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「一日二十四時間を、どう使うか」➁

2019年05月28日 | 人生
(「男頭脳」と「女頭脳」の長所を仕事に生かす)
お勧めしたいことの二つ目は、「同時並行処理の訓練をする」ということです。これができなければ、多くの仕事をすることはできません。

一般的に、男性の頭脳というものは、一つのことを長く深くやっていく癖(くせ)があると言われています。

例えば、エジプトのピラミッドをつくるプロジェクトのような場合がそうです。「ピラミッドを一つつくったら、次のピラミッドに取りかかる」「スフィンクスをつくったら、次にピラミッドをつくる」というやり方です。

そのように、男性は、基本的に、一つのことを長期的にやろうとする傾向(けいこう)があります。そういう頭脳のタイプを「男頭脳(おとこずのう)」と呼ぶことがあります。

女性であっても、高学歴の人は、ほとんどの場合、そういう男頭脳になっています。高学歴で、男性と対等に太刀(たち)打ちできるような女性の場合には、男頭脳になっていることが多いのです。

専門的で難しい仕事を達成するためには、継続して一つのことに集中しなければいけないので、この男頭脳も大事なのですが、それだけでは、残念ながら、「ある程度、優秀(ゆうしゅう)な人」というレベルまでしか行けません。この頭脳は、仕事をする上では当たり前のものだからです。

この男頭脳とは別に、もう一つ、「女頭脳(おんなずのう)」と呼ばれる頭脳のタイプがあります。女頭脳とは、いろいろなことが同時にできる頭脳であり、女性は、生まれつき、この女頭脳を持っていると言われています。

なぜかというと、女性には、家庭のなかで子供をたくさん持っていた時代が歴史的に長かったからです。

家のなかに子供が三人、四人、五人とたくさんいたら、あちこちで、走り回ったり、事件を起こしたりします。食事の用意をしているときにも、子供がどこかで転んだり、泣いたり、笑ったり、いたずらをしたりします。

そのため、女性は、いつも、いろいろなことに同時に目を配っています。“同時多発型”の事件に対応できるように、常に神経を尖(とが)らせているのが女性なのです。

そのように、女性には、もともと、いろいろなことが同時にできる人が多いのです。
ただ、女性であっても、高学歴の人や理数系の学問を深く勉強した人の場合には、この能力が消えていき、男頭脳になります。しかし、それ以外の一般的な女性は、基本的に、同時多発型のことに対応できる能力を、生まれつき持っています。

もっとも、その能力は、身の周りや日常生活のことには適用しやすいのですが、会社の仕事などにおいて、いろいろな仕事を同時多発型で完成させることには、残念ながら、難しい面があります。これは、そう簡単にはできないことです。

若い人が、これから未来を切り拓(ひら)いていくためには、この男頭脳と女頭脳に備わる二つの能力を身につけ、それぞれの長所を生かしていくことが大切です。

---owari---
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1 コメント

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こちらでも! (ゆり)
2019-05-28 17:39:40
こんにちは(*^^*)

わたくしのほうにブログコメント有難うございました。

>日本の素晴らしさを日々の生活の中から感動と発見を感じて、発信したい。

そこに感銘を受けました。
今日は悲しい事件が起きてしまいましたが今後も記事を楽しみにしてまいります。

さて頭脳・・・
楽しく読ませていただきました。
私の場合、もともと、いろいろなことが同時にできる人が多いという女性能力は大家族へきて鍛えられた気もします(*^^*)
より女性になった?のかも(*^^*)

こんな私ですがこれからもどうぞよろしくお願いいたします。
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