和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

朝日の炎上二カ月半。

2017-10-31 | 朝日新聞
小川榮太郎氏の新刊が届く。
さっそく、ぱらぱらと開く。

うん。この箇所を引用。


 森友学園の時は、
安部の関与が初めからあり得ないとわかっていながら、
朝日新聞はスキャンダルを仕掛けた。
しかし、大阪の地元役所の裁量には問題があった。
財務省が藪蛇を怖れて答弁を手控えたことが、
事件を長引かせる理由となった。
籠池夫婦のキャラクター、昭恵夫人バッシングという、
仕掛けた側も予想外の材料が
次々に飛び出して事を大きく見せていった。
ついには籠池の数々の詐欺と破綻が来る。
安部スキャンダルは嘘だったが、
森友=大阪役場スキャンダルは実在したのであった。

ところが、加計学園問題は更にひどい。
全編仕掛けと捏造で意図的に作り出された虚報である。
偶然の波乱含みだった森友の場合と違い、
今回は朝日新聞が明確に司令塔の役割を演じ、
全てを手の内に入れながら、確信をもって
誤報、虚報の山を築き続けてゆく。
何よりも驚くべきは、
前川喜平たった一人の証言で二カ月半、
加計問題を炎上させ続けたことだ。

森友騒動の時には、
当事者は地方局や大阪府の役人で、
財務省もこれを庇い、
真相を明らかにし難しい面があった。
だが、加計は違う。
国家戦略特区で許可した八田(はった)達夫、
原英史(えいじ)ら専門委員にせよ、
獣医学部招致の起案者である
前愛媛県知事加戸守行(かともりゆき)にせよ、
官邸から圧力をかけたと報道された
官房副長官萩生田(はぎうだ)光一にせよ、
取材を全く拒んでいない。
さらには、この問題で加計学園の認可に
強力に反対してきた日本獣医師会や
その背後にいる大物議員たちー石破茂、麻生太郎らー
の存在をきちんと報じなければ、
本当の構図はまるで見えてこない。

ところが、朝日新聞とそれに追随するマスコミは、
大騒ぎを演じた二カ月半、
これらの当事者に殆ど取材せず、
報道もしていない。
前川一人の証言だけで加計問題を報じ続けた。

(p163~165)


こうして、朝日新聞紙面が炎上をやめない間、
マスコミ各位は、息の詰まるようなその煙幕で満たされておりました。
そんなことを、もうすっかり忘れているだろう後世の人に対して、
いやさ、知らざあ言って聞かせやしょう。

浜の真砂と、朝日の炎上が、
記録に残せし盗人の、
種は尽きねえ七里ヶ浜、
その白波の夜働き・・・・。


ちなみに、この新刊は飛鳥新社で題は
「『森友・加計事件』朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪」。
この本の「はじめに」の前ページ真ん中に、

「無双の情報ギャング 朝日新聞に敬意を込めて捧ぐ」

五右衛門ファンにも、
朝日新聞ファンにも、敬意を込めて一読を。

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幼稚園の先生が

2017-10-30 | 前書・後書。
 
 ・・・
私自身のことを振り返ってみると、
人間なら「一人、二人」、犬なら「一匹、二匹」、
ゾウなら「一頭、二頭」、鳥なら「一羽、二羽」と、
生き物の種類や大きさによって数え方が違う
ということに気がついたのは、
幼稚園時代だったように思います。
どうしてそのことを覚えているかというと、
幼稚園の先生がこんな«なぞなぞ»をだして
くれたことがあったからです。

「ゾウはゾウでも、『一枚』のゾウ、なーんだ?」
「ぞうきん!」
「正解!ゾウはゾウでも、『一足』のゾウ、なーんだ?」
「・・・うーん、分かんない。」
「答えは«ぞうり»でした。」

