夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

定年後の男性『家にいる時間』が多くなる中での心得、遅ればせながら年金生活の14年生の私は学び、微苦笑を重ねて・・。

2018-06-22 16:28:09 | ささやかな古稀からの思い

先程、長らく愛読しているネットの『ダイヤモンド・オンライン』を見ていたら、
『定年後「濡れ落ち葉」にならない人は 家にいる時間をこう過ごす』と見出しを見たりした。

何かしら定年後の男性が、『家にいる時間』が多くなる中で、どう充実させるかが、
良き夫婦になれる心得(こころえ)となり、覚束ない家事の掃除、洗濯、炊事、料理、そして会話など明記された内容で、
私は年金生活の14年生の身であるが、遅ればせながら学び、微苦笑を重ねてしまった・・。

この記事は、明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科教授の野田 稔さんの寄稿文であり、
『ダイヤモンド・オンライン』に2018年6月18日に配信され、無断であるが転載させて頂く。

《・・定年後「濡れ落ち葉」にならない人は 家にいる時間をこう過ごす

            

● 「濡れ落ち葉」って呼称、 知っていますか?

The 3rd Place(サードプレイス)。
スターバックス・コーヒーが自分たちのことを称してこう言います。

第三の場所です。
ちなみに第二の場所は職場。そして第一の場所は家庭だそうです。


定年ということは、何もしなければ、第二の場所を失うということです。
残るのは第一の場所と第三の場所。

まさか日がな一日、スタバに入り浸ることもできないでしょうから、
それまでに比べて、家にいる時間が格段と長くなるはずです。


定年後再雇用されたり、第二の職場を見つけたりすれば、それなりに出勤する場所は確保できますが、
それでも多くの場合、それまでに比べれば就業時間は短くなるでしょう。
家にいる時間は、どうしても長くなるわけです。

            

この「家にいる時間」をどう充実させるかが、実は定年後の一大課題なのです。

以前に、70歳過ぎの人たちの生活時間をヒアリング調査したことがあります。
正直、愕然としました。(略)


多くの男性にとって、一番やりやすい家事は、掃除です。
もちろん掃除にも、それぞれコツと奥さんが作り上げてきたその家の“デファクトスタンダード(標準的方法論)”が
ありますから、そこは学ばなければいけません。


何事につけてもそうですが、勝手にだまってやり始めるのは、よくありません。
ちゃんと奥さんに断って、必要な教えを請うて、やれるところから手伝う、分担するというのが筋です。

決してやっている自分に酔ってはいけませんし、ましてや自慢などしてはいけません。



掃除に加えて、片付けをし始めると、無用な言い合いを招くことがあります。
男性は一度始めると、例えば何をどこに置くのかということを、きっちりと決めたがる傾向があります。

手順もそうです。
ところが、そこはそれまで奥さんが仕切っていた領域ですし、
一般に女性の方が、その辺りは臨機応変(はっきり言うといい加減)なので、
自分が今さら勝手に決めたルールや置き場所などに固執するのは考え物です。

あくまでも「奥さんが主役で、自分は脇役だ」ということをわきまえてください。

            


残るカテゴリーが、洗濯と炊事・料理です。
どちらが簡単にできそうか質問すると、多くの男性は、洗濯のほうが簡単だと答えます。

そうでしょうか?
新しい洗濯機を使っていても、ただ洗濯ものを洗濯槽に入れて、洗剤を適量注げばいいというものではありません。


洗うものごとに、これには柔軟剤が必要だ、手洗いでなければいけない、
ソフト水流でなくてはいけない、ネットに入れるか入れないか、
などなど正直に言ってどうでもいいのではないか、
と思えるほどに細かな決まりごとがあるらしいのです。


特に女性の下着のことは、全く未知の世界です。
奥さんとはいえ、女性の気持ちは繊細です。

若くして家事をそれなりに分担している男性は、すでにその洗礼を受けていると思いますが、
55歳を過ぎて、これから家事を分担しようという男性は、その洗礼を受けていないでしょう。

洗い方だけではありません。
干し方や畳み方など、いちいち、指摘されます。


これはかなり難物です。
でも、法則がわかってくると男性特有の“構造化魂”が頭をもたげ、
結構面白くなってくる。不思議なものです。


とはいえ、掃除の次にチャレンジする家事としては、炊事・料理のほうがいいと思います。

            

