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結婚が仕事にもたらす変化について(後編)

2021年12月23日 | 人体
(女性は「男には成長の幅がある」ことを知るべき)
女性に言わなければいけないと思うことは、「男には成長の幅がある」ということを、もうちょっと知らなければいけない。

若いころを見たら頼りなく見える人はいっぱいいるし、イケメンでもなく、大した秀才にも見えず、外見もパッとしないタイプの男はいっぱいいますけれども、そういう男でも、四十歳、五十歳になると立派になっていく人は、いっぱいいるんです。

逆に言えば、実際に四十歳、五十歳で立派になった男性って、遡(さかのぼ)って二十代を見たら、そんなに大したことはないというか、外から見て、そんなに偉くなるようなタイプには見えない人が多いんですね。

この“男の伸びしろ”みたいなものが見える人は、やはり、男性から見れば観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)みたいな女性ですので、そういう人と結婚したことにより、結果的に「あげまん」になります。そういう人は、あげまんになっていくので、伸びしろのところを見てくれる人がいればありがたいと思いますね。

現在ただいま、マックスで評価して、“量(はか)り売り”しているような感じの女性、現金な女性だと、ちょっと厳しいかなと思います。だから、「自分の伸びしろをどの程度見ているか」ということですね。

それから、女性のほうも、「現在ただいま、女性として、この人はこのくらいの値打ちのものだ」と思っているかもしれないですけど、変わってくることがあります。

「どういうふうに変化の余地があるかどうか」を見てあげられる男性がいて、現在ただいまは満足していなくても、自分の未来をもうちょっと高めてくれる男性であるならば、女性は、「自分自身の力では限界があるけれども、この人と一緒になったら、自分がもうちょっと高められる人になるんだな」と思えば、客観的に見てちょっと物足りないかなと思う男性でも、結婚していい場合はあるだろうなと思うのです。

(お互いに高め合えると、天国的な関係が出来上がる)
それぞれ、「男の値打ち」「女の値打ち」というのもあると思いますが、それ以外のものとして、何て言うか、「相手を高めることができる能力」というものも、なかなかこの世的には判定しにくいものです。写真を見た顔のよさとか、身長とか、学歴とか、職業とか、収入とかだけでは分からない部分だろうと思うんですね。

まあ、そういうふうに、相手を高めてくれる、お互いに高め合える関係になると天国的な関係が出来上がりますので、一方的に片方が自慢して、片方が自己卑下(ひげ)になるような関係は、望ましいとは言えないというふうに思いますね。そのへんの選び方は、十分注意なされたらいいかと思います。

---owari---
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