今日の政治について見てみると、一つ言えることがあります。
今の国家は地方自治体も含めて約1100兆円の債務がありますが、これは「国民の借金」ではなく、「国民からの借金」が1100兆円あって、政府と地方自治体を運営していることを意味しています。これはすごい数字でしょう。
現在、国会議員の定数は、衆議院が465人、参議院が242人、合わせて707人ですが、債務が1100兆円であれば、「国会議員1人当たり1.5兆円程度の借金をこしらえている」と見てもよいのではないかと思います。
すなわち、長く政治家をしている人は、国民に対して1人当たり1.5兆円の借金をして、当選を重ねていると見ることもできるのではないでしょうか。
結局、「バラマキ」とよく言われるように、「権兵衛が種まきゃ・・・・・」ではありませんが、それで「実が育つ」分にはよいとしても、実際には、単なる人気取りや目先の利益のために行われていて、国のためになっていないものに“まかれたもの”が多かったということだと思うのです。
その一方で、例えば、「国防」のためにお金を使うことなどは、一見すれば、1円も儲からないように見えるかもしれません。しかし、現実はそうではなく、国防がしっかりしていないところでは自由貿易も自由にできないところがあるわけです。
すなわち、国防がしっかりしている国であれば、外国とも対等の交渉ができますが、防衛力がなかったら、軍隊を持っている外国と交渉する際に、自由貿易ができなくなることを意味しています。それは、相手が恫喝してきたら、呑まざるをえなくなるからです。そのような、非常に怖いことになるでしょう。
したがって、「国防」は国富を生んでいないかといえば、そんなことはなく、実は、自由貿易を守り、国民の生命・財産を守るためには非常に必要なものであって、決して無駄ではないということなのです。そのことを忘れてはいけないと思います。
自衛隊なども、災害救助隊として、台風などのときに洪水のなかを行くといったことだけが仕事ではないのです。
もちろん、そういう仕事も大切なことではあるし、有事以外のときにはそういうものが訓練になる面もあるでしょうが、実際には、やはり、外国からの侵略等を用心しなければなりません。これも、国民や財産を守っていることになるわけです。
結局、これは、宝飾店等にガードマンが立っているようなものであり、そういう人がいなければ、たちまち、一億、二億と強盗されることにもなりかねません。そういった意味では、必要なことであるのです。
また、金融財産等が守られない国であれば、外国資本も入ってきにくいところがあります。
日本においては、東京のようなところであっても、いまだにユダヤ資本等が本格的に入ってこないのは、そのためでしょう。ユダヤ資本が入ってこない理由は、やはり、国防力が弱いからなのです。
現状の日本では、万一、外国からの攻撃を受けたりしたときに、財産を保全することができません。彼らも、そういうところにはお金を置きたくないでしょうし、そこで大きな仕事はしたくないはずです。そのようなわけで、日本にはユダヤ資本があまり入ってこないわけです。
つまり、国のなかにユダヤ資本が入っているかどうかを見たときに、彼らが入ってきているようであれば、「安心な国」であるということも分かるので、そういったところをよく見極めておかなければならないと思います。
---owari---
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