● 朝ご飯の得点は、意外と高い!!  そしてパスタと中華で決める


料理の話をする前に、炊事全般について一言。

まずは生ごみに対する恐怖をなくすこと。
慣れていないと、これをどうにも触りたくないという男性がいますが、そこは慣れしかありません。

加えて洗い物。
男性の料理は段取りも悪く、途中で洗い物もしないから、調理後のキッチンが大変だとよく言われます。


            

● 家事をゲームと考えると 面白くなる


だからこそ趣味を持ち、また定年後も「働く」場が必要なのですが、今回はその話ではなく、
家にいる、その居方の話です。


まず大切なのが、家事を分担することです。

家事というのは無限にあって、大変な面もありますが、
やってみると意外に面白いし、想像力を働かせて、工夫をこらすべき場面も少なくありません。
やってみて、損はないことです。


「家事はゲーム」というイメージが大切です。
決して家事を“労働”と捉えてはいけません。

「労働」と言えるようになる、すなわち自分の活動がちゃんと家の中で
価値を生むようになるまでには、むしろ結構時間がかかるものだと考えてください。


最初のうちは「動けば動くほど、邪魔になる」ぐらいの感覚でいることが賢明です。
実際、たかが家事労働などとなめてかかると、かなり痛い目に遭うものです。


そうして、これをこれまで奥さんが1人で、やっていたのだということを知ることが大事なのです。

まずは洗い物や片付けを手伝うところから始めるのがいいと思います。
そうするうちに、少しは段取りがわかります。

これまで何もせずに座っていた人は特に、そこから始めましょう。
お膳を拭く。そして何を並べるか。どう手伝うと喜ばれるか。
そして食後の片付け、洗い物。そう、まずは下働きで、水仕事に慣れ、偏見を振り払います。


そして調理に挑みます。
ここでもやはり「洗い物を増やさない」を念頭に置いてください。

男性の調理には、食器や調理器具の無駄が多い。
例えば小皿をどんどん使って調味料を作って、それをボウルに入れて、
さらに混ぜるので、汚れた小皿が増える。

洗いながら使えば1枚で済む。
いや、最初からボウルに入れていけば、いいかもしれない。


この段取りというひと手間が、全体の効率をとてもよくします。

例えば中華料理は、調味料や食材を全部準備して、
並べておいてから、中華鍋一本で様々に調理をする。

だからまず、全体の工程表を頭に描いてから、望まなければいけないのです。
いちいち準備しながらやると、時間もかかるし、タイミングもズレるので、おいしくならない。

キッチンは汚れ、洗い物で溢れ、素材の無駄も出てしまう。
これを繰り返すと「もうやらなくていい!」となってしまいます。


しかし、男性も仕事では、これまで段取りを考えてやってきたはずです。
その気になれば、むしろ奥さんよりも段取りよく、こなすことができるようになるはずです。


第一段階を乗り越えれば、男性のほうが、実は調理には長けているとすら考えられます。
男性のほうが火加減が大胆で、ニンニクやトウガラシも大胆に投入し、腕力もある。
だから中華料理など、重たい鍋を振り続けなくてはいけないものは、特に得意なはずです。


若い男性で料理自慢になった人は、何か1品と決めて、まずその料理を得意になる人が多いようです。
中でも、パスタ自慢が多い。

やはりフライパンの振り加減が決め手になるので、男性に合った料理と言えます。
「パスタならお任せ」から始めて、麺類を制覇していく方法はお勧めです。

            

そして奥さんからありがたがられるのが、ズバリ朝ご飯です。
どうせ早く起きてしまうならば、基本の献立が決まっていて、
それでいて工夫のしがいもある朝ご飯を任せてもらう。

そして昼は、パスタを作る。
そうやってできる料理を増やしていくのがいいでしょう。

これは結構楽しい。
料理入門のための本は多いものですが、お勧めはNHKの『きょうの料理ビギナーズ』です。
とてもわかりやすいです。


            

● そもそも、まともに 会話していますか?


