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「年金制度はもたない」と思って老後の設計を

2017年11月01日 | 政治・経済

今の日本では、老齢人口が増えています。

今後、「シルバー民主主義」といって、高齢者たちが選挙民として増えてきます。

 

高齢者の場合、投票率が高く、だいたい六十数パーセントの人が投票します。一方、若者は三十数パーセントしか投票しません。二倍ぐらい違うわけです。そうすると、政治家としては「年を取った方の票を集めたい」という気持ちになるのです。それは分かります。

 

ただ、そのためにどうするかというと、「バラ色の老後を送れる。そういう年金がもらえる」というようなことを言って回るわけです。それは嘘なのですが、とりあえず自分の任期を全うできればよいわけなので、そういうことを約束して回るわけです。

 

ところがどっこい、先行きはどうかというと、年金は絶対にもらえなくなっていきます。

今、日本人の平均寿命は、男性が八十歳ぐらい、女性が八十六、七歳ぐらいであり、平均したら八十三歳ぐらいなのですが、「二十一世紀中には、だいたい百歳近くまで寿命が延びる」と言われているので、年金制度は絶対にもちません。

 

したがって、「年金はもう、もらえないものだ」と思って、老後の設計にかからないといけないのです。それではどうすればよいのでしょうか。

 

一つには、やはり、「年を取ってもできる仕事」をつくり出していくことです。「年を取ってもできる仕事」とは何かと言うと、結局、「難しい機械をそれほど使わなくてもできる仕事」です。

 

コンピュータ化をどんどん進められたら、若い人にはよいかもしれませんが、これには“年寄り追い出し効果”があるので、「コンピュータを使わなくてもよい仕事」を、努力して、もう少しつくらなくてはいけません。コンピュータ会社の宣伝ばかりを載せられては相成らんわけです。

 

会社において、「コンピュータなどの機械類を使えないかぎり、採用しません」というようなことだと、再就職の機会が非常に失われるので、この点を考えなくてはいけないのです。

 

---owari---

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