかせた
文体で書かねばならないということだ。
でないと、嫌いな対象についての文章は、
読者をげんなりさせる、
なんとも下品な読後感を醸すことになる。

その点、好きなものについて書く時は、
自由に書いてさしつかえない。
多少行き過ぎの表現があっても、
独善的な決め付けが並んでいても、
対象への愛情が欠点をカバーしてくれるからだ。」
(p146~147)


ハイ、来年こそ「好きなものについて書く」。
そう心掛けることにいたします(笑)。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

緊張の素(もと)。

2013-12-30 | 短文紹介
ネット本屋のポイントがたまったので(笑)

 小田嶋隆著「場末の文体論」(日経BP社)
 宮脇昭著「森の力」(講談社現代新書)

を注文して今日届く。

それとは別の本ですが、
黒田勝弘著「韓国反日感情の正体」(角川ONEテーマ21新書)
その序にかえてのなかに

「・・軍人政権時代の反日は比較的弱く、
 文民政権時代の反日はより強いのだ。

反日が激化した1990年代半ば以降は
後者、つまり文民政権の時代なのだ。
時間的には前者は1961年から1993年までの
パクチヨンヒ、チヨンドウフアン、ノテウ政権時代で、
後者は1993年から現在までのキムヨンサム、キムデジユン、
ノムヒヨン、イミヨンバク、パククネ政権時代をいう。

しかも軍人政権の前、日本支配から解放された直後の
初代大統領のイスンマン(1948-60年在職)は、
李朝時代末期の科挙を経た典型的な
文民エリート出身の抗日独立運動だった。

彼の反日強硬政策はつとに有名である。
竹島を韓国領として一方的に囲い込んだ
1952年の『李承晩ライン』の主である。

この海上支配ラインによって
日本漁船233隻が拿捕され、
漁船員2791人が抑留され5人が韓国で死亡した。
これは戦後の日本人の対韓感情悪化の大きな背景になった。
・・・・・
韓国は文民社会に復帰することで反日に熱が入りだしたのだ。
この復帰は先の図式でいえば
知識人(メディア)主導への復帰である。・・・
韓国のメディアや知識人が
『わが国を侵略し支配した日帝の過去(歴史)』を執拗に語り続け・・・
それに対し大衆は反対したり反論はしない。
実際は親日的で反日は風化し
『反日はもういいじゃないか』と思っていても、
民族とか愛国つまり『反日』という
原理、理想、理念の前には
表立って反対はできない。」(p14~15)


「序にかえて」の終わりの方に
『緊張の素』と『元気の素』が出てくる。


「・・そんな国があるのは
日本人にとって『緊張の素』になって
いいのではないだろうか。

韓国人は今でも反日を
『元気の素』にして
日本に対して依然、
闘志を燃やしているのだから。
韓国は日本を意識することで
ここまで発展し大きくなった。
日本への意識は否定も肯定もある。

日本だって元気を出すために時には
『韓国に学び』そして
韓国を利用し、活用すればいい。
元気な韓国にもう遠慮はいらないのだ。
・・・・
日本での反韓、嫌韓は
韓国にとっては有名税である。
それくらい支払ってもらわなければ困る。
と同時に、それは反日の代価でもある。」(p18~19)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ワシントン国立大聖堂。