家事編をいろいろと語りましたが、一番重要なのは、会話です。
年老いた夫婦には、本当に会話がない。

ともに歩んできた長い人生の末で、同じ方向を向いているのであれば、
特に会話がなくても、素敵な関係なのだと思います。

しかし、向いている方向もバラバラだとすれば、それは単なる同居人以下です。


「同じ趣味を持て」とまでは言いません。
時には話題を提供してみては、いかがでしょうか。


まず大切なのは、話を聞くことだったはず。
あなたが忙しく働いていた間、奥さんは帰ってきたあなたと、
いろいろと話がしたかったはずだからです。

専業主婦であったら、なおさらです。
もし、それを生返事だけで適当にあしらってきたとするなら、そのしっぺ返しが老後の無言です。
だとすれば、今度はこちらから歩み寄りましょう。


こちらから話題を振るのは、少し照れくさいかもしれませんが、
やってみると、意外にできるものです。

ただし、振る話題については、工夫がいるかもしれません。
例えば流行っている本を読んでみて、面白ければ、それを勧めてみるなどはいかがでしょうか。
私もつい数年前にやってみました。


本屋大賞を受賞した『羊と鋼の森』という本を読んで感動したので、
「こんな本があってさあ、・・・ピアノの音がこぼれてくるようなんだ」と話題を振ってみたのです。

実は軽く受け流されるかと思ったのですが、意外にも興味を示してくれました。
「どんな話なの?」と尋ね返された時は、とても嬉しかったのを覚えています。
実にいい会話が生まれました。


自分から歩み寄ることで、人生はもっと豊かになるものです。
それは年老いてからだけの処方箋ではありませんし、夫婦だけのノウハウでもありませんが。・・》


注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
            

私は東京の調布市に住む年金生活の73歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。

そして雑木の多い小庭の中で、古ぼけた一軒屋に住み、
私たち夫婦はお互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごして、早や14年目となっている。

私は中小業の民間会社に35年近く奮闘して2004年(平成16年)の秋に定年退職となり、
多々の理由で年金生活を始めた。

そして私は年金生活を始めて当初、平素の我が家の買物を担当する、と自主宣言をした。
こうした関係で、私は家内から依頼された品を求めて、自動車も所有できない我が家として、
私は独りで歩いて最寄のスーパーか、ときには駅前のスーパー、専門店に行ったりしている
買物メール老ボーイの身となったりした。

そして帰宅後、買物の責務を終えた後は、
やはり独りで自宅から3キロ範囲にある遊歩道、小公園などを歩いたりし、
このようなことが午前中、ほぼ毎日のように過ごしている。

こうした根底には、定年前のサラリーマン時代の私は、数多くの人たちと同様に多忙で、
家内は我が家の専守防衛長官のような専業主婦であり、日常の洗濯、買物、料理、掃除などの家事で、
家内なりの日常ペースがあり、この合間に趣味などのささやかな時間で過ごしてきた。
         
そして定年後の年金生活を始めた私としては、このペースを崩すのは天敵と確信し、
せめて午前中だけは、私は外出している。

この後の昼食も、お互いに制約することなく、自由食としてきた。

            

午後から夜の大半は、随筆、ノンフィクション、現代史、総合月刊雑誌などの読書が多く、
或いは居間にある映画棚から、20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、
ときには音楽棚から、聴きたい曲を取りだして聴くこともある。

このような年金生活を過ごしているが、何かと身過ぎ世過ぎの日常であるので、
日々に感じたこと、思考したことなどあふれる思いを
心の発露の表現手段として、ブログの投稿文を綴ったりしている。
            
こうした中、家内は相変わらず専業主婦の延長戦のように料理、掃除、洗濯などをしてくれるので、
私はせめてと思いながら、家内が煎茶、コーヒーを飲みたい時を、
私は素早く察知して、日に6回ぐらい茶坊主の真似事もしている。

ときおり、私は家内のボディガード、お供そして荷物持ちで、3週間に一度ぐらい駅前で買物、
或いは年に3回ぐらい都心の新宿にある伊勢丹、小田急、京王などのデパートに買物、
そして庭の手入れ、家内との共通趣味の国内旅行を幾たびか重ねてきた。

こうした中、平素は私は家の掃除、洗濯、料理は家内を頼り、
せめてながら朝食、夕食の時は、料理のできた台所から食卓のある居間まで料理を運ぶ老ボーイ、
食事後は食卓から洗い場のある台所まで、素早く運ぶ老ボーイとなっている。

