国際派日本人にお勧めの英語勉強法

メルマガ『国際派日本人養成講座』編集長・伊勢雅臣氏がお勧めする年代別の英語勉強法は、次のようになります。

・小学校まで：幼児に英語を教えるのは百害あって一利なしであるから、まずは国語をきちんと教えて、言語能力、論理的思考能力を鍛えます。英語塾に通わせるよりも、『論語』の素読や日本語の名文を暗唱する塾に入れて日本人としての背骨を鍛えるべきです。

・学生時代：中学、高校では文法中心の英語をしっかり勉強します。英文法と知的に格闘することで、国語の力も磨かれます。大学に入って、将来、英語が必要な数％になる志があるなら、その文法力の上で、英米人の英語ではなく国際コミュニケーション用の英語「*イングリック」を学びましょう。

・社会人：英語を勉強する暇があったら、自分の専門分野の勉強をするか、日本の古典や歴史を学びましょう。もし、本当に英語が必要な数％となったら、現地で泥縄の勉強をすればいいでしょう。

これによって、専門能力と日本人としての「根っこ」を持って、国際的な舞台でも流暢（りゅうちょう）ではなくても論理的な英語できちんと自己主張ができる国際派日本人になれるでしょう。

＊イングリック（Englic）とは、英語国民だけが独占的に使っている英語ではなくて、使用者の母国語の影響と、その個性が溢れだした、英語にして英語に非ざる言語のことです。

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