2013-12-29 | 短文紹介
12月29日産経新聞一面の
古森義久「あめりかノート」。
題して「靖国参拝 オバマ政権の偽善」。

「・・米国の首都のワシントン大聖堂にもアメリカ合衆国を敵として戦い、戦後に戦犯扱いされた将軍たちが祭られている・・
大聖堂のネーブ(身廊)と呼ばれる中央の礼拝堂の祭壇わきには南北戦争でアメリカ合衆国に反旗を翻し、奴隷制を守るために戦った南部連合軍の最高司令官のロバート・E・リーとその右腕のストーンウォール・ジャクソンという2人の将軍の霊をたたえる碑文と生前の活動を描く多色のステンドグラスが存在する。その慰霊表示は礼拝堂の壁全体でも、よく目立つ巨大な一角を占めてきた。
その事実が話題になることはこれまで少なかったが、12月11日、大聖堂で南アフリカの大統領だったネルソン・マンデラ氏の追悼式が催されたのを機に議論を生んだ。・・
こうした疑問に対し大聖堂の広報官は・・・死者の霊は生前の行動によって責められることはないとの見解だった。
だからこそこの大聖堂にオバマ大統領も閣僚たちも頻繁に参拝するのだろう。だが、その政権は靖国に対しては問われる前に日本の首相の参拝への『失望』を喧伝するのだ。ブッシュ前政権が当時の小泉純一郎首相の靖国参拝を認め、むしろ中国の圧力に屈するなという意向を示したのとは対照的である。
・ ・・ジョージタウン大学のケビン・ドーク教授は『オバマ政権の靖国への態度は大聖堂の現実かみると明らかに偽善的だ』と論評するのだった。」

こういうのに感心していたら、
今日29日の朝日新聞「靖国参拝 信念の向こう側」に
小田嶋隆さんが書いており、こんな箇所があったのでした。

「・・多くの人はおそらく、首相の靖国参拝自体、何それ、という感じかもしれません。それより、中国や韓国にいろいろ言われるのは不愉快だという気分の方が大きい。事情も聴かずに『そこ、もめないで』と学校の先生みたいなことを言っている米国も面白くない。・・・」


話はかわりますが、
朝日新聞の12月29日の書評欄。
ああ、昔は、こんな書評欄で満足していたのだなあと
回顧的となります。
それほどに、毎日新聞や読売新聞の書評欄が充実してきているので、比較が容易となった。そのことを素直に喜びあおうではありませんか。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

不思議な報道媒体。

2013-12-28 | 短文紹介
産経抄2013年12月27日の最後は、

「残念ながら、国内の大半のメディアは、首相の英断に批判的だ。・・・・ただ、英霊の加護を信じて、と訴えた百地章(ももちあきら)日本大学教授による25日付の『正論』は、首相の琴線にいささかでも触れたのではなかろうか。」

ということで、読まなかったところの
産経新聞の25日「正論」欄をひらく。
見出しは「首相は英霊の加護信じて参拝を」
とあります。
いろいろと引用しなければ、
と思うのですが、それは読んでもらうことにして、
その一部だけを、引用しておかなくては、

「中韓両国についていえば、わが国の小渕恵三首相らが中国の人民英雄記念碑に献花し、2006年には安倍首相が国立ソウル顕忠院に参拝している。にもかかわらず、中韓両国は靖国神社に参拝しないのだから、これこそ国際儀礼に反する。それどころか、両国は首相の靖国神社参拝まで批判してくるのだから、内政干渉も甚だしい。なぜこのような理不尽は批判に、わが国がいつまでも甘んじ続けなければならないのか。」

昨日から今日にかけて、
室谷克美著「呆韓論」(産経セレクト新書)を読みました。

そこに、こんな箇所。

「『外交は内政の鏡』とは、私の恩師・中村菊男教授の名言・・」(p36)

その外交について、新書のはじめのほうにこうあります。

「3月11日――日本人なら忘れることができない東日本大震災の日だ。あれから2年経った、2013年の3月11日。日本に大使館を置いている140数ヵ国の外交官も出席して、慰霊祭が執り行われた。その式典に出席しなかった国が2つある。中国と韓国だ。
このうち中国は、大使が会場まで来た。が、台湾を優遇する式次第を知ると『政治的立腹』を起して帰ってしまった。
韓国は初めから大使も代理も来なかった。」(p34)

さて、こういうエピソードからはじまる韓国論は、具体的な指摘が、読んでいると心地よいのでした。

具体的といえば、
産経新聞12月25日の百地章氏の「正論」文の脇に、
「曽野綾子の透明な歳月の光」は、こうはじまっておりました。

「南スーダンの政治的混乱が果たして大きくなって、日本は、国連南スーダン派遣団に参加している韓国軍に、小銃用の口径5・56㍉普通弾1万発を無償提供した。
最近の新聞は不思議な報道媒体で、この普通弾なるものが、大体1発いくらするのか1紙として報道したところがない。それでも新聞か、と私は思う。暴力団でもない市民は、タマゴや牛乳の値段と違って弾1発は大体いくらするのかわからないのである。」