このような日常生活を過ごしているが、私は亡き母の遺伝を素直に受け継いで、
恥ずかしながら男の癖に、おしゃべりであり、家にいる時は家内に談笑を重ねている。


                         


私たち夫婦の両親は、今や家内の母だけとなり、遠方の地に一戸建てに住み、
私より14歳年配で87歳の身となっている。

過ぎし年、私が民間会社のサラリーマンの定年退職した2004年〈平成16年〉の秋の直前に主人に病死され、
我が家より2時間半を要する千葉県のある市で独り住まいの生活をされて、早や13年半となっている・・。            
     
これ以来、家内は季節が変わるたびに、独り住まいとなっている家内の母宅に、
季節の変わり目の支度で、6泊7日前後で行ったりしてきた。

やがて家内の母は、80歳過ぎた頃から膝(ひざ)を悪化して、まもなく杖(つえ)を突く身となって、        
こうした後、整形外科、内科、眼科に通院している中、膝(ひざ)と腰に激痛が感じ、
一昨年の5月より少し遠い大学病院で検査、そして入院、退院後の検査が加わりした後、
リハビリで近くの病院に行ったりして『要介護2』となってきた。

そして家内は付き添う為に、家内の母宅で駐在することが多くなってきた。

まもなく家内の妹が強力な援軍となり、家内と家内の妹が交互に、
家内の母宅に殆ど宿泊して、家内の母の食事、洗濯、掃除、或いは通院の付き添いなどしている。

そして昨年の5月より、家内の母はデイ・サービスに通った成果で、市の福祉課が再審査を得て、
『要介護2』から『要支援2』と回復して認定されたりした。
           
このように、家内は家内の妹と逐次連絡しあって、家内は独り住まいの家内の母宅に行っている時は、
私は我が家で『おひとりさま』の生活となっている。

              

こうした関係で、ときおり私は我が家で、独りぼっちの『おひとりさま』の生活を過ごし、
早や13年半を迎えている・・。

いつの日にか私たち夫婦も、どちらかが片割れとなる『おひとりさま』になる時が来るので、

私としては『おひとりさま』の特別演習かしら、と思いながら過ごす時もある。
    
こうした中、ときおり『おひとりさま』になる私は、勝手きままに過ごしたりしている。

恥ずかしながら、私のこの時節の『おひとりさま』の定例となった生活の実態を発露する。

              

朝、目覚めた後は、やがて台所にある調布市から配布されたカレンダーを見て、
『燃えるゴミ』、『ベットボトル』、『古紙・新聞』、『燃えないゴミ』などの指定日を確認して、
これに対応して、調布市から指定された道路に面した門扉に置いたりしている。

やがて朝食は、家内は炊き上げた十六穀米の入った白米のご飯を、
半合単位にラップに包んで、冷蔵庫の片隅に保存してくれているので、
私は電子レンジで温めて、頂いたりしている。

こうした中で、私の朝食の前菜は、
新タマネギと生ワカメとあえたりした常食をミッカンぽん酢とお醤油をかけて、
大きな皿に盛大に食べたりしている。

この後は、電子レンジで温めた十六穀米の入った白米のご飯、インスタントのワカメの味噌汁、
納豆、しらす干し、コブの佃煮、ラッキョの塩漬け、福神漬け、サバの味噌煮の缶詰としてきた。

この後は、我が家の最寄りのスーパーに行き、夕食用のお惣菜(総菜と同意語)売場で数品を選定したり、
野菜、果物売場で少し買い求めて帰宅することが多かった。

昼食はヨーグルトを箱の二分の一を食べた後は、アンパンをひとつを頂いたりした。
その後は、台所でかぼそい声で鼻歌を唄いながら、大皿、小皿、小鉢、茶碗、グラスなどが散乱していたので、
恥ずかしながら一日一回だけ、皿洗いの水遊びをした。

                           

午後の時間は、いつものようにブログの投稿文を送信した後、
私が愛読している御方のブログの投稿文を読ませて頂いたりし、
或いは本を読んだり、音楽が聴きたくなった時は、音楽棚からDVDを取り出して、
ライブ盤などはテレビを通して、視聴したりしてきた。

