夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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夫との力関係が大逆転!? 妻たちの8割が決めたこととは、高齢者の男性の私は学び、やがて微苦笑させられて・・。

2018-06-23 12:35:13 | ささやかな古稀からの思い

先程、ネットの【YAHOO! JAPAN】の中にある『ライフ』のニュースを見ている中、
【 夫との力関係が大逆転!?  妻たちの8割が決めたこととは 】と見出しがあった。 

私は今年の誕生日を迎えると74歳、家内は69歳となる高齢者夫婦であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかった為か、昨今の若い世代の御夫婦の実態に乏しく、
どういうことになっているのか、と好奇心ばかり強い私は、こっそりと記事を精読してしまった・・。

 この記事は、初めて知るネットの【大手小町(OTEKOMACHI)】の記事のひとつであり
2018年6月23日に配信され、無断であるが転載させて頂く。

 《・・亭主関白の夫が家庭内の主導権を握り、妻は夫の決定に従う・・・。
そんな昭和の時代の夫婦関係は、平成の30年間で大きく変化しています。

博報堂生活総合研究所のアンケート調査によると、
妻が決定権を持つ家庭が大幅に増えたことが、明らかになりました。

            

☆「妻に決定権」30年で3倍に

同研究所は1988年から10年おきに、家族に関するアンケート調査を実施しています。
4回目となる今年の調査は、2月上旬から3月中旬にかけ、
首都圏のサラリーマン世帯の夫婦630組(1260人、妻の年齢が20~59歳の夫婦が同居)を対象に実施されました。


それによると、総合的に見て、家庭での決定権が誰にあるのかを尋ねたところ、
「主に夫」と答えた人が38.7%で、30年前(1988年)の72.4%から大幅に減少した一方、
「主に妻」と回答した人は30.3%で、30年前(10.1%)の3倍になりました。

それでも、まだ夫が決定権を持つ家庭の方が多いのですが、
年代別に見ると、若い夫婦ほど妻に決定権があるようです。

「妻が30代以下の夫婦」では、「主に妻」と答えた人が36.0%で、
「主に夫」の33.3%を上回り、4回目の調査で、初めて男女が逆転しました。


☆共働き世帯の増加が要因?

調査では、家庭内で決めるべき具体的な事柄について、その決定権が誰にあるかも尋ねています。
このうち、「妻が働きに出ること」の決定権が「妻にある」と答えた人は、76.5%で過去最高となり、
「夫にある」と答えた人は、19.8%になりました。

30年前は「夫にある」(49.4%)が「妻にある」(44.3%)を上回っていました。
妻が仕事をするかどうかは、妻自身が決断できるようになってきたことがわかります。


また、「子どもを何人生むか」の決定権についても、
「夫にある」の20.5%に対して、「妻にある」が51.1%に上り、
30年前(「夫にある」38.5%、「妻にある」33.7%)から大きく様変わりしています。


こうした結果について、同研究所は
「1988年の時点では、専業主婦のいる世帯の数が、共働き世帯数を大きく上回っていたが、
現在は共働き世帯数が完全に逆転している。

妻が働くようになって、経済力を付けたことや、
働いている妻の事情も勘案しないと、決められない事柄が増えていることが、
妻が決定権を持つ家庭の増加につながっているのではないか」と分析しています。

            

☆理想も現実も「友達夫婦」が最多

このほか調査では、「理想の夫婦像」と「現実の夫婦像」についても質問しています。

「理想の夫婦像」は、夫・妻ともに「友達夫婦」(夫=64.9%、妻=79.5%)が最多で、
「亭主関白」(夫=17.8%、妻=6.8%)と
「カカア天下」(夫=17.3%、妻=13.5%)を大きく引き離しました。

「現実の夫婦像」でも、「友達夫婦」(夫=53.8%、妻=57.3%)が
「亭主関白」(夫=12.2%、妻=19.2%)と「カカア天下」(夫=34.0%、妻=23.3%)を上回りました。



