(第七章 家族と家庭の鏡 ②)
子供にとって小学校に上がるまでの期間は、親や養育者と一体となって、親からの愛情をそれこそスポンジのように吸収して、それに合わせて自分を確立していく時期です。
そしてその中でも、親から褒められたことや親から喜ばれたこと、親が楽しんでいることは無意識に良いことと捉え、その良いことを自分もしていこうと思います。
特に親から褒められたことは、現在のあなたの能力面と大きく関係しています。あなたにとっては些細なことでも、親や養育者の喜んだ顔が、今のあなたの得意なことの土台になっているのです。
また、大人になってからの人間関係は、子供時代の再現です。あなたが愛情深い親の元で育ったのなら、世の中や周囲の人は自分の思いを満たしてくれるというふうに、物事を楽天的、肯定的に考えていることでしょう。
反対にあなたが親からあまりかまってもらえなかったのなら、自分らしく表現していくことに困難さを感じたり、人を信用することが難しかったりするかもしれません。しかし、あなたには、独立心と慎重さが身についていることでしょう。
私たちは、親や養育者からたくさんの恩恵を受けています。その恩恵に気づくことは、自分を知ることであり、自分の素晴らしさを活かしていくことなのです。
(平池来耶(ひらいけらや)著書「『運命の鏡』スピリチュアル・マスターが伝える魔法のメッセージ」から転載)
---owari---
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