このゆびと~まれ!

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理想と現実の間にギャップがある場合の心の持ち方

2022年06月01日 | 人生
(一年前、二年前、三年前と区切って、今と比較してみる)
自分が掲げる理想と、現実に自分が手に入れている実績との間に“ギャップ”があり、その部分が不満感になっている場合があります。これを解決する即効薬みたいなものは、実際にはないんですね。

そこで、私はいつもやっているのですが、「ああ、自分はもう一丁だな。まだまだだな。なかなか思ったとおりにいかないな」と思うことがあると、一年前、二年前、三年前というかたちで、一年ずつ輪切りに切って、比較して見ているのです。

「今年の正月はもう一丁かな」と思っても、「去年の正月はどうだったかな」と思って、そのときの自分の考え方と境遇を今と比べてみる。「二年前の正月だったら、どうだったかな。三年前はどうだったかな」と比べてみる。

輪切りにして一年ごとに切ってみると、「どの正月よりも、やはりいい正月だ」と、こういうふうになってくるわけなのです。

「ああ、現状ではちょっと不本意だな」と思っても、一年ごとぐらいで切ってみて、確かにいろいろな面で前進していますと、「やはり、これはよくなっているのだ」ということを確認できますので、「来年の正月は、もっといい正月にしてみるしかないな」と、こういうふうに考えることにしているのです。

“ギャップ”に悩まれている人は、「なかなか力強い自分ができない」と思っておられるかもしれないけれども、それは、やはり才能のある人特有の悩みであって、それには自慢としか聞こえない部分もあるんですね。

ですから、あまり焦(あせ)らないで、一年ごとぐらいに区切って、去年の今ごろより今年の今のほうが勉強でも何でも進んでいたら、「よし」と見て、「来年の今ごろには、今年よりもっといいところまで実績をつくっておくぞ」と思えば、やはり、その分だけ力強く前進しているのではないでしょうか。

---owari---
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