(第七章 家族と家庭の鏡 ④)
あなたが子供時代に受けた心の傷は、あなた自身によって癒していけます。そのひとつの方法として、親を反面教師として受け取るのです。もし親が完璧だったなら、あなたはあまり成長できなかったことでしょう。親があなたから見て不完全であるからこそ、親を超えていこうという意欲がもてたのです。
そして不完全な親を通して、あなたは自分らしさに目覚め、賢くなってきたのです。人それぞれ選んできた運命のコースが違いますから、もちろんいろいろなケースがあるでしょう。しかし、多くの場合、問題のある親の元で育った人ほど、今回の人生では多くの成長と達成の機会に恵まれているようです。
さて、どんなに好きになれない両親であっても、必ずひとつかふたつは、愛を感じるところや、あなたが感謝しているところがあるはずです。その部分に焦点を当てることは、これまであなたが苦しんできたことを癒す手助けとなるでしょう。
子供のころ、親と一緒に楽しんだことを思い出しましょう。意識の中で、あなたの記憶をたどって、家族での心温まるひと時にフォーカスしてください。思い出には、現在のあなたを癒す力があります。あなたの心の傷が親からのものであっても、親がくれた優しさを思い出すことによって、あなたは癒されるのです。
(平池来耶(ひらいけらや)著書「『運命の鏡』スピリチュアル・マスターが伝える魔法のメッセージ」から転載)
---owari---
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