このゆびと~まれ!

「日々の暮らしの中から感動や発見を伝えたい」

「不動心」を持てる人、持てない人

2016年06月02日 | 人生

仏教では昔から、「不動心が非常に大切である」とされてきました。なぜかといえば、人生の苦しみや迷いの大部分は、心が揺れていることに起因するからです。「揺れない心を、どのようにしてつくっていくか」ということが、仏教修行者たちのテーマでもあったのです。

 

不動心のある人には非常に安らぎがあります。また、力強さもあって、頼りがいがあります。

「どのような困難にも打ち勝っていく」という姿勢や、動じない信念といったものは、指導者としての器につながっていきます。

 

指導者の指導者たるゆえんは、少々の波風で心が揺れず、問題をドーンと跳ね返していく力を持っていることです。その根源にあるものは不動心です。

 

自分に自信があると言いつつも、ちょっとしたミスを責められるなど、何かのきっかけによって、がらがらと自信が崩れていく人は数多くいます。こうした人たちにとって大事なのは、本物の不動心をつかみ取ることです。

 

本物の不動心をつかみ取るために、どうしても必要なのは、「仏の子の自覚」です。これがないと、不動心といっても根の浅いものになってしまいます。

 

結局、心が揺るがないのは、「心の根の部分が仏につながっている」という自覚があるからです。

これがなければ、人生は波間に漂う木の葉のように、不安げに揺れるだけなのです。

 

この部分が不安定になって、「自分は運命に翻弄されている。自分は運命の川に浮かぶ木の葉のようなものだ」と思ってしまえば、どうしようもありません。こうした思いは、「他人や環境が自分を害する」「自分には悲劇的な将来が待っている」といった悲劇的な考え方になっていきます。

 

こうした暗示にかかって不幸な人生を選び取っていくか、それとも、力強く積極的な人生を選び取っていくかは、「自分をどのように思うか」ということにかかっているのです。

 

「心の根の部分が仏とつながっている」(仏法真理) 

 

---owari---

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« メガロポリス東京の知られざ... | トップ | 日本産果物の実力 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

人生」カテゴリの最新記事