「今年暮れになって一番不愉快だったのは、住友重機が自衛隊に納めた機関銃の精度試験を昭和49年以来、改竄(かいざん)し続けていたことだ。・・・日本人はこういうずるいことだけはしなかったのだ。・・」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

読まない癖して。

2013-12-27 | 地域
今年もあと数日。
今年の忘れものを、
取り戻そうと、
本を買おうとしている。
読まない癖して(笑)。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

心を砕かねば。

2013-12-25 | 短文紹介
鷲田清一著「おとなの背中」(角川学芸出版)を
パラリとひらくと、こんな箇所が

「天災が起こるということ、
そのことに人は抗えない。
だから正しくいえば、『防』災はありえず、
むしろ天災が起こったときに
その災害をいかに少なくできるかという、
『減』災にこそ、
人は心を砕かねばならない。」(p200)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宛名書き。

2013-12-24 | 手紙
今日は、年賀はがきの宛名書き。
裏は、今年印象に残った本を並べた写真。
この頃、毎年の定番となりました。

うん。元旦の新聞の出版社の広告みたいになります。

さって、今日で終わると思った宛名書き、
明日に持越し。

どんどん、宛名の字が踊りだします(笑)。
まあ、いつものことといえば、そうです。



毎日新聞の「この3冊」で
山正和氏が選んだのは、3冊とも鷲田清一氏の本。
その選評は
「阪大総長の激務のなかでも筆を休めなかった筆者だが、
退職後、今年は奔流のように3冊の本を出した。
偉業を祝って、異例だがこれを今年の『この3冊』に推したい。
・・・・」

鷲田氏の本は、読む気にならなかったのですが、
この際、読んでみますか。
ということで、3冊中の2番目と3番目
「おとなの背中」(角川学芸出版)
「パラレルな知性」(晶文社)
の2冊を注文。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

この3冊。

2013-12-22 | 本棚並べ
毎日新聞の今週の本棚「2013年 この3冊」。
先週と今週で、書評執筆者が選んだ本が並んで壮観。

今日は読売新聞「本よみうり堂」の読書委員の3冊が掲載されてる。

さてっと、
私が今年読んで魅了された本は、
平川祐弘著「竹山道雄と昭和の時代」(藤原書店)でした。

それを、書評のどなたかが取りあげているか、
やはり、気になるのでした。

五百旗頭真氏が
毎日新聞12月15日で最初の一冊としてとりあげております。

「戦前は右へ、戦後は左へ振った疾風怒濤の昭和史。
竹山は左右の集団思想に、
世界の実相を見誤り、人間の自由を圧殺する危険を見た。
『ビルマの竪琴』の著者の知性を通して、
昭和の精神史を解剖する力作。」

と短く紹介しております。

今日の読売にも、3冊の一番最初にとりあげていた人
橋本五郎氏。

「思想家にして文学者の竹山の
 偉大さを知るに止まらない。
 時代をどう描くか。
 師弟とは何か。
 真の教育とは何かを
 考えさせられる極上の評伝。」

ちなみに、橋本五郎氏の3冊目に

ニクソン著「指導者とは」(文春学藝ライブラリー)
をとりあげて、こう書いています。

「文庫化を一日千秋の思いで
待っていた最高のリーダー論である。
徳岡孝夫さんの翻訳は
これぞ『手だれの技』。
汲み尽くせぬ味わいがある。」


うん。注文することに。

そうそう、
中島岳志さんの3冊のはじめに
いとうせいこう著「想像ラジオ」(河出書房新社)
をあげておりました。

「『想像ラジオ』は死者との対話がテーマの小説。
死者の声を聴こうとしなくなった現代に対して、
いとうは死者との共生を模索する。
震災被災地を舞台にしながら、
感傷を超えた普遍的問題に挑んだ本作は、
ポスト3・11文学の傑作だ。
時代を代表するフィクションとなるだろう。」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

組織人の訓練。

2013-12-22 | 前書・後書。
産経新聞12月21日(土曜日)の読書欄に、連載されている
「花田紀凱(かずよし)の週刊誌ウォッチング」。
その最後に、こうありました。

「ついに辞任した猪瀬直樹都知事。
『週刊ポスト』(1・1/10)佐野眞一さんの
特別寄稿『猪瀬直樹君への手紙』、
よく書かせたし、
佐野さんもよく書いた。必読。」

こういう情報は、ソワソワします(笑)。
さっそく週刊ポストを購入。
そこには、こんな箇所がありました。

「猪瀬と私は同じ団塊の世代である。
ちなみに猪瀬は昭和21(1946)年11月生まれの戌年で、
亥年の私より約二カ月年上だが、学年的には同じで、
全共闘世代に属している。
 猪瀬と同じ世代に属する私が
橋下徹や創価学会問題でトラブルとなったのも、
根本原因は同じところにあったような気がする。
要は組織人としての訓練をまったく受けてこなかったがゆえに、
危機に陥るとたちまち脆さが露呈してしまうのである。
・ ・・・」(p48~49)

ちなみに、
週刊ポストは、これでもかと、
精力絶倫紙面(笑)。そのあいだに
曽野綾子・櫻井よしこ・大前研一の文。
「年末年始はこれを読め」という小特集あり。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昨日。

2013-12-21 | 地域
昨日、地元地域の地震について
話をしました。
考えがまとまっていなかったせいか、
あれもこれもと、語ろうとする意識ばかりで、
聞かれる方のことを考慮しておりませんでした。
そういえば、この頃、会議をさぼっていたなあ。
会議の際の、聞かされる立場は、
さんざん経験したはずなのに、
いざ、自分が語りだす方にまわると、
すっかり、聞き役のことを忘れて、
語りたいことばかりに専念してしまったのでした。

まあ、よい教訓を得たので、
二度と繰り返すまい。

ということで、
昨日は、話終って帰って来てから、
くさっておりました(笑)。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

とりあえず。

2013-12-19 | 本棚並べ
新刊で、とりあえず買おうと今年思ったのは、
磯田道史氏の著作。
困ったのは、その磯田道史氏が
書評で推薦している本をどうするか(笑)。

たとえば、
毎日新聞の書評欄(12月15日)に
磯田道史氏が「2013年この3冊」を
あげておりました。

①大日方純夫著「維新政府の密偵たち」
 (吉川弘文館1890円)

②寒川旭著「歴史から探る21世紀の巨大地震」
  (朝日新書 861円)

③和田秀樹著「医学部の大罪」
  (ディスカヴァー携書 1050円)


う~ん。と迷って、①と②を買うことに(笑)。
  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本を借りたまま。

2013-12-18 | 地域
学校の記念誌を借りたまま、
年を越すことに、
とりあえず、その挨拶にゆく。
いままでに、わかったことをプリントして
もうすこし借りていたいことを伝えて、
了承してもらえる。ありがたい。
まだ、手元に置いておきたい。
思いついたらパラパラと開くよろこび。

20日の昼間1:30から、
また地域の地震について話すことに。
けっきょく、4校の記念誌などから、関東大震災の関連個所を
抜き出して、写真をそえて、体験の列挙となる予定。
それについてのプリントコピーは、
会でしてくれるというので、昨日おねがいしたばかり。
30ページほど。といっても、
活字は読むのがつらいという年輩の方なので、
大きめの活字で、写真を入れて、
どなたにも読んでもらえるように(笑)。
前回、ていねいに聞いてくださったので、
こちらも、張り合いがありました。

どなたでも、ちょっと腰を据えて、
しらべれば分かることなのですが、
あれこれと、思いつくことを書いていると、
書き足りないことが、どんどん出てくる不思議(笑)。

あとは、プリントした文を、
適当に、はぶきはぶき、1時間ほど話せたらなあ。
そう思っております。
聞いて下さる方がいるって、たのしいですね。
おかげで、調べるのも張り合いがありました。
こんどが、その二度目になります。

さて、師走で何かと忙しいなか、
震災というテーマで、何人来てくださるか。

これが、好評なら、また調べるのですが、
それでなければ、ここまでかなあ(笑)。

いずれにしても、お借りしてある記念誌を
もうすこし読んでみる楽しみが待っております(笑)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