30年前の調査では、「友達夫婦」を理想とした夫の割合は39.3%、
現実とした夫の割合は35.1%に過ぎず、30年間で著しい伸びを示しています。

これについて同研究所は、
「日本の社会が、女性の活躍を後押しする流れになってきて、
男性は『亭主関白は、時代遅れ』という意識を持ち始めている。

また、共稼ぎが増えて、妻のことを『共に家計を支える対等なパートナー』と見る夫が
増えていることも、『友達夫婦』増加の理由ではないか」としています。・・》
 

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
              
                     
私たち夫婦が結婚したのは1976年(昭和51年)の春であるが、
この当時は、日本の多くの人たちは一生懸命に働けば、年収も毎年増え、

そして家族全員で、明日に希望が持て、実感できた総中流社会であった。

こうした中で、私たち年代を含め多くの先輩、後輩の男性は、
一家の主(あるじ)、或いは夫として、もとより家計の責務で奮闘して働いていた。

そして妻の多くは後方支援となり、育児、料理、掃除、洗濯、交際など専業主婦として奮戦し、
昭和妻の責務を果たしてきた。
            
やがてバブルが終息し、そして平成元年(1989年)11月10日からベルリン市民に寄る『ベルリンの壁崩壊』した後、
まもなくソ連が崩壊し、世界の諸国の政治はもとより、外交・軍事・経済、やがて社会が一変した。

そして世界の経済が自由主義経済の一色となり、やがて日本は失われた15年で、
主要各国や躍進してきた中国などの労働力の安価の国際競争力に敗退し、
かっての高度成長の総中流社会の再現は、
見果てぬ夢となった。
          
そして殆どの日本の民間会社は、社員が一家を養(やしな)うだけの給与を支払う余裕もなく、低下してきた。

             

やがて私は確か8年前の頃、働いて下さる現役世代の男性の民間会社に勤めている正社員の人たちが、
平成9年( 1997年)の時点の頃から、年収が横ばいと知り、無力な私は悲嘆した・・。

私は何かと働いて下さる現役の諸兄諸姉に注視するのは、
もとより日本の社会保障制度の年金、医療、介護の基盤は、
高齢者が使う費用は、その時の現役世代が保険料や税で負担する財政方式(賦課方式)を取っているので、
働いて下さる現役世代の諸兄諸姉が、その時の高齢者を支えている現実からでもある。

周知の通り、失われた15年での中、政治は混迷、経済は低迷、そして社会も劣化した後、
ここ10数年は特に、たえず短期に成果を問われる勤務となっている。

そして大企業の正社員であっても、常時リストラ時代と称せられ、
多くの会社は正社員は6割、契約社員、アルバイトなどは4割、と知り、深く憂いたりしてきた。

このように私は漠然としながら、敗戦後から昨今まで感じ受け止めてきた・・。

             

この間、バブルが終息し、そして平成元年(1989年)を過ぎた頃から、          
殆どの日本の民間会社は、社員が一家を養(やしな)うだけの給与を支払う余裕もなく、低下し、
やむなくそれぞれの家庭の妻は、フルタイムのような共稼ぎが本格的に増えてきた・・。

こうした共稼ぎの時代を迎えると、妻は勤務に疲れても、育児も相変わらず妻の責務となり、
たとえ良き夫でも、妻がしている掃除、洗濯、料理、育児の助力の程度であり、
妻の発言が増すのは、当然の結果と私は微苦笑している。

             

私たち高齢夫婦でも、年金生活の中、妻は長らく専業主婦の体験者が多く、
少なくとも妻は掃除、洗濯、料理などの家事に関しても、家庭内の達人である。

私は年金生活を14年生であるが、やはり掃除、洗濯、料理などの家事の全般は家内に依頼して、
ときおり助力する程度である。

このような生活をしていると、何かしら決めることは、私は家内に従順となり、
私が現役サラリーマン時代と大きな変貌となり、独り美苦笑する時もある。

たとえば私たち夫婦の共通趣味は国内旅行であり、行きたい処の選定権は家内に優先権として、
日頃の感謝を浮かべて、そうだよねぇ・・と安易に私は妥協している。

そして何かと気弱な私は、家内の手の平に乗れば、何事も年金生活は安楽に過ごせる、
と微苦笑したりしている。

コメント (2)
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