動物のゾウさんは「一頭」 なのに、
同じ「ゾウ」が付くゾウキンは「一枚」、
足にはく«ぞうり»は「一足(いっそく)」。
何となく分かったような、
分からないような不思議な感じでした。
ゾウはゾウでも、数え方が違うとなぞなぞの
答えまで違うんだということが、
ぼんやりではありますが、頭の中に残りました。
 ・・・・


これは、
飯田朝子著「数え方でみがく日本語」(ちくまプリマー新書)
の「はじめに」に出てきます。
ちなみに、「おわりに」には、こんな箇所。

 ・・・
本文の中で、私は繰り返し日本語の数え方を何でも
「一つ」や「一個」にしてしまうことはとても
«もったいないこと»だと言いました。
これはたとえて言うなら、
せっかくいろいろなグラスがあるのに、
湯のみでジュースを飲んでいるようなものですよ、
と説明しましたが、この意味がよく
お分かり頂けたのではないかと思います。
 
 数え方というものは、
学校の国語の時間で特別に勉強することがありません。
ましてや算数や社会、理科の時間で習うこともありません。
ですが、数え方は日本語を話す人達が長い年月をかけて、
文化の中ではぐくんできたものです。・・・
数え方というしくみを上手に使うことによって、
日本語は想像していた以上に相手に
情報を伝える力を持つことができるのです。
そのためには、自分で意識して数え方を使って
いくことが何より大切です。
 ・・・・

はい。私は
前書きと後書きしか読んでおりません。
でも、詩を読んでいるような気分で
前書きと後書きとを読みました。
ですから、これだけで私は満腹(笑)。
いつか、本文を読めますように。
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気になる引用本

2017-10-29 | 道しるべ
鎌田浩毅著
「ラクして成果が上がる理系的仕事術」に
引用してある本が気になるのでリストアップ。

梅棹忠夫著「知的生産の技術」
渡部昇一著「知的生活の方法」
渡部昇一著「続知的生活の方法」
野口悠紀雄著「『超』文章法」
川喜多二郎著「発想法」
齋藤孝著「ストレス知らずの対話術」
鎌田浩毅著「成功術 時間の戦略」
齋藤孝著「会議革命」

などは、おなじみのラインアップ。
それにまじって、気になったのは

増谷文雄著「日本人の仏教」
林竹二著「若く美しくなったソクラテス」
北川忠彦著「世阿弥」
池波正太郎著「男のリズム」
河合隼雄著「無意識の構造」

など、私がリストアップした本は35冊。
それでも、私に興味のない本は無視しての冊数。

気になった5冊の本は、
迷わず、ネット古書店へ注文。
それが届きました。
といっても、未読(笑)。

はい。身近にあれば、それで満足。
あとは、忘れることにしています。
せめて、ブログに記載するばかり。


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10年

2017-10-27 | 道しるべ
鎌田浩毅著
「ラクして成果が上がる理系的仕事術」PHP新書を読む。

うん。東日本大震災のあとに、
鎌田さんの本に興味をもって、
何冊か読んだ中の一冊でした。
すっかり、忘れていた本です。
それも、2冊買ってありました。
再読は、何も線引きしていない、
もう1冊の方を最近読みました。
すっかり忘れていて初読みだと思っておりました。
あとで、本棚を整理してたら、
しっかり、線引きをして、付箋をはった
もう一冊がでてきたのでした。

その再読のなかから、この箇所を引用

「『コピーペースト法』を完全にマスターするには、
十年くらいの時間がかかるだろう。
積みあげたコピーペーストの総量が、
いずれそのままオリジナリティの深さを
決定するといっても過言ではないのだから。
小さくてもいいから、
個々のクリエイティブな仕事を積みあげ、
経験を十分に積んだうえで
さらにオリジナリティにも挑戦してみよう。」
(p184~185)


そういえば、このGOOブログへの書き込みが
いつのまに、10年を過ぎておりました(笑)。

うん。挑戦しなきゃ。
そんな気持ちで、この新書をひらいていました。
コメント (2)
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