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「一日二十四時間を、どう使うか」③

2019年05月29日 | 人生
(複眼を持ち、「同時並行型」で仕事を進めていく)
男頭脳的に、何か一つのことに深く取り組んで、それを完成させていくような考え方を持ちながらも、単眼にならずに、トンボのような複眼を持つことが大事です。周りが全部見えるような複眼を持ち、いろいろな仕事を進めていく力を持つ必要があるのです。

その複眼の仕事は、同時に始めたものでも、進捗(しんちょく)に時間差があるものでもよいと思います。「あるものは先に進み、次のものは半(なか)ばまで進み、その次のものは始めたばかりである」というように、幾(いく)つかの仕事があると思いますが、そのように、何本かを同時に走らせるような仕事の仕方ができなければ、多くの仕事を成(な)し遂(と)げることは、ほぼ不可能です。

したがって、男頭脳と女頭脳の両方のよい面を意識しながら、仕事をすることができなければいけないのです。

ちなみに、「ジェット戦闘機(せんとうき)のパイロットには、同時並行処理の能力が必要だ」と言われています。

戦闘機の空中戦では、空の全方位から敵が攻(せ)めてくる可能性があり、前や後ろや横など、どこから敵が来るか分かりません。そのため、意外なことに、あまり集中力が高くて一点ばかりを見るようなタイプの人は、戦闘機のパイロットに向いていないのだそうです。

適度に気が散るタイプで、「上下左右、どこから敵が来ても、いつでも対応できる」という、“ちゃらんぽらん”な性格でなければ駄目(だめ)らしいのです。前ばかりを見ているような人は、一発で撃(う)ち落されてしまうので、どこから攻撃(こうげき)を受けても、サッと対応できる人であることが必要だということです。

そして、戦闘機のパイロットには、総合的な判断をすることが求められているので、彼らは、単なる兵士ではなく、実は、立派な幹部候補生なのです。

そういう点を見ても、やはり、仕事で成功するためには、「同時多発型の対処や同時並行型の仕事ができるようになろう」と思い、その努力をすることが大事だと言えます。

鉄道で言えば、田舎(いなか)のほうでは単線がよくありますが、都会では何本もの線路の上を列車が走っています。そのように、同時並行型で列車が走っていくような目を持つ必要があるのです。

---owari---
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