悪魔が嫌う人とは、どのような人であるかというと、
第一に、正直な人、嘘をつかない人です。
正直で嘘をつかずに生きている人は、ちょうど、
よく磨いた鏡のようなものです。
悪魔は、そういう人の近くに寄っていくと、
その鏡の表面に、自分の醜い姿が映るので、
とても嫌な感じがするだけです。
もし、嘘をついたり、自分を騙したり、
人を騙したりするような生き方をしたときには、
その都度、丁寧に反省することです。
それは丁度、曇った鏡を磨く行為に当たります。
悪魔の嫌がる二番目を挙げましょう。
悪魔は、勤勉な人が嫌いです。
真面目に努力する人、人が見ていようと見ていまいと、
コツコツと努力する人、そういう人が嫌いなのです。
勤勉な人は、仏神から頂いた自分の一生を大事にしよう、としている人でもあるわけです。
悪魔たちは、できればグズグズし、ダラダラし、能率を下げたい。
大事なことをしないで逃げたい、大事なことを避けたい、
怠けたい、という気持ちに満ちています。
これが悪魔の性であるわけです。
三番目は何かというと、明るく積極的な考え方をする人、
どのような苦難や困難のなかにおいても、自分の可能性を見つけ出そうとする人です。
そういう心の傾向性を持つ人、常にそういう考え方をする人を、悪魔は嫌います。
悪魔は暗くてジメジメした人が好きなのです。
悲観的で、自分は駄目なのだ、自分の前途は真っ暗で、
自分には、もう可能性はないのだと、愚痴を言う人と仲間になりたいのです。
しかし、どんなに苦しくとも、そのなかから可能性を見いだして、
明るく、積極的に生きようとしている人が、
悪魔にとっては非常に付き合いにくい人なのです。
---owari---
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