やがて夜の8時前後に入浴した後、家内が温めて食べられる料理を数多く準備してくれているのを、
夕食として食べたりしている。

そして健康の源(みなもと)は、程々の食物から形成されると学んだりしてきたので、
前菜として、ニンジンを千切りにして、電子レンジで少し温めて、
ゴマドレッシングに少しお醤油をかけて、食べている。

そして家内が4泊以上になる時は、家内が準備してくれた料理は品切れとなり、
私がスーパーのお惣菜(総菜と同意語)売場で買い求めた品を並べて、
食べているのが実態となっている。

こうした中で、話し相手がいない私は、ウィスキーを濃い水割りを数杯を呑みながら、
殆ど映画棚から、その日に観たい作品をテレビを通して、視聴したりしてきた。

              

洗濯に関しては、洗濯から乾燥できるまでの洗濯機に頼り、

せめて下着、タオル、パジャマぐらいはしょう、と当初は私は思ったした・・。

しかしながら家内より、着替えはたくさんあるでしょう、私が帰ってからします、
と強い口調で私は言われてしまい、助かるよぅ・・と私は即答したりしてしまった・・。

このような洗濯機の機能も知らずに、今日まで至っている軟弱な私となっている。

掃除に関しては、多少の埃(ほこり)がたまっても・・とグウダラな心情で、
二日に一回・・電気掃除機を曳いて、掃除したくらいである。


こうした中、私は平素は何かと家内と談笑したり、
ご近所の奥様、ご主人など明るく微笑みながら談笑したりしている。

そして私は、遊歩道、公園などを散策していると、見知らぬ男性、
女性グループの御方たちと、話しかけられたり、或いは話しかけたりして、談笑し、殆ど毎日過ごしている。

そして私は、ときおり『おひとりさま』になる時は、家内が留守の為か、
ご近所の奥様、ご主人などと長話になることが多くなったりしている。
       
このように私は手抜きの『おひとりさま』の生活
をしているが、
家内は料理、掃除、洗濯などの家事は優等生であり、私などはいつまでたっても初心者以下あり、
もとより落第生だよなぁ・・と微苦笑を重ねたりしている。
            
                                   
              

今回の記事に於いて、多々教示されて、私は独り微苦笑を重ねたりしている。

しかしながら、今回の記事に於いて、《・・70歳過ぎの人たちの生活時間をヒアリング調査・・
まず寝る時間が早い。
21時~22時には、寝てしまいます。
なぜなら、やることがないからです。

ところが平均睡眠時間が、意外と短い。5時間ほどです。
22時に寝ても、夜中の3時には、起きてしまう計算です。

さすがに、ここで起きてしまっても、家族が困ります。
だからそのまま寝床の中にいる。


やることがないので、NHKラジオ第一の「ラジオ深夜便」をイヤホンで聴く。
これが終わるのが朝5時なので、そこでやおら起き出すのです。

ラジオ体操などで少し身体を伸ばし、天気が良ければ、庭の草木花に水をやり、朝の散歩をする。
7時に朝食をとり、病院など、出かける用があれば出かけますが、
それでも午前中で、ほとんどやることがなくなってしまう。

昼食をとって午後になると、テレビにすがるようになります。


2015年の国民生活時間調査(NHK放送文化研究所)を見ても、
テレビの視聴時間は、全体としては減少傾向にあるものの、
70歳以上に限ると、平日で男性は5時間16分、日曜日は6時間17分と視聴時間が長い
(ちなみに女性は、平日5時間29分、日曜日は5時間48分)。


テレビだけが人生という構図が、まだ続いているわけです。

こうした年代の男性は、どのように呼ばれているかご存じでしょうか?
「粗大ごみ」、しかも燃えない「粗大不燃ごみ」。
それだけではありません。「ワシも族」、「濡れ落ち葉」とも。


テレビを観ながら、ゴロっと横になっている。

奥さんが買い物に行くと言い出すと、「わしも」と言って立ち上がる。
だから「ワシも族」。

そして奥さんの後をついて歩く姿が、足にまとわりつく落ち葉のようなので、「濡れ落ち葉」。・・》

こうした男性は、私の先代には存在していたかも知れないが、現代ではこうした男性は、
奥様より掃き捨てられる、と私は微苦笑したりしている。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする