新潮45の7月号に掲載されていた猪瀬直樹氏の
言葉が、印象に残る。
「始めたのは64歳なんだけど・・・
最初は家の周りを300メートル走っただけで
ハアハア息切れしていた。でも次第に・・・」(p110)
そして、この箇所。
「ぼくは作家で、植木屋さんとか、大工さんのカテゴリーで、
手に職を持っているから何歳になっても働くことができる。」
(p111)
そうそう、外山滋比古氏の文は、
一箇所一箇所の言葉がレンガのようで、
まるで、LEGOを組み立てるようにして、
ひとつのLEGOを持ってきて、あたらしく
別に組み立ててみたくなる、楽しみがあります(笑)。
外山滋比古著「新聞大学」(扶桑社)に
「読書・書評」と題した文があります。
そこから引用。
「出たばかりの本、ゆっくり読む時間もなく
急いで書いた書評はどうしても歪みがある。
『大工は生木で家を建てない』と言うが、
書評は『生木』のようなもの。
時がたてば、変質する。」
そして、外山氏は、
ときどき引用するあるエピソードをもってきます。
「イギリスの『タイムズ・文芸附録』は
世界的権威のある書評専門週刊誌である。
あるとき、目覚ましい企画を立てた。
25年前の同誌の書評をそっくりそのまま
再録したのである。もちろん書評はすべて無署名であった。
おもしろい、というか、驚くべきことが明らかになった。
25年前に、絶賛された本が、
いまはほとんど忘れられているかと思うと、
つまらぬ本だとされた本が有名になったりしている。
要するに、書評のいのちは25年ももたないということである。」
(p80~81)
はい。ほんとうは、もっと
「新聞大学」からの引用をしたいのは、やまやまですが、
そのテーマが大きすぎて、私には手に負えない、あとは、
この「新聞大学」で、研鑽を積むことといたします(笑)。
言葉が、印象に残る。
「始めたのは64歳なんだけど・・・
最初は家の周りを300メートル走っただけで
ハアハア息切れしていた。でも次第に・・・」(p110)
そして、この箇所。
「ぼくは作家で、植木屋さんとか、大工さんのカテゴリーで、
手に職を持っているから何歳になっても働くことができる。」
(p111)
そうそう、外山滋比古氏の文は、
一箇所一箇所の言葉がレンガのようで、
まるで、LEGOを組み立てるようにして、
ひとつのLEGOを持ってきて、あたらしく
別に組み立ててみたくなる、楽しみがあります(笑)。
外山滋比古著「新聞大学」(扶桑社)に
「読書・書評」と題した文があります。
そこから引用。
「出たばかりの本、ゆっくり読む時間もなく
急いで書いた書評はどうしても歪みがある。
『大工は生木で家を建てない』と言うが、
書評は『生木』のようなもの。
時がたてば、変質する。」
そして、外山氏は、
ときどき引用するあるエピソードをもってきます。
「イギリスの『タイムズ・文芸附録』は
世界的権威のある書評専門週刊誌である。
あるとき、目覚ましい企画を立てた。
25年前の同誌の書評をそっくりそのまま
再録したのである。もちろん書評はすべて無署名であった。
おもしろい、というか、驚くべきことが明らかになった。
25年前に、絶賛された本が、
いまはほとんど忘れられているかと思うと、
つまらぬ本だとされた本が有名になったりしている。
要するに、書評のいのちは25年ももたないということである。」
(p80~81)
はい。ほんとうは、もっと
「新聞大学」からの引用をしたいのは、やまやまですが、
そのテーマが大きすぎて、私には手に負えない、あとは、
この「新聞大学」で、研鑽を積むことといたします(笑)。