高齢者の医療の問題に関しては、なるべく早めに、健康づくりのための運動や食生活の摂生を心掛け、自衛できるものは自衛していくことが大事です。十年前から準備していれば、病気は減らすことができるので、できるだけ自衛していくべきです。
ただし、高齢への不安と、若い人の「これから重税感が来る」という不安は、一定程度はあってもよいと思います。なぜかというと、それによって、当然、「家庭問題を見直してみようか」という考えが出てくるからです。
ときどき、「孤独死をした老人」のことが報道されますが、そういうものはきちんと報道されたらよいのです。
そうしたら、「家庭をもう少ししっかり護ろうかな」という気持ちも起きてきます。親にとっては、「子育てをして、いい子供をつくろう」という気持ちも起きてきますし、子供に、「親孝行をしたい」という気持ちが起こるようなものが何か欲しくなってくるのです。
それは非常に健全な社会なのです。
最終的には、やはり、身内などに頼らなくてはいけないのです。「身内を捨てろ」というようなことを教える宗教学者もいますが、それは人間として“最後の部分”です。そういうこともあろうかとは思いますが、老後に不安があったりしたら、やはり、「きちんと家庭生活をつくり、子供を増やしていこう」と考える人が増えてきます。これは当然の流れなのです。
それは、おそらく、よい方向に来ると思います。
---owari---
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