子どもを育てるのは大変だ。
子どもは親の思うとおりにならない。
親が忙しいときに限って、病気をしたり、勉強してほしいときには、遊びたがる。
親子で遊ぼうとすると友達との約束があるという。
夫婦仲が危ないときには喧嘩を始め、職業に不安があるときには、学校でトラブルを起こす。
ああ、少子化もむべなるかな、という気もする。
だが考えて見れば、自分も子供時代、そのようであったのだ。
兄弟姉妹の競争は、実社会の始まりでもある。
子どもはとにかく嫉妬する。
上の子が下の子に嫉妬し、下の子が上の子に嫉妬する。
子どもはとにかく欲しがるのだ。
親から奪い取れる量を自分への愛情と考え、兄弟間の公平分配に異を唱える。
ある子は親の気を引くことに勝利し、
別の子は泣いたり、反抗したりして、親を困らせて、その愛を独占しようとする。
互いに協力し合い、一家で団結することを教え、嫉妬の焼き方の調整が、
大人になる道だと諭しなさい。
---owari---
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