今日も国際関係アナリスト・北野 幸伯さんのメルマガからお伝えします。
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全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは! 北野です。(2018.11.28)
大国が核兵器を大量に保有している時代。
戦争の形態は、「戦闘」から、
・情報戦
・外交戦
・経済戦
などに中心が移っています。
日本は、情報戦も外交戦も弱いのですね。
それで日中戦争がはじまった1937年、
中国は、アメリカ、イギリス、ソ連から支援を受けて戦っていた。
なぜ、アメリカ、イギリス、ソ連は中国側についたのか?
日本が、情報戦、外交戦で弱かったからです。
この戦争は事実上、
日本 対 中国、アメリカ、イギリス、ソ連の戦争だった。
こんなもん勝てるはずがありません。
今回は、特に情報戦の話。
日本は、なぜ情報戦に弱いのでしょうか?
文化なのでしょうか?
日本人は、ウソをつくことは「悪いこと」だと教わります。
そして、ウソをつく人は信用を失います。
しかし、中国人が信仰する孫子は、
「戦は詭道(ウソ)なり」ですから、ウソをつくことが奨励される。
いってみれば、むこう、特に指導層は、「ウソのプロ」です。
日本は、「素人」ですから、勝てなくて当たり前。
▼日本人も情報戦の方法を学ぶべき理由
1930年代、中国は、「田中メモリアル」というプロパガンダを大々的に展開しました。
「田中メモリアル」とは、なんと日本の「世界征服計画」のこと。
もちろんそんなものは存在せず、中国が勝手につくったのです。
その(世界征服計画)の骨子は、
・中国を支配したければ、満蒙を支配しなければならない
・世界を支配したければ、中国を支配しなければならない
つまり、中国は、
「日本は、まず満州を支配し、次に中国を支配し、さらに全世界を支配する計画なのだ!」
と主張した。
そして、驚くべきことに、中国の主張を信じた国がたくさんあったのです。
ロシアのインテリ友に、「田中メモリアルって知ってる?」と聞きました。
すると彼は、「もちろん知ってるよ。日本の世界征服計画だろ?」と答えた。
私は、「それって、実は『偽書』だって知ってた?日本語版は存在してないよ」といった。
彼は驚いて、「え?ウソなの?大学でホントだと習ったよ!」。
中国のウソは、今も日本を呪縛しているのです。
恐るべき中国のプロパガンダ!
今も同じですね。
中国、韓国は、1年365日、休むことなく反日プロパガンダを展開しています。
放置してはいけない。
しかし、善良な日本人は、「どうしたらいいのか?」もわからないのですね。
どうすればいいのでしょうか?
ここに一冊の本があります。
●日本よ、情報戦はこう戦え!
(詳細は→ https://amzn.to/2mWOIOP )
著者の山岡鉄秀先生は、
オーストラリアの慰安婦像設置を阻止したことで知られています。
先日お会いする機会があったのですが、とんでもなく頭の切れる方で、
まさに「歩く情報戦」といった感じでした。
山岡先生に日本の情報戦を率いていただければ、中韓と対等以上に渡りあえると思います。
しかし、日本政府や山岡先生頼りというのもよくないでしょうから、
私たち自身も情報戦について学びましょう。
実戦体験をベースに書かれたこの本は、本当に全日本国民必読です。
●日本よ、情報戦はこう戦え!
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---owari---
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