異議あり。

2013-12-17 | 朝日新聞
朝日の古新聞を、もらって来ました。
11月30日から12月13日まで。
一面には、毎日「異議あり 特定秘密保護法案」と題して
毎回、別の方が顔写真入りで書かれております。
たとえば、
11月30日 丹羽宇一郎(前中国大使)
12月1日 服部公一(作曲家)
12月2日 春香クリスティーン(タレント)
12月3日 浅岡美恵(NGO気候ネットワーク代表)
12月4日 マーティン・ファクラー(ニューヨーク・タイムズ東京支局長)
12月5日 蓮池透(拉致被害者家族)
12月6日 大田堯(たかし)(教育研究者)
12月7日 「秘密保護法が成立」の見出し
12月8日 5面に「特定秘密保護法(全文)」
12月10日 浜矩子(同志社大大学院教授)
12月11日 奥平康弘(憲法研究者)
12月12日 永井愛(劇作家)
12月13日 辛淑玉(しんすご)(在日3世の人材育成コンサルタント)

うん。そういえば、
安保反対の時の、朝日新聞の正義の紙面構成は、
どのようだったのか。気になるなあ。

安保反対の際に、安保賛成の意見はどのようにあつかわれたのか。
今回の異議ありに、異議なしの賛成意見を探し出して読めたかどうか。

どうして、異議ありしか新聞に載せないのかなあ。
新聞ならば、賛成反対の両意見を載せてくれないかなあ。
私は、両方の意見を聞きたいのであって、
すくなくとも、判断は読者に決めさせていただきたい。

朝日新聞で異議なしの意見を聞けないことに、異議あり。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

年賀葉書で本紹介。

2013-12-14 | 本棚並べ
今年読んで、印象に残ったもの。

平川祐弘著「竹山道雄と昭和の時代」(藤原書店)

畑中章宏著「柳田国男と今和次郎  災害に向き合う民俗学」(平凡社新書)

いとうせいこう著「想像ラジオ」(河出書房新社)

曽野綾子著「この世に恋して」(WAC)

小川榮太郎著「約束の日 安倍晋三試論」(幻冬舎文庫)

織田正吉著「日本のユーモア1 詩歌篇」
     「日本のユーモア2 古典・説話篇」(筑摩書房)

「吉村昭が伝えたかったこと」(文春文庫)

宮崎駿著「本へのとびら」(岩波新書)
宮崎駿・半藤一利対談「腰ぬけ愛国談義」(ジブリ×文春文庫)

磯田道史著「歴史の読み解き方」(朝日新書)
     「龍馬史」(文春文庫)

千葉県安房郡役所編「安房震災誌」(臨川書店・大正15年刊の復刻版)



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

揺れを感じるやいなや。

2013-12-12 | 地震
武村雅之著「地震と防災」(中公新書)

「津波の速度がジェット機並みだといっても、震源から地震波として揺れが伝わってくる速度からすればそれほど速くはない。地震波のうち最初に到達するP波の速度は秒速六キロメートル、時速では二万一六○○㌔メートル、主要動を引き起こすS波でも秒速三㌔メートルで時速に直すと一万八○○㌔メートルとなる。
いずれも津波の伝わる速度に比べるとはるかに速い。
このことは、津波が来る前に陸地では必ず揺れを感じることを意味し、
揺れを感じた時点で高台に逃げれば津波から命を守れることを示している。
ただし、揺れを感じてから津波が来るまでの時間は震源が近いほど短くなり、
関東地震のように陸地の近くに震源がある場合にはせいぜい数分の猶予しかない。
それでも、伊豆半島や宇佐美や下田では、
揺れを感じた直後に適切な避難行動をとって
人的被害を最小限に食い止めた。
宇佐美では元禄16(1703)年の元禄地震の際の津波で、
人口1200人の約四分の一が死亡するという大災害を経験し、
下田でも元禄地震や嘉永7(1854)年の安政東海地震の際に、
数百戸が流失するという大きな被害を出していた。
人々はそのときの教訓を思い出し、
関東地震のときには揺れを感じるやいなや、
すぐさま高台などに避難したのである。」(p29~30)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする